今月の話題
安芸灘諸島巡り
MARUMI Center ND II 入手
月夜の瀬戸内海撮影はモヤッと
また一つラボが事業縮小
一筋縄では行かない617日の出撮影
ダイソー商品の微妙な価格
2011タカナシカレンダー
四度目の正直
筆影山、三度目も、、
筆影山、また空振り(-_-)
BetterScanning製フィルムホルダー
あけましておめでとうございます。
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朝3時半起きで安芸灘諸島を巡って来ました。
この地図に見えている五つの島、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、岡村島(地図に名前が出ていませんが正月鼻という地名のある島)は全て橋でつながっていて、クルマで走ることが出来ます。本土と下蒲刈島を結ぶ安芸灘大橋が出来たのは2000年ですが、今まで訪れたことが無かったので、日の出/日没撮影のロケハンを兼ねて観光してきました。
広島市内は土曜日夕刻から雪になり、朝3時半に起きてみればクルマの上に5cmほど積もっていました。周りの道路も真っ白に雪化粧していて、真夜中だと言うのにまずはクルマの雪かきと、ガラスの雪溶かしをして、白い道路の上をおそるおそる目的地に向かいました。天気予報では大崎上島付近は晴れているとのことなので、、、
雪が降りしきる広島市内を走っている時は日の出撮影が出来るのだろうかと不安でしたが、呉市内に入ると晴れて綺麗な星が見えました。そして仁方から安芸灘大橋に入り、まずは日の出撮影の出来そうな場所を探して走ります。しかし今まで来たことが無い場所でのスポット探しは難しく、結局一番奥の岡村島まで行ってしまいました。安芸灘諸島は柑橘類の栽培が主たる産業で、山の中に農道が張り巡らされています(狭いです)。その農道をあちこち走り回って、薄明がかなり明るくなった頃にやっと見つけた場所で機材をセットして日の出を待ちました。
先日入手したセンターNDフィルターの効果をテストすべく、機材はアートパノラマ170を持ち出しました。出来たてホヤホヤのセンターNDとハーフNDを同時に超広角レンズでもケラレ無く使う新兵器を取り付けています。(この機材の詳細はまた別途、、)
そして日の出。水平線付近に雲があったので、太陽は高い位置からしか出ませんでしたが、気持ちの良い朝でした。正面右側に西瀬戸自動車道の来島海峡第三大橋が見えます。
日の出撮影を終えてからは、五つの島のめぼしい場所をチェックして回りました。海岸沿いよりも山の中腹や山頂を重点的にチェックしたので農道という農道を走り回り、全ての島を二周したような印象です。その全部を紹介するのは無理なので、比較的条件の良さそうな場所をお見せしましょう。
何かの遊戯施設のように見えますが、豊島にある十文字山展望台(リンクはYahoo地図)です。標高は309mで、ほぼ360度の眺望が得られます。
特に西側の眺望が障害物も無く開けているので、夕陽撮影には良さそうです。山の上にも関わらず水洗トイレも完備されています。但しここに至る道は分かりにくいだけではなく、とても急峻で狭いので覚悟が必要です。
上蒲刈島の原トンネルのほぼ真上にある展望台です。原トンネルは映画「海猿」のバスの中のキスシーンで有名になったとかで、、、そのロマンティックな場所の真上にありますが、ここに至る道は狭くて、落石、倒木が多く走りにくいです。東南東側が開けているので、晩秋〜冬ぐらいの日の出撮影に使えそうです。
下蒲刈島の東側の県道からの眺めです。この道の海側には広くなって駐車&撮影出来るスペースが頻繁に現れるので、太陽と島の位置が調和する場所を簡単に探せそうです。小島をアクセントにした日の出撮影に良さそうです。
これら以外にも20カ所ぐらい巡りまして流石に疲れました。全ての島の農道を走り回りましたが、岡村島と下蒲刈島以外の農道は基本的に軽自動車専用と思った方が良いほど狭く、離合出来る場所も限られ、Uターンは極めて困難ですので、運転に自信のない方は入り込まない方が良いでしょう。
行き止まりにはUターンするスペースぐらいあるだろうと思うと大きな間違い。前に進むのですら気を遣うほど狭い農道がそのまま終わってしまい、KEN万事休す、この後で延々とバックで山道を降りる羽目に、、
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2011年1月29日(土) |
MARUMI Center ND II 入手 |
