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2025年2月は「最強寒波」が到来して全国的に大雪に見舞われました。その寒波が中休みした時が例年の蝋梅の見頃タイミングだったので、昨年同様に蝋梅撮影に出かけてみました。しかし、大雪の為か2週間前にチェックした時から開花が殆ど進んでいなくて、花が咲いていた木は極わずか。それどころか、大雪で枝が折れ、折角咲いた花も沢山落ちていました。花が少ないので蝋梅撮影も短時間で終わり、引き揚げようかと思ったのですが、ふと足元を見ると、そこには驚くべき美しい世界が潜んでいました、、、。撮影日は2025年2月11日です。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
雪の上に散った蝋梅の花。花は自身の体温で雪を溶かし、雪の中に、あたかもそこが本来の棲み処であるかの様に美しく佇んでいました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
蕾のまま散った花もご覧の通り。自身の体温で雪を溶かして、可愛らしく潜んでいます。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
散った花びらも雪を溶かして、白い世界に静かに佇んでいました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/1250s, ISO 100, C-PL
最初は葉っぱかなと思ったのですが、図鑑で調べたら蝋梅の内側の花びらでした。透明感のある黄色い花びらは、枯れて透明感を失い、土に帰りつつありましたが、それでもこの美しさを放っている姿に、ちょっと感動を覚えました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/400s, ISO 100, C-PL
蝋梅ではありませんが、別の木の種も、かくれんぼをしているかの様に雪の中に潜んでいます。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
何かはわかりませんが、これも可愛いですね。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/800s, ISO 100, C-PL
雪の上で最期を迎えた蝋梅の花。小さな世界ですが、宇宙を感じさせるようなドラマがあります。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/400s, ISO 100, C-PL
雪の間から、黄色いバラの様な美しい姿を垣間見せる蝋梅。雪中の福寿草の様な感じに見えますが、散って土に帰るばかりの蝋梅の最後の美しさなのです。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/800s, ISO 100, C-PL
枯れ葉は、表面積が広いからか、あるいは体温が無いのか、雪を溶かすこと無く白いキャンバスの上で美しく休んでいました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/800s, ISO 100, C-PL
色づいた小さな葉もご覧の通り。白い雪の上に美しく佇み、土に帰る時を待っています。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
これは雪の上に垂れ下がった何かのツルを真上から撮ったもの。写真だと何がどうなっているのか分からない、不思議な無重力空間に見えますね。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
枯れ葉二葉。少し色づいた葉は雪の上で美しさが一層引き立ちます。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
別の枯れ葉。雪の上だとシンプルに美しい、、
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
再び、雪の中に潜んでいた蝋梅を発見。花には体温があり、葉には無いことを、この写真が物語っています。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
別の蝋梅の花。まるでカマクラの中で暖を取っているかのよう。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
この蝋梅は、美しすぎるぐらいに美しいですね。でもこれが、散って土に帰るのを待つばかりの花が、自らの体温で雪に潜み、その時をひっそり待っている姿だと思うと、切なくも感動を覚えます。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/500s, ISO 100, C-PL
今度は椿の花。シベごと散った花は、雪の上で強烈な存在感を放っていました。椿も体温があるのか、雪の中に潜んでいます。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/400s, ISO 100, C-PL
雪に埋もれた椿の花。しかし、真っ赤な姿が透けて見えて、存在感を主張していました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/400s, ISO 100, C-PL
水滴をまとった赤い花びら。雪の上だとシンプルに美しいです。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/400s, ISO 100, C-PL
その花びらに、太陽の光が射しました!
2025年2月22日
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