初期型のEOSに、シャッター幕に油のような汚れが付着して開閉不良になることが多発しています。この事について知り得る情報を整理してみました。
お願い:このつぶやきは皆さんの情報によって、より詳しい物にして行きたいと思います。新たな情報がありましたら、メール、又は掲示板への書き込みでご連絡下さい。
1 症状
見た目では、シャッター幕の左半分に油のシミの様なものが付着しはじめ、症状が進むと、コールタールの様な粘度の高い黒いものがベットリと付着します。
この症状が発生すると、撮影時のシャッター幕の開閉が正常ではなくなり
・画面の下または上1/3ぐらいが未露光になる
・完全な未露光になる
という不具合が発生します。前者はシャッターの先幕と後幕が付着して、先幕が走る途中まで後幕がついていってしまった物。後者はその付着がより強固になって、終わりまで後幕が先幕に付着したままで作動してしまったものです。
この症状が発生しても撮影時のシャッター音は正常に聞えますので、現像するまで故障には気づきません。また症状が軽い内は全コマ発生するわけでは無いので、最初の内は気づかないかも知れません。もし画面の一部が真っ黒な写真がひとこまでもあれば、シャッターをチェックした方が良いでしょう。
2 原因
EOSのシャッター幕は上から下に走ります。下まで走りきったシャッター幕を受け止める為に小さなゴム片がつけられています。通称「ダンパーゴム」とか「シャッターブレーキ」とか呼ばれる物です。位置的には裏蓋側から見て、下側フィルムレールよりもやや下のあたりの裏側です(カメラを分解しなければ見えません)。このゴム片が経年変化(加水分解と言われています)でドロドロに溶けて、下りてきたシャッター幕に付着するのです。
これはゴムの材質と空気と時間の問題ですので、対策前のシャッターを搭載したEOSなら必ず発症すると思って良いと思います。
キヤノンはこれを不良とは認めていません。かつてCAPA誌で話題に取り上げられて、メーカーの回答として「経年変化の一つであり、不良とは考えておりません」との主旨のコメントを寄せています。従って修理は有償です。
3 修理方法
溶けたゴムの付着したシャッター幕の交換、及びゴム片を対策品に交換することが必要です。仮に部品を入手したとしても、シャッター速度の測定と調整が必要なので、自分で修理することは無理でしょう。キヤノンに修理に出すと、11000円〜15000円程度請求されるようです。私が1998年8月にEOS630を修理に出したときの請求書には
技術料金10,200円、 部品代金1,000円、 運送諸費用1,000円、 小計12,200円
消費税610円、 総合計12,810円
と書かれています。(追記:近頃はシャッター幕修理が重修理から中修理にランクダウンしたようで、修理費が8500円程度になっている様です。インターネット上に情報が複数あります。)
但し、EOS650〜EOS10のメーカーの修理部品保管期間がそろそろ終わったようで、一部のホームページに「もう修理できない」と言うような言葉も掲載されています。症状がある人は早めにキャノンに相談してみた方が良いでしょう。
(2004.12.28追記:EOS650〜EOS10迄の機種は既に修理不能ですが、シャッター幕交換だけは部品がEOS100などと共通のためか修理出来るようです。複数の読者の方から情報を頂きました。古い機種をお持ちの方はダメモトでキヤノンに問い合わせてみてください。)
私のジャンクEOS650はシャッター幕をベンジンで清掃して、一応使えるようになってはいます。フィルム10本ぐらい撮影してノーエラーでした。しかしこれはあくまで素人療法であり、下手をすると清掃時にシャッターを破損しますし、成功しても本来必要な「ゴム片」無しでシャッターを作動させていることになります。メーカー修理可能であれば、そちらをお勧めします。私の方法はメーカー修理不可能になった後の次善の策でしょう。
※EOS650シャッター汚れ修理記事は、MATIAさんのHP「ジャンク大帝」に掲載されています。
※つぶやき151に、シャッター清掃の様子を再掲載しました。上述のEOS650のシャッター不良が再発したのです。ベンジンによる清掃では、ゴム片の全ては取り除けないので、残ったゴム片が再度加水分解した様です。その再清掃の模様を記録しました。(2002.9.7追記)
4 不具合を起こす機種はどれか!
