今月の話題
617パノラマギャラリーに筆影山の作品を追加
大崎下島・御手洗の日の出
久々の絵下山夕日
蒲刈小島
野呂山鉢巻展望台
芸北の紅葉偵察
ほとけばら遊園の紅葉
4年ぶりの池の段再挑戦もガスに阻まれ
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そろそろ筆影山からの日の出と海霧のシーズンが始まりますが、昨冬シーズンの筆影山からの作品を10枚、617 Panorama Galleryに追加しました。
夜明け前のエクタクロームE100VSマジックを使った作品もあります。既に期限切れのE100VSが残り2本、この冬はエクタクローム最終シーズンになりますので、これらの作品データを見直して、現在最終作戦を構想中。
写真をクリックするとギャラリーにジャンプしますので、宜しかったらご覧下さい。
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2014年11月23日(日) |
大崎下島・御手洗の日の出 |
前日に中国地方各地の時間別天気予報を見て、何処に行くか考えるのですが、23日の日の出の頃に晴れの予報が出たのは三原と大崎上島、そして周防大島付近だけでした。
それで周防大島に行くつもりでいたのですが、土壇場で今まで撮影したことのないポイントの方が今後のためになるだろうと思い直し、目的地を大崎下島にある御手洗にしました。ここの日の出と言えば、歴史の見える丘公園が相場ですが、以前のロケハンで見つけてあった歴史の見える丘公園の下にある農道からの撮影です。
現地には1時頃に到着。空は良く晴れて、天の川も見えました。先ずは街並み保存地区の名物の灯篭を組み合わせて数カット。
長時間露光を掛けると、灯篭の緑の光が良いアクセントになって、デジカメの液晶画面には綺麗な情景が映し出されました。
来島海峡大橋を狙ってみましたが、夜中では肉眼では見えず、デジカメの長時間露光でも殆どその姿を現しませんでした。空気の透明度と、絶対的に遠すぎるのが理由だと思います。隣の岡村島にあるナガタニ展望台からだともう少し良く見えるのですけどね。
既に西側に傾きかけていたオリオン座。この一つ前のカットで流星が流れたのですが、写っていませんでした(-_-)。
そして仮眠を採って、薄明が始まってから撮影再開。まだ暗い情景ですが、長時間露光で空は明るく写り、御手洗の街明かりといい感じの組み合わせになりました。
日の出が近づいてきて、ハーフNDフィルターを装着。通常は空の部分にだけ使うのですが、海の部分全体にハーフNDの濃い部分を使って、全体の色味を強調しています。
来島海峡大橋は、やはり遠すぎるのか、ぼんやりとしていて見えません。
既に日の出の時刻は過ぎていますが、水平線付近の雲に邪魔されて、太陽はまだ顔を出しません。上空の雲はサーモンピンクに色付いています。
そして、日の出。
太陽が顔を出すと、海面に光の筋が現れ始めて、、
予定通り、灯篭と日の出の組み合わせが完成しました。今日はトヨフィールドで612撮影もしているので、出来上がりが楽しみです。
この写真以降は、太陽の色味も薄くなり明るくなりすぎたので、撤収しました。初挑戦の撮影ポイントですが、それなりに満足感がありました。
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2014年11月19日(水) |
久々の絵下山夕日 |
本日のダイアリーは11月15日・土曜日の話題です。
この日は夕日が綺麗になりそうだったので、久しぶりに絵下山に行きました。ここで撮影するのは本当に久しぶりで、つぶやきを読み返すと記事になっているのは2002年12月が最後なので12年ぶりです。その後も何度か訪れてはいるのですが、テレビの地デジ化のために頂上付近に新たな電波塔が建設されて、建設が始まると以前使っていた展望台が立ち入り禁止になり、一方クルマで乗り付けられる広い方の展望台は草木が伸びて眺望が失われるという状況でした。だから、それ以降で撮影目的の訪問は無し。
