日の出・日没スケール
KENのつぶやき vol. 356 (2012.2.10) (2012.2.28追記)
長年の懸案だったものを作りましたので、皆さんにもおすそ分け致します。ダウンロードしてご自由にお使い下さい。但し商用利用は駄目ですよ。
地図に重ねて撮影ポイントから日の出、日没の方角を知るためのスケールです。2012年の広島を基準に太陽が丁度90度(真東/真西)から昇る/沈む日を起点に、ほぼ10日起きの方角を調べて正確なスケールを作りました。
予め地域による差異を説明しておくと、日の出/日没の方角は経度(東西)には左右されず、緯度(南北)には影響を受けます。また秋分/春分の頃は殆ど差は出ませんが、夏至/冬至の頃は差が大きくなります。夏至の頃の最大角度差は広島を起点にすると東京で0.5度、宇都宮で0.9度、富山で1.0度、福岡で0.3度、鹿児島で1.1度なのでこのスケールのままでも実用範囲かと思いますが、那覇で2.7度、与那国島で3.2度、新潟&福島で1.5度、秋田で2.5度、青森で3.1度、札幌で4.4度、宗谷岬で6.1度の違いがありますので、東北、北海道、沖縄を調べる場合で正確を期すためには作り直した方が良いかも知れません。また閏年が4年に一回ありますので、年ごとに一日の1/4程度の歳差運動をしますが、太陽の動きは一日0.5度程度なので無視できると思います。(これらの数値は季節により多少異なります)
日の出スケール
日没スケール
一般的な使い方は、ネット上の地図を一旦スクリーンコピーなどで画像データー化してフォトショップなどで開き、その上にこのスケールをコピー&貼り付けして方角を調べます。スケールは透過GIFで作ってありますので、そのまま上手く重ねられるはずです。
なおMac OS-X限定になりますが、このスケールを使う上で神アプリとも言えるフリーソフト「Drop Alpha」がお勧めです。透明部分を持つTIFF画像をこのソフトで開くと、つねにモニター最前面に不透明部分だけの画像が現れます。つまりこの日の出・日没スケールを表示したまま、ネット地図を操作(拡大縮小、スクロール)出来ますので、自由自在に方角を調べられます。このソフトを使う場合、ダウンロードしたスケール(GIF画像)を一旦フォトショップなどで開いて、TIFF画像で保存して下さい。その際に「透明部分を保持」のオプションにチェックを入れる事が肝要です。
Mac上でDrop Alphaを用いて日没スケールをYahoo地図の上に直接表示している状態です。日没スケールの不透明部分をクリックすればスケールを自由に移動でき、透明部分をクリックすれば地図を自由に操作できます。ちなみに場所は山口県柳井市の皇座山。
------(2012.2.28追記)------
Windowsにもウィンドウを透明化するフリーソフトがあると教えて頂きました。生憎XP/2000用の古いソフトで、私のMacの仮想環境(Parallels Desktop)上で動くWindows7では上手く動作しませんでしたが、本来のWindows7であればXP互換モードなどを使って動かすことが出来るかと思います。お試し下さい。
Semitransparency
戻る
|