これが皆さんにとって一番関心の深い所ではないでしょうか。以下に私の知り得た情報と、それに基づく危険度をまとめてみました。
機種名 |
発売 |
シャッター不良情報 |
危険度 |
コメント |
EOS650 |
87/3 |
私は延べ3台のEOS650中古を購入し、3台共にシャッター不良でした。インターネット上でも650の不具合情報は多数有ります。 |
大 |
シャッター不良の代表機種であり、シャッター交換した中古以外は買うべからず。 |
EOS620 |
87/5 |
インターネット上にはEOS620そのもののシャッター不良情報を見掛けません(650の不良を元に620でも発症すると推測した記事はありますけど)。また某カメラショップは、620はX=1/250秒を実現するためにT90系のシャッターを搭載しているので、不具合は出ないと言っていました。2003.10.1に14〜15年使ったT90のシャッターに油汚れの様な物の付着が発生という読者からの情報がありました。但し2005.1.17に別の読者からはT90でシャッター固着修理すると固着防止の為に軟らかめのグリスを使うことがあり、これが使用過程でシャッター幕に付着する事があるが、ダンパーゴム付着ではないでしょうとの情報も頂きました。 |
小? |
新宿Mカメラにシャッター幕交換済みと書かれた620が有ったそうですが、ダンパーゴムの加水分解による交換かどうかは不明です。それ以外には長年に渡り不具合情報が無く、安全度は高いと思われます。
620のシャッター不良の情報をお持ちの方はご一報を。 |
EOS750 |
88/10 |
友人がシャッター不良中古物件を見たことあり。インターネット上にもシャッター不良情報あり。 |
大 |
入門機でシャッター交換した人は少ないでしょうから、中古は手を出すべからず。 |
EOS850 |
88/10 |
情報は特に見掛けませんが、EOS750の姉妹機種。 |
大 |
同上 |
EOS630 |
89/4 |
私の630はシャッター交換。インターネット上にもシャッター不良情報多数あり。 |
大 |
シャッター不良の代表機種であり、シャッター交換した中古以外は買うべからず。 |
EOS-1 |
89/9 |
ダンパーゴムの付着に関するシャッター不良情報を見掛けません。フラッグシップ機のシャッター構造は違うようです。 |
多分
大丈夫 |
大丈夫と思われます。もしEOS-1のシャッターへのダンパーゴム付着情報をお持ちの方はご一報を。 |
EOS RT |
89/10 |
EOS630と中身は一緒。インターネット上にもシャッター不良情報あり。 |
大 |
シャッター不良の代表機種。自己修理(シャッター清掃)もRTの場合はペリクルミラーを外す必要があり、事実上不可能です。購入はシャッター交換済み品だけにしないと痛い目に合います。 |
EOS10 |
90/3 |
シャッター不良の中古を見たことあり。またインターネット上にもシャッター不良情報あり。 |
大 |
これもシャッター不良の代表機種。 |
EOS700 |
90/3 |
EOS700所有者の方からダンパーゴム付着によるシャッター幕不具合発生し、修理したとの報告がありました。 |
大 |
入門機でシャッター交換した人は少ないでしょうから、中古は手を出すべからず。 |
EOS1000
QD |
90/10 |
私のEOS1000はシャッター不良でした。インターネット上でも情報多数。 |
大 |
同上 |
EOS100
QD |
91/10 |
読者の方から2例のシャッター不良の連絡がありました。私のEOS100は大丈夫ですが、その後の調査の結果、前オーナーがシャッター交換している可能性が高くなりました。 |
大
|
比較的新しい機種なのでつぶやき上梓時には故障例が少なかったですが、最近故障報告が急増しています。手を出さない方が良いでしょう。 |
EOS1000
QD-P |
91/10 |
不良機種1000Sと1000QDに挟まれた機種ですから、当然不良持ちです。 |
大
|
入門機でシャッター交換した人は少ないでしょうから、中古は手を出すべからず。 |
EOS1000S
QD / QD-P |
92/3 |
1000Sの不具合機種を買われた方がおられます。また、1000Sの修理を何度か受け付けたカメラ店がありました。 |
大
|
入門機でシャッター交換した人は少ないでしょうから、中古は手を出すべからず。 |
EOS5 |
92/11 |
