今月の話題
2週間のヨーロッパ出張・出発
あと1枚が遠い
中国航空会社3社の比較
フォトテク応募準備
中国の自動車運転事情
出張準備中
EOS-1D Mark IIIとEOS-3の相性?
広島市内はスキャナが高い
大判対応フラットベッドスキャナ比較
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火曜日の朝の飛行機でドイツに旅立ちます。朝が早く、前日の月曜日中に関西空港まで移動するので、明日朝には旅行支度で会社に出勤します。
最近の出張は会議詰めで自由時間が殆ど無く、カメラを持っていっても無駄になるのですが、今回は土日が間に入るため、念願の(!)、出張先での自由時間が出来ます。そこで急遽土日のスケジュールを組みまして、土曜日はとんぼ返りで音楽の都、ライプツィヒに行く事にしました。ネイチャー写真の被写体になる都市ではありませんが、クラシック音楽好きの私にとってライプツィヒは、バッハが眠るトーマス教会やメンデルスゾーンハウス(博物館)があるだけではなく、シューマン夫妻の新居跡もあり、何より私のもう一つのサイトの主人公であるクララ・シューマンが生まれ育ち、結婚した地なのです。だから機会があれば是非行って見たかった所なのですが、ライプツィヒは旧東ドイツ、最初に行きたいと思った頃はベルリンの壁崩壊直後でとても行けるような状況ではありませんでした。また旧東ドイツ側の経済が安定した後も、ドイツ国鉄の超特急でデュッセルドルフやフランクフルトから片道5〜6時間も掛かる場所なので、まとまった休みが取れないと辿り着くのも無理。しかし今回はほぼ10年ぶりにドイツで休日が取れ、しかも日本からの航空券手配の時にデュッセルドルフ〜ライプツィヒ往復航空券も差額無しで追加する事が出来ました(ラッキー!)。
今回はクラシック音楽をテーマとして、デジカメで記念写真を沢山撮ってくるつもりです。
以前のダイアリーにも書きましたが、その為にCanon PowerShot G2にバッテリーを新調し、コンパクトフラッシュも2GBを追加しました。コンパクト三脚も新しくして、これで思う存分撮れると思います。一応は銀塩カメラも持って行きますので、風景として良い情景にも恵まれる事を期待します。
それでは、行ってきます(^o^)/~~
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2007年6月21日(木) |
あと1枚が遠い |
フォトテクニック2007年7-8月号が発売されて、改めてPTフォトコンテストを確認しました。結果はテーマ部門「あつい」、風景部門それぞれで「予選通過」でした。予選通過は従来の「もうすぐ必撮」で、いわゆる最終予選の事だと思います。
2年間12号で6回以上の掲載者に贈られる「実力認定証」を目指して既に10号分の時間が過ぎてしまいました。2006年度の掲載が4回(いずれも必撮ベストショット・風景&ネイチャー部門)。残り2回で臨んだ2007年度は.....
1-2月号:応募せず
3-4月号:風景部門入選(第一位)、テーマ部門予選通過
5-6月号:風景部門予選通過、テーマ部門すっきり落選(笑)
7-8月号:風景部門予選通過、テーマ部門予選通過
というこれまでの結果です。3-4月号の風景部門入選以外に4枚が予選通過になっていますが、いずれも掲載には至らず、実力認定証までのあと1枚がとても遠い感じです。9-10月号への応募を終えましたが、今回はテーマ部門「空」に相応しい作品が思い当たらず、風景部門のみへの応募です。しかし2007年度になってからは入選作品の傾向ががらりと変わって、ネイチャーは影を潜め、人物や都市風景が大半を占めるようになっているので、どうなる事やら。
ラストチャンスの11-12月号のテーマ部門は「里山」で、これも相応しい作品が思い当たりません。風景部門だけの応募になるかも知れませんが、新しい選考傾向に沿った写真が殆ど無いので、難しいかも知れませんね〜
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2007年6月20日(水) |
中国航空会社3社の比較 |
6月13日から15日まで中国に出張した際に、三つの航空会社をエコノミークラスで乗り継いだので、シートスペースやシートの出来等の感想を書いてみましょう。
上海航空(記号:FM)
搭乗機種は多分ボーイング737。座席は殆どリクライニングしません。一番リクライニングした状態でも、他社のエコノミーでシートを一番立てた状態に等しいです。座席間隔も狭くて、ヘッドレストはタダの平らな物なので、寛ぐ事が出来ません。また非常口の直前に位置する座席は、リクライニングが出来ないように改造されています。シートを一番立てた状態だと、殆ど直立に近いので、長時間は非常に苦しいです。最悪!