しかし久しぶりにネットで絵下山の状態を調べてみると、古いアナログ時代のテレビ電波塔は撤去されて、広い展望台が整備されていました。今年の春頃に完成したようです。それで現状チェックも兼ねて撮影に出掛けました。
これが新たに整備された展望台の情景。全体が舗装され、土の部分は芝が植えられて、東屋もあって綺麗でした。駐車場も広く、綺麗な水洗トイレも整備されています。
これが展望台からの眺め。足元は舗装されているので、機材やバッグを気兼ねなく置くことが出来ます。今のところ木々も綺麗に刈られて眺望が確保されているので、手前のススキを気にしなければ広角系レンズでも使う事が出来ます。
情景はこんな感じですね。この写真はAPS-Cの15mm(フルサイズ換算24mm)。以前、ここで使える最広角焦点距離は35mmフィルムで50mm程度と記憶しているので、随分と撮影しやすくなりました。なのでトヨフィールドと200mmレンズで612撮影もしました。ススキが無ければ150mmレンズ+617も可能でしたが、ススキを避ける為にはカメラの高さを更に1mぐらい上げないと無理そうなので(大型の脚立が要る)、この日は612で済ませました。
日が沈むまでの間、超望遠で船を撮影して楽しみます。撮ったままの写真だと空気の透明感の限界から随分と眠い写真なのですが、デジタルはコントラストやシャドウレベルを調整出来るので、簡単に見栄えのする画像になります。
眩しい海面の光の帯の中を通過するフェリー。比較的冷え込んだ日でしたが、この頃までは太陽を浴びて暖かく、ジャンパーを脱いでセーター一枚で撮影していました。
そして日没開始、、雲に邪魔されて太陽の形が見えません。
上空の僅かな雲に助けられて、空の方は良く焼けました。
そして太陽が顔を隠すと共に、急速に寒くなってきて、急いで薄手のダウンジャケットを着込みましたが、手も身体も凍えてしまいました。
そして夕映えのピーク。この頃には寒さで身体がガタガタブルブル。この季節の山での体感温度は急速に変化します。夜景まで撮影する体温が残っていなかったので、寒さの中で急いで機材を撤収して、帰途に就きました。以前よりも景色が魅力的になり、撮影しやすくなったので、道具を再検討して今度は617撮影に挑戦してみたいと思います。
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2014年11月16日(日) |
蒲刈小島 |
下蒲刈島の東側から眺められる三つの小島の撮影に行ってきました。国土地理院の地図によればこの島の名前は見たまんまの「小島」だそうです。過去にロケハンは何度かしていますが、日の出撮影は初挑戦です。
先ずは夜半過ぎに到着すると、空は晴れているものの、うっすらと雲があります。オリオン座は既に高く昇っていて、魚眼レンズでもAPS-Cだと水平線と一緒に全景を写すことが出来ませんでした。
蒲刈大橋は様々な光を放ち、目にも美しい状態でしたが、写真にすると更に色鮮やかな姿に。
これは面白い、と、寝る前に少し撮影を楽しみました。
それから仮眠をとって、5時半頃に起床。空は晴れていますが、水平線付近にはうっすらと雲があります。
時間と共に空が焼けてきて、それと共に海上にご出勤(?)の船が何隻か全速力で目の前を横切って行きました。
そして、いよいよ日の出間際。今日は灯篭のある路側帯から眺めると、島の間から日が昇る日なのですが、背後に上蒲刈島の岬がシルエットで入ってしまうので、もう一週間ぐらい後の方が良いみたいです。撮影ポイントは北にずれて路側帯からはみ出てしまいますが、背後の岬のシルエットを避ける事が出来ます。
そして日の出。薄い雲に遮られて、太陽はおぼろげな姿で現れました。
上空の雲もサーモンに染まり、良い感じです。
そして陽が高くなって、海面に光の筋が走り、お決まりの漁船を入れた構図で撮影して、今日の撮影は終了。
トヨフィールドで612撮影もしましたが、小島の背後の岬のシルエットが邪魔なので、後日また挑戦しましょう。今度は良く晴れるといいなぁ、、
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2014年11月9日(日) |
野呂山鉢巻展望台 |
