例年撮影していた湯来の枝垂れ桜の周囲が2009年になって宅地造成されてしまい、今までの様な撮影が出来なくなりましたので、今年は代わりに庄原市のお寺にある桜巡りをしました。例年どおりの広島市内の染井吉野と、芸北長沢（なかぞう）の枝垂れ桜を加えて３パートのギャラリーにしています。

広島市内の桜
2009年は三度早起きして撮影に出掛けましたが、天候が思わしくなくて日の出に恵まれませんでした。毎年撮影している朝の太陽をバックにした写真が今年はありません。代わりに柔らかな光の中での落ちついた写真が多くなっています。

1　夜明け前に咲く染井吉野。右上の怪しい光は近くの水銀灯です。	2　2009年最初のカット。風が吹く中でスローシャッターを苦労して切りました。夜明の光にE100VSが反応してブルーが僅かに残っています。	3　朝の爽やかな光の中に咲く花二輪。このカットみ庄原市郊外での撮影。
4　小さな蕾に何故か強い意志とエネルギーを感じます。	5　これから開こうとしている花と、芽生え始めた葉にも前向きな心を感じますね。	6　咲き誇る染井吉野の中で、見過ごしてしまいそうな小さな蕾と花も躍動感を感じます。
7　そして花開き、空に向かって歌う。	8　花二輪、涙の雫？	9　そして多くが集まり、、We are No.1.
10　僅かなスペースを競うように咲き誇り、、	11　こちらは別の品種の桜で、赤い葉が彩りを添えます。	12　幹に寄り添うように咲く桜は、和の象徴の様な印象です。
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13　日本人が桜を美しく愛おしく感じるのは、美しい内に散るからだと思うのです。	-	-

庄原市の岳音寺と龍福寺の桜
広島県庄原市本村町付近の桜巡りをしました。2009年の収穫は山の中にたたずむ岳音寺と、開けた丘の上にある龍福寺の枝垂れ桜です。

14　最初の4枚は岳音寺です。まずは朝陽が桜を照らし始めた時の、ドラマティックな枝垂れ桜。	15　ピンクの枝垂れ桜を空に向かってダイナミックに。	16　山間のお寺から眺める、のどかな春の朝の情景。
17　お寺の敷地には、春の色が様々に。	18　残りの5枚は龍福寺です。朝は真逆光で撮影することになるので、ドラマティックな姿になります。	19　境内を被う様に咲く枝垂れ桜を、アンダー目の露出で花弁の輝きを大切に表現しました。
19　似た構図でもう一枚。このお寺での撮影は逆光性能に強い超広角レンズが必要です。	20　切り詰めた露出で、空に桜が溶け込むのを防いでみました。この桜の大きさ、存在感が伝わるでしょうか。	21　ご覧の通り、見事な枝ぶりの枝垂れ桜でした。

長沢（なかぞう）の枝垂れ桜
毎年通っている広島県山県郡北広島町長沢にある枝垂れ桜です。推定樹齢420年の古木は、今年も元気に咲いていました。2009年は少し寝坊したこともあって、いつもとは違うアングルから撮影してみました。

23　薄明が始まった空に月が出ていました。根元付近から見上げるように撮影。	24　同じく横位置で。この時間帯のならではのE100VSの発色が活きています。	25　日の出前のドラマティックな情景。もう少し桜の根元に近づいて桜全体を空に抜いて撮影したいのですが、他のカメラマンの邪魔になるので、これが限界。
26　誰も撮影しない北側原野からの撮影。確かに、、形はあまり良くないですね。	27　朝陽があたり出したので、アップで切り取りました。	28　帰り際にいつもの定点撮影を、、来年もまた会いに行こう。