Spring Flowers Gallery
2006

カタクリ

カタクリの花は可憐で絵になりやすいので、一見撮影は簡単なようですが、実は難しいですね。撮り尽くされた被写体ゆえに作品の典型的なパターンが決まっていて、そこからなかなか脱皮が出来ない気がします。
2006年に久しぶりに撮影しましたが、やはりどれもありきたりに見えてきて、作品選定にかなり迷いました。そこでKENらしからぬ方法ですが、一つのストーリニーまとめて見ました(笑)。逆に言えば、単品写真で満足できるものが無いという事でもあります(^^;

撮影には究極のローアングル撮影を実現するビーンズバッグマンフロットのテーブルポッド、そしてアングルファインダーを使っています。カタクリの花はフィルム上では意外と白っぽく写りますので(実際色と人間の記憶色の違いです)、偏光フィルターの使用が一般的ですが、私は代わりにフィルムにフォルティアを使っています。
 

1. ひとり.... 2. そしてまたひとりが.... 3. 集まって賑やかに楽しく
4. でも一人だけがやっぱり気になり 5. 心がすれ違って 6. しかし最後にはとけあう
7. これは番外編。カタクリは通常花びらが6枚ですが、この花は8枚です。地主の方に「カメラ持ってんならこれ撮りなよ」と呼び止められて撮影しました。