急遽三脚が必要になりました。
現在持っている三脚は、私用がマンフロット190+141、娘用がスリック・エクセラスポーツです。娘用の三脚を購入したのは二年前、彼女が小学校5年生の時でした。その頃はまだ身長140cm強で、重い三脚が持ち運べないため、軽くてローアングルの出来るものを購入しました。しかしいまや中学一年生で、身長は160cm、毎日10kgもある学生カバンを背負って登校しているので体力も十分。撮影会にはカメラ二台、レンズ4本ぐらいを持って出かけるようになり、娘が三脚が小さすぎると不満を漏らす機会も多くなりました。11月の撮影会のときに試しに私のマンフロットを使わせたら、身長にぴったり合った高さと持ち運び可能は重さ(2.7kg)でとても気に入ってしまいました。代わりにエクセラスポーツを使った私の感想は、「これは使い物にはならないなぁ。低すぎて...」。ちなみにエクセラスポーツの伸長は、エレベーター無しだと110cm、エレベーターを使って(極めて不安定です)135cmぐらいです。
私の方はマンフロット190に不満が有りました。高さが足りないのです。春になると良い形の桜の花を付ける枝があるのですが、これを撮ろうと思うと180cmぐらいのところにカメラを添えたいのですが、マンフロット190では20cmぐらい足りない...
そこで、桜の季節を前に、三脚を購入することにしました。私用に大きめの三脚を買って、マンフロット190+141は娘に譲ると言うものです。私の三脚の条件には以下のような事が挙られます。
1. エレベーターを使わずに目線の高さ(160cm)以上にカメラをセット出来ること。
2. エレベーターを用いて、出来れば180cm以上に伸びること。
3. ローアングルが可能なこと。
4. 3ウェイ、2ハンドル雲台であること。
5. 雲台にクイックシューが付いていないこと。
6. 重さは出来れば4kgを超えないこと。
7. 値段があまり高くないこと。
この条件で三脚選びを始めたのですが、実はこれを満足する三脚が殆ど無い事に気づきました。重さが4kgを超えないでエレベーターを使わずに160cm付近まで伸びる三脚は、マンフロット055C+141RC、スリック・プロ700DXぐらいなものです。ジッツォの幾つかの三脚も該当しますが、値段の条件で脱落しました。
さて、マンフロット055C+141RCにしても、スリック・プロ700DXにしても、雲台にクイックシューが付いていますが、私はこれが嫌いです。クイックシュー付雲台の場合、雲台手前側にシューのロック機構があり、三脚座つきのレンズを付けようとしたときに、ロック機構がカメラのバッテリーパックやブースターと干渉し、設置出来ないのです。以前エイブル300DXを使っているときには、雲台の向きを逆さまにして使っていました。プロ700DXの雲台のロック機構は右サイドに付いていますが、カメラ取り付けネジから雲台手前までのデッドスペースが大きく、カメラのバッテリーパックと干渉は避けられそうに有りません。
もう一つクイックシュー付雲台を嫌う理由に、ベルボンのマグネシウムクイックシューを愛用していることがあります。このクイックシューは極めて軽量、大型で、ロックレバーが横に有る為バッテリーパックとも干渉しません。更にクイックシューが雲台から取り外せるのでマクロスライダーを使うときにもクイックシューが使えます。この便利さを知っているので、雲台そのものにクイックシューのあるものは避けたいのです。
となると、脚と雲台を別々に買うしか方法が無いようです。 (続く.....)
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