「さて、明日は備北丘陵公園に行こう!」と前回つぶやきに書いたとおり、その翌日の5月1日に備北丘陵公園に行ってきました。
国営備北丘陵公園は中国自動車道・庄原インターで下りて、標識にしたがって走れば5分ほどの所にあります。広島市西部に住んでいる人は五日市ICから山陽道に入れば問題ありませんが、広島市中心部、東部の人は最寄りのICが広島ICまたは広島東ICになると思います。どちらからでも庄原に行くためには一旦大きく西方面(五日市IC付近)まで遠回りさせられますので、国道54号で可部付近(太田川を渡った所)まで行き、そこから左方に曲がりバイパスを経て国道191号で広島北ICまで迂回してから中国道に入っても時間的に大差無く、高速料金は大幅に節約出来ます。但しゴールデンウィークなどの大型連休の時は191号が大渋滞しますので、この限りではありません。
と、一般的な道案内をしたところで、私の経路をご紹介しましょう。私は貧乏性なので一般道で庄原まで行きます(笑)。東区からだと温品バイパス(この呼び名は古いですね。現在は広島高速)を抜けて(私の場合は一般道ですが)、広島東ICを通りすぎ、上深川から県道37号(芸備線沿いに高陽町から向原を通って三次方面に抜ける県道)を北上します。広島市内から三次方面に一般道で行くには国道54号が一般的ですが、沿線住民のドライバーとしての性質が違うのか?何度走り比べても流れる速度が県道37号の方が速く(54号は50〜60km/h、県道37号は60〜80km/h)、県道の方がお勧めです。但し休日に高陽町方面から北上すると上深川の交差点を先頭に渋滞することが多いので、ここを上手く迂回する手段を考えられた方が良いかも知れません。
県道37号は三次の手前で国道54号に合流します。しかし54号を走るのは数キロで、三次市内には入らず、三次ICの標識に従ってトラックセンターのある交差点を右折します。更にIC手前の「備北広域農道」の標識に従って右折し、あとは真っ直ぐ...備北広域農道の終点からは道なりに県道庄原三次線を走れば、丘陵公園の入口標識が見えてきます。
公園の開園は9時30分、私の到着も9時30分丁度。誰よりも早く花の広場に行けば人影のない広大な花風景が撮れますので、重い機材を担いで早足で歩きました。しかし〜、なんとチューリップの盛りは既に過ぎていて、ほとんどの花びらが傷んでました。去年は同じ日に来て真っ盛りのチューリップを相手に時間の許す限り撮り続けて、多くの作品を生み出すことが出来たのですが(Spring
Flowers Gallery 2をご覧下さい)、今年は晩冬が暖かかったせいか、色々な花の開花時期が早くなっているようです。
それでも良く花を観察すると、白地にピンクの品種は比較的綺麗な花の状態を保っていました。そこでその花を相手にしばらく撮影しました。
前回つぶやきに書いた旭鷹農園とは違い、備北丘陵公園のチューリップは背が高く撮影は楽です(それでもローアングル三脚を最低位置にすることは必要ですが)。しかも畑状ではなく花壇状に植えられているので、三脚を設置するスペースに困りませんし、花壇の奥行きが深いので、どちらにレンズを向けても背景処理に困ることがありません。また一つの花壇の中に色々な品種を植えてあるので、背景に変化をつけることも容易です。ですから傷んだ花が多くても、マトモな状態の花を主役に、それ以外の傷んだ花をボカしてわき役に持ってくれば作品になりそうでした(これを書いている時点ではまだ現像できていません)。
またチューリップに飽きれば他の花も豊富に植えられているので、被写体に困ることはありません。
当日の天気予報は晴れのち夕方から雨だったのですが、実際には朝から曇りで、昼食を食べたら雨が降ってきてしまいました。しばらく様子をうかがっていたのですが、雨は益々ひどくなるので、諦めて1時すぎには帰路につきました。実際に撮影できたのは2時間ほどで、フィルム一本半の消費でした。
備北丘陵公園は極めて広大な公園で、花の広場の他に、家族団欒にもってこいの大芝生広場、草ソリの出来るちびっこゲレンデ、大型の子供遊具、アスレチック、サイクリング、「ひばの里」という昔ながらの藁葺農家や神楽殿などを再現した場所があります。またオートキャンプ場も併設されています。花以外にも家族、子供たちのスナップ写真の題材には困らない場所です。
花の広場は3ヘクタールの広さがあり、4〜5月には菜の花、チューリップ、ポピー、7〜8月にはひまわり、サルビア、ラベンダー、9〜10月にはコスモスと彼岸花が中国地方随一の規模で咲き誇ります。花を撮影しいるといつも思うことですが、花の量の多い場所の方が良い花、良い光、良い背景を選ぶことが出来て結果的に傑作を物に出来る可能性が高いようです。その意味で備北丘陵公園の花の広場はとても良い場所だと思います。おかげで私はすっかりリピーターになっています。
さて、二回連続ローカルな話題だったので、次回のつぶやきはエリアレスな話題(つまりは機材関連)にしましょう。
国営備北丘陵公園
広島県庄原市上原町1300番地
電話;08247-2-7000
ホームページ;http://www.bihoku-park.go.jp/
休園日;毎週月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、12月31日、1月1日
但しゴールデンウィーク中、夏休み中は無休
開園時間;
3月1日〜 6月30日:9:30〜17:00
7月1日〜 8月31日:9:30〜18:00
9月1日〜10月31日:9:30〜17:00
11月1日〜 2月末日 :9:30〜16:30
入園料金;大人400円、小学生〜中学生;80円
駐車料金;普通車310円、大型1020円、二輪100円
サイクリング;大人250円/2時間、子供100円/2時間
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花の広場全景。これは広場の一番奥から撮影した物で、本格的な花壇は写真の中央奥の赤白の花のある部分から、右奥に見える橋のあたりまでにあります。 |
チューリップの花壇の様子。花の盛りが過ぎ中央部の赤いチューリップの大半は既に花が摘み取られています。しかし色々な色の花が大量に植えられているのが分かります。奥に見える黄色は菜の花の大群です。 |
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花壇と花壇の間の通路。広さは十分にあり、ローアングル三脚を拡げても他の人の通行の妨げになりません。花の高さも5〜60cmあり、真横や見上げるようなアングルの撮影もさほど苦にはなりません。 |
公園入り口右手にある「中の茶屋」。比婆牛焼肉丼(1000円)は柔らかい和牛を使って美味です。この日はお腹が減っていたので、牛丼(600円)とかけそば(350円)を食べましたが、牛丼の味はイマイチ(比婆牛焼肉丼にすべきだった)。でもそばは美味しかった!休日は大混雑するので早めのお昼が吉。 |
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