今月の話題
三次市吉舎町上安田・羽場地区の彼岸花
今日も吉舎へ
iPhoneか、iPod Touch + 携帯電話か
吉舎の彼岸花撮影
空振りの後は、見送り三振!
ネットの速度はOSで変わる
荒谷山も空振り
アンチグレアフィルムセット for iPhone 3G
今日も掛頭山は空振り
ライカデジタルは更なる高み(遠い存在)へ
新兵器、クルマの網戸
秋の気配で、夏のスキャニング
膝を叩いたG11と、微妙な7D
|
昨日、吉舎町辻の彼岸花群生地を撮影した後で、同じ吉舎町内にあるもう一つの彼岸花の名所と称される場所を訪れましたので、ご紹介しておきましょう。
場所は、広島県三次市吉舎町上安田の羽場地区です。花が咲いている頃に訪問すれば、県道沿いに赤い幟が立っており、その向こうに真っ赤な群落が見えますので直ぐに分かります。駐車場は無いので、付近の道路の広くなっている所にクルマを停めて散策することになります。地図で見ると、福塩線・備後安田駅から歩いてもさほど掛からないようです。
県道から町道に入り、直ぐの橋を渡った所から見た群落の全景です。彼岸花は民家、電柱、電線、畑などの人工物に囲まれながら、見事に咲いています。このまま真っ直ぐに道を進むと、、、
群落の中央、十字路のところに看板があります。地元の人が大切に育てている彼岸花だそうです。
看板から右側を見た情景です。花は既にピークを過ぎて痛み出していましたので、辻の開花時期よりも数日早いようです。花は見事な密集度で咲いていますので花見には良いですが、中央の木の左後ろに電柱があり、その上には民家がありますので、撮影には苦労します。
一つ上の写真に見えている道を少し歩いてから、畑のあぜ道に入って撮影した情景です。彼岸花は斜面に見事に咲いていますが、カメラマンには二本の電柱が構図造りを難しくしているので恨めしいですね(生活されている人がいるので仕方ありませんが)。
看板が立っている十字路の左側の群落です。こちらは少し密度が低いのですが、斜面の上の方まで咲いていて、奥行き感のある情景を生んでいます。
電柱や電線があるので、引いた写真は難しいですね。作品風ということで、木を主役に寄って撮影しました。
同じく、作品風の構図で。木をアクセントに人工物を避けて構図を作ってみました。
辻の群生地からはクルマで15分ぐらいだと思いますので、興味のある方は来年のシーズンに訪れてみて下さい。
|
|
2009年9月26日(土) |
今日も吉舎へ |
毎週土曜日は家の用事があり、午前中の撮影には行けないのですが、吉舎の彼岸花群生地が昨日頃がピークなので、家族に無理を言って撮影に出掛けました。代わりに明日は家の用事で忙殺されます。
【先ず日の出撮影を目指すも、空振り】
金曜日の朝時点までの天気予報では、土曜日朝から快晴とのことで、吉舎の前に荒谷山での日の出撮影をしようと思っていました。しかし金曜日の17時発表の天気予報では一転して曇りのち晴れの予報にかわり、天気図、衛星画像でも広島地方は雲の下。なんか最近は巡り合わせが悪いです〜
起床は3時半。先ず念のためにネットで三次・高谷山のライブカメラをチェックすると、三次市街地の街明かりが見えませんでした。これは霧が出ているか、カメラがあらぬ方向を向いているかのどちらかで、少なくとも「霧が出ていない」という証拠にはならないので、少し期待が持てました(但し三次盆地は霧が出やすく、他の場所まで霧が出るとは限りません)。駐車場に行くと、広島市内は予報どおりの曇り空で、期待値一気に低下、、。
クルマを走らせて、まずは荒谷山の麓まで行き、そこで観天望気。空は曇っていて、荒谷山頂上を麓から見ることが出来ましたので、案の定霧はありません。それで荒谷山撮影はあきらめて、次は三次盆地に近い岡田山に行きました。岡田山を登る道中で時々霧が発生していたので、少し期待しましたが、頂上に着いてみると霧はありませんでした(岡田山から見えるのは、三次盆地とは山並みひとつ隔てた世羅台地です)。そればかりではなく、眺望方向に木々やススキが成長してしまって、写真撮影はちょっと無理な状態になっていました。訪れる人も減ったのか、車道は草で覆われ、南側の登山道はススキに覆われて無くなっていました。岡田山の霧の海撮影はもう駄目ですね。ということで、直ぐに吉舎に向かってUターン。
【吉舎は絶好の撮影日より】
吉舎の彼岸花群生地に到着したのは5時半過ぎ。夜明け前の薄明かりの中で群生地に行ってみれば、全体が満開を迎えており、薄暗い中に紅の絨毯の様な情景が浮かび上がっていました。既に二名ほどの先客が居られて、群生地の一番手前側(23日に私が撮影した場所)に陣取られていましたが、私の方は23日に花が咲いていなかった部分で撮影を始めました。
