Spring Scenery Gallery 2006

2006年の春も八幡高原には足繁く通いましたが、今年はイメージするような雨と霧のブナ林の情景には恵まれませんでした。それでも色々と写真を撮ってきましたので、ほぼ時系列に沢山並べてみました。春の叙事詩として見て頂ければと思います。
 
1. プロローグ
桜が散り、新緑の季節が始まります。

1. 芽吹き前
新緑が始まる前の八幡高原です。長沢の枝垂れ桜を撮影に行った日に、八幡は深い霧に包まれていました。
2. 霧の中に伸びる白樺の木です。シンメトリックな構図で高さを強調してみました。 3. フィッシュアイで捉えた白樺林です。少し遊び過ぎかな。 4. 少し長めのレンズの方が霧の濃さを表現出来ますね。
5. 赤松の防風林です。濃い霧は追憶の情景を恵んでくれます。 6. 臥龍の主の様なブナの大木です。霧で上の方が霞んでいます。 7. 霧が晴れて陽が射込んできました。濡れたブナの表面が力強さを語っているように思えます。


2. 芽吹き
新緑の頃の写真です。この時は生憎、雨や霧に恵まれず、荘厳さの無い、すっきりした写真中心になってしまいました。
8. 別の日に撮影した7と同じブナ。新芽が出て黄緑のアクセントがちりばめられています。 9. ブナの大木の根元です。小さな葉が春を物語っています。 10. 双子のブナの木に絡みついた蔦からは、若い葉が沢山ついて、春本番ですね。。
11. 白樺林も若い緑に包まれていました。 12. 晴れた日の太陽に向かって撮ってみました。結果は今一つです(^^; 13. この情景を目の前にして、春の活動的なエネルギーの様なものを感じました。

3. 八幡の朝
良く晴れた朝、八幡高原・千町原には一瞬霧が立ちこめて、その後に朝露が残されました。朝露が消えるまでの、そんな1時間余りの情景です。

 
14. 千町原の日の出。この時は霧はありませんでしたが、 15. 八幡の朝の大気は生き物で、ふわっと霧がやってきました。 16. 霧に包まれ、何気ない木立も幻想的に。
17. 霧が一瞬で晴れて行く中の、朝の空気感 18. 新芽が春を謳っています。プラナー85/1.4開放の独特の空気感です(ピントがシビアです)。
19. 朝露二題。小さな白い花が丸い光に包まれます。 20. 二輪の白い花と、無数の丸い光。メルヘンですね(笑)。


4. 深緑
新緑の季節はあっという間に過ぎ去って、深緑の世界、盛夏を迎える準備に入ります。
21. ブナの緑はあっというまに深い色合いに変化します。 22. 葉が大きくなり、広く張り巡らされた枝一面に緑がつくと、鬱蒼とした森になって行きます。 23. 強風の日のブナの大木。手前で葉が揺れていますが、ブナは揺ぎません。
24. 大暮川上流、深山挟の情景。 25. 桜の季節に荘厳な御姿を見せた、長沢の枝垂れ桜の5月です。
26. 若いもみじの葉を、オーバー目の露出でお伽話の雰囲気に。 27. 強風吹き荒れたブナ林で、春の嵐を表現してみました。