シャッター不良中古を見掛けたこと無し。インターネット上でも不具合情報無し。但し、中野のFカメラに「シャッター幕交換済み」と書かれた中古物件が1台あった様です。ダンパーゴムの加水分解に伴う交換かどうかは不明です。
ただ、キヤノンがダンパーゴムを改良したのは1996年だという情報が有りました。だとしたらEOS5は危険という事になります。 |
中
|
EOS5にシャッターの問題があるのかどうか不透明です。購入時にはシャッター幕を念入りにチェックして、少しでも染みがあれば疑った方が(手を出さない方が)良いと思います。 |
EOS Kiss |
93/10 |
不具合情報は長年見たことがなく、私のKissも大丈夫でした。しかし2002年10月にオークションにシャッターに油のような染みのあるKissが出品されました。またその後、カメラ店にお勤めの方から、初代Kissのシャッター修理を複数台受け付けたとの情報がありました。 |
大
|
比較的新しい機種なのでつぶやき上梓時には故障例が少なかったですが、最近故障報告が急増しています。手を出さない方が良いでしょう。 |
EOS100
QD-P |
93/11 |
シャッター幕交換済みと書かれた中古(生産年記号I)があったとの情報を頂きました。またダンパーゴムが溶けてシャッターに染みのある品がオークションに3〜4台出品されました。EOS5よりも後に発売されたカメラなので大丈夫かと思いましたが、どうやら部品は改良されておらずEOS100(ノンパノラマ)のままの様です。キヤノンのサービスセンターも100Pの不具合発生を認めています。 |
大
|
比較的新しい機種なのでつぶやき上梓時には故障例が少なかったですが、最近故障報告が急増しています。手を出さない方が良いでしょう。 |
EOS-1N |
94/11 |
ダンパーゴム付着による不具合の情報はネット上、カメラ店ルート共にありません。フラッグシップ機ですからシャッター構造が違います。 |
大丈夫 |
問題ないと思われます。 |
EOS55 |
95/9 |
ダンパーゴム付着による不具合情報はネット上、カメラ店ルート共にありませんし、読者からの報告もありません。私の55も元気です。
2005年1月にEOS55でシャッター幕に油状の汚れが付着した中古が新宿Mカメラで販売されていました。Mカメラに問い合わせた所、古いEOSに付く油状の汚れと同じものとの事です。 |
小〜中 |
2005年1月、ついにEOS55の発症例が確認されました。95年発売なので、シャッター対策されたという96年以前の個体の問題なのか、EOS55全体の問題なのかは今後の動向を見守る必要が有ります。読者がキヤノンサービスセンターに問い合わせした所、95年製造のEOS55にはダンパーゴム付着の可能性ありと回答したそうです。 |
New Kiss |
96/9 |
ダンパーゴム付着による不具合情報はネット上にありませんし、読者からの報告もありません。但し一件だけカメラ店がNew
Kissのシャッター不良修理を扱ったという事例があるようです。ダンパーゴム付着の不具合かどうかは不明です。 |
小?
|
多分、問題ないと思われますが、少し不安ですね。 |
(2002.2.16追記)これまで寄せられた情報を整理すると、
-
EOSー1は大丈夫です。EOS620も例外的に大丈夫かと思われます(今のところ不具合情報がありません)。それ以外の、EOS5よりも前に発売されたカメラはみなシャッター不良を抱えているカメラです。
-
パトローネ室にある6桁の記号の二つ目がカメラ(正確にいえばパトローネ室の部品)の生産年を表す暗号で、G=1992年、H=1993年、I=1994年...と思われます。
-
シャッターのゴムに対策品が用いられたのは1992年半ば以後と思われます。生産年記号G(1992年)でシャッター不具合になっているEOS100を持たれている方が2名おられました。一方で生産年記号H以後でのシャッター不具合の情報は寄せられていません(Hで異状なしとの情報は数件よせられました)。またEOS5(1992年11月発売)の不具合情報もありません。
-
以上から、生産年記号H以後のカメラなら不良品である可能性は低いと思われます。
(2003.1.11追記)
上記取り消し文にあるように、当初は製造年でシャッター不具合の有無が分かれていると思っていました。私もメーカーに勤めていますが、私の会社は不具合が分かった時点で一斉に対策を打ちますので。しかしキヤノンの場合はその様な事はなく、製造年よりもモデルごとに不具合の有無が決まっているようです。EOS5の不具合の有無が少し不透明ですが(不具合情報は1件しか無し、しかも現物確認出来ていません)、当初大丈夫と思っていた初代Kiss、100
