今月の話題
ミレーニアとお別れ
周防大島・地家室
モンベル・パーマフロスト・ダウンパーカ
筆影山でE100VSファイナルラン
タイ出張・寸景
筆影山、やっと日の出に巡り会う
筆影山、今日も空振り
正月はゆっくり(KENの場合)
あけましておめでとうございます
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明日の朝はそれなりに晴れそうですが、撮影には行きません。明日の朝に次のクルマが納車されるからです。
今日は買い物の後で、ミレーニアを洗車し、幾つかの部品を外し、全ての荷物を下ろしてお別れの準備をしました。
初年度登録1998年9月。1900年代、20世紀!のクルマです。このホームページも1999年開設なので長いですが、それよりも前、まだ娘が小学生の時にやってきて、写真の思い出はほぼ全てこのクルマと共に作ってきました。娘との思い出も沢山、、 その娘も7年前に独立しました。
今まで何台かのクルマを乗り継いできましたが、その中では疑いもなく最良の相棒でした。全てのコーナーで路面とタイヤとステアリングと尻の対話をし、ショートストロークV6のスムーズで官能的なサウンドに聴き惚れ、履き潰したタイヤは6セット、一緒に寝泊まりした回数は約200回、愛着もひとしおです。本当は乗り換えたくないのですが、16年4ヶ月も経つと色々な所に寿命が来ていて、ほぼ全取り替えの修理が必要なので諦めました。
今はただ、感謝感謝です。
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2015年1月25日(日) |
周防大島・地家室 |
今日は初挑戦となる周防大島の地家室に行きました。目指すは沖家室大橋と日の出のコラボレーションです。
5時に到着時は満天の星空。沖家室大橋には街灯が無く、闇夜の中でその姿は見えません。長時間露光で浮かび上がるのは、橋脚に取り付けられた衝突防止用の照明と、背後の船の航跡のみ。
この時間だとクルマも1時間に数台しか走りませんが、やっと来たクルマに合わせて長時間露光。沖家室大橋の美しいラインが浮かび上がりました。先日のタイ出張時のダイアリーでお見せした、マクラーレン650Sのリアフェンダーあたりのラインにも似てますね。
薄明が進む中、滅多に来ないクルマを待って、長時間露光。良い感じの光の競演になりましたが、しかし時間と共に雲が襲ってきました。
広角で撮るとご覧の通り。良く晴れていた上空は黒い雲で覆われてしまいました。
幸い、橋の背後は明るいので、海面中心に構図を変更して撮影続行。
朝焼けがピークを迎えて、背後の山影のくびれのあたりから陽が昇るのかなと期待が高まります。
しかしその後は色気も消えて、日の出の時刻を過ぎても変化無し。暫くして、恐らく雲の向こう側で陽が出たようです。
そのまま、何事も起きず、本日の撮影は終了。トヨフィールドにニッコールM300mmを付けて、612撮影もしましたが、この日の出では期待薄です。
最後に後日の為に、レンズをフジノンT400mmに付け替えて、画角のチェック。沖家室大橋を画面一杯に捉えるなら400mmが良いですね。最近のカメラは正立正像のファインダーばかりだから、倒立正像の画面って新鮮でしょ(笑)。
今朝の地家室の気温は3度ほど。先週購入したモンベル・パーマフロスト・ダウンパーカを初めて着用しましたが、普段のダウンジャケットよりも防寒性能は高い物の、思ったほどには暖かくなかったです。室内着の服装にパーマフロストを着ればOKかと思いましたが、結構寒くて、やはりもう一枚重ね着が必要でした。より防寒性能の高いペンディスカ・ダウンジャケットの方が良かったかな。
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2015年1月22日(木) |
モンベル・パーマフロスト・ダウンパーカ |
日曜日の筆影山からの帰りに、ちょっと遠回りしてモンベルショップへ。
そして、この大きな紙袋をひっさげて帰宅しました。買ったのはタイトルにあるとおり、パーマフロスト・ダウンパーカです。
真冬の夜明け前の撮影は本当に寒いですが、自宅にある様々な冬用の衣類を重ね着して凌いでいまして、上半身に関してはアンダーウェアを含めて8枚の衣類を着ています。体格が痩せ型なので出来る技ですが、流石に8枚も着込むと動きにくいです。モンベルの羽毛シュラフ(スーパースパイラル・ダウンハガー#1)を買ってからは、本格アウトドア用に作られたダウンの防寒性能に感銘し、撮影時の防寒具も良い物を買えば、8枚も重ねる必要は無いよなぁと思い、ネットで調査を始めました。そして、めぼしい商品を数点に絞り込みましたが、衣類はやはり実物を試着しないと分からないところがありますので、モンベルショップに赴いた次第。
