先日Winter Galleryを開設しましたが、実はこのギャラリーは当初予定に有りませんでした。何故なら、冬らしい写真をこれ迄撮ったことが無かったからです。寒い冬はつい出不精になるのと、花のない季節にはもっぱら日の出、日没を撮っていたからです。Dawn
and Dusk Galleryはまさに真冬の作品達です。当然、雪の写真も撮ったことが有りません。お恥ずかしい話ですね(^^;
新しい三脚、マンフロット055Cを購入した翌週に、三脚に慣れることを目的に梅の花を求めて広島市緑化公園に行きました。残念ながら梅の花どころか、梅の木そのものが公園には有りませんでしたが、山の上の方の木陰には3〜4日前に降った雪がまだ残っていました。そこで、生まれて初めての雪撮影に挑戦...
当日レンズはいろいろと持っていましたが、雪の方は小さな残雪だけでしたので、広角系では絵になりません。そこでマクロでひたすらアップ... 残雪の場合、雪の表面がざらざらしているので、陽の光があたるとキラキラと輝いて、ボケが綺麗でした。そんな光の煌めきを活かして撮影してみました。露出も余りよく分らなかったので、評価測光で+0.3、+1.0、+1.7の段階露出、そしてスポット測光でのハイライト基準測光を試してみました。
撮影アングルは〜別に雪に限りませんが〜限りなく低く....が私のモットー。とは言え地面に這う様なアングルは雪の上だと辛いので、植木の上に残った残雪をターゲットとして、植木の縁から撮影してみました。これだと植木の上の雪面を基準にすると、カメラを雪の中に埋め込んだようなアングルから撮影出来ます。
さて、結果は...
初めての雪撮影ということで、出来上がりには新しい発見が沢山有りました。まず木陰、雪影が見事なブルーに発色するのに驚かされました。これは面白い!それから露出ですが、雪を雪らしく見せるためには+1.7補正以上の補正が必要なようです。もちろん暗く雪を表現して、冬の厳しさを表現するならそこまでのプラス補正は必要無いですが、今回ギャラリーに掲載した写真は三枚とも、当日最もプラスに補正したカット(+1.7補正)から選んでいます。
アングルはやはり低い方が良いですね。特にギャラリー三枚目のアングルは気にってます。作品としては画面下三分の二が単調なので、改善の余地は有りますが...
私の友人に、雪が降ると会社を半日休んで撮影スポットにカメラを持って馳せ参ずる事で、全国的に名前を轟かせている人がいますが(笑)、私もやってみたくなりました。とはいえ、私の場合は会社の都合で、それは出来ないのですが...(半日有休という制度が無いのと、傷病によらない突発休みは出来ない...何度か潰れかけている会社なので、とても厳しいのです...トホホ...)
|