マルミ製のセンターNDフィルターを入手しました。
1月16日のダイアリーに書いたように、大判用超広角レンズではコサイン四乗則によって大きな周辺減光が発生し、どれだけ絞り込んでも改善しません。これを是正するために中心が暗く、周囲が明るいセンターフィルター(センターNDフィルター)が用意されています。以前はケンコーとマルミから汎用品が出ていましたが、どちらも生産中止で現行品はシュナイダー製の各レンズ専用品ぐらいしか見当たりません。仕方なくオークションをチェックしていて見つけた中古がこのフィルター。
サイズは77mm、中心部は露出倍数3(1.5絞り分)の濃度で、周囲に行くに従って薄くなり、最周辺部は素ガラスになっています。
センターフィルターを必要とするレンズは殆ど全て105度以上の画角(正確には包括角度)を持っており、フィルター側も超広角対応しなければなりません。このマルミ製フィルターのレンズ側サイズは77mmですが、フィルター枠は82mmありまして、前側枠はフィルターガラス部よりも広くなってケラレを防いでいます。しかもフィルターネジを切っていません(二枚重ねるとケラレるので)。
シュナイダー製だともう一枚のフィルターを重ねて使えるように設計されていますが、67mm用のセンターフィルターの場合で前枠は86mmという超巨大なサイズになっています。その上の82mm用だと前枠は105mm。原理的にフィルターの重ね使いが出来たとしても、実際に使えるフィルターが殆ど存在しないか、高くて買えないサイズです。
とはいえ、私は日の出撮影時にセンターフィルターとLEEのハーフNDフィルターを併用したいので、それを実現させる挑戦は続きます、、、、、 これを使うレンズのフィルター径は67mmですが、ふたまわり大きめの77mmを購入した事が活きてくる予定です(まだ試行錯誤中)。
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2011年1月23日(日) |
月夜の瀬戸内海撮影はモヤッと |
この冬シーズンに三原市・筆影山に何度か出掛けていますが、月のある夜明け前に撮影した写真が思いのほか良い仕上がりだったので、月が夜通し空にある今日は徹夜で撮影する事にしていました。
昨日の11時過ぎに自宅を出発して、最初に目指したのは筆影山の南側にある竜王山(445m)。筆影山(311m、撮影用展望台は280m)よりも標高が高く、異なった眺望を恵んでくれます。現地到着は12時半頃で、気温はクルマの外気温計によれば氷点下三度、当然ながら、、、、他に誰もいません。満月をやや過ぎた月が空にありましたが、霞が出ているようで笠をかぶっていました。肝心の景色の方も霞んでいて、あまり良い絵は撮れない雰囲気です。
加えてこの場所は手前に桜の木があって、撮影の構図が極めて限られてしまいます。3年前にも一度来たことがありますが、木が成長したのか、その時よりも条件が悪化しているようでした。アングルが限られる事に加えて、風が強くて寒さが尋常ではなく、トヨフィールドで3カットほど撮影してから引き上げることにしました(それでも一枚30分程度の露光時間なので2時間以上居ました)。
次はいつもの筆影山へ。こちらは標高が低いのと撮影展望台が山の中腹にあるためか、風を殆ど感じず竜王山の様に身に危険を感じるような寒さはありませんでした。そこで早速撮影開始、、 それでも身体はしんしんと冷えてきて、バルブ撮影で待っている間は近くの階段を走って登り降りして、身体を温めていました。
夜明け前頃になって他にカメラマンの方が三名ほど見えられましたが、情景はやはり霞んでいて、期待度ゼロの朝になってしまいました。
これが今日の日の出ですが、極めて平凡(^^; という事で今月の月夜の撮影が成果もなく終わってしまいました。完全徹夜だったので、帰宅後は直ぐに布団の中へ、、
これだけだと消化不良のダイアリーになってしまうので、以前撮影した写真を一枚貼っておきましょう。
Toyo Field 45A, Fujinon W150mm F5.6, F8, 30分, E100VS, Horseman 612 holder
トヨフィールドと612ホルダーで撮影した写真で、原版では島の木々や因島大橋の吊りワイヤーの1本1本がはっきり写っているほど情報量の高い写真です。この日も曇っていたので空が白く写っていますが、晴れていれば星も写ったはずで、そういう条件を求めてまた通うことになるでしょう。
