キヤノンの暴挙1;リモートスイッチ・アダプター
KENのつぶやき vol. 7 (2000.1.9)
EOS3用のリモートスイッチは専用のワンタッチ脱着の物で、5500円もします。私は旧タイプのリモートスイッチを二本も持っているので勿体ないと思い、リモートスイッチ・アダプターを購入しました。これは旧タイプの端子を新タイプの端子に変換する、長さ10cm足らずのコードですが、それでも価格は5000円もします。私はとあるメーカーに務めている関係上、構造を見れば製造コストの想像がつきますが、三回路、二端子のコードの製造原価が300円を上回る事はまず有りません。こんな物を300円以上かけて作っていては、メーカーとして失格です(私が原価計画部長なら目標コストは80円で設定します)。しかしそんな原価の物に5000円の定価を付けるメーカーの常識も疑ってしまいます。同じメーカーの製品で、EOS Kiss III用のバッテリーパック、これは縦位置シャッターまで付いた豪華な物ですが、これも同じ5000円です。全く持って信じられません。どの様な価格の付け方をしているのでしょう?
ちなみにキヤノン純正リモートスイッチの価格は、EOS1N用が3800円、ワンタッチ脱着可能なEOS55/Kiss用は2500円です。1N用のリモートスイッチアダプターは2300円です。これら既存商品に対して、EOS3用は倍額近い値上げとなっています。
リモートスイッチ端子のカバー。単なるゴムのキャップですが、これをキャノンは250円で販売しています。私の推定製造原価は2円の代物、このカバーは結構外れやすい構造になっており、あくどい商売をしているとしか思えません。(この文章を書いた翌日に私はこのキャップを紛失してしまいました。でもまた買うつもりはありません)
キャノンよ、いい加減にせい!
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