今日は朝から雨模様で、自宅でのんびりしています。
今日のダイアリーは先週の月曜日、11月3日の話題です。文化の日ではありますが私は出勤。しかしたまたま仕事に余裕があったのと、天気が回復してきていたので、出勤を少し遅らせて日の出撮影に行きました。場所は野呂山中腹にある鉢巻展望台。
前夜は曇り空で本当に晴れるだろうかと心配でしたが、5時頃にはオリオン座も綺麗に輝く星空になっていて、展望台に向かいました。頭上は雲一つ無い快晴ですが、日の出の方角には残念ながら厚い雲が居座っていました。
南西側には安芸灘大橋と蒲刈大橋も見えて、日の出前の淡い光の中に勇姿を見せていました。
水平線付近の厚い雲が残念ではありますが、日の出は拝めそうなのでトヨフィールドとアートパノラマ170ホルダーをセットして日の出を待つことに。
日の出の時刻を過ぎること数分、厚い雲の後ろから光芒が出て来ました。もうすぐ日の出です。
そして日の出。撮影地点の標高が高いので、これだけ雲に邪魔されても太陽の見かけの高度(仰角)は低く、オレンジの色味が残っていて良かったです。
そして太陽がすっかり顔を出し、瀬戸内海に光の筋が出来て撮影終了。比較的撮影しやすい場所なので、良い条件を期待してまた来ましょう。
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2014年11月6日(木) |
芸北の紅葉偵察 |
今日のダイアリーも11月2日・日曜日の話題です。
北広島町大朝の「ほとけばら遊園」での紅葉撮影を終えて、芸北方面に紅葉の偵察に行きました。
大朝から大谷川沿いを走り、北広島町高野に抜ける県道からは、綺麗に色付いた山々が見えました。これは畳山の南側の大谷集会所付近から、畳山の東の山方面を眺めた情景。人工物が多く作品にはしにくい場所ですが、秋の雰囲気に溢れていました。
広島市内の染井吉野の葉が綺麗な色になっていたのを思い出し、長沢の桜も紅葉しているかな?と思い立ち寄ってみましたが、残念ながら葉は全て散っていました。
代わりに背後の冠山方面は見事な紅葉状態。今頃がピークかも知れません。
これは新緑の時に見つけた秘密のスポット、芸北オークガーデン裏の林道から掛頭山、大佐山方面を眺めた情景で、奥行きのある広大な景色に綺麗な色合いがちりばめられています。残念ながら望遠で撮影しないと余計な物が沢山写り込む場所で、中判パノラマでの撮影は出来ず、、
最後に加計にある吉水圓に寄りました。今週と来週末が秋の公開日(11/8-9、15-16)ですが、紅葉は殆ど色付いていませんでした。吉水圓に行くなら後半の公開日が良いと思います。
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2014年11月4日(火) |
ほとけばら遊園の紅葉 |
週末はドタバタした生活をしたので、リアルタイムな更新が出来ていませんが、今日は11月2日・日曜日の話題です。
昨年に比べると一週間早いのですが、他の方のブログをチェックしていると紅葉が見頃を迎えていそうなので、北広島町大朝にある「ほとけばら遊園」に行ってきました。
夜半に到着し、夜明けと共に撮影開始。
紅葉はピークと思われ、既に多くの葉が散って地面を覆っていました。
明け方まで雨が降っていたのと、撮影開始後に一度だけ雨が落ちてきましたが、それ以外は傘が無くても撮影に困らない状況で、フラットな光線状態の下でしっとりとした紅葉を楽しむことが出来ました。
石灯籠も雨に濡れて、落ち着いた雰囲気を出しています。
昨年も撮影した石灯籠。絵になります。
当初はデジタル撮影のみの予定でしたが、色々と構図検討したら617でも行けそうなので、トヨフィールドとアートパノラマホルダーでも撮影しました。
紅葉の中のトヨフィールド、結構絵になります(笑)。
ここから下は、ほとけばら遊園で撮影した作品のギャラリーです。先ずは中距離で撮影した紅葉の情景。
ここから下はマクロ撮影による紅葉の印象情景です。
最後にもう一度、ほとけばら遊園で一番可愛らしいと思った、大木の表面に連なっていたハート型のツタの葉。