群生地の一番奥から全体を見渡した写真ですが、ご覧の通り、ほぼ満開で、一部の花は既に白くなり始めています。
こちらは、入り口側の区画です。この画面の左側(写っていません)が一番最初に咲き出す一角で、そこは既に色が黒ずんでいました。私はそこを避けて、23日には撮影出来なかったアングルでの撮影を楽しみました。
今日もトヨフィールドとホースマン6x12ホルダーで撮影を楽しみ、EOS-3でもフィルム4本消費して、9時過ぎまで4時間弱の充実した時間を過ごしました。撮影中は同僚さんを含めて、3名の方から声を掛けて頂きました。KENはすっかり面が割れているようで、人生悪いことは出来ません(笑)。声を掛けて頂いた皆さん、どうもありがとうございました。
この群生地での撮影を済ませた後で、同じ吉舎町内にある別の群生地に行きましたが、そちらはまた後日のダイアリーに掲載します。こちらの群生地と比較してしまうと規模が小さく、周りに民家もあるので、撮影にはあまり向いていない印象でした。
|
|
2009年9月25日(金) |
iPhoneか、iPod Touch + 携帯電話か |
携帯電話販売のトップにiPhone 3GSがなっているそうで、私の周りにも持っている人が結構います。評判が評判を呼んで「私も!」と思う方も多いかと思いますが、実はiPhoneは携帯可能な電話機ではあっても、日本的感覚/常識での「携帯電話」ではありません。素晴らしく多機能である一方で、当然出来るはずの事が出来ませんので、購入される前に確認された方が良いですよ。
iPhoneはiPod Touchに電話機能とカメラを付けた物です。iPod Touchには音楽&ゲームプレーヤーとしての機能の他に、無線LAN(WiFi)を経由したインターネットアクセスとメール機能があり、iTunesとリンクしたスケジュール管理、連絡先管理、iTunes Storeからアプリケーション、音楽、ビデオ、ポッドキャストなどをダウンロードして楽しむ機能なども備わっています。カメラがついていませんが、下級機のnanoに今回ビデオカメラが付きましたので、次の世代では搭載されるでしょう。そのTouchに「電話機能」(注:携帯電話機能とは敢えて書きません)とカメラが合体した結果、追加で出来るようになったのは、
- 電話
- 写真、ビデオ撮影
- 3G回線による場所を選ばぬインターネット接続
本質的にこれだけです。しかし、どこでもインターネット接続出来ることを活用してコンパスやマップ上で自分の位置を表示し、そこからのルート検索なども出来るようになっていますし、アプリケーションでネット接続機能を活用した物も多く、実際の機能は多彩に増えています。
問題は、iPhoneの電話機能が、従来からある日本的な「携帯電話機能」とは異なる点で、iPhoneでは次のことが出来ません。
- 携帯サイトへのアクセス
- QRコード読み取り&活用(非純正アプリによる裏技あるが、実用的ではない)
- お財布携帯、モバイルSuica
- ワンセグTV(別体オプション対応)
- メモリーカードの使用(スロットがありません。写真やデータ転送にはパソコン、USB、専用アプリケーションが必要)
- 電池交換(有償で本体ごと交換になります)
- パソコンのモデム代わり/データ通信
- デコメール
- 携帯電話流の、片手親指文字入力(基本はキーボード入力で両手操作が必要)
- ストラップの装着(市販ケースを買えば可能なものもありますが、、)
- その他(購入前にやりたい機能が可能か調べて下さい)
また、母体がiPodなので、パソコンとiTunesが無いと機能の大半が使えません。常に「ほぼ」最新のパソコン環境を持っておく必要があります。
iPhoneの料金も気になりますが、本体の割賦料金、ホワイトプラン基本料980円の他に、S!ベーシックパック(315円)とパケット定額フル(下限1029円〜上限5985円、二年契約のキャンペーン加入で上限4410円)への加入が必須になっています。「ネットを余りしないので、、」と思ってこのパケット定額フルを解除したいと思ったり、あるいは月々の料金前提を下限額の1029円で計算(期待)する人も居られると思いますが、それは儚い夢で、ほぼ全員が上限額になります。
それには幾つか理由がありますが、最たる物は携帯サイトではなく、一般のパソコン用のサイトにアクセスする点でしょう。パケット定額フルの下限額1029円に抑える為には、月のアクセスを12,250パケット×128バイト=1568kB以下に抑えなければなりませんが、これって私のサイトの写真3〜4枚分です。上限額5985円に張り付く転送量は9120kバイト、つまりたったの9MB。私のダイアリーやギャラリーを2〜3ご覧になればおしまいです。
