Autumn Gallery-1
落葉とすすき

Silver Grass (すすき)

Silver Grass at Dusk (ススキの日暮れ・三題)

ススキには日暮れが良く似合います。斜光線でとらえれば明るく輝き、また逆光で捉えればシルエットとなってその美しい姿を醸し出します。
ここでは日没撮影に行く場所に生息していたススキの写真を3枚掲載します。日没は高層にある程度雲が無いとあまり美しい夕焼けにはなりません。雲ひとつ無い快晴の場合、あるいは雲が低すぎて美しい夕焼けが期待できない時は、サッサと撮影目的を変えて太陽をわき役に添えて他の物を撮影します。今回の三枚はその様な状況での作品です。 
落ち着いてススキをながめると実に面白い造形をしているものがあります。二枚目、三枚目はその造形と太陽のボケの位置関係に注意しながら撮影しました。一枚目は超広角で捉えた日没撮影スポットからの眺望です。たいしたことの無い景色も北海道のような広大な景色にしてしまうのが、広角レンズの面白さですね。



Autumun Leaves (秋葉)
Leaves Colored in Orange(秋色の葉・三題)

花の撮影にしても、もみじの撮影にしても、主役の状態が綺麗でないとなかなか良い絵にはなりません。しかしそれ以外の紅葉した葉とか、落葉の場合は却って虫食いとか、シミみがあったほうが風情な絵になります。どうしてでしょうね。面白い物です。
ここにある三枚は組み写真というよりも、違う撮り方をした単写真三枚という感じで捉えてください。一枚目は斜光線で背景と共に色が綺麗に浮かび上がった桜の紅葉です。二枚目は曇りの日、陰の出ない光線状態で捉えた苔の上の落葉。三枚目は完全な逆光で捉えた日没の一葉です。秋の葉は如何様に撮っても絵になりやすい被写体ですね。