モンベルショップに行くと、流石に全商品、殆どのサイズ、殆どのカラーバリエーションが揃っていて、デザイン、性能、着心地、サイズ別のフィット感をチェックすることが出来ました。特に色合いと着心地はネット情報で想定した物とはかなり違っていたので、実物チェックして良かったです。選定条件は厳冬期に対応出来るスペックで、フードがついていること。モンベルのこの説明を参考に、候補になったのは以下の5点です。
- アルパイン・ダウンパーカ(19,980円)
色々なカラーバリエーションがあり、候補に挙げた中では最も安価なダウンパーカなので、真っ先に試着しました。フカフカのダウンは流石に暖かそうで、フードの保温性も良い感じ。着心地も良いのですが、小さな不満点はポケットの少なさと、フードが外れないこと。フードにもたっぷりとダウンが入っているために、被っていない時の収まりが悪く、普段着にはちょっと、という感じでした。
- パーマフロスト・ダウンパーカ(30,024円)
防寒性能はアルパイン・ダウンパーカとほぼ同等の様ですが、「売り」はゴアテックス社のウィンドストッパー・ファブリックスを使い、風を通さないこと。試着した結果は、アルパイン・ダウンパーカ以上に着心地が良くて、しかもフードが外れるので真冬の日常ユースにもOK。黒やネイビーに加えて、オレンジとイエローグリーンという鮮やかな色も選べて好印象。小さな不満点はやはりポケットが多くないことと、ウィンドウストッパー・ファブリックスがあまりしなやかではなく、紙風船の様な風合いで「パリパリ」音を立てること。アルパイン・ダウンパーカよりも1万円も高くなってしまうことです。
- ローガン・ダウンパーカ(27,565円)
イエローブラウンのジャケットを店頭で見たときに、通勤にさえ使えそうな落ち着いた風合いに心惹かれて試着。防寒性能はアルパイン・ダウンパーカから多少劣るかも知れませんが、撮影ユースには多分十分。ポケットが沢山付いている事も便利そうでした。しかし取り外し可能とは言えフェイクファーは大袈裟、フードは外れない上に、パーマフロスト・ダウンパーカと比較すると使いにくそう。そして防寒性能を高めるためのファスナー部のベルクロ付きカバーは着たり脱いだりが面倒で、パスとなりました。
- ベンティスカ・ダウンジャケット(28,944円)
極寒地にも耐えうる、という謳い文句のパーカで、それでいて値段はパーマフロストよりも安いので、実はこれが本命でした。実物を見ると超モコモコでとても暖かそう、というか氷点下にならない朝だと暑くて着ていられないのではないか、と思うほどのスペック。フードは取り外し可能で、肩から袖に掛けて丈夫なナイロンで耐久性を上げているのも好印象。着心地もOK。しかし防寒性能を上げるためのファスナー部のベルクロカバーと、上下どちらからでもオープン出来るダブルファスナーは着たり脱いだりするのが面倒で、全体的なオーバースペック感と共にパスとなりました。黒、グレー、ブルーという地味なカラーしか選べないのもマイナスでした。
- ポーラ・ダウンパーカ(39,420円)
説明文の冒頭に「南極観測隊」とあるように極地でも使えそうなスペック。ポケットが沢山あり、丈夫な材質で出来ているので念のために実物を見ましたが、触っただけで「こりゃ超オーバースペックだわ!」と、パスを決めました。ポケットと表皮材質ならこれが最高でしたが、、
購入したパーマフロスト・ダウンパーカ、Lサイズ。色はオレンジです。この色は既にネット上では欠品で、今シーズンは店頭在庫のみの状態でした。
ファスナーを開けると、800フィルパワーのグースダウンがたっぷり詰まったモコモコの裏側が見えます。
襟元には柔らかな風合いの素材が使われていて、ファスナーを一番上まで上げたときにファスナーが顎にあたって冷たい思いをしない工夫がされているだけではなく、マフラーいらずの気持ちよさを提供してくれます。
フードもダウンが詰まって厚みがあり、これを被ると防寒帽も要らないぐらいに耳を保温してくれます。軽いのに暖かく、機能も着心地も良いパーカです。
今週末からこれで出陣の予定です。多少は薄着になって、機動力が増すことを期待!
