| また「つぶやき」でお会いできましたね。とにもかくにも危険地帯への出張から無事に帰ってきました。
南アフリカ出張中は殆どホテルの外に出ることが出来なかった為、危険な目には会いませんでしたが、それでも波乱万丈な出張でした。彼の地で撮影した写真がまだ出来上がっていないので、取り敢えずは写真とは関係のない苦労話でも致しましょうか。 南アフリカの滞在地、首都プレトリアにあるシェラトンホテルに到着するまで自宅を出てから実に36時間もかかりました。出発は広島空港。広島在住の私が広島空港から海外出張に行けるとは幸先良い事です...所が広島空港でチェックインを済ませた直後に、私のボストンバッグのキャリー用の伸縮式の取っ手が折れてしまいました。これで20kg近くもある重いボストンを私は手で持って歩くはめになりました。今にして思えばこれが往路の不幸の始まりだったのです。
参考までにシンガポール航空はとても評判の良い航空会社です。今回同行した人がわざわざフライトを変更してこの航空会社を選んだのでした。理由は座席がとても広いとのことです。しかし乗ってみると....確かにジャンボのファーストクラス(完全フルフラットベッドになる個室感覚のスペース)やビジネスクラス(ルフトハンザのファーストクラス並みのスペースがあります)は「スゲー」と思える物でしたが、エコノミークラスは所詮エコノミークラスでした。しかし他の航空会社と比べるとわずかに膝もとが広いようです。また、シンガポール航空にはエコノミークラスにも個別のビデオモニターがあり、そこでは映画はもちろん任天堂のファミコンゲームなども出来ました。またビデオモニターのリモコン(脱着式でファミコンのコントローラーを兼ねています)の裏側は個別の航空電話機になっていました。料金はとても高いですが、クレジットカードで飛行機上から電話できるのはエコノミーの乗員としては異例の扱いです。座席にはフットレストも備わり、確かに他の航空会社と比較すると快適性は上のようでした。ただ〜し、機内食はとんでもなく粗食であったことを付け加えましょう(笑) 定刻にシンガポールには到着しました。時間は現地の午後5時半(日本時間の6時半)で、乗り継ぎには8時間の待ち合わせがありました(現地午前1時20分発)。シンガポール空港は巨大な空港で、さまざまな施設があります。乗り継ぎ客用のホテルとか、15分2ドルのインターネットカフェとか、ゲームセンターとか...我々は8時間もの時間をどうやって潰そうかと思い、最初はラウンジをあたってみました。しかしエクゼクティブラウンジはビジネスクラス以上の乗客専用でエコノミーの我々はお金を払っても使用させてもらえませんでした。次にトランジットホテル(乗り換え客用ホテル)に行ってみると満室とのこと。仕方なくごく普通のロビーで時間を潰すハメになりました。一緒に同行した人はスーツケースを預けてあるので手荷物が身軽で、色々な所に行って楽しんだようでした。しかし私はキャリーの取っ手の折れたクソ重いボストンを持っているので動きまわる気力を失い、ロビーの椅子で出発時間を待つことになりました。そのヒマな事...... さて長〜〜い待ち合わせ時間を過ごし、定刻1時間前に出発ゲートに行きました。飛行機に乗ってみるとやっぱり満席でくつろぐ事が出来ません。一応は定刻通り1時20分(日本時間では夜中の2時20分!)に一旦飛び立ったのですが、しばらくすると機長から「...
we have small technical problems, and will return to Singapore...., sorry
for delay but I believe my judge will be right....」とのアナウンス。なんと機体故障で引き返すとの事です。オイオイ、どこが故障したのだ!..と不安になりますが機長はもちろん多くを語りません。墜落しないだろうなぁ?と思いつつ...飛び立って1時間後に飛行機は無事シンガポール空港に着陸しました。そして機体を交換し次の出発は4時30分(日本時間の早朝5時30分)との事。結局殆ど徹夜させられてしまいました。
迎えの人はすぐに見つけることが出来ました。しかしピックアップするのが私たちだけではないらしく少し待ってくれとの事です。結果的に到着ロビーで2時間近く待たされることになりました。本当に待たされる事の多い旅です.....
翌日の朝、私はホテルに設置されたミーティングルームに赴きました。そのテーブルの上には宿題のファイルの厚さよりも更に倍はあるかと思える資料が置いてあり、私の目の前を更に真っ暗にしてくれました。想像を絶する勢いで勉強させられる研修の様です。しかし本当の苦労は英語の量ではありませんでした....参加者は全部で26名ほど、5つのチームに分けられ、チームごとのテーブルには既に何人かの参加者が座っていました。私は早速挨拶...名刺を差し出して「Good morning, I'm KEN, from Japan.....」と切り出したのですが、相手の言うことがあまりよく聞き取れません。英語らしいのですが英語に聞こえないのです。名刺をくれた人の勤務先を見ると南アフリカの会社...そう南アフリカの英語はなまりが強く、普通の「綺麗なNHK英語」に慣らされている日本人では聞き取れないのです。更に追い討ちをかける様にインドから来た人が私の目の前に座り、挨拶しましたが、この人の英語は完全にもう英語ではありません。ただの一言、ひとかけらの言葉も分かりませんでした。 研修が始まるといきなり宿題の発表です。各人課題として与えられていた回答を模造紙に要点を記入し発表させられました。しかしそれを聞いていて、26名の発表者の中で内容が分かったのは私自身と(当たり前ぢゃ)私と同行した日本人の英語だけでした。参加者の過半数は南アフリカ、それ以外にはインド、オーストラリア(なまりが強いので有名)、フィリピン、台湾などなど。例えるなら...「片言の日本語を話せる外国人が日本人主体の研修に参加した。しかしその研修の講師以外の参加者の話し言葉は標準語に近いものではなく、九州弁、東北弁、沖縄弁などのお国言葉(方言)丸だしのものばかりだった」...という状況です。想像頂けるでしょうか?
と言うような出張でした。次回つぶやきでは多少撮影した写真を交えながら、研修以外の事を語りましょう。内容は写真を見てから考えます(笑)
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