シグマ15mmフィッシュアイを用いて、低くカメラを構えました。太陽の下に咲き競う沢山のチューリップ達を表現しています。このレンズは逆光に強いので、こういう撮影が楽です。

私の定番構図ですが、このギャラリーを見直してみるとあまり無いので掲載することに（笑）。画面全体を出来るだけシンプルにすることを心掛けました。

ピンクのチューリップの下から遠方の黄色いチューリップを狙って．．．なんか甘いキャンディの様な色合いになりました（笑）

黄色いチューリップは気丈な女性に見えますが、優しさが欲しい私はASTIAで彼女を撮りました．．．

こんなタイトルの歌が昔あったような、無かったような。大きな花たちの下の方でひっそり咲いている小さな花は、何故か私の心を捉えるのです。実生活も一緒か（笑）

180mmマクロを限りなく低く構えて、青空に映えるチューリップの生き生きとした姿を捉えてみました。

既に大半の花が散りかけている中で、このチューリップはとても美しく咲いていました。その美しい部分だけを強調するために、背景、前景を思い切りシンプルにしてみました。

この三枚はアスティアの特長を活かして撮影した作品達です。ハイライトが飛びにくく柔らかな質感表現をするので、思い切り明るめの露出を与えて、ベルビアでは表現できない世界を作り上げてみました。アスティアは私の心の意図を見事に受け止めてくれて、お気に入りの作品が今年も沢山生まれました。 

ただ、一つ誤算があって、私のフィルムスキャナ（CanoScan 2700F）は、アスティアの持つ際立ったハイライトの質感表現能力を再現する性能を持っていませんでした。フォトショップを駆使して出来るだけ原板に近づけましたが、スキャンされない情報は復活のしようも無く、原板よりも情報量の少ない写真になっています。原板ではハイライト部分に遥かに多くの表情が残されています。 

とは言え、ベルビアやプロビアなどの写真との違いは一目瞭然です。アスティアだけがもたらす心象的世界をお楽しみください。