マイレージプログラムはスターアライアンス(ルフトハンザ/全日空系)です。
中国国際航空(記号:CA)
搭乗機種はボーイング737。エコノミークラスとしては上出来です。座席間隔は比較的広くて、リクライニングもエコノミーとして標準的なレベルでします。ヘッドレストは上下調節が出来る事に加えて、左右が折れ曲がり、寝る時の頭の支えになります。
マイレージプログラムはスターアライアンス(ルフトハンザ/全日空系)です。
中国東方航空(記号:MU)
搭乗機種はエアバスA319。名前は最も怪しげな航空会社ですが(笑)、エコノミークラスとしてシートは最高でした。座席は最も立てた状態でも、上海航空の最もリクライニングした状態よりも寝ていて、離着陸時でもさほど窮屈な思いをしなくて済みます。リクライニング量はエコノミーとしては破格で、ここまで倒れたら後の人に迷惑だろうと思うぐらいに倒れました。新幹線の普通車に少し欠ける程度です。ヘッドレストは固定式ながら、左右が大きく盛り上がっており、丁度新幹線のグリーン車の様になっていて、寝る時に頭を快適に支えてくれます。リクライニング量が多いので、必然的に座席間隔も広くて、とてもくつろげました。食事もドングリの背比べながら、三社の中では最も良かったです。
この航空会社の欠点は、マイレージプログラムがどこのアライアンスとも提携していない事です。但し日本発着便はJALとの共同運行便もあるので、JALで予約すればJALが使えます。
以上、中国にご旅行の際の参考にして下さい。
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2007年6月18日(月) |
フォトテク応募準備 |
今日で「きまぐれダイアリー」を始めて丸一年になりました。ご愛読頂いている皆様、どうもありがとうございます。
このところ毎週のように出張がありますが、来週からはヨーロッパに2週間出張に出ます。フォトテクニック誌9/10月号のコンテスト締め切りの日にはヨーロッパなので、7/8月号発売前ですが、応募準備をしました。今回はテーマ部門に相応しい写真が無く、風景部門のみの応募です。PTフォトコンテストに変わってから、入選基準の感覚が少し違う感じなので、結果は...?