iPhoneはメール送受信や、WiFiにつながる前の一種の動作とか、WiFiの無い所での位置情報サービス(通常ON)とかで3G回線接続しており、自分では使っていないつもりでもパケット代は加算されて行きます。
ソフトバンクモバイルのサイトでは割引適用前の料金が表示されるのですが、iPhoneユーザーのパケット代は月額数十万円はあたりまえ、中には数百万円に達する人もいるようです。勿論実際の請求額はパケット定額フルの上限額になります。私の感覚でもネットアクセス1ページあたり500円ぐらい加算されている印象ですね。だからiPhoneの料金はパケット定額フルの上限額が前提である事を受け入れて、思う存分にネット接続を楽しむのが正しいiPhoneの使い方だと思います。
iPhoneで絶対に気をつけるべきは、海外出張、海外旅行時の3Gアクセスです。これはパケット定額フルの対象外なので、国内と同じ感覚でネットを楽しむと、新車が買える程のパケット代を請求される危険性があります(通常はこれを防ぐために、データローミングはOFFになっており、海外でのWiFi以外でのネットアクセス/メール送受信は出来ないようになっていますが、何気にONにすると悲劇が起きます。)
さてさて、日本で携帯サイトにアクセスできないのは結構不便だと思います。各種サービスが携帯電話に最適化されていますからね。またノートパソコンのモデム代わり、クルマのナビで携帯電話を通じたデータ転送サービス(地図の差分更新、G-Bookなどのテレマティクスサービス)も使えません。そこで悩むのは、
iPhoneを買うべきか、それともiPod Touchを買って、更に携帯電話を持つべきか、、
という問題提起で、今日のダイアリーを締めたいと思います。
個人的には機種変更、更新に様々な制約があり、コストも嵩むiPhoneに進化の速いiPod機能を託す(=1〜2年で古くなったiPod機能に耐えなければならない)よりも、自由に買い換え、買い足し、オークション等での処分が出来るiPod Touchを買って、更に安価ながらフルに日本的な携帯機能を備えた携帯電話を別に持つ方が賢いような気がします。
※次世代iPod Touchがカメラを備え、WiFi親機になる携帯電話が出現したら無敵のコンビだと思いますね。
興味が沸いた方は、私よりもiPhone使用経験の長いユーザーの方が様々な記事を公開されていますので、色々と調べてみて下さい。
|
|
2009年9月23日(水) |
吉舎の彼岸花撮影 |
広島県三次市吉舎町辻にある彼岸花群生地に撮影に行ってきました。
ここ数年は出張などでタイミングが合わなかったので、2006年以来の3年ぶりの撮影になりました。家を出たのは4時少し前で、天気は小雨。吉舎に向かう道中も小雨が降り続いていました。5時過ぎに現地に到着しましたが、先客はクルマ一台のみで、雨のためか流石にカメラマンの出足が悪いようです。あたりが明るくなるまでクルマの中で待っていると、時折本格的な雨が降ってきました。しかし、日の出の時刻の頃になってからは雨も殆ど降らず、結果的に暑くもなく、寒くもなく、人も多くない、撮影しやすい朝になりました。
彼岸花は一番先に咲き出す一角 〜上の写真に写っている範囲です〜 のみがほぼ満開で、それ以外の大部分の場所はまだ咲き始め。恐らく明後日、金曜日ごろが見頃だと思います。
滅多に散歩に連れて行ってもらえず、普段は防湿庫でふてくされているトヨフィールド君も、久しぶりの外出とあって機嫌が良さそうでした。今年は4x5ではなく、6x12のパノラマ画面で、横位置で広がり感を、縦位置で奥行き感を強調した写真を狙ってみました。大判カメラはアオリが使えるので、広い群生地の全てにピントを合わすことが出来ますから、通常のカメラの被写界深度に頼った写真とはひと味違う作品になる、、、、予定です。
他のカメラマンの人たちは概ね1〜2時間で帰ってしまいましたが、私は6時前から11時過ぎまで5時間以上撮影を楽しみました。
|
|
2009年9月22日(火) |
空振りの後は、見送り三振! |
世の中はシルバーウィークとかで5連休ですが、私は勤務でした。一昨日の荒谷山で撮影した友人の写真を届けたら、その人は昨日も荒谷山に行ったそうで、夜明け前からしっかり霧が出ていたとのこと。
私は家で寝ていました。前夜に気圧配置を念入りにチェックして、過去のデータとつきあわせて「霧は出ない」と予報していたからです。朝起きて三次盆地の霧をチェックすれば、予報どおり殆ど無し。しかし、、、
良い写真が撮りたければダメもとで現場に立ちましょう!