QD-P(パノラマ)は共に不具合を抱えたカメラのようです。比較的新しいカメラなので発症例が少なかったのですが、最近不具合情報が多発しております。情報を寄せて頂いたカメラ店の方のお話では、キヤノンはEOS100パノラマ以前のカメラにシャッター不具合がある事を認めているそうです。
(2003.10.2追記)キヤノンのサービスセンターが、1996年にダンパーゴムの材質を改善したと言っていたとの情報を頂きました。それ以前にシャッター修理したカメラは不具合が再発すると考えた方が良いでしょう。
(2005.1.15追記)ついにEOS55に発症例が確認されました。シャッターに油状の汚れ付着と明記された中古が新宿Mカメラのサイトで販売されており、Mカメラに確認したところ古いEOSで見られるのと同じ汚れで通常の撮影は無理でしょうとの事でした。EOS55は1995年発売なのでシャッター対策したという1996年以前に製造された個体のみの問題なのか、1996年の対策が誤報(あるいは対策不十分)でEOS55全体の問題に拡大するのかは、今後の発症動向を見守る必要があります。
1996年の何月に対策されたかは不明ですので、もし1997年(製造年記号L)以降に製造された個体でシャッターへのダンパーゴム付着が発生すれば、それは最新機種(EOS7s)まで含めて信頼が置けなくなるという事です。少し長い目で動向を見守りましょう。しかしこれでEOS5の発症は間違い無さそうです。
(2005.1.17追記)読者の方がキヤノンサービスセンターに問い合わせしたところ、95年製造のEOS55にはシャッターへのダンパーゴム付着の可能性があると回答があったそうです。但しダンパーゴムの具体的な改良日は不明ですから96年製造なら100%安心と考える事は出来ないでしょう(96年1月1日に改良されたわけでは無いでしょうから)。またゴムの改良による耐加水分解の寿命がカメラの寿命(数十年)に対して十分に長くなったのかも不透明ですから、97年以降に製造されたカメラの状況も長い目で見守りたいと思います。
引き続きEOS5, EOS55, EOS7, EOS7s, EOS New
Kiss以降のKissシリーズにもし発症事例がありましたら情報提供お願いします(出来るだけ伝聞ではなく、実物確認をお願いします)。
(2005.1.17追記)読者の方(payforeさん)から実体験に基づく情報をメールで頂きましたので、御本人の許可の下で転載します。
こんにちは。私もEOS一筋?でシステムを組んでおり、いつかメールを出さしていただこうと思っておりました。今回EOS55の記事を読んで微力ながら情報の足しになればよいかと思いメールさせていただきました。(中略)
私は趣味でいろいろなEOSを収集&オークションで販売しています。その中でつぶやきに掲載されている中で危険度「大」は100%トラブルが発生しています。
私もEOS55を使用していましたが、ゴムの付着はありませんでした。
EOS630は思い入れがあるカメラなので二台とも一年ほど前にキャノンサービスでシャッター幕とダンパー交換を行いました。約¥8500程度の修理代金で。先日別件でキャノンサービスに寄ったときに話を聞くとまだシャッター幕については在庫有で交換可能との事でした。またELバックライトは一年前にはありましたが最近欠品になったようです。
EOSkissはゴムダンパの溶け出し&内蔵フラッシュチャージせずで同じくキャノンサービスに出したところ、ゴムダンパ&幕の交換はサービスでフラッシュの修理代金のみの請求でした。
ちなみに別のkissは自力で分解し、ゴムダンパが着く所にモルトを貼り付けて見ました。分解すると解けたゴムの除去は5分で終わりますが、分解・組み立ては3時間ぐらいかかりました(汗)とてもメンドクサイです(笑)シャッター速度は未調整ですが、全速大丈夫でした。
分解しないでゴムダンパの除去を行うときは少し固めの薄いプラ版などで引っかけをつくり、一気に固まりを引っ掛けて取ると後々楽ですし、一年たっても再付着はありませんでした。ベンジンでふき取ったあと、レンズクリーナーで幕を拭いてやると綺麗になりますよ。
T90のシャッターについてですが、あまりシャッターを切らないでいるとギヤ?などの動作部分が固着し、EEEの表示がででしまうトラブルが多いらしいです(私のもそうでした)。その修理に際して固着しにくいようにやわらかめのオイルを使った場合に流れてくるのでは?とのことらしいです。T90のシャッターは固着するのが殆ど(全部?)なのでシャッター幕が汚れた物は修理担当の方は見たことが無いそうです。