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2015年1月18日(日) |
筆影山でE100VSファイナルラン |
最近は筆影山ばかりに行っていたので、今日は他の場所を考えていましたが、土曜日に先週の筆影山のポジが出来上がってきて、ちょっとショックな結果になっていたので、また筆影山に行きました。
先週11日に1時間の長時間露光をした617のポジは、E100VSらしい発色を活かした仕上がりにはなっていましたが、佐木島で何か工事でもしていたのか、矢印の所に強烈な光がありまして、これがポジの上で強烈なハレーションを起こしていました。何度もここで撮影していますが、このような事は初めてなので、リベンジすることにしたのです。幸い本日の日の出時刻は先週と1分しか違わず、まだ真っ暗な内にフェリーの始発を航跡として捉えることが出来ます。
こちらは今日の情景です。三原も観音寺も晴れるとの天気予報どおり、満天の星空です。しかし、、先週以上にショックな事が、画面左端に大型船が筆影山に船首を向けて停泊しており、強烈なサーチライトを点けていました。これでは先週以上に悪条件(´Д`)。この船を避ける構図で617をセットアップしましたが、まとまりのない構図になりそうです。
三日月とサソリ座が昇る満天の星空です。
恒例の始発のフェリーを30分の長時間露光で。デジタルには相反則不軌が無く、30分も露光しようとするとISO100でも絞り込まなくてはならず、フェリーの航跡(右上から左下に向かう線)が薄くなってしまいます。フィルムだともっと明るく写ります。幸い今日は貨物船が航行していたので、多少賑やかな海面になりました。
薄明がかなり進み、因島大橋をアップで捉えると、背景の空がオレンジに再現されました。
しかし広角端で撮影すれば、まだ星の残る清々しい情景です。
今日もカメラは3台。この写真を撮っている EOS 50D と、真ん中がEOS-3、右端はトヨフィールド45Aにアートパノラマ170ホルダーを装着したもの。先週はカメラのアートパノラマ170で120mm撮影でしたが、今日はトヨフィールドで150mm撮影です。
日の出です。低空の雲に邪魔されて、山の少し上から出ました。
上空は雲一つ無いので、引いて撮ってもあまり絵になりません。
日の出前は殆どありませんでしたが、太陽が昇ると海霧が出て来ました。今朝の気温は氷点下3度なので、海霧の条件は良かったと思います。
海霧の中を進む船を撮影して、本日は終了。ブローニーの最後のE100VSを使いましたが、サーチライトを浴びせていた船のせいで期待値は今ひとつです。35mmの方も最後のE100VSをカメラに装填しましたが、半分残りましたので来週以降に使いたいと思います。
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2015年1月15日(木) |
タイ出張・寸景 |
先日のダイアリーに書きましたが、正月休み明けの初出勤先はタイのバンコクでした。1月5日から8日まで出張に行っていましたので、その時のスナップ写真を何枚かご紹介。
福岡空港から超満席のエコノミークラスに詰め込まれて6時間半、バンコク空港には現地時間の3時過ぎ(日本時間の5時過ぎ)に到着しました。この時点でヘロヘロに疲れていましたが、今回の会議場所は何とバンコクからクルマで3時間も掛かるホアヒンという町だそうで、そのまま拉致されて連れて行かれました(^-^;
タイは日本同様に右ハンドル・左側通行で、殆どが日本車なので情景的には日本とあまり変わり有りません。タイ語の標識でタイらしさを感じて下さい。
タイはトラックやピックアップが多く、法規やルールが甘いので、どれも過積載気味です。写真を撮ることが出来ませんでしたが、荷物を積み過ぎて交差点で発進したら前輪が浮き上がってウィリーしていたピックアップも居ました。
無事ホアヒンの町につきまして、ホテルは仕事をするのに全く相応しくないリゾートホテル。二日目の朝、日の出カメラマンのKENは当然日の出を撮影しまして、、、 日本では滅多にお目にかかれない達磨日の出を見ることが出来ました。
リゾートホテルなのでアベックが多いのですが、こちらは仕事で男だらけ。これから会議室に籠もって丸一日会議でした(´Д`)。