しかし、最近巡り合わせが悪いねぇ(^-^;
|
|
2009年9月21日(月) |
ネットの速度はOSで変わる |
タイトルの通り、ネットの接続速度はOSで大きく変わることを見つけました。とはいえ、これは私が今まで余りよく理解していなかっただけのことで、知っている人たちの間では当然なことの様です。今日は、私同様にあまりご存知無い方の為に、顛末を書いておきましょう。
先月、ネット回線をADSLからNTT西日本のフレッツ光ネクスト・マンションVDSLタイプに切り替えました。謳い文句はNTTからマンションの集合終端装置までを1G bps回線で結び、そこから各戸までは100M bpsで結ぶというものです。従って期待する接続速度は100M bpsに限りなく近い数値、、、(実際には20以上出れば御の字というのは聞いていましたけど)。
まずは開通直後と同じ環境で速度測定。速度測定サイトは幾つかありますが、繰り返し測定しても比較的安定しているという事で、価格.comで行いました。数値は数回測定したものの中から一番良い物を選んでいますが、ばらつきは殆どありません。
結果は20M bps前後です。パソコンの環境は、Mac Pro intel XEON 8x3.0GHz, 6GB RAM, Mac OS-X10.4.11 (Tiger)です。LANはもちろん有線接続。
折角の光接続で20M bpsでは寂しいという事で、色々と検索しまして、RWin値を変更すると速度改善が見込めるという記事を発見しました。RWinというのは、Receive Window Sizeの略で、ネット上でデータを受信する場合の単位を決めるパラメーターです。通常はOSの基幹部分のパラメーターなので、下手に変更するとパソコンに重大な支障が発生します。
ちなみに、OS-X 10.4 TigerのデフォルトRWin値は 65535 で、TCP Analyzerで調べることが出来ます。
そのRWin値を変更するMac用ソフトとして「SetRWS」を用いて、RWin値を変更しました。その結果は、、
従来の3倍の、約60M bpsまで改善しました。OS-X 10.4 Tigerの場合は無闇にRWin値を増やすことは出来ず、デフォルトの三倍の 202200 (TCP Analyzerによる検出値)/ 201480 (SetRWSの表示値)が限界でした。それ以上に増やすと接続できなくなります。概ねRWin値と接続速度は比例する様です。
さて、物は試しと、より新しいOSの、Mac OS-X 10.5.8 Leopardでも試してみました。起動OS以外は全く同じ環境です。その結果は、、
デフォルト状態で、いきなりの90M bpsオーバーの成績!。TCP AnalyzerでRWin値を調べてみると、 524280 という大きな値になっていました。
更に、という事で、SetRWSでパラメーターを調整しようとしますが、LeopardのRWin値は既にSetRWSで調整できる上限値に近く、実質的な意味はありませんでした。それでも念のため、という事で、、
96.4M bpsまで成績が上がりました。SetRWSで設定出来るRWin上限値は 537321 (TCP Analyzerによる検出値)/ 537280 (SetRWSの表示値)で、僅かにOSデフォルト値よりも大きくなっています。
※RWin値の最適値は地域や環境によって異なり、大きければ良いというものではありません。
この結果を受けて、再度ネット検索すると、Mac OS-X 10.4以前と、Windows XP以前ではOS標準のRWin値が光接続の速度に最適化されておらず、フリーソフトなどでRWin値を調整すると速度向上が見込めるが、Mac OS-X 10.5以降と、Vista Service Pack1以降ではRWin値が自動的に最適化されるので、光接続の速度を最大限に活かせる、という内容の記述を見つけました。(→参考ページ)
という訳で、光接続で速度が出ないとお悩みの方は、参考ページをご覧になって、OSを最新版にされるか、リスク承知でRWin値の調整をしてみて下さい。
