Cherry Blossom 2007
(桜のギャラリー2007)


湯来の枝垂れ桜
毎年通って撮り尽くした感のある湯来の枝垂桜(湯の山の竹下桜)ですが、2007年も飽きずにワンパターンで撮影しました。夜明け前から夜明け後にかけての天候、光線状態は日々違うので、今年こそ、今日こそまた新しい情景があるかも、と思って撮影しています。2007年は3月31日と4月1日の二回通いましたが、残念ながら情景は比較的ありきたりの年でした。来年こそ...
1. 霧のかかる夜明け前にたたずむ枝垂れ桜です。  2. こちらは別の日の、霧の無い曇り空の日の夜明け前です。 3. 相変わらず薄明時にE100VSは幻想的な発色をしてくれます。
4. 夜明けの霧をバックに、少しアップ気味に捉えてみました。  5. 夜が明けて、霧が晴れてゆく時の情景です。 6. 薄日が射した頃に、小さな霧が背後を流れてゆきました。
7. この桜の典型的な撮影ポイントからの情景です。手前のレンギョウが文字通り華を添えます。人工物を避けると構図が窮屈になります。 8. 最後は真正面から堂々とした桜を捉えてみました。



染井吉野
マクロを中心とした染井吉野撮影も毎年繰り返しています。2007年は湯の山温泉、比治山、そして庄原市の七塚高原にて撮影しました。
レンズにはシグマ180mm F3.5EX Macroに代わりタムロン180mm F3.5 Di Macroが参戦し、またCarl Zeiss Planar 85mm F1.4にACクローズアップレンズを付けた新しいマクロ撮影専用レンズが加わっています。
9. 夜明け前の光で染井吉野を捉える事が私の毎年の課題ですが、今年は残念ながら良いモデルを見つける事が出来ませんでした。取り合えずの一枚。 10. 太陽が顔を出すと、それと組み合わせるのも毎年のテーマですが、太陽の位置が刻々と変化するのでモデルを探すのが忙しいです。 11. 10と似た写真ですが、あちらは比治山公園、こちらは七塚高原での撮影です。太陽を入れる場合は、太陽を外した部分でスポット測光し露出を決めています。 
12. 太陽が花越しに顔をのぞかせると、ボケに花の影が現れます。 13. 太陽がやや高くなると、背景光との組み合わせを求めてまたモデル探しです。 14. 太陽がかなり高くなった強烈な光をバックに描いてみました。プラナーとクローズアップレンズによるソフトタッチの写真です。
15. 太陽が上がれば、光と影を求めて撮影します。まずはボケで空間を埋め尽くすのも毎年撮るテーマです。 16. 房と房の間の空間の、爽やかな光を求めて一枚。 17. こちらは青空をバックに、ソフトタッチに描いてみました。
18. 枝の隙間から覗く光も、素敵なアクセントです。 19. プラナー85/1.4開放とACクローズアップレンズを組み合わせた、光が空間に溶け込む様な描写の一枚です。 20. 蕾にも思わぬ存在感があったりしますね。
21. 同じ被写体を二枚連続で。こちらはタムロン180マクロのシャープさとソフトなボケが同居した写真です。 22. こちらはプラナー85/1.4とACクローズアップレンズを組み合わせた、空間溶解レンズによる写真です。 23. プラナー85/1.4とACクローズアップにより、ハイキーでソフトタッチにまとめた一枚です。
24. 被写界深度が極度に浅いので、奥行きを持たせると面白い描写になります。 25. これは染井吉野ではなく、多分大寒桜だと思います。既に花期が終わっていましたが、残っていた花を愛らしく一枚撮りました。
26. 七塚高原の染井吉野です。朝日を浴びて、黄金色に輝いています。 27. 湯の山温泉の枝垂れ桜の脇にある染井吉野です。背景の山の霧と組み合わせてみました。


長沢(ながぞう)の枝垂れ桜
昨年、霧に覆われて幻想的な情景を見せてくれた長沢(ながぞう)の枝垂れ桜です。今年は雨天でしたが、霧などには恵まれず、比較的ストレートな描写になりました。夜明けのE100VS特有の、蒼い発色を活かした2枚と、反対側から捉えたワイルドな印象のカットを1枚掲載します。
28. 雨天の夜明けにたたずむ桜をアップで捉えて、生命力を表現してみました。樹齢420年を超える老木ですが、まだ元気です。  29. 定番構図でも1枚。このカットが今年最初に撮影したもので、E100VSの蒼い発色も一番濃くなっています。 30. 桜の反対側に回ってみました。桜が空に抜けてしまいますので、露出は事実上のマニュアル(AE換算+2.3EV補正)で撮影しています。こちらからの姿はワイルドな印象になります。