三日目はもう日本に帰国するので、朝食後にホアヒンからバンコク国際空港に向かいました。道路上にはやはり過積載気味のピックアップが多いです。
そして荷台に人を沢山乗せたピックアップも結構見掛けました。昼前にはバンコクに到着しましたが、帰りの飛行機が夜中の1時発なので、夜までバンコクをクルマで散策しました。
タイの庶民の足、ツクツク(トゥクトゥク)。現地の人によるとすっかり観光客相手の乗り物になってしまい、料金は普通のタクシーよりも高いのだそうです。乗り心地も悪いし、、
たまたま通りかかった自動車の中古部品街。このように自動車を輪切りにして、前半分、後ろ半分の形で売っています。下手したらニコイチでクルマが作られて走っていそうですね。
交差点で赤信号で止まると、バイク群が一番前にどんどん出てくるので、青信号に変わった直後はご覧のようなバイクの大行進になります。これも日本では見掛けられない情景です。
お昼を食べにショッピングセンターへ。タイでは日本食が大人気で、3つにひとつは日本食レストランでした。日本のチェーン店もかなり進出していて、吉野家もありました。
さて、訪問したのは超高級ショッピングモール。相続税や固定資産税の無いタイではお金持ちがどんどんお金持ちになってゆけるので、富裕層は飛んでもないお金持ちだそうです。BMWは日本でもタイでも高級車ですが、タイの富裕層にとっては大衆車なのか、このショッピングセンターではご覧のようなオープンスペースに誰でも触れる状態で展示されていました。
エスカレーター脇に何気なく置かれていたマクラーレン650Sスパイダー。赤いロープが張られただけのオープンスペースです。コンパクトなボディサイズ、スムーズでシンプルなデザインから、最初はロータスの何かか?と思ったのですが、よく見れば日本でもモーターショーぐらいでしかお目にかかれないマクラーレンでした。650Sはエントリーモデルで日本なら3400万円ほどで買えます(私には買えねーよ(´Д`))。上級モデルのP1だと一億円超え、、
少し上級チックな専用スペースに収まり、それでもドアは開放されていたのはアストンマーチン。
アストンマーチン・ヴァンキッシュは実物を初めて見ましたが、かっこいいですね! 以前ウェブ記事で見た内装はキルティングのレザーで成金趣味に思えたのですが、この車の内装はシンプルな革で、これなら欲しいかも。お値段は日本で3300万円ほど。1/10の値段なら、、(笑)
一般人お断り、の閉ざされたガラスの空間に展示されていたのはロールスロイス。
そしてランボルギーニ。流石にエキゾチック。
その後、夕食を食べてから空港に行き、夜中の1時(日本時間の3時)発の飛行機に乗り、5時間後の8時には福岡空港に着きました。離着陸前後では寝かせてくれないので、睡眠時間わずか2時間半という超寝不足のまま帰宅しました。夜明け前からの撮影で鍛えていますので、寝不足なんてへっちゃらですが(嘘)。
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2015年1月11日(日) |
筆影山、やっと日の出に巡り会う |
読者の皆さんには毎回同じ話題で申し訳ありません。E100VSラストランで、既にフィルムがカメラの中に入っていたので、今日もまた筆影山に向かいました。前夜の天気予報は概ね晴れながら、日の出時刻の7時には曇りマーク。対岸の観音寺は曇りという、ちょっと不安な天気予報でした。
朝4時過ぎに展望台に行くと、雲はあるものの星が見えていました。今日は取り敢えず太陽は出そうなので、EOS 50Dに加えて、エクタクロームE100VSを装填したEOS-3とアートパノラマ170をセットアップ。
真っ暗な中に因島大橋も綺麗に見えていました。
フェリーの時間に合わせてEOS 50DとEOS-3で約30分の長時間露光。レンズの暗いアートパノラマでは1時間の露光を掛けました。この時間帯のE100VSの発色はデジタルのこの写真とは全く異なるので、出来上がりが楽しみです。
今日は何故か漁船も貨物船も全くと言って良いほど航行していなくて、船の航跡が少ない写真になってしまいました。
大分明るくなってやっと、いつもの貨物船がやってきました。遅刻ですよ〜♪
