今月の話題
本日の桜とカタクリ
湯来の枝垂れ桜が満開だけど、、ショック!
まさかのペンタックス中判撤退
広島も開花宣言
視度マーキング、やり直し
中野、枯渇
オーディオシステム、その後
節分草のギャラリー更新
節分草が満開です!
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昨日は湯来の枝垂れ桜で大きなショックを受けましたが、桜のシーズンは短いので気を取り直して撮影に出掛けました。広島市内の桜はまだ早いのですが、サラリーマンなので週末しか撮影出来ず、来週末まで桜が持つかどうか分りません。
例年、比治山公園で日の出をバックにした桜のマクロ撮影をしていますが、比治山公園の桜の開花がまだ二分程度だったので、今日は比較的開花の進んでいた高天原(たかまがはら。広島市東区)に行きました。
これが今朝の高天原の東側の桜ですが、今朝は生憎の曇り空で日の出が無かったことに加えて、夜明け前から風が吹いていて(普段であれば広島は朝凪なのですが)、マクロ撮影が殆ど出来ませんでした。風の止み間を待っていたら、1カット、段階露出で3枚撮るのに20分も掛かってしまい、、、。なにせ、夜明前後なので絞り開放でシャッタースピードは1/4秒程度、、。
結局風が強かったので、今朝の桜は1カットのみ。
その後一旦帰宅して食事をとり、向原のカタクリ群生地に行って見ました。カタクリ祭りは来週末ですし、開花タイミングも染井吉野の市内の満開とほぼ一緒なので、来週ぐらいが丁度良い筈なのですが、昨晩届いた「山と自然の旅ニュース」のメールマガジンで、「向原のカタクリ群生地 満開に」というコメントがあったのです。「本当かよ??」と半信半疑でしたが、カタクリも花期が短いので、タイミングを逸すると撮影出来なくなります。
カタクリは昼頃から開くので、12時少し前を狙って現地に到着しました。早速群生地をチェックすると、ちらほら開花している花があるものの、満開はやはり来週末のようです。上の写真は群生地で一番花が群生する広場ですが、ご覧のように遠目には花を見つけ難いほどの量です。しかし隅の方には開花している花もあったので、30分ほど撮影してから帰宅しました。
今日、唯一良かった発見は、メガネが曇らないという謳い文句の花粉マスク。これを着用したら、確かに撮影時に息をしてもアイピースが殆ど曇りませんでした。今まで花粉マスクをしている時は息を止めてファインダーを覗かなければならず、苦しい思いをしてきたので、撮影時には今後この花粉マスクをしようと思います。
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2009年3月28日(土) |
湯来の枝垂れ桜が満開だけど、、ショック! |
今日は桜の状況視察に行ってきました。広島市内の桜は概ね2〜5分咲きというところで、マクロ撮影ならなんとかなるものの、引いた撮影だとあと2〜3日は待った方が良い感じでした。
午後には広島市佐伯区湯来町の湯の山温泉まで行き、枝垂れ桜の開花状況をチェックしてきました。この桜は概ね広島市内の染井吉野の満開の2〜3日後に満開になるので、今日はまだ二分咲きぐらいだろうと思ったのですが、既に七〜八分咲きになっていて、遠目には満開でした。この桜の持ち主の竹下さんが居られて、知人の方とお話されていましたが、これほど早く咲き誇ることはここ数年では全く無いと申されておりました。
桜の開花状況を見たあとで、恒例の撮影ポイントをチェックすべく畑の北側に行こうとしたら、我が目を疑う情景が、、。畑が消えて、重機が入り造成工事をしていました。撮影ポイントから桜を見ようとすると、手前には大きな土の山が出来上がってしまって、全く撮影になりません。ちょっと、というかとてつもなくショックで、、長年付き合った彼女と別れなければならない状況に追い込まれた気分(;_;)。
撮影ポイントの様子は、この桜を撮影に行く人の役に立つようにと、独立したつぶやき「つぶやき305」にして掲載しました。このきまぐれダイアリーの方には、私が「スイートスポット」と呼んでいた場所から桜を望んだ情景を、パノラマ合成でお見せしておきましょう。
もし、例年の様に下見も無しで夜明け前の真っ暗な状況でここに来ていたら、状況が呑み込めずに、暗闇の中で茫然自失になっていたと思います。
あ〜〜、それにしてもショックだ!!
