今月の話題
E100VS ラストラン@筆影山、空振り
宇宙からハヤブサ3帰還?
年賀状作成中
フジヤでの収穫、マルミ・センターND II 67mm
今週も糸崎から因島大橋を狙う
フジヤでの収穫、ND400
糸崎・因島大橋
大崎下島・一峰寺山
蒲刈小島・再挑戦
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前日の天気予報では三原も、対岸の観音寺も朝は晴れになっていたので、筆影山に出掛けました。
私のメインフィルムは長年コダックE100VSでしたが、コダックのフィルム撤退により手持ち在庫が135が2本、120も2本のみになりました。使用期限はとっくに過ぎていますが、最後の出番をマイナス15度の冷凍庫の中で待ち続けていました。夜明け前に特徴的な発色をするので、それを活かしてあげるべく、この冬シーズンの筆影山が相応しいと思い、135、120それぞれ1本ずつを冷凍庫の眠りから覚ませました。
1時に現場に到着したときは満天の星空。久しぶりのEOS-3にE100VSを装填し、夜露対策もして長時間の自動露光を仕込んで仮眠をとりました。しかし4時に起きてみると、天気予報とは裏腹に全面曇り空。そりゃ無いだろう、、、と、テンション急降下(^_^;)
今日は珍しく展望台の南側に大型船が留まっていましたが、動かなかったので航跡狙いの被写体にはなりませんでした。
空気は澄んでいて、真夜中の因島大橋も綺麗に見えましたが、曇り空では薄明が始まっても色気がありません。
三脚にぶら下げた温度計では気温0度でしたが、とっても寒くて展望台の中を歩き回って身体を温めていました。絵にならないとは思いつつ、一応いつものフェリーを30分の長時間露光で撮影した所で、とても寒く、かつ眠かったので撤収。筆影山に何度も通っていますが、日の出を待たずに撤収したのは初めてです。
E100VSはEOS-3で10カットほど消費。アートパノラマも持って行きましたが、120の出番は無く、また元の住み処の冷凍庫に戻りました。E100VSラストランは今暫く続きます。
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2014年12月24日(水) |
宇宙からハヤブサ3帰還? |
12月3日に小惑星探査機・ハヤブサ2が打ち上げられましたが、我が家には12月21日にハヤブサ3がやってきました。
正式名称は「ハヤブサ Mk III」。既に知っている人は別として、この写真を見ただけで何に使う道具か分かる人は凄いと思います。これをネット上で見つけて、そのローテク技術の素晴らしさに感激して殆ど衝動買いでした(KAZさんには5秒差で負けましたが)。ハイテク機器は知識があれば作れますが、ローテク機器は知恵と精緻な工作技術が無いと作れません。見たとおりの原始的かつ頑強な作り故に壊れる要素が無く、恐らくは一生物。ここもハイテク機器との大きな違い。お値段は9800円+送料ですが、その内3000円は時計代で、時計無しバージョンは6800円です。
詳細は、使ってから報告します。
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2014年12月21日(日) |
年賀状作成中 |
天気は悪くありませんでしたが、この週末は撮影に出掛けず、年賀状づくり。
年賀状は25日までに投函を、とコマーシャル等で流れていたので、25日の手前の週末になる昨日と今日で仕上げました。
2015年の賀状のカラーはオレンジです。
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2014年12月18日(木) |
フジヤでの収穫、マルミ・センターND II 67mm |
先日の東京出張の際にフジヤカメラで仕入れたものがもう一つありました。
マルミ・センターND II 67mm。既に絶版となっているセンターNDフィルターで、価格は3000円。既に77mmの物を持っているので購入を少し迷ったのですが、滅多に出ない珍品ですし、オークションだとこの数倍の落札価格になるので、買っておきました。