そして待ち侘びた日の出。ただ雲が多いので絵としてはあまり面白くありません。
この頃に手前側(西側)から雲が沢山流れてきまして、いい感じに色付きました。この後で太陽は暫く雲に隠れてしまいました。
再び太陽が顔を出し、海面も輝いて本日の日の出は終了。
また太陽は雲に隠れましたが、光芒が漏れて印象的な情景にはなりました。
やっと日の出に巡り会えたたE100VSを装填したカメラ達。左端はこの写真を撮っているEOS 50D用の三脚で、中央がEOS-3、右端がアートパノラマ170です。
本日は無事E100VSを135、220各1本ずつ消費。私の手持ちのE100VSは残りも各1本のみになりました。いよいよ本当のラストランです。何を撮ろうか、、
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2015年1月4日(日) |
筆影山、今日も空振り |
筆影山から眺められる瀬戸内海を横断するように運行するフェリー(重井港〜鷺港〜三原港)の始発便の三原港着は6時25分。この時間でもまだ暗いのは冬至直後の正月休みの期間だけで、長時間露光によるフェリーの航跡狙いで正月休みは筆影山に行くのが毎年の恒例行事。しかも今年はコダックE100VSのラストランという事で、意気込みを持って臨みました。例によって前日夜の天気予報で三原は「晴れ!」。
夜半過ぎに筆影山に行けば曇り空。予報では明け方から晴れることになっていたので、一旦仮眠をとり4時に起きて、再度展望台に行きました。空は一面の雲ながら、所々星が覗くという状態でした(写真は4時47分の様子)。今日もダメかなぁ、と思いつつ、E100VSの入ったEOS-3とアートパノラマ170をセットし、チャンスを待つことにしました。
この写真は5時17分の様子ですが、時間と共に雲が増えてきて、5時20分頃には何と雨が降ってきました。慌てて機材を東屋に待避させて、諦めムードでうたた寝しながら待ちました。今日もさっさと撤収した方が良いかなぁ、、、
しかし5時40分頃に東屋から出て空を確認すると、展望台の真上は晴れて星が見えていました。雲は展望台側から因島大橋方面に流れているので、この晴れ間が因島大橋側に拡がって行く事を期待し、再度機材をセット。フェリーの運行時間に合わせて航跡を長時間露光で収めました。
その後も行き交う船が因島大橋に絡む時を狙って長時間露光。
それ以外のめぼしい船も狙って撮影、、、 しながら、日の出を待ちます。
しかし、日の出の時刻に近づくと空は一面の雲。こりゃダメだな〜 と諦めて、撤収を始めました。
撤収も半ばの頃に、太陽が薄目を開けたような形で姿を現しました。ダイアリー報告用にこの姿を写して、本日は終了(^-^;
正月休みに筆影山に3回来ましたが、全滅でした。今日と12月28日の分はダイアリーに載せていますが、実は12月30日にも訪問していまして、しかし天気予報に反して4時に起きたときに空は雲に覆われていたので、撮影せずにそのまま寝たのでした。このシーズンは気合い入れていたのに残念です。E100VSラストランの被写体は別に考えなければ、、
明日から会社ですが、明日は何とタイのバンコクに出社します。通勤時間片道12時間(笑)。
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2015年1月2日(金) |
正月はゆっくり(KENの場合) |
全国的に荒天続きですが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
広島市内も大晦日から雪が降り、1日の朝は銀世界でした。朝一番にクルマを使う所用があったので、元旦最初にしたことはクルマの雪下ろし(^-^;。1日午後には雪は溶けた物のその後も天気は優れず、これを書いている2日の午後7時もまた雪がしんしんと降り始めて道路まで積もり、またまた銀世界になっています。
休日早朝の天気が良さそうだと撮影に出掛け、天気が優れない時は撮り溜めたフィルムをスキャニングするのが私の生活パターンです。10月以降は週末の天気が比較的良かったので、中判パノラマのフィルムが未スキャンのまま9本も溜まってしまいまして、その中から20カットを選び大晦日からスキャニングしました。35mmとは違い612で1億ピクセル、617で1.5億ピクセルになる画像処理をゴミ取り含めてフル手作業で行うのは時間が掛かり、20枚ともなると大仕事です。作業の流れは