但し、無線LANを用いている人にはあまり効果が無いと思います。価格.comで調べられる様なファイル転送による接続速度は、最良の条件でも無線LAN規格値の1/3程度(参考記事1/参考記事2)。11M bps規格の11bで3M bps程度、54M bps規格の11g, 11aでせいぜい20M bps、300M bpsを謳うデュアルチャンネル11nでも、ユーザー実測で30〜70M bps程度です。ちなみに私の無線LAN機器(安定度No.1のNEC製の親機/子機)を1mぐらいの距離で用いて、有線なら60M bps出る環境で11aで18M bps、11gで17M bps程度の速度でした。速度重視なら有線LANか、最低でもデュアルチャンネルに対応した11nの親機/子機を用いましょう。
|
|
2009年9月20日(日) |
荒谷山も空振り |
ライブカメラでチェックすると、昨日の朝は三次地方で見事な霧の海が発生したようなので、今朝は近場の荒谷山に行ってきました。午前5時に現地に到着すると既に数名の先客が居られて、開口一番
「おはようございます。霧がありませ〜〜ん」
という事で、本日も霧撮影は空振りでした(^-^;。
夜明け前の荒谷山からの眺め。霧が発生するときは、この谷沿いに運河のように霧が流れ込んできて、やがて辺り一面を覆い尽くすのですが、、。帰宅後にチェックすると、三次でも霧は発生していませんでした。
天気はとても良くて、太陽は地平線から顔を出しました。
SIGMA AF APO 70-300mm F4-5.6 DG Macroは逆光に強くて、どの焦点距離でもゴーストフリーの撮影が出来ます。プロテクトフィルターを装着して、300mm(APS-C換算460mm)で太陽をまともに入れて、この絵柄!
先客の中に、会社の友人を発見。その勇姿を一枚。この場所は空に浮かんで撮影しているような錯覚に陥るほど、下方の見晴らしが良いです。
最近は空振りばかりでフィルム消費が進みませんが、早起きは気持ちよいので、懲りずにまた通います。
|
|
2009年9月19日(土) |
アンチグレアフィルムセット for iPhone 3G |
パワーサポートの「アンチグレアフィルムセット for iPhone 3G PPC-02」を購入しました。
iPhone 3GSを保護するために、「SwitchEasy CapsuleNeo for iPhone 3G/Black」というシリコン+ポリカーボネート製のカバーを装着していますが(→8月16日のダイアリー)、液晶面はこのセットに同梱されていた光沢タイプのフィルムを貼っていました。しかし指紋がとても目立つフィルムなので、評判の良いパワーサポートの無光沢タイプフィルムに変更しようと思っていて、今日その商品が届きました。
フィルムの装着は簡単で、今回は手慣れていたせいかゴミの噛み込みもなく、気泡を作らずに張ることが出来ました。油っぽい指で触っても指紋は付かず、とても良い感じです。今回買ったセットにはフィルムが二枚と、ゴミ取りシートが一枚入っています。値段はアマゾンで1100円弱でした。
なお、iPhoneにこれからフィルムを貼ろうかと思っている人には、「パワーサポート エアージャケットセット for iPhone 3G Clear PPK-71」の方がお買い得だと思います。iPhoneのデザインを損なわないポリカーボネート製カバーと、光沢タイプ、無光沢タイプの液晶保護フィルムが各一枚入って1800円弱で購入できます。私がこれを買わなかったのは耐衝撃性を重視した為で、8月16日のダイアリーに書いた通りです。
昨晩から娘が帰省していて、親馬鹿モードになっています(^-^)。でも明日は天気が良いので、朝だけ撮影に行く予定で、カメラ機材をバッグに詰め込みました。
|
|
2009年9月13日(日) |
今日も掛頭山は空振り |
【ライカの価格】
木曜日の話題に取り上げたライカですが、ネット上におおよその価格が載っていました。ライカM9がボディのみで77万円。ライカS2はボディのみで約300万円だそうです。S2用のレンズは最低50万円からだそうで、システム一式揃えるとお幾らに??。
S2はプロ用と謳っていますが、業務に使う機材としてこの価格で元が取れるのでしょうか?。フィルム時代の中判カメラなどは製品寿命が長く、機械寿命が尽きるまで使えたので多少の高価格もビジネス的に正当化できたと思うのですが、デジタルは1〜2年で世代交代してしまいますからね。私の感覚だとS2はむしろお金持ちの趣味用という気がします。
変なたとえですが、フェラーリF430 F1を2300万円で買って、年間○○○○キロ乗って、3年間で1kmあたりお幾ら?なんて計算をしたら、タクシーやハイヤーを使った方が間違いなく安上がり。しかしフェラーリに乗るのは趣味であってビジネス的な損益計算はナンセンス。ライカS2もそういう感覚でないと買えないんじゃないかな?