77mmの物を入手した際には、レンズ取り付け側は77mmでも、外側(被写体側)はケラレを防ぐ為に82mmになっており、フィルターネジも切られていない、と説明しましたが、67mmの物でも外側サイズは変わらず82mmで、フィルターネジもありません。
センターNDフィルターを必要とする手持ちレンズで、フィルター枠が67mmのものにFujinon SWD65mm F5.6, Nikkor SW90mm F8sがありますし、617撮影の際にはNikkor W150mm F5.6s, Nikkor W135mm F5.6s(何れもフィルター枠52mm)でもセンターNDを用いた方が画面が安定するので、結構役に立ちそうです。
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2014年12月14日(日) |
今週も糸崎から因島大橋を狙う |
先週に引き続き、因島大橋の背後からの日の出を狙って糸崎へ。太陽の方角が変わるので場所は2号線沿いのコンビニに変更です。
コンビニでの長時間駐車(仮眠)は失礼にあたるので、近所の道の駅・神明の里で仮眠を採りましたが、起きてみればクルマは全面凍っていました。夜半に到着時の外気温計はマイナス1度でしたが、更に冷え込んだようです。
5時に起きてコンビニへ。今日は冬至の一週間前なので、良い場所は海に向かってコンビニの右側、ガソリンスタンドの裏辺りに陣取りました。来週末なら逆にコンビニの左側がポイントになります。人が寝ていたクルマでさえ凍るぐらい冷え込んでいるので、防寒具をしっかり着込んでも凍えました。凍える手で機材をセットアップして、撮影開始は5時50分。
長時間露光で浮かび上がった因島大橋、残念ながら背後に厚い雲がかかり、余りよい日の出になりそうにありません。一応トヨフィールドもセットアップしましたが、期待値は右下がり(-_-)。
糸崎周辺は良く晴れていて、ご覧の通り。ただ因島大橋の背後にあたる四国側が曇っているのです。
日の出の時刻が近づくにつれて雲は更に多くなり、「今日はダメかなぁ〜」と諦めムード。
日の出時刻の7時6分の情景。ハーフNDフィルターを付けていると色味が強調されるので、ハーフNDを外して撮影しました。実際の情景の見た目もこんな感じで、この時点でトヨフィールドでの撮影は中止決定。一度フィルム装填してしまうと、後戻り出来ないので、、
しかし、雲が多いと色々な事が起きることもありまして、ここからの光のドラマが面白かったです。先ずは橋の背後に神々しい光芒が現れまして、、
やがて雲の隙間から太陽が顔を出しました。計算通り、橋の中央です。
そして海面も輝いて、一応予定通りの因島大橋と日の出のカットは完成。やっぱりこの構図だと、上空の雲が邪魔ですねぇ(^_^;)
太陽はまた雲の影に隠れましたが、上空の雲はいい感じに焼けてきました。
その朝焼けは更に拡がりまして、とっても寒いですけど、見た目は清々しい朝になりました。
橋の背後での光のドラマは続きまして、放射状に光芒が放たれ、ドラマチックな情景になってきました。
更に上空に大きな光芒が現れて、何か聖なる者でも現れるかのような雰囲気です。
その光芒は、太陽柱(と呼ぶのかどうか知りませんが、光の柱)に化けまして、、 元旦日の出なら神様が出た〜!と皆さん手を合わせそうな景色です。
そして、太陽柱を追うように太陽がまた顔を出し、海面も輝き、一気に眩しくなって本日のドラマは終了しました。
セットアップされながら、出番の無かったトヨフィールド。
今日のカメラマンは私を含めて合計4名。一組の老夫婦が私の隣で撮影していたのですが、お二人共に結構頑丈な三脚に、雲台はマンフロット405でした。ギア式雲台を現場で見掛けることは希ですが、一般的な410ではなく、大きくて重い405が三台も並ぶ情景はちょっと圧巻でした。
とても寒い中、撮影お疲れ様でした。
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2014年12月11日(木) |
フジヤでの収穫、ND400 |