最近は入選者がフォトテクニックのサイトで15日ごろに発表になるので、雑誌発売前に結果が分ります。私は5/6月号に引き続き7/8月号でも入選出来ませんでした(^^;
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2007年6月17日(日) |
中国の自動車運転事情 |
6月13日から15日まで中国・重慶市に出張しました。そこでタクシーや現地の方のクルマに同乗しましたが、いや〜、聞きしに勝る状況でした。ふたことで言えば、この国には運転マナーやルールは存在しておらず、また人の命よりもクルマの方が大切である、という印象です。
まず重慶国際空港からホテルがチャーターしたリムジンサービス(という名前の、実はボロい初代VWサンタナのハイヤー)を利用しましたが、幹線道路に合流する際に、車が来ているにも関わらず一時停止することなく、三車線またいで最も中央よりの車線まで突入しました。当然後のクルマはクラクション攻勢ですが...これはこのドライバーに限った事ではなく、当たり前の情景であることに後で気付きました。
その後も隙間あれば突っ込む、ところ構わず割り込む、他車には道を絶対に譲らない、という運転が自他共に繰り広げられました。追い越しも日本ならば隣りの車線に移動してから..となりますが、こちらのドライバーは車線が埋っていても、クルマとクルマの間に一台分のスペースがあれば、そこで追い越しを掛けます。
市街地に入るともっと恐ろしい事態に。この国では歩行者非優先らしく、横断歩道上に横断中の歩行者がいてもクルマは減速しませんし、クラクションを鳴らして歩行者を道路真ん中に立ち止まらせて、その脇を駈け抜けて行きます。自動車、歩行者双方の動きを見ていると、暗黙のルールとして注意義務は歩行者側にあるような印象でした。だから、私はこの国で運転する事よりも、街中で道路を横断する事の方が嫌になりました。正に命がけです。
別の日にタクシーに乗ったら、更に凄まじい運転でした。初日のリムジンサービスは、流石料金が高いだけあってあれでもジェントルな安全運転だったのだ、と思わせる違いです(笑)。タクシーの運転マナーは極悪で、隙間あれば兎に角クルマを突っ込むという印象です。車線変更は平均10秒に一回、クラクションも平均30秒に一回。クルマがいない空いた道では車線を跨いで2車線使って走ります。先の見えない追い越し禁止のカーブで反対車線にはみ出て追い越しすることもしばしば(対抗車が現れて正面衝突しそうになりましたが、間一髪ですり抜けてもお互い何とも思っていないみたいでした)。勿論一時停止は殆どせず、歩行者に道を譲る事もしません。ちょっと驚いたのは、三車線ある道で、直進が赤、右折、左折が青の交差点で、右折レーン(一番右)から左折したこと。当然一番左から左折するクルマがいるので、衝突しそうになりますが、微妙な呼吸で事故を避けています。私が乗っていたクルマだけではなくて、他のクルマもそうしていたので、暗黙の常識になっているのでしょう。
このタクシーの運チャンはカーブでもスピードを出して運転していたので、さながらフランス映画「Taxi」の乗客になった気分になりました。但しあれほどスピードは高くないし、何より運転技量は上手くありません。今回同乗したクルマは全てマニュアルトランスミッションでしたが、中国の人は無謀な運転をする割にシフト操作が下手で、加速に適切な回転域を保つ事が出来ていませんでした。このあたりは、同様に凄い運転を見事なテクニックでこなすフランスのドライバーとの違いです。
中国の凄まじい運転マナー欠落を助長しているのが、道路行政だと思います。重慶市は4つしか無い中国政府直轄市なので道路は整備されていましたが、道路設計に「知恵」が入っていません。前述のように道路が合流する際には安全に合流出来るようなレーンがありませんし、なにより複数車線同志の道路がいきなり信号機も無しに合流する設計がされていますので、合流時にクルマが入り乱れる事になります。また街中でも信号機が殆ど無く、人はどうしてもクルマの間を縫って道路を横断することになりますが、人を優先させる様な教育や啓蒙も出来ていない感じでした。自動車に関しては歴史が浅い国なので、器(道路)を作る事が精一杯で、心(ルール、マナー、知恵)を入れる事が出来ていないのでしょう。
なお、同行した人の話では、これでも重慶市のドライバーは大人しい、との事でした(^^;
左の写真は重慶市の一部。人口3000万人を超える大都市です。右の写真は高層ホテルの部屋から撮影したので少し写りが悪いですが、横断舗道の連続写真です。1枚目の写真で歩行者が横断歩道上に立ち止まり、脇を赤いクルマがすり抜けています。2枚目の写真では、白いシャツを着た男性が横断歩道上に立っていますが、シルバーのクルマが止まる事なく通過し、また黄色いタクシーも減速せず、この後で男性の右側の空間をすり抜けます。
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2007年6月10日(日) |
出張準備中 |
