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6 夜明け前に微かな霧が漂っていました。肉眼では識別するのが難しいこの霧は、30秒という長時間露出によって浮かび上がり、桜を真正面から捉えた構図にステキなアクセントを加えてくれました。
E100VSのブルーと夜明け前のフラットな光がこの桜の淑やかさを引き立てていると思います。 |
7 6の写真撮影の直後に、カメラを横位置にして撮影したカットです。人工物を隠すように計算して残された植え込みは、この桜が自然の中で伸び伸びと育っているかの様な表情を恵んでくれます。右下の明かり(桜の後にある街灯代わりの灯籠)が無ければ更に良かったのですが。 |
8 撮影場所を桜の北西側の畑に移して撮影した、太陽が顔を出した直後のカットです。太陽光が逆光となるこのアングルでは、朝の空気感は表現されるものの、桜の花の表情が消え気味で、あまり魅力的とは言えないかも知れません。 |
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9 撮影場所を6/7と同じ場所に戻っての撮影です。3枚目に対して太陽との位置関係が代わり、真横からの光線になった結果、桜の花が透過光で白く輝き、もやの立ちこめる朝の空気感と共に魅力的な絵になりました。
0.3EV明るい作品がフォトテクニック2006年3/4月号・必撮風景&ネイチャー部門大掲載
読者が選ぶ2006年3/4月号ベスト3 |
10 同じ場所で少し遊んだカットです。桜を画面からはみ出るぐらいに堂々と捉えて、しかも私流の二重露出で現実以上に湿り気のある空気感を表現して見ました。 |
11 別の日の、曇り気味の朝の表情です。日の出の時刻を過ぎているので、E100VSは素直な表現をもたらしています。自然体の写真と言えるかも知れません。 |
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12 ケンコーソフトレンズでの表情です。ソフトレンズの描写もこの貴婦人の表情を引き立てると思います。この写真のみフィルムはフォルティアです。コントラストの低いこの情景では同時に撮影したE100VSと大差ない表現ですが、やはり緑や赤の鮮やかさが上です。 |
13 同じ構図の写真ばかり御覧にいれたので、最後にお口直しを。2005年の「いつもの枝」です。日の出後の撮影なので、華やかな雰囲気になっています。この二日後の夜明けに再度撮影に臨みましたが、既に花は減っていて良い写真にはなりませんでした。良い枝の表情は一期一会、今年はチャンスを逃しました。 |
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