【掛頭山は空振り】
さて、本日の本題ですが、、、
土曜日の広島は雨模様でしたが、日曜日は朝から晴れと予報されていました。荒天から好天に移り変わる時は絶景に恵まれることがあるので、恒例の掛頭山に行ってきました。睡眠時間を確保するために、家ではなく現地で寝ることにして、昨日の11時頃に家を出ました。掛頭山到着は1時少し前。天気は曇りですが、下界は見えており、雨上がりのもやが掛かって状況は良さそうでした。
意外だったのは、徹夜組が沢山いて、ざっと数えただけでもクルマが5台以上。1時には既に主だったポジションは占有されていました。それで、今朝はリフト降り場のところで朝を待つことにしました。
しかし、3時頃からは山頂は深い霧に包まれてしまい、何も見えなくなりました。
薄明が始まった頃のリフト降り場。周りは深い霧に包まれていて、情景は何も見えません。iPhone 3GSで撮影しましたが(色々とテスト中です)、このカメラは暗い状況でシャッタースピードが限りなく遅くなるわけでは無いようで、殆ど真っ暗な画像しか撮れませんでした。フォトショップで明るく調整しているので、ノイズが沢山出ています。
日の出の時刻が近づいても状況は改善しなかったので、あきらめて下山しました。これは麓の八幡原から掛頭山方面を見た情景ですが、雲に包まれて山は見えません。
日の出の時刻から30分ぐらい経過したら、少し霧が動いて、山が姿を現しました。
雨で大地がたっぷりと水分を含んでいたので、帰り道でも所々で道路が霧に包まれました。これは虫木ノ峠から戸河内方面に下る時に見えた情景ですが、柔らかな霧の海がありました。日の出の頃に山頂から眺望があったら、良い景色に恵まれたと思います。逃した魚はでかい(笑)。
最近掛頭山では景色に恵まれていませんが、まあ、懲りずに通うしかないですね。
|
|
2009年9月10日(木) |
ライカデジタルは更なる高み(遠い存在)へ |
ライカから3種類のデジタルカメラが発売になりました。カメラ界のロールスロイスらしく、各モデルともに順当に「言い訳無用のハイスペック」になっています。
ライカM9は、レンジファインダー初の1800万画素・フルサイズCCDを搭載して、昔ながらのレンズをフィルムと同じ画角で用いることの出来るカメラになりました。こうなることはM8.2が出た時点で予想出来ていましたが、その時期は思ったよりも早かったですね。これで、昨年発表になった怒濤スペックのレンズ郡、
ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH
ズミルックスM f1.4/21mm ASPH
ズミルックスM f1.4/24mm ASPH
をライカファンは心置きなくデジタルで活用出来ると思います。
ライカS2は、事前情報に疎い私には意表をつかれたカメラで、新時代のバケペンと言えるかも知れません。見た目は35mm一眼レフベースのデジタルカメラながら、撮像素子サイズは45x30mmという大型サイズの3750万画素。中判デジカメを35mmの使いやすさで実現してきました。EOS 1Ds Mark3の様なバッテリーグリップ部が無いので、全体的にはよりコンパクトに見えます。またローパスフィルターが廃止されて、モアレは信号処理で除去することで、レンズ解像性能を最大限に引き出せると謳っています。さらに興味深いのはカメラ側のフォーカルプレーンシャッターに加えて、レンズ側にもシャッター(リーフシャッターと呼んでいますが、恐らくは通常のレンズシャッター)を内蔵したものがあり、用途によって使い分けられるそうです(ペンタックス6x7にもシャッター内蔵レンズがありました)。レンズシャッターの場合は最高速1/500秒に制限されますが、ストロボは全速同調します。
これに用いるレンズも4本発表になっていますが、いずれも高そうです。いずれにしても、EOS 1Ds Mark3に何ら引け目を感じる事のない、ライカファンにとっては嬉しいAFデジタル一眼レフシステムの登場だと思います。
ライカX1はAPS-Cサイズの1220万画素CMOSセンサーに、エルマリート24mm F2.8を組み合わせたコンパクトデジカメで、シグマDP-2に対抗するカメラです。
全体を俯瞰すると、高画質デジタルシステムの全方位戦略完結という印象です。お値段はいずれも相当なものでしょうから、私には円が縁がありませんけどね。
|
|
2009年9月9日(水) |
新兵器、クルマの網戸 |