ここ暫く出張が多くて、来週は中国、その次の週は東京、3週間後にはヨーロッパに2週間行く予定です。ヨーロッパではほぼ10年ぶりに出張中に土日が入るので、少し自由時間が出来るかも知れず、その際の撮影の準備をしています。とは言え、今回念頭にある機材は銀塩EOSではなく古いコンパクトデジカメのCanon PowerShot G2です。作品撮影というよりも、史跡、施設の撮影が目的で、音楽の方のサイトに掲載する予定なので銀塩カメラよりもデジカメの方が適しているのです。
3月に出張時のメモ用としてPentax Optio S4を買いましたが、G2とS4では画質が全然違います。画素数はほぼ一緒ですが、レンズ性能が全く異り、当時コンパクト機のフラッグシップに位置したG2の方が格段に上の絵をもたらします。それでも一般的な出張メモにはS4で十分であり、大きさ重さも1/3以下なので、2週間前の名古屋出張でS4は十分にその威力を発揮しました。
今回は自分用の撮影なので、S4ではなくG2を持ち出し、これを不自由なく使えるように三つの機材を調達しました。その一番目はコンパクトフラッシュカード。G2と言えばまだメディアが高い時代の機種なので、現在までは128MBで使ってきました。これだと100枚程度しか撮れず、結構不自由です。そこで今日は2GBのカードを買ってきました。早速これを装填すると枚数表示は999枚(JPEG FINE)。計算上は1900枚ぐらい撮れるそうです。容量が沢山あるので画質を上げて、JPEG Super Fineにすると990枚という表示が出ました。
ただ今回買ったA-DATAのTurboシリーズ(120倍速)は、安いだけあってネット上での評判は宜しくないようです。画像消失とか撮影不能とかの不具合が出る事もあるようなので、皆さんは大切な撮影用には買わない方が良いかも。ちなみに購入価格は2980円でした。
二つ目はバッテリーパックBP-511Aです。T町に在庫が無かったので注文しておきました。G2に装備されていたのはBP-511ですが、これは容量が多少小さい上に、寿命が短くて数年で実効容量が半減してしまいます。私のバッテリーも当初は数百枚撮れたものが、最近は100枚撮るのがやっとという印象になりました。現行のBP-511Aは容量が多少拡大され、しかも寿命面でも改善されているそうです(個人のサイトで長期テストされている方が居られます)。
三つ目は小型三脚です。今までの出張にはスリックのプロミニを持って行くのが通例でしたが、ベルボンからULTRA MAX i miniという新しい対抗馬が発売されて、その機能、性能の高さに釣られて購入してしまいました。ポケットに入る三脚なのに定価は12600円とかなりお高いです.....使い勝手などは後日また報告します。
今日はこれ以外にも、ガーメントバッグとか、中国語会話の本とか、色々と散財しました。あ、それからT町でhi-keiさんにお会いしました(^o^)/
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2007年6月9日(土) |
EOS-1D Mark IIIとEOS-3の相性? |
最近出張が多く、更新が滞り気味です。撮影に行く余裕が無くなってきました。これから4週間は毎週出張が組まれています(^^;。
EOS-1D Mark IIIが発売になりましたが、この機種のアイピース取り付け部が既存のEOSデジタルから変更になっていて、取り付け互換性が無いそうです。取り付け部寸法は何と視線入力EOSであるEOS-3, 5, 55, 7と同じで、アングルファインダー等を使う場合は、すっかり忘れ去られている視線入力機用のアダプターが必要になるとのこと。
私個人はEOS-3をメイン機に、旅行用にEOS-55を使っているので、アイピース部は常に視線入力サイズで、複数持っているアングルファインダー等も視線入力サイズで揃えて有ります。だからEOS-1D Mark IIIはEOS-3と併用するにはいいなぁ! などと考えてしまうのでありました(笑)。
冷静に考えれば操作系がこのMark IIIから変更になっているので、むしろ旧来の銀塩EOSの血を引くMark II Nまでの機種の方が併用しやすそうだし、アングルファインダーを共用する為にMark IIIを買うよりは、アングルファインダーをもう一つ買ってアダプター部を変えてふたつ持ち歩く方が圧倒的に安上がりなので、まあ、Mark IIIを買う事は無いでしょう。
しかし、キヤノンは何で今ごろ変更したのかなぁ?まさか次機種で視線入力を復活させる訳でもないだろうし....EOSデジタルで他社の拡大アイピースやベルボンのデジタルビューファインダー*を使ったり、ミノルタのアングルファインダーを使ってきた人達はMark IIIに買い替えると使えなくなります。大きな問題では無いかも知れませんが、Mark IIIを買った人は知らないと現場で慌てますね。
*ベルボンのデジタルビューファインダーには、多分Mark III用のアダプターが発売されると思います。そうなると、EOS-3でも使えるようになる訳で...
