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2018年以来ほぼ毎年通っている、島根県邑智郡川本町谷戸(たんど)にある自生地で撮影したイズモコバイモです。雑然とした場所に咲く小さな花を如何に綺麗に、整理された背景で撮るか、で毎年試行錯誤。今年も私の定番「マクロアポランター125mm F2.5SL」に加えて、NiSiのクローズアップレンズや「鏡」など、冒険的な秘密兵器を持ち出して撮影しました。撮影日は2026年3月16日です。
EOS 6D, TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 272EE, f/2.8, 1/160s, ISO 200, C-PL
先ずはイズモコバイモが咲く林の情景が分かるカット。レンズはマクロの定番タムキューです。マクロアポランターの125mmよりも短焦点な90mmのタムキューは、背景の様子が分かる描写をしてくれました。
EOS 6D, TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 272EE, f/2.8, 1/160s, ISO 200, C-PL
アングルを変えて、木漏れ日の丸ボケを沢山入れてもう一枚。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/200s, ISO 200, C-PL, 二重露出
ここからは私のメインレンズ、マクロアポランター125mm F2.5SL。背景が一気にボケるので、木漏れ日の丸ボケで花を取り囲んでみました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/200s, ISO 200, C-PL, 二重露出
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/200s, ISO 200, C-PL
花の背後に光の輪を入れて、印象的な構図で。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/100s, ISO 200, C-PL
ここからは、イズモコバイモの表情を追いかけて何枚か。このカットは風に髪をなびかせている少女の様な雰囲気の花の形がお気に入り。何故か背景のボケも風になびいたかのように楕円形です。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/100s, ISO 200, C-PL
鬼ごっこをしているかの様な、仲の良い二輪。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/160s, ISO 200, C-PL
丸ボケで取り囲んだ花を、今度は陽が陰った時のシックな背景で撮影してみました。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/80s, ISO 200, C-PL
視線を限りなく低くして、虫の視線で小さな花を見るように、、、。ちょっとした冒険ですが、マクロアポランターの先端に鏡を付けてこのローアングルを実現しています。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/125s, ISO 200, C-PL
虫の視線でもう一枚。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/125s, ISO 200, C-PL
2つの花が傾いて写っていますが、実際にこの花は斜面から斜めに生えて、この様に咲いていました。鏡を使って撮影しています。
EOS 6D, Voigtraender MACRO APO Lanthar 125mm F/2.5SL, f/2.5, 1/200s, ISO 200, C-PL
花が手前のハート型の草と対話しているかのような、、。鏡を使った撮影。
EOS 6D, Tamron SP180mm F/2.5 LD+Canon Close-up 500D, F/2.5, 1/800s, ISO 100
草にまみれて咲いていた花を、そのままの様子で。
EOS 6D, Tamron SP180mm F/2.5 LD+NiSi Close-up NC Kit 77mm, F/2.5, 1/1250s, ISO 100
ここからは、昭和の名レンズ、タムロン SP180mm F2.5LDにNiSi Close-up NC Kit 77mmを装着して撮影した写真です。NiSiのクローズアップレンズは焦点距離300mmで、異常分散ガラスを使った2枚玉のアポクロマートを謳うクローズアップレンズ。タムロン180mm F2.5LDとの組み合わせスペックは110mm F1.5、撮影倍率0.60-0.78倍。市場には存在しない超大口径マクロレンズで強拡大撮影したことになります。それだけに被写界深度の浅さは桁違い。様々な収差が出て描写は破綻していますが、その破綻による個性を楽しむのがクローズアップレンズ撮影の極意。ピントの合った所以外は全て溶かしてしまう劇画調の描写で、小さな開きかけの蕾も御覧の通り。
EOS 6D, Tamron SP180mm F/2.5 LD+NiSi Close-up NC Kit 77mm, F/2.5, 1/1000s, ISO 100
その蕾を横から撮ってみました。暗い幻想的な空間に佇む様な雰囲気です。
EOS 6D, Tamron SP180mm F/2.5 LD+NiSi Close-up NC Kit 77mm, F/2.5, 1/800s, ISO 100
開いた花も御覧の通り。全てが朧気な世界に漂う生き物のよう。
EOS 6D, Tamron SP180mm F/2.5 LD+NiSi Close-up NC Kit 77mm, F/2.5, 1/1000s, ISO 100
その花の下に、サザンカの散った花を配して色気を加えてみました。幻想的な夜の雰囲気ですね。
2026年3月25日
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