八幡高原のブナや白樺の木を広角系のレンズで捉えてみました。どの木にも幽玄な表情があり、神が宿っている雰囲気を漂わせています。
風景であって風景でない写真、夢の情景のような写真。それを目指して撮影したKENスタイルの写真のプロトタイプです。特に【8】【9】は晴れた日に撮りたかった写真のイメージを実現しています。
色が少ないからこそ嫋やかな色を感じ、コントラストが少ないからこそ、心の中で壮大な空間が描けるような写真。そんな写真をモノにしてみたいという気持ちで悪戦苦闘している写真達です。しかし...ポジの仕上がりが良ければ良いほど、私の古目のスキャナの再現力とWEBという表示品質の限界にぶつかり、ポジ原板が持つ本来の良さを表現しきれないジレンマに陥っています。