個人的に長年の懸案だった事が、思わぬ形で解決しそうです。ネットで写真の商品を見つけたので、早速購入しました。
クリックすると、裏面の説明書きの拡大写真を表示します。
長年の読者の方ならご存知のように、KENの撮影パターンは、朝2時〜4時に起きて、日の出前に目的地に立つのが殆どです。睡眠時間は2時間も無いことがあり、撮影後にさすがに眠くなって仮眠をとることもしばしば。しかしこれが晩春から初秋に掛けての時期だと、日陰にクルマを停めたつもりでも太陽が動いていつの間にか日向になって、クルマの室内が暑くなるため下手をすれば命に関わります。停車中にエアコンを付ければ、、と思うでしょうが、ガソリンがもったいないだけではなくて、風向きによっては排ガスによる一酸化炭素中毒になることもあります(実際にエンジンを掛けて仮眠して亡くなられた方は多いです)。故に暑い季節は眠さをこらえて運転を続行することが多いです。
そのような訳で、蚊の季節に窓をあけて寝られるようにクルマの網戸を作ることが懸案でしたが、実行せずにいました。そして先日ネットで発見したのが「カーメイトの防虫ネット」。クルマのドアにかぶせて網戸にし、キャンプやレジャー時の車中泊に用いるものです。例によってネットで使っている人の感想を検索すると結構見つけることが出来て、概ね評判は良かったです。それだけではなくて、家の網戸用のネットを用いてクルマ用網戸を自作した人が居られて、使い物にならず結局この商品を購入したとの記事もあり、買うことにしました。まだ商品が届いただけで開封していませんが、その内に使ってみようと思います。
ちなみに定価はフロント用のペアで6000円。最安値はアマゾンで、購入価格は3800円ちょっとでした。この商品にはリア用もありますが、ミニバンやステーションワゴンのリアドアを配慮した真四角の形状をしています。私の車はセダンで、リアドアはフロントドアと対称形なので、追加で買う場合はフロント用になります。使ってみてリアドアにも欲しくなったら追加購入の予定です。
|
|
2009年9月6日(日) |
秋の気配で、夏のスキャニング |
そろそろ秋が始まったようで、時折チェックしている県北のライブカメラに朝霧が映っていました。これから、霧、紅葉、ススキと撮影対象が増えて忙しくなりそうです。
心置きなく秋の撮影モードに切り替わる為に、夏に撮りためた写真のスキャニングをしました。これをしておかないと、どんどん溜まって収拾がつかなくなるんですよね。スキャニングしたのは「君田のヒマワリ」「八幡の蓮」「大山・木谷沢渓谷の深緑」ですが、その中から一枚お見せしましょう。
EOS-3, EF28-105mm F3..5-4.5 USM (50mm), F22, AE(0.0EV, 6 sec.), E100VS
先月のダイアリーで「大山下見」を書いた際に、カエルの写真を掲載しましたが、その時にEOS-3で撮影したカットが上の写真です。左下のカエルがキーポイントです。
|
|
2009年9月2日(水) |
膝を叩いたG11と、微妙な7D |
キヤノンから相次いで新型デジカメが発売されていますね。その中でも私的な注目株はPower Shot G11です。
【帰ってきたGシリーズ!?】
EOS 30Dを使ってみて実感した事が、ダイアリーに掲載する写真など「綺麗に記録できている」ことが価値となる使い道の場合、被写界深度の深いコンパクトデジカメの方がAPS-Cデジタル一眼レフよりも適しており、従って高画質コンパクトデジカメはインターネット生活の必需品だということです。G1から始まったPower Shot Gシリーズは、キヤノンのコンパクトデジカメのフラッグシップであり、前述の目的に適したデジカメの最右翼です。脇に時々Power Shot Proシリーズが存在することもありますが、絶え間なく続くフラッグシップは「G」のみです。そのGシリーズの良き伝統は、
- 大口径F2.0・高画質・低倍率ズームレンズ
- フリーアングル液晶モニター
- RAW
- EOS Digitalのサブに相応しい、CF、BP-511、外部ストロボ対応
- コンパクトさを過度に追求しない適度なサイズと、レンズ中央配置のカメラらしい佇まい
- つべこべ言わせぬ高画質