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2009年3月25日(水) |
まさかのペンタックス中判撤退 |
昨日のニュースになりますが、HOYA株式会社 PENTAX イメージング・システム事業部が、PENTAX 67II、PENTAX 645NIIの生産終了を発表しました。
(ペンタックス・ニュースリリース) 中判フィルムカメラ「PENTAX 67II」「PENTAX 645NII」生産終了のお知らせ
個人的には「ま、まさか!」と思うニュースで、デジタルの時代とは言え、中判システムは風景撮影を中心にまだデジタルに対して優位にあると思っている人も多く、一方で競合他社は事実上中判から撤退してしまっているので、ペンタックスはモデルチェンジはしないにせよ、細々と現行ラインナップを売り続けてそれなりの利益を挙げられると思っていました。しかし、生産終了の理由を見れば「電子部品の調達が困難になったため」とのこと。電子部品ぐらい、代替品で設計し直せば、、、と素人は思いますが、それすら出来ない経営環境にあるんでしょうね。
なんか、とても残念です。これでますますフィルム写真の置かれる環境が悪化(フィルム代、現像代の高騰、ラボの減少)して行く気がします。それに、ペンタックス645、67の中古相場が高騰しそう、、
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2009年3月22日(日) |
広島も開花宣言 |
本日広島地方でも桜の開花宣言が出ました。これでいよいよ春の撮影シーズン開始です。
開花宣言日を基準に今年の主な桜の満開時期を予想すると、、
場所 |
KENによる 満開予想日 |
参考)昨年のKEN予想 に対する実際の満開 |
広島市内の染井吉野 |
3月31日 |
1日遅れ |
湯来の枝垂れ桜 |
4月 3日 |
3日遅れ |
小奴可の要害桜 |
4月15日 |
3日遅れ |
芸北・長沢の枝垂れ桜 |
4月19日 |
6日遅れ |
千鳥別尺の山桜 |
4月21日 |
0日 |
但し、これはあくまで目安であって、今後の気温状態によって大きくずれます。昨年も3月下旬は暖かくて開花宣言は早かったのですが(3月25日)、4月に入り少し気温が下がり開花が遅れ気味になりました。何れにしてもこれからは各地の開花情報から目が離せません。
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2009年3月21日(土) |
視度マーキング、やり直し |
近ごろの4月〜5月並の暖かさで、広島市内では桜が咲き始めました。開花宣言の基準になる広島縮景園の標準木の開花はまだのようで、広島の開花宣言は明日の予定ですが、近所の高天原の染井吉野は一分咲きになっていました。同じ場所にある枝垂れ桜は三分咲き、江戸彼岸桜は7分咲きで遠目には満開になっています。この調子で行くと4月になる前に染井吉野も満開になり、入学式の頃は葉桜かも知れませんね。
春の撮影シーズン開幕間近ですが、今日はキヤノン・アングルファインダーCとビクセン・マルチモノキュラーの視度マーキングを付け替えました。私の老眼が進んだ為か、先日の節分草撮影の際にアングルファインダーのマーキングの位置と視度位置にズレがあるのに気付いての事です。
これは従来の視度マーキングの状態です。
こちらが新しくなった視度マーキング。EOS-3に加えてEOS 30Dでも使えるようにしたので、アングルファインダーCには4つのマーキングがあり、左端から白小;EOS-3 x1.25、黄小;EOS 30D x1.25、白大;EOS-3 x2.5、黄大;EOS 30D x2.5です。倍率と機種によってこれだけ視度の位置が動きますので、マーキングが無いと現場で神経を使いながらいちいち合わせなければならず(夜明け前の撮影の様に真っ暗な状況だと合わせるのは不可能です)、撮影効率が落ちるだけではなく、時にピンボケ写真を量産してしまいます。実は先日の節分草撮影でもアングルファインダーを使ったカットでピンボケを作ってしまい、構図は良かったのにボツになった写真が沢山ありました。写真はピントと構図と露出が命なので、こういう所にも気を使わないといけません。
なお、今回の付け替えでマーキングの位置は、白大のシールが上下でズレている分だけ変更しました。
右はビクセンのマルチモノキュラーで、視度位置のズレはありませんでしたが、EOS 30D用の黄色いマーキングを追加しました。
これでまた思う存分に撮影出来ます。
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2009年3月16日(月) |
中野、枯渇 |
昨日は家族の所用の為に、始発の飛行機で東京に行き、最終の飛行機で広島に帰ってきました。
東京滞在時間10時間の中で3ヶ所訪問する所があって非常に慌ただしいスケジュールでしたが、最初の目的地の地下鉄東西線沿線(千葉県)から二つ目の目的地の小田急線沿線に移動する際に、「第一目的地」→東西線→「中野」→中央線→「新宿」→小田急線→「第二目的地」という経路を取りまして、Fカメラにホンのちょっとだけ立ち寄りました。許された時間は30分以内!
