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島根県大田市にある掛戸松島。ここにそそり立つ奇岩は天然の物ではなく、度々氾濫していた波根湖の水を日本海に流すために、鎌倉時代に開掘した切り通し工事の記念碑として残された人工島です。島根県の公式サイトなどでは奇岩の高さを20mとしていますが、実際にはそれほど高くは無く、私がダイヤモンド夕日になる日を計算する為に、ロケハン時の写真と太陽高度から逆算した高さは約14mです。
毎年4〜5月と7〜8月にダイヤモンド夕日を撮影出来る日があるので、既に何度か通っています。今回は私が最初に撮影した2019年の作品をお見せします。その後に撮影した作品は後日追加しましょう。
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @24mm, f/11, 1/320s, ISO 100
記念すべき掛戸松島最初のカット。まだ高い太陽を岩の頂点に重ねるために、この写真では海面付近に身を屈めて撮影しています。海面と岩の重なる高さが、そのままカメラの高さになります。
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @55mm, f/11, 1/800s, ISO 100
太陽はどんどん動き、高度を下げてくるので、カメラポジションを上げて太陽と岩を重ね続けます。海面と岩の交わる位置が大分上がりましたね、、
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @32mm, f/11, 1/250s, ISO 100
この写真は掛戸松島でカメラをセット出来る最も高い位置からの撮影。海面と岩の交わる位置が岩の高さの1/3ぐらいになりました。
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @105mm, f/11, 1/640s, ISO 100
同じポジションからアップで、この日のキメのカット。これ以上はダイヤモンド状態を維持出来ないので、ダイヤモンド撮影終了。
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @92mm, f/11, 1/100s, ISO 400, LEE Half ND 0.9 Hard
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @84mm, f/11, 1/50s, ISO 400, LEE Half ND 0.9 Hard
そして日没。この日は水平線付近がクリアで、この様に海に沈む夕日を見ることが出来ました。
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @55mm, f/11, 1/20s, ISO 400
日没後に振り返ると、綺麗に焼けた雲がありました。
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @40mm, f/8, 1.3s, ISO 400
EOS 6D, EF24-105mm f/4L IS USM @75mm, f/8, 1.6s, ISO 400
マジックアワーになると、漁船の灯りがひとつ、ふたつと増えて行きました。
2021年6月3日
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