フォトテクニック誌に応募を始めたのは1999年1/2月号から。10月20日に2002年11/12月号が発売になり、満四年が経過しました。そして2002年度は1999年度以来の黒字になりました(笑)。
1999年1/2月号で「初心者のためのステップアップアドバイス」に蜘蛛の写真を初応募して初掲載されました。これに気を良くして3/4月号には蝶の写真で同じ部門に応募したところ、本人のコメント付きで大掲載となり、更にその数カ月後に発刊された「玄光社MOOK・一眼レフの達人になる」にも掲載されました。これらの結果1999年度に得た賞品は、
蜘蛛の写真;図書券1000円分。フォトテク掲載号(1020円)
蝶の写真;図書券3000円分。フォトテク掲載号(1020円)
蝶の写真、MOOK掲載分;図書券4000円分。MOOK掲載号(1450円)
合計;11490円分。
一方の支出は、
フォトテク購入;掲載号を除く4号分;4080円。
フォトテク応募費用(郵送料)平均200円x5=1000円
プリント代;ネガ四つ切り400円x3+ポジ2L200円x3=1800円
合計;6880円
差し引き4610円程度の黒字でした。
しかし、博打でもそうですがビギナーズラックは長くは続きません(^^;
蝶の写真で大掲載となった私は少し「自惚れて」、事もあろうに1999年5/6月号から上級者向けの「必撮」コーナーに応募先を変更してしまいました。今にして思えば向こう見ずでしたが、最初の必撮応募(風景・ネイチャー写真に1枚、まだ審査員は江口さん)で「もうすぐ必撮」に氏名掲載となり、その自惚れは益々加速してしまいました。しかし、この「もうすぐ必撮」が実は長い暗闇に向けた最後の光だったのです(^^;;;;;
その後は全くの鳴かず飛ばずで、名前が掲載されるのは通称「ハミダシ」こと「一行通信」だけで、結果的に1999年7/8月号から2001年3/4月号までの1年8ケ月は全く写真関連での氏名掲載はありませんでした。そんな中で親友Mが必撮を含む二枚同時掲載をやってのけ、娘のClaraまでもが私を差し置き写真掲載されるなど、焦りと言うか、諦めと言うか、ヤケクソでしたね(^^;
転機は連続応募狙いに切り替えたことでしょうか。親友Mが年間連続応募者の欄に名前を連ねたのを見て、その一方で自分の写真はもうすぐ必撮にすら載らなくなったのを感じて、「せめて私も年間応募で氏名を連ねてみようか、宝くじの連番10枚買うのと同じで、確実だし(^^;」と考えました。そして途絶え気味だった応募を2001年1/2月号から継続するようにしました。
そんな「改心」のご褒美でしょうか(笑)、2001年5/6月号では本人が適当に応募したつもりのペリカンの写真で「必撮テーマ部門」に初掲載、その後も時々「もうすぐ必撮」に名前を掲載されるようになってきました。しかし2001年の賞品は掲載が一度だけですので、図書券2000円分と掲載号1020円分、そして年間応募賞のデータシート(1000円相当)だけで、勿論赤字です。
2002年は運が上向きになってきたのか、少ない応募の割には効率の良い結果になりました。私が応募するのは一回に付き1〜4枚程度で、平均3枚です。最近はマウントしたポジの応募で、郵送料も80円で済みます。そんなエコノミー応募の結果は;
2002年1/2月号;ノンセクション部門・もうすぐ必撮
2002年3/4月号;ノンセクション部門・コメント付き大掲載
2002年5/6月号;掲載無し。但し応募した一枚が翌号の特集掲載に内定。
2002年7/8月号;ノンセクション部門・掲載。特集記事に前号応募写真が掲載。テーマ部門・もうすぐ必撮
2002年9/10月号;テーマ部門・もうすぐ必撮
2002年11/12月号;テーマ部門・掲載
以上の賞品は
図書券12000円分(3000円x4回分)
掲載号1020円x3
年間応募賞1000円相当
合計16060円分。
支出は
フォトテク非掲載分1020円x3=3060円
郵送料80円x6=480円
マウント代少々
で、12000円以上の黒字でした(^o^)/
さて、2002年度は掲載率、最終選考進出率も高くなりましたが、私の写真の腕が上達したのでしょうか?答えはNOだと思います。何故なら掲載写真の殆どは最近撮影したものでは無いからです(^^;。撮影直後に応募した写真はフリージアの写真ぐらいのもので、それ以外はこれまでのストックから写真を選んで応募しています。4年間応募を続けて私が変わったことと言えば、各部門の審査員が求めている写真の基準を何となく感じられる様になった事だと思います。掲載の多いノンセクション部門やテーマ部門は、どちらかと言えば「誰が見ても良い写真」と言うよりも、ひねりの利いた写真の方が入選しやすいようです。そんな傾向を何となく感じとって、私もひねりの利いた写真を応募しています。しかし私が本来写真に求めているものは「ひねり」ではありません(^^;
審査員の求めるものの傾向が分かってきた、と言う意味において、風景・ネイチャー部門の北中さんの基準と私の写真スタイルは相容れないという事も分かってきました。風景・ネイチャーといえば勿論私が最も力を入れて撮影しているジャンルです。個人的な自信作をこれまで何度も応募してきましたが、もうすぐ必撮にもひっかかりません。そればかりかコーナー冒頭のコメントを読んでいると私のスタイルが「画一的」という様なニュアンスのコメントも散見されます。実際、ボケを多用して幻想的な(と私が思っている)写真が入選することはまずありません。例えば2002年9/10月号を見ると、北中さんが選んだ10枚の写真の中にはタダのひとかけらのボケもありません。全てパンフォーカスです。私に言わせるとネイチャー写真の王道では有っても古いスタイルから全く脱却していないと思うのですが、何を選ぶかは審査員が全権を握ってますのでこれは言っても仕方ないですね。
ひねりの利いた写真(これは目指して撮るのではなく、たまたま生まれる写真)も底をついてきたし、北中さんの「風景・ネイチャー」に掲載される可能性も殆ど無いし、フォトテク応募を止めようかなぁ...と思っていたところ、来年度から風景・ネイチャー部門の審査員が田中達也さんに変わることになりました。ちょっとやる気が出てきたカモ(^^;
...田中達也さんって、名前は聞いたことがあるけど作品が記憶にない(^^;。手持ちの「四季の撮影術」で確認したら幾つかの作例が載っていました。更にインターネットで検索すると田中さんのHPもあって、そのプロフィール欄には
昆虫や花といった身近な自然から風景・空・宇宙と幅広いジャンルを独創的な視点で撮影する数少ない写真家。繊細かつ力強い作風を特徴とし...
と書いてありました。う〜ん、これはジャンルが幅広くて手強いですね(^^;;;;
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