朝6時半から11時まで4時間以上撮影していましたが、その間に他のカメラマンはゼロ。紅葉見物の人も二組だけという、大都市圏ではあり得ないほど、贅沢な空間を独り占めに出来た至福のひとときでした。また来年(^o^)/
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2014年11月1日(土) |
4年ぶりの池の段再挑戦もガスに阻まれ |
10月26日(日曜日)の話題です。
竜王山の日の出撮影でガスに襲われてまともに撮影出来なかった後で、池の段紅葉撮影に向かいました。2010年11月7日に来て、霧に阻まれて撮影出来なかった時以来、4年ぶりの再挑戦です。
地図をクリックすると、別ページで操作可能な地図が開きます。
登山基地となるのは立烏帽子山駐車場で、7時過ぎに到着しましたが未だ誰も来ていませんでした。天気予報では朝方は曇りながら10時頃から晴れる事になっていたので、朝食後にもう一度仮眠をとりました。
9時半頃に目覚めて、出発の準備。この時間になったら駐車場も大分埋まりました。帰途に就いた昼過ぎには置き場もないぐらいにクルマで溢れかえっていまして、流石は紅葉シーズン。
天気はご覧のような快晴で、紅葉が綺麗に映えていました。この調子なら大判カメラでも、セットアップと構図決めをサクサクこなし、どんどんフィルムを消化し、1時間程度で撮影終了となる予定でしたが、、
暫く歩いて、池の段と立烏帽子山の鞍部に到着。この時はまだ空が晴れていました。先ずは池の段側の情景を撮ろうと、立烏帽子山側に少し登って場所を探しました。
登山者の邪魔にならない場所を探して、三脚を立てて、トヨフィールドとアートパノラマ170ホルダーをセット。さて撮影と思ったのですが、空が曇り、良い光線に恵まれません。少し待ってみても、却ってガスが出て来てしまい、悪化するばかり。1時間ほど待ちましたが、チャンスゼロ。
一方、到着時はさほどでもなかった人出は、時間と共に級数的に増えてゆき、沢山の人がひっきりなしに池の段に登って行きます。もはや登山者のいない情景は幾ら待っても無理と悟りました(^_^;)。ふと振り返ると、立烏帽子山の背後には青空が見えていたりもしたので、ここでの撮影を諦めて、池の段から立烏帽子山を狙うことに。
機材を撤収してから池の段に登って山頂到着。大した距離ではありませんが、他の登山者とは違って時代錯誤的に重いカメラ機材が満載なので、息切れしながら登りました。
登り終えた直後は比較的明るい情景でしたが、時間と共に状況は悪化しまして、、
トヨフィールドとアートパノラマ170ホルダーをセットアップした頃にはガスが大挙して襲ってきました。
その間も登山者はひっきりなしにやって来まして、山頂は隙間もないぐらいに人で溢れました。こちらでも光線状態が良くなるのを待っていたら、時間ばかりが経ってしまい、周りの人達は美味しいお弁当を拡げてランチタイム。私は、と言えばカメラ機材以外に持ってきているのはスポーツドリンク1本のみ。こんなに時間が掛かるとは思っていなかったもん。お腹空いたよ〜(^_^;)
フラットな光線の中で、部分を切り取ればそれなりの絵にもなるのですが、617は広角専用フォーマットなので、それも叶わず、光線状態の回復を待つのみ。ホルダーにフィルムを装填してしまったので、何とか撮影しなければなりません。以前二週間フィルムを入れっぱなしにしたら、平面性が悪化して片ボケ写真が出来てしまったので。617は大画面なので、フィルムの吸湿による反りなどに弱いのです。
昼過ぎになって、やっと立烏帽子山の背後が晴れました。しかし山を見ると分かるように太陽は顔を出しておらず、山肌はハーフシルエット状態です。ここでフィルムの消化試合をして、撤収しました。お腹空いたし、、、 立烏帽子山や竜王山周辺に店はなく、お昼ご飯は少なくとも高野まで下りないとありつけません。
駐車場に向かう途中、池の段と立烏帽子山の鞍部でススキとツツジの紅葉を組み合わせた写真を撮りました。これがこの日最後のカット。綺麗ですね。
今年も消化不良な結果に終わったので、またいつか再挑戦しましょう。
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