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紆余曲折あって脚カバーの交換が出来たベルボン・ネオカルマーニュN830。いよいよ実戦配備、という事で、先ずは泥や土が詰まるだけで無用の長物の「可変石突」の穴埋めに取りかかりました。以前、ネオカルマーニュN730の可変石突の穴埋めを紹介していますが(→記事No.69)、今回はやり方を少し変えています。
準備したのは前回同様の「光ゴムクッション20mmφx3mm KGR-21」(写真右)と、新たに「WAKI 粘着 ソフトクッション20mmφx2mm CN-102」(写真左、友人と分けたのでパッケージ無し)です。前回は光のクッションを二枚重ねにしましたが、ベルボンの可変石突の穴の深さは5mmなので、3mmx2の前回は1mmほど出っ張るカタチになりました。今回は2mm厚のクッションを探してきて、面一の処理を狙いました。
3mm厚と2mm厚のクッションを貼り合わせます。光ゴムクッションの方が丈夫な材質なので、こちらを表面にします。
可変石突にセメダイン・スーパーXを塗布して、、
クッションが接着されるまで24時間養生して放置します。
テープを剥がして出来上がり。今回はほぼ面一の仕上がりになったので、不自然さが全くありません。
更には、Eリングを調達して、可変石突の回り止めをします。石突が回転するとスパイクがクッションを押し出して剥がれてしまうので、その防止策です。
石突が回らない様にEリングを装着するには少しコツが必要でした。もう1本のネオカルマーニュN730にもEリングを装着しました。
最後に雲台を取り付けて、イモネジで外れないように固定して完成! 雲台はマンフロット#405ギア式プロ雲台と、マンフロット#138ボールレベラー。N830が小さく見えるほど巨大で、N830に匹敵する2.5kgもの重量があります。この状態で縮長1070mm、重量5.5kgとカーボンらしからぬ恐竜スペックですが、水平に敏感なパノラマ撮影にはこの機材が必須。早速フィールドで活躍して貰います。
2021年12月30日
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