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2007年6月3日(日) |
広島市内はスキャナが高い |
広島市内の家電量販店に、フィルムスキャナ(ニコン・SUPER COOLSCAN 5000ED)の値段を見に行きました。高い買い物になるので、出来れば5年保証の方が良いですからね。でも結果的には値段が高すぎて問題外でした。
最初に訪れたのが中心街・紙屋町にあるデオデオ本店。値段は13万円台半ば。期待値と違いすぎたので値段交渉してみましたが、先方が呆気なく白旗で値下げ無し。次いで広島駅のそば、西蟹屋町にあるベスト電器広島本店。こちらも13万円台半ばで、デオデオと同じ値段でした。価格.comの最安値レベルの値段は期待していませんでしたが、あまりもの値段差に5年保証を諦める事に。ちなみに本日現在の価格.comの最安値は103000円。家電量販店と同じ広島市内にあるT町ではこれに対抗出来ませんが、A澤さんはまずまずの価格を出してくれています。恐らくT町経由で買う事になるでしょう。
また、改めてフラットベッドスキャナも見てきましたが、新品1万円以下で買える機種は、とてもコンパクトというか、薄っぺらくて、機械として大丈夫かなぁ?という気になります。プリント写真や薄い書類のスキャニングなら問題なさそうですが、結構分厚い書籍のスキャニングが多いので、重みで割れてしまいそう。ちょっと大袈裟かも知れませんが、本の中心部をしっかりガラス面に押し付けるために、体重を掛けて押さえる事もしばしば。私の持っている前近代的なEPSON GT-9500は巨大スキャナで体重掛けてもびくともしませんが、キャノンのLIDEシリーズだとバキッと??
