前回のつぶやきで書いた星野撮影(固定撮影)の結果をお見せしましょう。前回にも書きましたが、無謀にも事前準備を何もせずに撮影に臨みましたので、ここでお見せする写真は天体撮影、星野撮影をしたことのある人から見れば笑ってしまうような写真達です。ま、笑い飛ばしながらご覧下さい(^_^;
一枚目は私が獅子座と勘違いしたおおいぬ座です。一番明るい星がシリウスです。画面左下に大きな吊り橋とその街灯、そして木立を取り入れてアクセントとしています。露出はISO100でF5.6で10分。EOSがはじき出した露出値のままです。星を基準にすればあと1〜2段ぐらいオーバー目でも良かったかも知れません。EOSの露出計は夜景を夜景として再現するようで、低照度の場合はアンダー目にセットされるようです。
二枚目は北極星付近の空です。画面左側、山の稜線近くにカシオペアが見えます。北斗七星は画面右上の外にあり、一部分しか見えません。
三枚目は皆さん御存知のオリオン座です。三ツ星の左下に、肉眼では色までは見えないオリオン大星雲が赤く写っています。画面右の三つのコブ上に盛り上がった木立の左上に牡牛座があります。シンボルである一等星アルデバランと有名な「すばる」に加えて、非常に明るい木星と土星が写り込んで賑やかな星空写真になっています。一番明るい星が木星。その左がアルデバラン、木星のほぼ真下やや右の木立にかかっている星が土星、その右上、木星と二等辺三角形を作るような位置にある、ぼやっとした光がM45プレヤデス星団こと「すばる」です。
以上三枚の露出条件ですが、月は半月を僅かに過ぎた(満月寄りの)状態で、ほぼ天頂ありました。もし満月の夜ならば同じ露出条件で大地は+1EVぐらいオーバーに写る筈です。
四枚目は薄明の始まった東の空です。右上に十字架に見える四つの星がからす座です。画面ほぼ中央で明るく輝いている星が乙女座のスピカ。その左下地平線近くで薄明に負けずに明るく輝いている星が、肉眼で点状に見える星としては最も明るい水星です。スピカのほぼ真上、画面ギリギリの所に赤く輝いている星が火星、画面左上隅で明るく輝いている星がうしかい座のアークトゥルスです。
初めて撮影した写真と撮影データを見ながら、手持ちの天文雑誌を紐解いてみました。フォトコンテスト入選作品の中から地上の景色を含めて固定撮影している作品のデータを見ると、ISO400、F5.6、10分かそれに相当する露出値を基準に、更にプラス方向に最大2段ぐらいまで多めの露出をかけている写真までありました。私の露出は3枚目を例にとるとISO100、F2.8、5分ですから前述の露出に対して最低でも1段は足りない結果となります。もちろん露出は空の透明度、光害の程度によっても変わりますが、実際の画像を見てもアンダー目だった事は否めません。またこれだけの長時間露出だと相反則不規の影響もあり、ネガフィルムに比べるとポジフィルムの影響はより大きくなります。だから単純に露出が1段不足、という判断は出来ないでしょう。だからこそ天体撮影では事前のテスト撮影が大切なのですね。 |