中野駅に着いてから勇んでFカメラ・本館1Fに行きましたが、サードパーティ製のレンズを含めてEOS関連の中古は商品が殆ど枯渇していました。あれば買おうかと思っていた大将☆さんに洗脳された某レンズも無く、ジャンク館や用品館も在庫が少なくて目ぼしい物は何も無かったので、30分の持ち時間を使いきる事なく、15分で新宿に移動しました。
不景気ならば売り手が増えて買い手が減って、在庫が増えそうなものですが逆の現象ですね。以前EOS 40Dが発売された直後にも大量の中古デジタル一眼レフが出現し、次にそれらが一気に買われて行った為かカメラ、レンズ共に枯渇した事がありましたので、EOS 5D Mark II発売から暫く経った為なのでしょうか。その割にはキヤノン以外の中古も在庫量が大幅に少なかった気がします。まあ、何れにしても散財しなくて済みましたので、ポジティブに考える事にします(笑)。
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2009年3月14日(土) |
オーディオシステム、その後 |
今日はオーディオの話題です。
1月から2月に掛けて新調したCDプレーヤー(トライオード TRV-CD4SE)とヘッドフォン/イヤスピーカー(スタックス SRM-006tA + SR-404)によるシステムが、ようやく当初描いていたセッティングになりました。2月28日のダイアリーに書いた時点からの変化は、まずスチールの棚に載せただけの足元を、黒御影石のオーディオボードで固めたのと、CDプレーヤーとスタックスのドライバーの間の接続をバランス接続にしました。調達したバランスケーブルはアクロテックの6N-2030。アクロテックのストレスフリー6N銅を用いたケーブルの中でも上級クラスに位置する商品で、定価は21000円もするのでもちろん中古調達(^^;。
で、音質変化の方ですが、殆ど無かったです(笑)。足元を固めた効果は思い込みも含めて多少あったかな、と思いますが、ケーブルの方のRCA(アンバランス)とXLR(バランス)の違いは、入力セレクターの切り替えで瞬時に聴き比べられますが、全く違いを感じませんでした。ケーブルはRCAもアクロテックの6Nを使っているのでキャラクターが似ているのでしょう。以前オーディオテクニカのPCOCCケーブルからアクロテックの6Nに変えた際には変化を感じましたが、、
それは兎も角、普段過ごしているパソコンのある部屋にオーディオシステムを導入した結果、最近は怒濤の様に音楽を聴いています。机の上にはこの2週間ぐらいで聴いたCDが30枚ほども積み上がっていますし、今日は、、、今までだとちょっとあり得なかった事ですが、、、大曲「バッハ・マタイ受難曲」を2度聴き通しました。CD3枚組みで演奏時間が3時間に及ぶ曲を2回!。サイト更新やネットをしながら音楽を聴けるので効率が良いです。おかげで最近は極めて充実した音楽生活を過ごしています。
スタックスのイヤスピーカーが造り出す音の世界は他のシステムとは次元が異り、大音量でも振動板の存在を感じさせずに超低音から超高音までストレス無く「軽やかに」響き、微細な音まできちんと表現します。毎回うっとりする様な音質で音楽を聴かせてくれますが、高音質すぎて逆にスタックスで聴くのが苦痛になるCDがある事にも気付きました。録音場所の空調の音が超低音のうなりとして響いていたり、演奏者の洋服の摺れる音が絶えずしていたり、あるは演奏者が実は演奏中にブツブツ唸っているとか、、他のシステムでは気付かなかった録音時の欠点が露呈されてしまうCDが数多くあります。
またスタックスは空間再現に極めて優れていて、ちょっと大袈裟に言えばオーケストラの奏者の人数を数えられるほどの緻密な表現をするのですが、これが逆に仇となってJ-POPとかに良くあるアコースティックではない録音だと、演奏空間が存在しない事も見事に表現してしまって、結構気になってしまいます。
という訳で、スタックスの音には十二分に満足している物の、大雑把な再現をする”高品質過ぎない”ダイナミック型のヘッドフォンも買っておこうか、と考え出しています。こちらは多分安価で済むと思いますが、トライオードのCDプレーヤーにヘッドフォン端子が無く、別途ヘッドフォンアンプも必要になるので、ちょっと迷っています。
エージング中のイヤスピーカーユニットSR-404ですが、日増しに音に深みが出てきている物の、15年使っている下級機SR-Lamda Spilitと聴き比べるとまだ固さがあり、エージングには更に時間が必要なようです。現在は50時間を過ぎた辺りだと思います。
明日は所用で、東京とんぼ返りです。中野に行く時間は多分無さそう、、
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2009年3月8日(日) |