ベスト電器には中古スキャナのCanoScan LIDE40が3980円であって、思わず持って帰ろうかと思いましたが、LIDE70を先に見て躯体の華奢さを知っていたので踏みとどまりました。帰宅後、価格.comなどの評判も読んでみましたが、性能も含めてやはり価格なりですね。
もう少しスキャナ選びには悩みますが、近日中には決着つけましょう。
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2007年6月2日(土) |
大判対応フラットベッドスキャナ比較 |
ここ暫くスキャナの買い替えを検討しています。現在使っているスキャナは、35mmフィルム用がCanoScan 2700F、フラットベッドがEPSON GT-9500で、どちらもSCSI接続のみ、Mac OSXにはOS9クラシックモードも含めて対応してないという、素晴らしく古典的な機械です。両方とも1999年後半に購入しているので、8年ぶりの機器更新になりそうです。
フィルム専用スキャナは既に殆ど死滅していて、予算外のニコンのブローニー対応フィルムスキャナSUPER COOLSCAN 9000EDを除くと、ニコンが2機種(COOLSCAN V ED, SUPER COOLSCAN 5000ED)、エプソンが0.5機種(これをフィルム専用スキャナの仲間に入れるかどうか微妙な、F-3200)のみなので、余り迷う必要がありません。私の心の中ではニコンのSUPER COOLSCAN 5000EDに決まりかけています。ただWindows VistaやIntel Mac対応がまだ為されておらず、ニコンのやる気の無さが気掛かりですけど。
フラットベッドスキャナは、折角ですので大判フィルムまでスキャニング出来るものを購入しようと思っています。現行機で大判対応しているのはEPSON GT-X900のみですが、中古まで選択肢を拡げると多数の機種があり、分かりにくくなっています。そこで少し調べて、主なカタログスペックを下表に並べてみました。
この表には2機種だけ仲間外れを含めています。一台はEPSON GT-X750で、大判対応していません。EPSON GT-X700, GT-X800, GT-X900が大判対応しているので、型番で挟まれたGT-X750も大判対応していると勘違いされる人が多いかと思って(私も勘違いしました)、敢えて加えました。もう一台はEPSON F-3200で、これはフラットベッドスキャナではなく、書類や本のスキャニングが出来ませんが、フィルム専用スキャナとフラットベッドスキャナの中間的存在であることと、F-3200を買って、書類スキャニングは1万円以下の安価なフラットベッドスキャナにするという選択肢も合理的だと思うので加えました。
8x10(5x7)スキャニングの可能性が有ればGT-X900かGT-X800しか選択肢がありませが、4x5までで良ければ選択肢は一気に広がります。但しこの表に現れない性能として、フィルムスキャニングのピント精度があり、フラットベッドスキャナは一般的に評価が低くなっています。それを改善する為にGT-X900にはフィルムホルダーの位置調整用のスぺーサーが付属しました。一方のフィルム専用スキャナは一部機種を除いてピント調節機能が備わっていますので、ピント面では遥かに有利です。
もう一つ大切な性能がスキャニングスピードでしょうか。上に載せた数値は最高解像度による35mmポジ一コマのスキャニング時間(カタログ値)ですが、昔の低解像度機を除くと、フラットベッドはどれも2分前後掛かっています。この表の中では素性がフィルム専用スキャナに近いF-3200はカタログ値27秒と飛び抜けて速く、フラットベッド機とフィルム専用機の違いを見せつけています。ニコンの5000EDであればカタログ値20秒、V EDは38秒、8年前に買ったCanoScan 2700Fは45秒(実測)であり、解像度の違いを考慮しても、大量のフィルムをスキャニングするならフィルム専用機を買うべきでしょうね。
EPSON F-3200の存在は、スキャナ選びをとても悩ましくしています。大判/中判スキャニングの機会はさほど多くないとは言え、35mmスキャニングのスピードを見ても、フラットベッド機の大判/中判スキャニングはとても時間が掛かりそうだし、最新鋭のGT-X900以外ではピント/解像力面で不安が残ります。だから最廉価グレードのフラットベッドスキャナ(フィルムスキャン無し)とF-3200を買う方がむしろ良いと思えますし、GT-X900を買うのと値段的にも大差ありません。しかしF-3200を買うとすると、SUPER COOLSCAN 5000EDを更に買うか?という疑問が湧いてきます。F-3200は35mmスキャナとして及第点の性能を持つ一方で、フィルムホルダーがアクリル板付きでゴミ付着が多く、Digital ICEも無いのでゴミに悩まされるという情報がネット上に多く存在しており、悩みは続くのです(笑)。この悩みに終止符を打つには、EPSONがアクリル板の無いフィルムホルダーで使えるF-3200後継機を直ぐに出すか、私が血迷ってタチハラの8x10を買うかのいずれかでしょう(笑)。
という悩みをここ1〜2年続けてきましたが、F-3200後継機の気配が無いので、まずはSUPER COOLSCAN 5000EDを買ってから、フラットベッドを考える事になると思います。
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