鎧滝
KENのつぶやき vol. 258
(2006.9.9)
9月上旬に北広島町の掛頭山まで撮影に行った帰り道に、北広島町・川小田にある鎧滝(よろいたき)に立ち寄ってみました。紅葉の季節には綺麗な情景を見せてくれるらしいのですが、滝までは谷底に向かってキツイ山道を下りる(=帰りは登る)そうなのです。だから本番撮影時には機材を出来るだけ絞って軽装備で行く方が良いと考え、ロケハンと機材選定を兼ねてコンパクトデジカメと飲料水だけを持って下見して来ました。
鎧滝の入り口となる「桜広場」の位置はこちらです(Yahoo地図)。まずは行き方ですが、戸河内方面から国道191号線を北上し、松原の交差点で国道191号線が左に曲がる所を曲がらずに、県道を大佐スキー場方面に向かってそのまま直進します。暫くすると大規模林道との十字路がありますので、そこを右折して1kmほど走った所です。手前側から「緑の広場」「芝広場」「桜広場」と三つの広場が並んでおり、どこからでも滝に下りる事が出来ますが、一番近いのは桜広場なので、ここにクルマを止めて歩くのが良いと思います。
写真はクリックで大きくなります。
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付近の案内図
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桜広場入り口
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桜広場から300m程は作業車道になっていて車の進入も可能ですが、終点に止められるクルマは一台のみで、道も余り良くないので歩いた方が良いでしょう。車止めのある場所から先は坂道が急になり、やがて草摺亭と言う名前の休憩小屋が見えてきます。ここまで来ると滝の音が聞こえ出し、木と木の間から滝を望む事が出来ます。
草摺亭からは道は細くなり、人ひとり歩くのがやっとの幅の九十九折りの急傾斜を下りて行く山道になります。途中に視界が開けた撮影ポイントがありますので、体力のある内に撮影しておきましょう。そして谷底まで行けば滝の雄大な姿が見えますが、遊歩道終点から少し道なき岩場を歩かないと撮影ポイントまではたどり着けません。従って機材は軽装が好ましく、また出来れば両手を使える状態にした方が良いでしょう。
私が訪れた時には滝を左前から眺める場所までしか歩けませんでしたが、ネット上の写真を見ると滝の正面まで行く事が出来るようです。私も事前にそのアングルの写真の記憶があって、滝の正面の場所まで行こうとしたのですが、どう見ても足場が無くて川に落ちそうだったのでその日は止めました。
デジカメでレンズの必要焦点距離をチェックしましたが、35mm換算で34-102mmの私のデジカメで滝の全景撮影はこなせましたので、滝の部分アップをしなければ28-105mm級の標準ズーム一本で事足りそうです。滝のアップ用に200mmぐらいまでのズームもあると便利ですが、体力との相談ですね。三脚は必須ですが、撮影ポイントは狭いので余り大型では無い方が良いかも知れません。
帰りは今下りてきたばかりの九十九折りの急坂を登る事になりますが、少々キツイです。桜広場までは標高差110m。歩くのが遅くはない私の脚で、草摺亭まで約13分、桜広場までは約20分の道程でした。
写真はクリックで大きくなります。
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草摺亭と名付けられた休憩小屋。ここはまだ山のほぼ頂上付近ですが、右側の道で一気に谷底まで下りて行きます。 |
草摺亭内部は何もない空間ですが、雨露はしのげます |
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草摺亭の脇から滝を見る事が出来ます。森の中にぽっかり空いた穴から覗き見る感じです。 |
草摺亭から九十九折りの急な山道を下りて行きます。途中綺麗な(毒々しい)キノコがありました。 |
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山道の途中にあるポイントからの眺め。多分この場所が一番良い撮影ポイントだと思います。 |
同じ場所で構図を作るとこんな感じ。紅葉時には綺麗でしょうね。撮影は一名分のスペースしかありませんので、混雑必至?また誰が撮っても同じ写真になりそうです。 |
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山道の終点から眺めた滝。更に岩の上を少し歩かないと、滝の全貌は見えてきません。 |
この日一番滝に近づいた場所からの眺め。晩夏の季節なので手前側に草が茂っていて、少し高台に登らないと滝つぼが見えませんでした。 |
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滝の正面からの写真を撮られている方もネット上に居られます。その為にはこの先に進まなければならないのですが、どうみても足場が不安で、川に落ちそう.. |
草摺亭の近くにあった鎧滝の説明図 |
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