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2011年1月19日(水) |
また一つラボが事業縮小 |
長年お世話になっていたプロラボ・シグマ広島(株)から、1月28日をもってポジフィルムの現像を取りやめ、東京(堀内カラー新宿)送りになると連絡がありました。仕上がりには中一日必要とのことです。
これで、私の生活圏でのポジ当日仕上げの道は閉ざされました。
いつの間にかコダック・エクタクロームの大半と、フジのアスティアが製造中止になっていますし、ポジフィルムを楽しむ環境がどんどん狭まってきています。残念、、、
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2011年1月16日(日) |
一筋縄では行かない617日の出撮影 |
昨日から広島市内でも本格的な雪が降り、道路や交通機関が乱れていましたので撮影には出掛けず、最近撮り溜めたフィルムをスキャニングしていました。フィルム本数が結構溜まっていたのと、BetterScanning製フィルムホルダーを購入したお陰でブローニーフィルムを高解像度(3200dpi)で取り込むことが出来るようになり、画像サイズが一気に大きくなったので作業にとても時間が掛かり、結局昨日と今日はスキャニングとレタッチで終わってしまいました。
今日スキャニングした画像を皆さんにも一枚お見せしましょう。今シーズン四回目の筆影山撮影でやっと巡り会えた日の出を、トミヤマ・アートパノラマ170+ニッコールSW90mm F8で撮影した写真です。
Tomiyama Art Panorama 170, Nikkor SW90mm F8, F16, 1/30 sec., Kenko Half ND8, RVP100
如何でしょう。ぱっと見、単なる露出を間違えた失敗作品ですよね(^-^;。
しかし、同じ時に同じ露出値で撮影したトヨフィールド+Fujinon W150mm F5.6による6x12の写真、EOS-3とTamron SP-AF28-75mm F2.8による35mmフィルムの写真は露出を失敗したようには見えませんでした。617の写真が失敗作品に見えるのは、対称型レンズ構成を持つ超広角レンズがもたらす周辺減光のため。
こうすると分かりやすいと思います。同じレンズで撮影しても、6x9の範囲内ならばまともな写真に見えますよね。6x12の範囲になると周辺減光がやや目立つようになりますが、それでも大きな違和感のない写真です。しかし6x12の外側は殆ど真っ黒なので617(実際には6x18.4の縦横比)の世界になると、暗い穴蔵から覗き込んだような写真になってしまいます。上の写真の露出値は日の出の色を強調するアンダー気味のもので、ハーフND8フィルターで、太陽から上の部分と下界で3EVもの露出補正を掛けて、下界が黒く潰れることを防いでいます。
ならば露出を明るくすれば良いではないか! と言われる方も居られると思って用意したのが下の写真。ハーフNDを使いましたが白い霧が無く下界が黒く潰れているので、空の露出だけで判断して下さい。太陽を殆ど白く飛ばすぐらいの明るめの露出値でも、617の周辺部は黒く落ちてしまっています。
この周辺減光は、大判レンズの様に対称型レンズ構成を持つレンズの場合はどんなに絞り込んでも消すことが出来ません。実際、下の写真はF32で撮影しています。コサイン四乗則と呼ばれる法則に従う周辺減光で(詳細は調べてみて下さい)、画角が広くなればなるほど現れる物です。これを補正する為に用意されているのが、中心部が暗く、周辺に行くほど明るくなっているセンターフィルター(センターNDフィルター)ですが、現行品はシュナイダー純正品ぐらいしかなく、価格は下手なカメラやレンズよりも高価です(数万円から十数万円)。
617に90mmレンズを組み合わせた場合、コサイン四乗則による周辺部の減光(理論値)は-2.0EVあります。一方で日の出や日没は太陽を中心に周辺に行くほど暗くなる、自然界が作り出す周辺減光の情景なので、レンズの周辺減光と重なるとポジフィルムのラティチュード(プラスマイナス2.5EV)を簡単に逸脱してしまうわけです。
日の出撮影が好きなKENですが、アートパノラマ170で日の出撮影を楽しむには、まだまだ長い道のりが残されているようです。
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2011年1月15日(土) |
ダイソー商品の微妙な価格 |
