Spring Flowers Gallery
2008


カタクリ

2008年のカタクリ撮影は、桜撮影の合間を縫った数時間だけでした。撮影地がいつも同じ安芸高田市向原町の群生地で少しマンネリ化した傾向がありますが、花を擬人化してストーリーを思い描きながら撮影しました。フィルムは今年もフォルティアで、実際には少し白っぽいカタクリの花を見事な期待色に染め上げてくれています。

 
1 先ずは一輪だけにフォーカスして、物思いに耽る雰囲気の写真にしました。 2 まだ蕾のふたりです。ひとつの株から生える花は、正に双子の様に同じ表情をしています。 3 しかし行動パターンは個々人違うようで、片方だけ咲いた株も沢山ありました。蕾はペリカンの口の様でユーモラスです。
4 揃って咲いたペアです。何となく顔を背けあって咲くのが習性なのか、哀愁を漂わせます。 5 開花が進むと、今度は背中を向け合ってしまいます。実は兄弟仲の悪い花なんでしょうか(笑)。 6 後ろ姿も撮ってみました。独特の髪型をしていますね。
7 珍しく三人並んで咲いていた花たちです。背景が暗く露出が難しいのでスポット測光で露出値を決めて、その測光値になるよう露出補正してAE撮影しています。 8 こちらは蕾の内から背中を向けた二人で、既に他の人に気持ちが移っているようです。浮気性の性格なのでしょうか。 9 群生地は雑然としていて背景、前景整理が難しいのですが、限りなくカメラを低くして広い空間に一株だけ配置しました。