Cherry Blossom 2004
(桜のギャラリー2004)


湯来の枝垂れ桜〜雨
2004年4月4日の日曜日は雨。湯来の枝垂れ桜が満開で撮影好機でしたがカメラマンの数は例年の日曜日の1/10にも満たない少なさでした。お蔭で早朝から自由なポジションを選んで撮影できました。早朝のE100VSの独特の発色もあって「桜の写真はやっぱり雨でしょう!」と思わせるしっとりとした描写に仕上がっています。
2004年は畑が刈り込まれていて、例年は撮影できない場所が素敵な撮影ポジションになっていました。そこからの全景。 恒例の場所から200mmで画面一杯に。枝ぶり、花のつきかた、美しい桜ですね。 一枚目と同じポジションから少し引いて撮影。桜の周りの空間が表現されていると思います。
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雨が小止みになると、背後の山から霧が立ち上がりました。 毎年撮影している枝を、雨の日に二重露出で幻想的に。小さな写真だと単なるピンボケ写真に見えてしまうので、ちょっと大きめのサイズにしてあります。


湯来の枝垂れ桜〜晴れ

晴れには晴れの良さはありますが、平凡な絵になりやすいので工夫が必要ですね。
雨のE100VS(上)と晴れのRVPFではこれだけ発色が違います。しっとりさはありませんが、空気感の様なものは朝日の方が表現しやすいですね。 これも定番アングルですが、朝日の中ではチョット平凡?(同じアングルで月夜の写真が2002年ギャラリーにあります。) いつもの枝を、朝日のオレンジ光があたるのを待って撮影しました。これはこれで良い絵かも。


安野と広島市内の桜
可部線が廃止になり、安野駅には動かない急行列車が一両置かれていますが、それを今にも発車する様な雰囲気で... 一見朝日があたった桜、実は真っ暗な早朝の裸電球の街灯に照らされた桜です。(比治山公園) KENが毎年撮っている比治山公園の朝日の中の桜・2004年度版です。まだ3分咲きの頃の撮影で出来はイマイチ(^^;
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朝日の木漏れ日を背景に、定番写真をワンカット。(比治山公園) 咲き始めの小さな枝垂れ桜を発見。これを明るく清楚に。(高天原墓園)



千鳥別尺の山桜
広島県比婆郡東城町大字千鳥小字別尺に咲く、非常に大きな一本桜。品種は山桜で、樹齢400年、樹高27mと広島県最大級の桜です。2004年になってこの桜の存在を詳しく知り、今年は初挑戦。ネット上にある2000年頃に撮影された写真を見ると、桜の周りも花が咲き乱れて極めて魅力的な被写体に思えましたが、2004年現在は周りをトタン板の柵やロープで囲まれ、内部は畑になっていて様々な造作物、ゴミの様な物があり絵造りに困りました。撮影当日は朝焼けにも恵まれずこの様な平凡な写真に...来年以降にリベンジか、これ以上の追求をやめるか、迷っているところです。取り敢えず撮影に行った証拠写真という事で(^_^;
まずは全景写真。この桜の定番撮影ポイントである桜の西側の田んぼ脇からです。
この桜一番の定番構図で、田んぼに映った桜と上下対称に収めます。この日は朝焼けがなく、平凡な色味に。
水面の桜をメインに、ハーフNDフィルターを逆さまに用いて水面に色味を出しています。

左側のアップです。朝の光のE100VSで青みのある写真を狙いました。
南側からの全景です。桜の下にはトタンの波板の柵があり、それを隠す為にカメラを限りなく低くしています。
桜の右側と朝日のアップ。ハーフNDを用いましたが、露出差がありすぎて効果なし(^_^;