つぶやき200話目、2000年1月3日にスタートして、ほぼ毎週更新で3年9ヶ月、192週目で到達です。つぶやきvol.100で「150回目や200回目の頃に「つぶやき」をもう一度振り返ることにしましょうか(笑)。」と書きましたので、お約束の振り返りを...
つぶやきは多くのお客様に後押しされて、ここまで成長してきました。執筆を始めた頃のホームページへのアクセスは一日20カウント程で、つぶやき50話の時にアクセスカウンターはまだ10,000に達していませんでした。しかし80話目のあたりからカウントの進み方が目に見えて早くなり、100話目の頃には28,000。150話目の頃には103,000と十万アクセスを突破し、200話目の現在、凡そ380,000に達しています。最近はつぶやきを掲載した後の月曜日だと一日1000カウントを超えるという、ちょっと恐ろしくなるアクセス数です。一方で200話に達したつぶやきの一つ一つを読み返すと、駄文駄作も沢山ありますが、我ながら面白いと思うもの、ネット上の情報として有益と思うものなどもあり、この数年間のインターネット上のカメラマン人口が急拡大する中で、非メーカー系&非営利情報発信基地としてそれなりの役割を果たせたのではないかと思っています。
私自身、ここ数年は「つぶやきの定期更新」にプライオリティを置いてホームページを運営してきました。しかしその結果幾つかの影響も深刻になってきたので、この200話を区切りとしてペースダウンしようと思います。つぶやきを止めるつもりはありませんが、暫く休暇を頂いて、その後に不定期更新コンテンツとして再開することにします。再開後の内容は今までの延長で行くのか、あるいは変えてゆくのか、休暇の間に考えてみます。
つぶやきの毎週更新を楽しみにして頂いている方も多いかと思うので、休暇を取ろうと思うに至った「深刻な影響」について書いておきましょうか。
つぶやきvol.100にも書きましたが、当初は頻繁お手軽な更新を目的としたつぶやきも、時間と共に執筆がお手軽では無くなって行きました。つぶやきの肥大化(長文化、内容の充実)の第一の理由は私の性格にあります。つぶやきの読者であればお察しが付くと思いますが、私は元々凝り性で、ある程度突き詰めないと気が済まない性格です。それが文章を長くし、内容も出来るだけ濃い物を目指すようになりました。第二の理由はお客様の増大です。アクセスカウンターの進み方が早くなるに連れて、その多くの期待にこたえようとして、書く内容の充実化を心掛けるようになりました。そして第三の理由は、この種のコンテンツは当然書きやすい話題から書いて行きますから、後になればなるほど話題を見つけ出すのが難しくなる、という摂理です。前述のように後になるほど内容レベルの敷居値も高くしましたので、つぶやきの話題/ネタを見つけ出すことは本当に難しくなってきました。そして第四の理由は、難しい話題ほど、執筆前の準備(情報収集、写真撮影など)に時間がかかり、また執筆それ自体も時間がかかるという事です。
この様な悪循環はつぶやき100話目ぐらいから感じ出していましたが、多くお見えになるお客様の為にも、ホームページ運営上では「つぶやきの毎週更新」をトッププライオリティに据えました。しかし時間は有限ですから、当然失う物も出てきます。最初に犠牲となったのは私のもう一つのサイト、クラシック音楽のホームページです。こちらも設立当初から毎週更新を続けてきましたが、2002年5月頃から毎週更新が途絶え始め、9月には月1回以下のペースになってしまいました。こちらのホームページは依然として日本唯一の「クララ・シューマン」の専門ページであり、つぶやき以上にウェブ上の資料としての価値は高いと自負しています。私自身はクララのホームページ運営を「ライフワーク」と捉えていますので、短期的な更新の途切れは気にしませんが、しかしいつまでもこの状態が続くのは問題です。第二の犠牲は本家Impressions
by KENのフォトギャラリーの更新です。こちらも従来は月一回以上の更新をルールとしていましたが、いつしか更新も途絶え気味にあり、友人から叱咤激励のメールまで頂くようになりました。現在、取り溜めた写真で更新していない物に、雪景色の写真、新緑の写真、ひまわりの写真などがありますが、既にどれも季節外れですね。そして第三の犠牲は、写真撮影そのものです。つぶやき執筆の為にその日の写真撮影を止めるような事はありませんでしたが、しかし日頃の疲労感が溜まった結果、2〜3時間睡眠で夜明け前から撮影に出かける気力&機会が多少減った気がします。それらに追い打ちをかけたのが仕事の変化です。昨年秋に隣の部門長が異動になり、その部門とそれまで担当していた部門の両方を併せて担当するようになった結果、単純な仕事量は2倍以上になりました。これがまたつぶやき執筆とその為の事前情報収集の為の時間を減らして行きました。写真撮影やホームページ運営という趣味は、もともと仕事のストレス発散という効用を期待して取り組んでいるのですが、私の時間が四方八方から侵食された結果、つぶやきの定期更新が危うくなると、それがストレスになるという本末転倒の状況まで生まれたのです。
こんな状況を鑑みて、どこかで生活時間と心の配分をリセットしないといけないなぁ、と思うようになりました。つぶやき175話を書いている頃には既に限界を感じていましたが「まあ、切りの良い200話までは続けようか」と考えて、(時折週末の更新をスキップしながら)本日まで書き続けてきました。Impressions
by KENの管理人は第一義にはネイチャーカメラマンであり、ホームページの第一主題もフォトギャラリーであるべきだと自分では考えていますので、その本来の姿に少し時間をかけて戻ろうと思います。
という事で、つぶやきの更新はしばらくお休みさせていただきます。それから、ほぼ四年間毎回応募を続けてきた「フォトテクニック誌」への応募も停止することにしました(先日2003年11/12月号への応募も終わり、3年連続の年間応募賞が確定し、今年も黒字で終わることが出来ましたので)。一旦全ての写真活動を白紙に戻して、新たにスタートします。当面は滞っていたフォトギャラリーの更新を進めたいと思っていますし、秋桜、彼岸花など被写体の宝庫となる秋も目前ですから、出来るだけ撮影にも出かけたいと思っています。
長らくの毎週購読ありがとうございました。暫くしたら再び「つぶやき」を「きまぐれ」に追加しようと思います。 |