あたりだろうと思います。米国のdpreview.comでも、上記項目がGシリーズの伝統として未だに語られています。私が所有するPower Shot G2も勿論この全てを満たしていて、未だに最新鋭のデジカメに対してISO50で撮影した画像は何ら見劣りする所がありません。しかしながら、Power Shot G6でカメラらしい佇まいを捨ててコンパクト化に走り、G7では手ぶれ補正を入れる代わりに、大口径レンズ、フリーアングルモニター、RAW、CF(→SD)、BP-511(→NB-2LH)を捨て去って「名ばかりのG」に成り下がりました。以後G9、G10と初心者向けの見せかけ進化(高画素化、液晶サイズ拡大)に走り、私のout of sightになってしまいました。
G2を使っていて重宝しているのが、フリーアングルモニター、F2.0大口径レンズ、CF&BP-511(30Dとの共有化)、そして高画質です。一方で時代の古さから来る使いにくさは、ISO200以上でのノイズの多さと、最大ISO400という高感度の弱さです。コンパクトデジカメの使い道からすると手ぶれ補正はあっても良いかなと思っていました。それら全てを勘案して、G6の中古でも買おうかと思っていました(しかしG6は全く売れなかった機種の様で、極めてレアで中古物件が殆どありません)。
そしてG11。誰もがさらなる高画素化を繰り返すのかと思ったら、いきなりの1400万画素から1000万画素への画質優先スペックに立ち返り、更にはフリーアングルモニター、RAW、カメラらしい佇まいを復活させてきました(特にデザインはコンタックスG2ブラックを彷彿させます)。大口径レンズは復活しなかったものの代わりにISが付いていて、かなりクラッとくるスペックになっています。CFカードとBP-511は復活しませんでしたが、まあ妥協の範囲でしょうか。
G2で不便に感じていたものの内、高感度性能は文句なく高そうです。またシャッタースピードと絞りの制約関係が事実上消滅しているのも良いポイントですね。残念なのは相変わらずカメラ側がマニュアルモードでのストロボ調光が出来ないこと(EOSシリーズは出来ます)と、マニュアルフォーカスがやりにくいこと。あと、あれぇと思った事が、リモートケーブルに対応しながら「バルブモードでは使えません」という断り書き。え〜〜
でもまぁ、Gシリーズでバルブ撮影する機会は多分無いでしょうから、その内に買うかも知れません。
【中級機? APS-C フラッグシップ? 中途半端??】
一方のEOS 7Dですが、もの凄いスペックでの登場です。G11と同じメーカーが作り、ほぼ同時に発売したとは思えないほどの数字主義マシンになっています。もちろんその内の幾つかは実利もあるとは思いますが。
素直に良いな、と思った点は、視野率100%、倍率1倍のファインダー。ミノルタの様に内蔵ストロボがスピードライト・トランスミッターの役割を果たすこと(これでST-E2はお払い箱?)。防塵防滴設計。この三点ですね。動画撮影時の制約が減った事も、いざとなると役に立つかも知れません。
逆に下級機の40D〜50Dと比較しても退化であり、絶対に受け入れがたいなぁと思ったのが、ファインダースクリーンが交換出来なくなったこと。MFをするなら最低でもレーザーマットが必須で、スーパープレシジョンマットも欲しい所ですし、マウントアダプターを用いて撮影するなら、これらのスクリーンが無いと絞りによって露出が暴れます。
それ以外の進化、例えば撮影時の露出の失敗を補うデジタルならではの機能などは、個人的にはどっちでも良い内容になっています。
で、実は一番気になったのが「EOS 7D」というネーミング。「7」ってどういう位置づけなんでしょう?
銀塩時代のルールは、フラッグシップ機が「1」、準フラッグシップ機が一桁「3,5」、そして(海外では)中級機が二桁「50 (=55), 30 (=7), 10」、入門機が三桁〜四桁または固有名詞「700, 800, 1000, Rebel (=Kiss)」でした。これは今までのEOSデジタルにもそのまま引き継がれて来た気がします。しかし銀塩時代でも中途半端なネーミングだった機種が「7」で、これは海外ではEOS 30または33というネーミングで呼ばれていて、明らかに中級機の位置づけで、実際にもEOS 55のモデルチェンジ機でした。
さて、今回のEOS 7Dは、、、デザイン的には中級機の流れをくんで進化しています。左側にモードダイアルがあるのがその証。機能満載中級機はEOS 55, EOS 7の伝統を受け継いでいる気がします。その割りにはEOS 50Dからは一段スペックがアップしているので、理解しがたいポジショニングなんですね。
EOS-3使いの私は、やはりEOS 3Dを待ち侘びているのかも知れません。
|
|
|