| 2000年1/2月号から、フォトテクニック誌の上級写真コンテストコーナーである、必撮の審査員が以下のように代わりました。
   風景&ネイチャー  江口愼一さん  → 北中康文さん
   女の子       河野英喜さん  → サンダー平山さん
   スポーツ      築田 純さん  → 菅原正治さん
   クリエィティブ   山田久美夫さん → 関 健一さん
   ファミリー     野沢 勝さん(変更無し)
   ノンセクション   大西みつぐさん(変更無し)
   スナップ      熊切 圭介さん(変更無し)
 私が応募するのはもっぱら風景&ネイチャー部門ですが、審査員の変更で個人的にとても困ったことになってしまいました。江口さんと北中さんは、同じネイチャーカメラマンでも、全然性格、目指す写真が違うからです。江口さんは比較的オールマイティというか、広角レンズで緻密に描写する雄大な風景写真から、望遠で水面や自然の一部を切り取ったようなイメージ風景、更にはマクロまで幅広く撮影されています。それを反映して今までの必撮・風景&ネイチャーの入選作品も比較的幅広いスタイルの写真が選ばれてました。一方の北中さんは、広角系レンズで雄大な風景を緻密に描写することが御専門です。もちろん他のスタイルでも撮られるでしょうが、江口さんと比べてその頻度の少なさ否定できないでしょう。その結果、北中さんが審査員になられてからの入選作品は、一転して広角系の雄大な風景写真が多くなりました。もちろん望遠イメージ写真やマクロ写真も選ばれてはいますが、江口さんの選考基準とは大幅に異なり、正直に言って「エッ?何でこんなのが選ばれるの??」というマクロ写真が選ばれています。しかもマクロ系入選作品は1号当たり1〜2枚という寂しさ....
 この様な戸惑いは女の子部門に応募している人にも有ると思います。私自身はポートレート撮影をしないので門外漢ですが、それでも一目見て、サンダー平山氏になってからの入選作品はサンダー色の強い写真になっています。コメントも写真のテクニックよりも、モデルの良し悪しの方が多くなったような気がします。
 今まで必撮に応募すべく色々な写真を撮り溜めてきましたが、北中さんが審査員になってから、私の写真が掲載されるという気がしなくなりました。もちろんずば抜けて素晴らしい写真は誰が審査員であっても入選するでしょうが、所詮私が撮るような写真は、審査員との波長が合わないと拾っては貰えないレベルの作品ばかりです(それすら言いすぎでしょう。誰も拾ってはくれないかな?)
 このまま北中さんの目に適うまで応募を続けるか、それともより私の撮影スタイルに近い三輪薫さんの部門「初心者のためのステップアップ・アドバイス、風景&ネイチャー部門」に変えるかで少し悩んでいます。Mが2000年1/2月号の必撮に掲載されていなければ、あっさり初心者コーナーに鞍替えしても良いのですが、今年の初めに必撮掲載を目標に掲げてしまったからなぁ....
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