コマ選び → スキャニング → 撮影データ埋め込み → ゴミ取り → 色調補正 → 画像サイズ調整 → 保存
になります。その中でもゴミ取りが大変で、この部分だけで617で30分、612で20分掛かります。これでも随分手慣れまして、617を始めた頃は一枚50分掛かっていました。当時は19インチモニターで画面が小さく、ゴミ取り作業の為に合計176回の画面スクロールが必要だったのですが、24インチモニターを導入した現在は91回(612は63回)に削減出来ています。なおEPSON GT-X970のDigital ICEはスキャニング時間が膨大に掛かる一方でゴミ取り効果は完璧ではなく、結局手作業のゴミ取りが避けられないので使っていません。
31日の午後にスキャニング(デジタルデータ化)を済ませ、1日の朝から撮影データ埋め込み以降の作業を進めて、終わったのが1日の午後6時。正月休みは自宅でゆっくり、、 と言いつつ、撮影よりもスキャニングの方が疲れますね(笑)。
その中から一枚。野呂山ハチマキ展望台で撮影した日の出(617)です。日の出条件があまり良くなかったので絵としては今ひとつですが、左右180度の広大な視界が得られる場所なので、2:3の通常画面よりも1:3のパノラマの方が楽しめる絵柄になります。
一方のデジタルは、と言えば、最近は高度なパノラマ合成ソフトがあるので、ご覧のように難なく左右180度のパノラマ画像が得られ、合成後のピクセル数もこちらの方が大きいという、、、(笑)。客観的に見れば動きのある物をワンショットで捉える、という目的が無い限りデジタルの方が合理的ですね(^-^;
実際の617ポジを見るとその迫力に圧倒されて、やっぱり楽しいですけどね。今後617(&612)愛好者が増えるとは思えませんが、細々と楽しんで行きます(^o^)/
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2015年1月1日(木) |
あけましておめでとうございます |
あけましておめでとうございます。本年も Impressions by KEN をよろしくお願いします。
本年最初の掲載写真は、昨年始めに撮影した EOS-3 と Kodak Ekatachrome E100VS による作品にしました。「新年らしい日の出の写真」ではなく、夜中の妖しい色合いの写真です。これを選んだ理由は、第一にここ数年の新年のページには中判パノラマの写真ばかりを載せてきて、私の写真人生を支えてきてくれたジャンク上がりのEOS-3の作品を載せてこなかった、という呵責の念から。第二に、同様に私がフィルム撮影する理由や拘りの80%以上を占めてきたエクタクロームE100VSの発色がもう見られなくなるという残念な気持ちから、この一枚を選んでみました。E100VSの手持ち在庫はこれを書いている時点で135が1本半、120が2本ありますが、使用期限を過ぎている為、この冬シーズンに最後の思いを込めて使い切ろうと思っています。
夜明け前から薄明、日の出、日中と光線状態が変化する中で、E100VSの発色はカメレオンの様に変化します。それが面白くて15年近くもこのフィルムをメインに撮影してきましたが、夜明け前の発色がご覧のような妖しいグリーン。この色合いはデジタルでは相当恣意的に色を触らないと再現出来ません、というか事実上不可能です。また30分から1時間に及ぶ長時間露光でもフィルムの場合ノイズが発生することは無いので、EOS-3は長時間露光の良き相棒です。この辺りの総括はE100VSを使い切ってからつぶやきに書くことにします。
さて、新年恒例の昨年の振り返りと今年の抱負ですが、、