先日東京出張があり、帰り際の寸暇を見つけてフジヤカメラへ。ジャンク館に行くと珍しいフィルターがあったのでGETしてきました。
ケンコーのND400、72mm。ジャンクでは無いのでそれなりの値段(3000円)でした。デジタルの場合は解像度重視でレンズを余り絞り込みたくなく、日中で滝などの水を流して撮りたい時にND8ぐらいでは不足するので、いつか買おうと思っていたのでした。標準ズームのEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMで使う予定です。
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2014年12月7日(日) |
糸崎・因島大橋 |
今日の目的地は糸崎。離合出来ない狭い道を登って行くと、山の中腹に一部だけ開けたところがあって、そこから因島大橋が見えます。クルマは一台駐めるのがやっとの場所なので詳細は説明しませんが、昨年も何度か通った場所です。
午前1時頃に到着しましたが、空は曇っていて絵にならず。いつもの星夜撮影は無しで仮眠しました。
5時半に起きて撮影準備開始。予報通り明け方の空は晴れていて、日の出が期待出来そうです。寝る前に三脚にぶら下げておいた気温計は0度を指していました。カメラを操作する指が凍てつきます。この場所でも最盛期にはマイナス5度ぐらいまで下がりますが、最近まで暖かかったので今日は寒さが身に染みました。
大分明るくなってきましたが、因島大橋の背後には雲があって、理想的な日の出にはなりそうにありません。
そして日の出の時刻を数分過ぎた頃。太陽が出る場所がしっかり明るくなっていますが、雲が邪魔して日の出は未だです。
上空の雲もいい感じに焼けて、橋の背後の雲さえ無ければとても良い情景なのに、、(^_^;)
やっと太陽が顔を出しました。
太陽がすっかり顔を出しましたが、直ぐ上にまた雲があって、落ち着きのない絵柄になっています(笑)。自然任せなので思うようには行きません。
そしてお約束の貨物船。貨物の定期航路があるのでしょうか? 毎年この船にはお世話になっていますm(_ _)m
貨物船に合わせて構図を引いて、本日の撮影終了。
先週に引き続き、トヨフィールド45AにフジノンT400mm F8を装着して612撮影しました。今日は朝7時からこの付近の清掃と伐採整備があったようで、丁度太陽が顔を出した時に(7時2分〜)トヨフィールドの真ん前(前方50cm!)に人が立って作業を始めてしまい、焦りました。「どいてくれ」とも言えませんし、、 隙を突いてシャッターを切りましたが、慌てすぎて絞りを操作するのを忘れて一枚露出を間違えた(-_-)
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2014年12月5日(金) |
大崎下島・一峰寺山 |
少し前になりますが、11月23日・日曜日の話題です。
大崎下島・御手洗での日の出撮影の後で、一峰寺山に行ってみました。とびしま海道の島々(安芸灘諸島)は2011年1月30日に農道を含めて一通り巡っているのですが、その際に行かなかった場所です。
ここに至る林道は3ナンバーのクルマだと泣きたくなるほど狭い部分があるので、行かれる場合はお気を付けて。
林道終点にある東屋です。写真で分かるように周囲を木に囲まれていて、眺望は一部に限られます。
その唯一開けた北東方面の情景。大崎上島と、その手前右に岡村島が見えていて、岡村大橋等も見えますが、手前の木々に邪魔されて写真にはなりそうにありません。
展望広場まで100mとあるので、歩いて行ってみました。
一峰寺こと、水分神社です。
その水分神社の脇に展望台はありましたが、木々に囲まれていて眺望はゼロ。ちょっと残念。ただ、この季節は落ち葉に埋め尽くされていて、フカフカの地面を歩くのは気持ち良かったです。
そこにあった案内板です。
来た道を戻り、林道終点から100mほど下ると、別の東屋がありました。