夜明け前からの撮影では手元を照らすライトが欠かせませんが、私のカメラバッグの中にはダイソー製の各種ライトが4〜5種類入っています。安価で様々な種類があるので、あれこれ買ってTPOで使い分けているのです。襟元に付けて撮影データを書くときに手元を照らすLEDクリップライト、カメラバッグの縁に付けて内部を照らす首の長いLEDクリップライト、カメラやレンズを操作する際に使うペン型ライト、夜道を歩く際に使う強力ライトなどなど。
LEDクリップライトは本当に便利で1年以上前から愛用していましたが、電池が無くなり暗くなったので、ダイソーに交換電池を買いに行きました。使用電池は襟元に付けるLEDクリップライトがLR44x3、首の長いLEDライトがCR1220x2です。ところが、、、
ダイソー価格はLR44が二つで105円。三つだと2パック必要で、210円の出費になります。CR1220に至っては扱っていません。こちらはデジタル水準器アクションレベルの電池でもあるので色々と調べていますが、ホームセンターなどでは一つ210〜300円程度もして、二つだと400円以上になります。LEDライトに電池が二つついて105円で買えるにも関わらず、、です。
今まで使ってきたLEDライト本体もまだまだ使えるので勿体ないとは思いつつ、結局本体ごと買った方が安いのでクリップライトそのものを買ってきました。このライトの電池はCR1616x2に変更になっていましたが、CR1616のダイソー価格も一つで105円です。つまり電池交換には210円が必要、、(^-^;。
ライト付属の電池には「テスト用」とは書いてあるけど1年以上使えますから、電池+本体よりも電池の方が2倍高いって、、、何か変。
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2011年1月12日(水) |
2011タカナシカレンダー |
プロカメラマンの重田吉晴さん(大将☆さん)から今年もカレンダーを頂きました。
本来であれば12月中にご紹介できる筈でしたが、私のメールサーバーのトラブルで大将☆さんからのメールを受信出来ず、年が明けてからのご紹介になりました。
毎年感じる事ですが、素直な視点で被写体を捉えられています。その中でも特に目をひいた作品は、まずこの情景に立ち会ったら興奮するだろうなぁと思った10月の虹の写真と、2月の広大な雪原の写真。次にとても綺麗な発色で清々しさが伝わってくる11月の白樺林の写真と、ストレートに存在感を出した8月の向日葵の写真。そして今年の中で一番のお気に入りは、人工物なのに本物以上に存在感が際立つ3月の牛の標識の写真です。この作品は北海道で撮影されたそうで、広島では牛の標識を見たことがありませんね。
1月になってからとても寒い日が続きますが、大将☆さんには常春の季節が訪れたようで(→詳細)、カレンダーのテーマも「支 (support)」になっています。本当におめでとうございます。
これを読まれている皆さんにとっても、おめでたいことの多き一年でありますことを!
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2011年1月10日(月) |
四度目の正直 |
昨日は3時起きで筆影山撮影に出掛けたので疲労困憊でした。それで夕食を済ませて、早めに床に就こうかと思いつつ22時頃に天気予報をチェックすると、またまた三原方面は晴れるとのこと。その時点では広島県全域が雨雲に覆われていたにも関わらず、予報では瀬戸内海沿いから雨雲が消えて、朝は晴れる、、
暫く考えて、、、本当に晴れて撮影に出掛けていなかったら後悔するので、撮影に出掛けることにしました。
しかし睡眠不足もあったので、今回は夜の内に筆影山に移動し、そこで寝ることにしました。その方が多少は長く寝ることが出来ます。
23時頃に機材を持って表に行くと、広島市内に本格的な雪が降り出していました。その雪の中を広島東ICに向かって走り出すと、路面はみるみる白くなり、山陽自動車道が冬タイヤ規制になっていないか心配になるほど。幸い山陽自動車道はノーマルタイヤで大丈夫でしたが、凍結防止剤が散布された路面以外の周りの景色は銀世界でした。こんな天候の中を日の出撮影に出掛ける経験は初めてで、走りながら「これはまた、天気予報に騙されたかなぁ、、」と不安になりました。
しかし、三原市に入ると事態は一変、いつの間にか雪が止み、ふと空を見ると綺麗に天の川が見えました。そして12時半頃に筆影山に到着。そこで4時半まで先ずは睡眠をとりました。