我ながら頻繁に撮影に出掛けたと思います。サラリーマン故のサンデーカメラマンなので近場ばかりですが、カメラを持って家を出た回数を数えたら48回ありました。この中には天候不順や車の故障などで撮影にならなかった分も含まれていますが、一昨年の44回を上回りました。一年間比較的天候に恵まれたのもあろうかと思いますが、モンベルの羽毛シュラフを買って、真冬でも出掛けて車中泊する事が苦にならず、むしろ楽しくなった事が利いています。また一昨年の8月には体調を崩し、1ヶ月で20回も病院に行くという期間がありましたが、昨年は健康に過ごせましたので、撮影回数を伸ばせることが出来たのでしょう。何事も健康第一なので、今年も健康に気をつけながら人生を楽しんで行きたいと思います。
同じ広島在住で精力的に撮影されて情報をネット上に掲載してくれる方が何名か居られまして、またGoogleストリートビューが広島県付近は細かい道まで含めて網羅された事もあり、それらを参考に積極的に新しい撮影ポイントを開拓して、あちらこちらを探索した1年でもありました。結果として絶景を恵んでくれる荒谷山に1回しか登っていないとか、撮影場所のプライオリティのバランスを崩した1年だったかも知れません。でも広島在住のカメラマンなので、近場で知らないポイントは無い、ぐらいになりたいと思っているので、今年も新しいポイント探しをしたいと思います。
新しい撮影ポイント探しは、中判パノラマを自在に使う体勢が整い、撮り慣れた情景も617や612フォーマットに再度収めたいという気持ちからも来ています。だから、明らかに中判パノラマを使えない被写体を除き、トヨフィールドやアートパノラマを持ち出しています。一方、EOS-3による35mフィルム撮影は、夏に蓮を撮影してベルビアを使い切ったので、事実上終了しました。残り2本となったE100VSの最後の思いを込めた消化試合を経て、恐らく終わりになると思います。
デジタルでの撮影はダイアリー用の報告が主目的ですが、EOS 50Dで行っています。EOS 6Dを買うかも〜♪、と言い始めたのはもう2年前になりますが、未だ買っていません。まあ、買っても良いのですが、以前フルサイズ派だった私も最近は少し気持ちが変わってきました。50Dでも殆どの撮影が出来てしまう、というのもありますが、ここ数年でシグマを中心にAPS-Cの銘レンズが増えた一方で、EFマウントのフルサイズ対応レンズで逆光に強い標準ズームや望遠ズームが見当たらない、と言うのも6Dを躊躇させる理由になっています。APS-CではEF-S15-85/3.5-5.6 ISが極めて逆光に強く、解像度も良く、周辺光量が絞っても落ち込むこと以外には完璧な仕事をしてくれます。これにシグマの10-20/3.5 DC(無敵の逆光性能), 18-35/1.8 DC(逆光には弱いけど、明るさとコマ収差の小さな周辺画質で星夜撮影に良さそう)を加えたら、手持ちの15mmフィシュアイと併せて85mm以下(フルサイズ換算135mm以下)は完璧〜という印象を持っています。しかもこれらのレンズを買っても6Dボディ価格よりも安価です。
一方6Dを買った場合、キットレンズであるEF24-70/4L ISは逆光にそこそこ強そうですが、望遠端が70mmというのは風景撮影で不足しますし、70mm以上をカバー出来る良質な望遠ズームが「適価」で見当たりません。100mm以上はシグマの100-300/4が良い仕事をしてくれるので、それでOKですが、間が開いてしまっています。間隙を埋める為のEF70-200/2.8L II ISはちょっと高すぎますし、、逆光に完璧ではありません。と、悩みは続くのです(笑)。
撮影機材という点で一番高価な「クルマ」は、年末に新しい物を発注しました。2月頃に我が家にやってくる予定です。現在のミレーニアの年齢は16歳4ヶ月ですから、良く乗ったと思います。エンジンは快調そのもので、環境時代が葬り去った古き良き時代のショートストローク・小排気量V6は今でも美音を奏でながら7000rpmまでスムーズに吹き上がりますが、16年間の青空駐車の結果プラスチック部品がもろくなって、装備品を中心に故障が出始めています。これらを直し出すとキリが無いので乗り換えることにしました。
クルマを別として、新しい機材投入は余り無いかも知れませんが、今年も健康を維持しながら精力的に撮影に出掛けたいと思います。こんなサイトですが、本年もお付き合いよろしくお願いします。
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