フォトテクニック2006年度は結局無冠
KENのつぶやき vol. 267
(2007.2.25)
2月18日の夕刻にフォトテクニック2007年3-4月号がメール便で届けられました。PTフォトコンテスト・風景部門に1位入選し、顔写真、コメントと共に掲載されたのは2月19日のきまぐれダイアリーでお知らせした通りです。しかしKENの関心事はこの入選よりも、2006年度の年度賞の発表の方にありました。ベスト5入りしていれば事前に受賞コメントを聴取する連絡が編集部から来る筈なので選外は分っていましたが、届いた雑誌を見て、やはり選外になっていました。残念です。
2004年1-2月号の応募を最後に2006年1-2月号で再開するまで二年間弱応募を休んでいたので、2006年度はいつもより本気で応募しました。「いつもより本気」の意味は、確か1999年度に事前に年間ベスト1を狙い圧倒的な強さで1位を獲得されたKさんのコメントに触発され、KENが考えた方針で応募する事です。Kさんは前年度が年間ベスト5に終わったので、翌年はストックも含めてエース級の写真をドンドン投入されて1位を狙われたのでした。
私は2003年度にまぐれもあって年間ベスト2を受賞しているので、目指すポジションは当然ベスト1になります。そこでKさんのコメントに習ってストックから出し惜しみなしで作品を出して行きました。結果は..
2006年1-2月号には風景・ネイチャー部門にKENの写真の中でも渾身の出来栄えの作品を送り、大掲載のみを狙いました。そして予定通り大掲載になり、月間でもダントツのベスト1(111ポイント獲得)でした。この写真は結果的に年間最高ポイントの座を最後まで守りました。
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EOS3, Sigma AF28mm F1.8II, F2, 15分, E100VS
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3-4月号にはやはり風景・ネイチャー部門に桜の作品の最上のストックを二枚送り、二号連続の大掲載になりました。絵柄が大人しかったので月間ベスト5入りはどうかな?と思いましたが、無事ベスト3に入りました(77ポイント獲得)。
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EOS3, EF70-200mm F2.8L USM (70mm), F5.6, AE(+0.3EV, 1/100sec.),
E100VS
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5-6月号は新緑の写真で気に入ったものを数枚送りましたが、結果は落選でした。
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EOS3, EF70-200mm F2.8L USM, Dual Exposure, PKR (Kodachrome 64 Pro)
First Exposure; Focal Length 135mm, F4, AE(-0.3EV, 1/40sec.)
Second Exposure; Focal Length 200mm, F2.8, AE(-0.7EV, 1/60sec.) |
7-8月号はチューリップの作品を数枚送付しましたが、やはり落選。作品の力不足もありますが、入選作品の傾向を見ると丹地先生は掲載号の季節感を大切にされている事が手に取るように判り、7-8月号にチューリップは無いよね、という印象を持ちました。
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EOS3, Sigma AF180mm F3.5EX APO Macro HSM + x1.4 Converter, F5, AE(+1.0EV,
1/400 sec.), Astia100F |
9-10月号は前号の反省を踏まえて秋・紅葉の作品を応募(応募時点では6月ですが(^^;)。風景・ネイチャー部門のとびらページに大きめの掲載になりました。残念ながら月間ベスト5には入りませんでした。
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EOS3, Sigma AF APO MACRO180mm F3.5EX HSM, F3.5, 絞り優先AE( 補正なし、1/15
sec.)、同一露出で二重露出、E100VS |
11-12月号の作品選定では少し焦りました。晩秋〜冬に撮影した作品に手ごたえのある物が無く、代わりに見た目は晩秋らしい、しかし実際の撮影は真夏の、霧の海の作品を応募しました。結果は風景・ネイチャー部門にやはり大きめに掲載されて、月間でもベスト3に入りました(48ポイント獲得)。
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EOS3, EF70-200mm F2.8L USM, F4, 2.5分, E100VS
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1年間を締めくくると、ベスト5に3回入ったのは1999年度にKさんがベスト1に輝いた時以来の出来事であり、年間合計ポイントでもトップで、私としてはやるべき事はやったと思っています。しかし2004年度以降は年間ベスト5の決定方法が異なっていて、最後は編集部と必撮選者が集まって個別の写真を選ぶというカタチになっています。つまり年間でベスト5に何回入ろうと、ポイントを何点取ろうと関係なく、1枚の写真勝負です。
結果は冒頭に書いた通り、ベスト5の選外でした。1-2月号に掲載になった霧とオリオン座の写真は結構インパクトのある絵柄なので、少なくともベスト5に入る期待を持っていたのですが、フタを開けてみたらベスト5入り写真に風景・ネイチャー部門は1枚も無し、全て人物の写った写真でした。私の写真の選外は良いとしても、11-12月号の風景・ネイチャー部門で大掲載になって月間でもベスト1になられたMさんの写真は繊細でいてインパクトがあり、本当に感激したので、あの写真が選外である事には釈然としません。結局、選者の分野がネイチャー以外に偏っているという事なのでしょう。また獲得ポイントと年間ベストの順位には何の相関も見られませんでした。合計で100ポイントを超えた方は私を含めて4名いますが、全員選外です。これもルールの内なので仕方ないですね。
さて、2006年度でエース級の写真はみな使い果たしたので、2007年度は昨年の様な活躍は厳しいと思います。実力認定証獲得まであと一回掲載が必要ですが、これも危ういです(^_^;。まあ、慌てず騒がずマイペースで撮影に励む事にしましょう。
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