4時半に起きてから、念のために手ぶらで展望広場まで歩いて東の空をチェック。空は晴れていて、東の低い位置まで星が見えましたので条件は良さそうです。気温は極めて低く、地面が真っ白に凍っていました。そこで一旦クルマに戻り、機材を持ってまた展望広場に行き撮影を始めました。
6時過ぎに薄明が始まり、目を凝らすと東の空に低い雲が出ているようです。しかし1月5日ほどには高くはないので、撮影の傷害になるほどでは無さそうです。
そして日の出が迫ってきて、、、画面左の尾道方面には雲が無く、そこから太陽が出れば好条件なのですが、太陽は画面中央やや右よりから出ます。雲の存在が気になりますが、、、日の出には恵まれそうです。
そして日の出から少し過ぎた情景です。日の出の前後はトヨフィールド、アートパノラマ、EOS-3の三台のカメラを使って撮影していたので、デジタル画像がありません。絶好とは言えない物の、何とか日の出らしい情景を見ることが出来ました。
朝が寒かった証拠。広場の地面が全面真っ白に凍っていました。予報では三原市で氷点下3度。筆影山は標高があるのでもう少し冷え込んだ物と思います。
取り敢えず、2011年初の日の出撮影が出来ました。これで他の被写体にも心置きなく立ち向かうことが出来ます(^o^)/
....眠い zzz...
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2011年1月9日(日) |
筆影山、三度目も、、 |
性懲りもなく、今朝も筆影山に行ってきました。
年末の26日と先日5日に撮影に出掛けて、どちらも日の出に恵まれませんでした。KENの週末恒例作業となっている時間帯別天気予報チェックをしていたら、三原周辺は昨日から今朝にかけて晴れマークがずらりと揃い踏み。一度ぐらいは良い日の出に巡り会えないと年が明けない気がしたので、3時起きで出掛けてきました。
4時過ぎに現地に着くと、空には星が一杯!。今日こそは!!という思いが募ります。
しかし、5時頃から雲が出てきてしまい、日の出の時刻にはこの有様、、、、
三連休の週末の日曜日とあってか、今日は人出が多くて、広場は勿論その上の僅かな空間までカメラマンで埋め尽くされました。しかし日の出も海霧も無く、テンションの高い会話はありませんでした。
こんな話だけでは根暗なダイアリーになってしまいますので(笑)、12月26日に撮影した写真を一枚貼っておきます。
EOS-3, SIGMA AF28-70mm F2.8EX (70mm), F4, 6分, RDP III
フィルム毎の夜明け前の発色をチェックするために、普段使っていないプロビア100Fで撮影した写真です。残念ながら極めて素直な発色で、面白みがありません。E100VSならこの状況で全体がグリーンに色付いて、より印象的な写真になります。
日の出が無くても月明かりがあればこのような写真が撮れますので、また出掛けようと思います。
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2011年1月5日(水) |
筆影山、また空振り(-_-) |
満天の星空、氷点下まで冷え込み肌に突き刺さるような空気、灯台で照らし出された水面には海霧の気配。
新年になってから広島地方の天気は芳しくない状態が続き、撮影に出掛けられずにいました。会社の正月休みの最終日になる今日になって、天気予報がやっと「早朝、晴れ」を告げたので三原市筆影山まで撮影に行きました。午前4時に現地に到着してみれば、気温は氷点下3度。空には星が一杯。今日こそは良い日の出に恵まれそうなので、トヨフィールドとEOS-3をセットして、夜の瀬戸内海を撮影しながら夜明けを待ちました。
しかし、、太陽が昇ってくる場所(矢印のあたり)にだけ、厚い雲が居座っていました。そのあたりには風があまり無いようで、特に動くわけでもなく、そのまま日の出時刻を迎えそうな雰囲気。
天気予報どおりに、上空は抜けるような青空なのに、、太陽が昇る場所にだけ雲が、、
名物の海霧もちゃんと出ていて、これで日の出があれば絵になったのですが。
結局絵になるような日の出はなく、太陽が初めて顔を出したのがこの状態。
今シーズン二回目の筆影山ですが、大ハズレが二回続きました。う〜〜ん(-_-)。 でもこれに懲りずにまだ出掛けないと、、
