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2025年1月に発見されて、10月21日に地球に最も接近したレモン彗星(C/2025 A6 Lemon)の写真です。10月下旬からは日没後の西北西の空低くに出現するので、撮影ポイントを探査。彗星の拡大写真よりも情景としての彗星写真を撮りたかったので、見栄えのする前景のある場所を探し、島根県大田市にある掛戸松島を選びました。地球最接近の10月21日は曇り空だったため、10月23日に撮影しました。
撮影ポイントの北側には大きな岩山があり、北極星が見えなかったため赤道儀の使用を断念。そのため、特に長焦点で撮影した写真は不本意な仕上がりになってしまいました。その中から比較的まともに写っていた写真を3枚ほど掲載します。
EOS 6D, EF70-200mm F2.8L USM @70mm, F3.5, 6s, ISO 3200
日が沈み、空がだんだん暗くなってゆく中でレモン彗星を探していたら、残照の空に彗星発見。構図を整えて撮影しました。大きな掛戸松島を収めるために広角側(70mm)で撮影しているので、彗星は小さく写っています。
EOS 6D, EF70-200mm F2.8L USM @140mm 星景;F3.2, 4s, ISO 5000, 10枚コンポジット 松島;F4, 15s, ISO 5000, 2枚コンポジット
すっかり暗くなり、彗星の位置が下がったところで、掛戸松島とレモン彗星を収められるギリギリの長焦点で撮ってみました。それでも彗星は小さいし、星像が僅かに流れているので解像感の不足する彗星になっています。他の方の写真を見ていると、赤道儀を使って300mmぐらいで撮ると良いみたいですね。
EOS 6D, EF70-200mm F2.8L USM @70mm 星景;F3.2, 6s, ISO 5000, 10枚コンポジット 松島;F4, 15s, ISO 5000, 2枚コンポジット
船が通りかかったので、広角側(70mm)で撮影。強調現像していないので彗星の尾が余り目立ちませんが、じっと見ていると画面上端にまで伸びる長い尾が何となく見えてきますよ。
2025年10月26日
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