節分草のギャラリー更新 |
今日は先週撮影した節分草の写真のスキャニングとギャラリーの更新作業をしていました。
例年、雪や霜と節分草を組み合わせた写真を撮っています。その情景がけなげに咲く小さな花に表情を加えると思っているからです。しかし今年は記録的な暖冬で、2月下旬〜3月上旬だと言うのに広島県北部に雪がありません。撮影日の朝はそこそこ冷え込みましたが、それでも最低気温2度で霜が降りるほどでもありませんでした。これほど暖かい朝の節分草撮影は初めてで、今年は花をストレートに撮影した写真ばかりになっています。
その様な中にあって、右の写真が唯一それなりの工夫が出来たかなと思う一枚です。この花が咲いていた状況は、他に殆ど花が無く、周りは雑草だらけで、普通の人ならあまり写真を撮ろうと思える場所ではありませんが、背景に木漏れ日の光を取り込む事が出来た一輪で、望遠マクロを使って余分な情景を排除して、この花ばかりで何枚もシャッターを押しました。暗い背景、明るい光に重なる花、望遠マクロによる極浅の被写界深度から全ての自動機能は役に立たず、MF、マニュアル露出で撮影しています。
話題をかえまして、二年ぐらい前からカメラマンの撮影方法に変化が起きています。携帯電話のカメラ機能からのステップアップがデジタル一眼レフという人が多いようで、デジタル一眼レフ+キットレンズであるにも関わらず、ノーファインダーでカメラを花に近づけて、AF合焦音を頼りにピントをあわせてそのままシャッターを押し、写り具合を液晶で確認している人が増えています。今回の節分草撮影でも沢山お見かけしました。一般的なAPSデジタル一眼レフの場合はレンズに被写体が近づき過ぎるとピントは合わなくなりますし、仮にピントの合う範囲に花があったとしても、肝心のシベの先にピントを合わせることはまず不可能。従ってまともな写真にはなりません。
ノーファインダーで撮影するなら、被写界深度の深いコンパクトデジカメか携帯電話の方が間違いなく優れています。また被写界深度の深いカメラによる作品は、被写界深度の浅い一眼レフには無い世界で、優劣ではなく個性の差だと思います。もしこのダイアリーを読まれている方で、デジタル一眼レフで携帯電話的な撮影方法で花のマクロ写真が撮れると思っている方が居られたら、一度一眼レフによる撮影方法の勉強をされると良いでしょう。極めて浅い被写界深度によるブレやピンボケと格闘する一眼レフでしか撮れない世界があるのも事実ですが、コンパクトデジカメでないと撮れない世界もありますので、ご自身の撮影スタイルに合わせて正しい機材選択をしましょう。
高さ5cmほどしな無い節分草を真下から見上げる写真を撮ってみたいと思っていますが、躯体の大きな一眼レフでは不可能で、携帯電話ぐらいの方が良いですね(笑)。
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2009年3月1日(日) |
節分草が満開です! |
今日は庄原市総領町まで節分草撮影に行ってきました。
私の撮影リズムだと朝は2時起きなのですが、節分草は夜が明けないと撮影出来ないので、今日は4時起き。現地には5時半頃に到着しましたが、日の出まで時間が少しありましたので、軽く仮眠を取ってから撮影開始しました。最初に5番公開地の八幡神社に行きましたが、開花が一番早い自生地ゆえか、殆どの花が傷んで終わっていました。そこで今日は4番自生地「山根さん宅西」で撮影する事にしました。ここの自生地は地面に緑色の苔のような物が生えていて、総領町の中でも一番絵造りのやりやすい自生地です。
毎年の事ですが、撮影開始は私が一番です(笑)。
撮影を始めて暫くした頃の総領町の情景。上空には霧が立ちこめていましたが、それが日の出と共に動き出し、消えて行きます。
4番自生地「山根さん宅西」の朝7時の様子です。斜面に沿って節分草は咲いています。
今日がほぼ満開のタイミングだと思いますが、日の出前から花はうつむく事も無く、元気に咲いていました。ご覧のように下草が黄緑色の苔のようなものになっているので、マクロ撮影した時に情景を整理しやすく、私のお気に入りスポットです。
沢山の仲間と共に咲いている一輪にフォーカスをあてて、空間も取り込んで、朝の爽やかな感じで、、、
次に1番自生地「田総の里、スポーツ公園」に行きました。ここは杉林の真下にある自生地で、長時間滞在すると花粉症の私は鼻水が止まらなくなり、呼吸困難になるほど辛い場所です(^^;
スギ花粉による鼻水と戦いながら撮影したカットです。林の木漏れ日の様な光を取り入れられる自生地は、多分ここだけでしょう。
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