ところで今日は平日でした。サンデーカメラマンのKENは高速道路料金は当然上限1000円(2000円区間以内なら半額)だと思って行動計画を立てていますが、昨晩に今日が平日であることに気づいて、ETCの平日割引制度をチェック。広島IC〜本郷ICは通常1350円の区間なので、半額割引になる制度を確認すれば、深夜割引と通勤割引。前者は深夜0時から4時まで、後者は100km以内の区間を朝7時から9時までの間に高速道路を利用すれば適用になります。0時〜4時はKENの行動パターンからすれば問題有りませんが、日の出が7時17分と一年で一番遅いこの時期に9時までに高速道路に戻るのは結構慌ただしかったです。太陽が昇ってから暫くは撮影しますので、今日は早めに切り上げたとはいえ現地撤収が8時。それからクルマまで歩いて戻り、機材を載せて、筆影山を出発して、途中三原市内から本郷ICまで遅いトラックに完璧にブロックされて、、本郷ICに辿り着いたのが8時50分。ぎりぎりセーフで、無事半額で済みました。
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2011年1月3日(月) |
BetterScanning製フィルムホルダー |
12月14日のダイアリーで米国BetterScanning製のフィルムホルダーを購入した話題を採り上げましたが、昨日からそのホルダーと格闘していました。
フラットベッドスキャナEPSON GT-X970でブローニーフィルムをスキャニングする際に使用する物ですが、純正ホルダーに比べて、より剛性があってフィルムを平坦に保持する能力を持ち、高さも無段階に調整可能で、スキャナが求めるピント位置にフィルムを精度高く配置できるので、一段とシャープなスキャニング画像が得られます。しかしながら調整代が多いので初期セッティングには手間が掛かりました。
結果は思った通りで、ホルダーのみに1.5万円も支払った価値はありました。その詳細は「つぶやき vol.336」として掲載しましたので、併せてご覧下さい。
ホルダーに入れてあるポジは、アートパノラマ170+Nikkor SW90mm F8のテストで撮影した6x17の写真で、周辺減光や解像度をチェックするために空と街並みを入れた物です。これを3200dpiでスキャニングすると1.6億ピクセルの画像が出来上がります。
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2011年1月1日(土) |
あけましておめでとうございます。 |
皆様、あけましておめでとうございます。今年もImpressions by KENを宜しくお願い致します。
今年の目標というか、やりたいことを語る前に、2010年のKENの目標が何だったのか、丁度一年前の2010年1月1日のダイアリーを読み返してみました。そこには、、
- 612撮影機材に工夫を加えて、稼働率向上
- 617環境を整えたい
- シグマの150マクロを加えて、マクロに本格復帰
- 高速道路休日1000円を活用して、行動範囲拡大
と書いてあり、これらの目標はほぼ達成しました。トヨフィールドに自作スピードファインダーと、インフィニティストッパーを加えて、ピントグラスに何も映らない様な暗闇でも撮影可能にしましたし、先日トミヤマ・アートパノラマ170を入手して617環境を入手したのも大きな変化で、今年はこれらを核に新しい写真に挑戦してゆこうと思っています。そのアートパノラマですが、使いこなしは結構難しく、現在は色々なテスト撮影と再セッティングを繰り返しているところです。
2010年になって何名かのカメラマンの方と新たに知り合いになりましたが、皆さんとても精力的で研究熱心、意中の一枚を仕留める為に徹夜や長時間の山行軍は当たり前、私なんか足元にも及ばないなぁ、、と感じる事が数多くありました。今年はその方々を見習って、あるいはパワーを頂いて、私も少しでも撮影に出掛けられるように頑張りたいと思います。
一方で昨年は春先に大病をしてしまい、3ヶ月間も病院通いをしてしまいました。ここ数年は会社を病欠することも殆ど無かったので健康には自信がありましたが、病気を経験するとやはり健康が第一と痛切に感じます。故に、2011年は大きな病気をせず仕事と撮影に精を出すことが一番の目標ですね。とか言いながら実は3日前から体調を崩していまして、ダイアリー更新も滞ってしまいました。先が思いやられますが、、(笑)、31日の午後には体調が戻ってきたので、取り敢えず健康な状態で元旦を迎えることが出来ています。
2011年を迎えまして、皆様の益々のご健康とご健勝をお祈り致します。
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