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月夜に静かにたたずむ枝垂れ桜です。月夜では蒼く発色するコダックE100VSの特性を活かし、適正露出よりも大幅にアンダーに露光して、荘厳な雰囲気に仕上がったと思います。風のほとんど無い夜明けでしたが、長時間露出ではさすがに僅かなブレがあり、すこし甘い描写になっています。 |
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個人的には2002年で一番「ドキッ」としたカットです。E100VS独特の深い藍色の中に漂う枝垂れ桜の花の妖艶さは、原版上ではうっとりするほどです。 |
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一枚目と同じアングルですが、こちらは薄明が始まり、枝垂れ桜本来の色味が現れました。一枚目とは別の意味での魅力があると思います。依然として背景は蒼く描写され、枝垂れ桜の物悲しい雰囲気が漂っていると思います。 |
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個人的に枝垂れ桜の一番美しい撮り方はこの撮り方だろうと考えています。中でもこのカットは美しき女性が静かに、しかし華麗な舞いを見せる、そんな印象を抱かせます。 |
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貴婦人の様な湯来の枝垂れ桜の全景です。端整な形、淡く透明な色合いの花、どこから見ても美人です。 |
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日中の枝垂れ桜は明るい表情を見せます。しかし彼女に合う光は青空の下の直射光ではなく、ちょっと薄曇りの柔らかな光でしょう。明るくも慎ましい女性を思い浮かべて撮りました。 |