あと友人のEOS5、私のNewkiss、3はノントラブルです。5や10・100はグリップが粘ついて困りますが…。 |
結論として、中級機ならEOS55か
EOS7、入門機ならNew Kiss以後のカメラ、及びEOS1シリーズ、EOS3以外のカメラは、特別の思い入れとシャッター故障の覚悟が無い限りは手を出さない方が身のためかも知れません。
旧型EOSシャッター不良情報、更新履歴
日付 |
更新内容 |
2002.1.19 |
つぶやきに掲載 |
2002.1.20 |
シリアル番号1377xxxのEOS100をお持ちの方からシャッター不良例の連絡があり、EOS100の危険度を「中〜小」→「中」へ格上げし、関連する記述を変更しました。 |
2002.1.23 |
EOSの製造年のヒントが読者の方からあり、手持ちのEOS、読者の方のEOS100などから判断してシャッター対策が行われたのが92年以後、製造年記号「G」以後と推定し、それに関連する記述を追加/不適切な物を削除。併せてEOS100の危険度を更に中〜大に格上げ。 |
2002.2.16 |
EOS1000、EOS100シリーズを発売順に細分化し、危険度を個別評価。またパトローネ室の生産年記号と対策の有無について、現状での推定を記載。 |
2002.5.6 |
EOS1000Sのシャッター不良品を買われた方から連絡があり、EOS1000Sの危険度を「中〜大」に変更し、記載内容を修正。 |
2002.9.7 |
EOS650のシャッター清掃の模様を掲載したつぶやき151へのリンクを追加。またEOS5、EOS100Pのシャッター交換済み中古情報を得たので、これらを追記し、EOS100Pの危険度を「大丈夫かな?」へ格下げ。 |
2002.10.27 |
Kissのシャッター染みあり品のオークション出品情報を頂きましたので、その事を追記し、Kissの危険度を「大丈夫かな?」に格下げ。 |
2002.12.12 |
EOS100QDーPのシャッター幕にゴムが溶けたことによる汚れのある商品が、写真入りでオークションに出品されたという情報を頂きました。それでEOS100QDーPの危険度を「中〜大」に格下げ。 |
2003.1.11 |
カメラ店にお勤めの方から、650, 750, 850, 10, 1000S, 初代Kissなどの故障例(修理受託)が複数あるとの連絡を頂きました。またキヤノンのサービスセンターがEOS100パノラマ以前のカメラにシャッター不具合例がある事を認めたそうです。改めてこれまでの情報から総合的に判断すると、製造年によってシャッターの対策有無が分かれるという私の理解は誤りだと思い、関連する記述を全て修正し、危険度も全面的に見直しました。 |
2003.6.4 |
新宿Mカメラに、シャッター幕交換済みと書かれたEOS620があったそうなので、その旨を追記しました。但しダンパーゴムの加水分解による交換かどうかは不明です。 |
2003.10.2 |
読者からの二つの情報を加えました。
一つ目はご自分で所有しているT90にシャッター不具合(油汚れ状の物の付着)が発生したというものです。恐らく同一のシャッターを使っているEOS620も全く安全とは言えなくなりました。但し他に不具合情報はなく頻度は極めて低いようです。
二つ目はシャッター修理をした方がサービスセンターに「また再発するのか」と質問したところ、「1996年から部品の品質を変えたので大丈夫」との回答を得たという情報です。これにより1992年発売のEOS5の危険度は高くなったと思います。また1996年以前に修理したカメラは再発するという事になります。
以上を本文中に追記しました。 |
2004.12.28 |
最近不具合報告が多数寄せられているEOS Kiss, EOS100QDの危険度を「大」に格上げ。その他細部コメントを修正しました。 |
2005.1.9 |
EOS700の故障報告がありましたので、追記しました。 |
2005.1.15 |
EOS55の発症例が確認されましたので、関連部分の記述を修正しました。 |
2005.1.17 |
EOS55の発症に関連した情報と、T90のシャッター油汚れの原因に関する情報が読者から寄せられましたので、追記しました。 |
♪ |
新しい情報がありましたら、メールか掲示板までお寄せください! |
|