ここには個人で買ったらとても高そうな、口径150mmの双眼鏡がありました。観光地の様なお金を入れて見るものではなく、自由に使える状態でしたが、残念ながら長年の雨ざらしのせいで、光学系はカビだらけ、左の接眼レンズは失われ、眺望を楽しむことは出来ませんでした。
この場所からの眺めは、林道終点よりも開けていて、東北東から西南西までパノラマ風景を楽しむことが出来ます。これは東北東の情景。
そのやや右側、東側の情景です。季節を選べば良い情景に恵まれるかも知れません。
更に下った所にはとても広い広場(駐車場)と、場違いなほど綺麗な水洗トイレがあります。
ここだけ見るとバスでも上がってこれるような場所に思えますが、林道の途中は柑橘畑の中を走る農道そのもので、事実上の軽自動車用の幅。離合不可能な道が延々と続いています。運転に自身が無いとか、新車を買ったばかりでキズが気になる人は来ない方が良いかと(^_^;)。今回も途中で道の脇から草木が伸びている場所があり、クルマ側面をこすりながら通過しました。
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2014年12月1日(月) |
蒲刈小島・再挑戦 |
昨日11月30日の話題です。
下蒲刈島の東側海岸から見える三つの小島を11月16日に撮影しましたが、背景に岬のシルエットが入ってしまい、絵として今ひとつだったので、背景が整理されるこのタイミングで再挑戦しました。16日の下蒲刈島、23日の大崎下島・御手洗に続いて、三週連続の安芸灘諸島訪問で、片道700円の安芸灘大橋を三往復しました(回数券使いましたけど、、)。
夜半に下蒲刈島に到着し、星空が綺麗だったので先ずは以前撮影したことのある安芸灘大橋の真下のポイントに行きました。夜の橋は絵になりますね。
その場所にある趣のある建物と木をシルエットに星空をワンカット。
その後、小島の撮影ポイントになる県道沿いの路側帯に行き、シリウス、オリオン座、すばるを撮影。こういう撮影をしているとポータブル赤道儀が欲しくなって来ますが、、
いつもはシグマ15mmF2.8フィッシュアイで撮影しているのですが、ふと思い立って、200mmで撮影したらどうなるのか試してみました。望遠になる分、星の流れが大きくなるので、ISO3200まで上げて最短になるシャッタースピード(5秒)でオリオン大星雲を狙ってみました。星像は流れていますが、結構よく写りますね。これでポータブル赤道儀があれば、、(笑)。
蒲刈大橋も星空の下で綺麗な色を放っていました。ここで仮眠。
5時半に起きて撮影準備開始。薄明が始まって東の空は良い感じで色付いてきました。低空に雲がありますが、仕方ないですね。
日の出の時刻が近づくにつれて、上空の小さな雲が真っ赤に色付いてきました。予定通り、今回は島の背後に岬のシルエットが入らないので、島の形が良く分かります。
日の出の時刻は既に数分過ぎて、雲の上から正に太陽が出ようとしている、その情景です。
そして日の出。シグマ100-300mm F4 DG HSMを使っていますが、このレンズ、ハーフNDフィルターを付けるとゴーストが出てしまいます。
そこで、ハーフNDフィルターを撤去して撮影。レンズ単体ならご覧のように逆光には強いレンズです。
カメラを三脚ごと移動して、太陽が真ん中の島の上に来るようにして撮影。またハーフNDフィルターを使っていますが、ゴーストが目立たなくなるように手持ちで角度を付けながら使っています。
お約束の漁船が来たので、良い位置でパチリ。その後も少し撮影を続けてから撤収しました。
本日の撮影風景。島をアップで狙う為にデジタルはSIGMA 100-300mm F4 EX DG HSM。パノラマ撮影はトヨフィールドとホースマン612ホルダーを使い、この機材で使える最長焦点距離のフジノンT400mm F8を持ち出しました。このレンズをフィールドに持ち出すのは2007年春以来、7年ぶりです。
普段撮影している様で撮影していない、トヨフィールドの実戦状態。今回は蛇腹が一番伸びるレンズなので、ビヨーンと伸びた姿になっています。
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