今月の話題
アートパノラマ初陣@荒谷山
Tomiyama Art Panorama 170
新幹線が満席の時
宮島紅葉撮影
色々と、、
思わぬ伏兵
iOS4の落とし穴
池の段再挑戦も、霧に阻まれ
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今日の午前中は仕事が入っていましたが、出勤前に朝四時半起きで荒谷山に行ってきました。
天気予報では雨のち晴れで、低気圧が日本海にあり、前線が通過するので風が強く、霧は期待できませんでした。しかしアートパノラマのシェークダウンを兼ねて、取り敢えず荒谷山に赴いてシャッターを押してきました。
5時半頃に荒谷山に着きましたが、霧はありませんでした。おまけに強い西の風が吹いていたので、待っても霧は来ないこと確定(というのも霧の発生源である三次盆地は北にあり、普段は北風に乗って霧がやってきます)。雲もさほどなく、果たして朝焼けがあるかどうかも分かりません。この写真が今日一番焼けた状態でした。
アートパノラマにLEEのハーフNDフィルターを装着して日の出を待ちます。水平画角が84度ほどもある超広角カメラなので、このフィルターホルダーでも余裕は全くありません。昨晩色々なホルダーをチェックして、この組み合わせのみぎりぎりOK。ケンコーのマルチフィルターホルダーでは蹴られてNGでした。
この撮影状態だと、ファインダー視野の下半分はフィルターやフィルターホルダーで隠れてしまいました。両脇は見えるので構図づくりには支障がありませんが、、、(笑)。
そして日の出。極めて平凡な情景ですが、動作確認、不具合チェックも含めてアートパノラマで撮影したポジを早く見たいので、フィルム1本(とは言えたったの4カット)を撮影してきました。こうやって現場で撮影すると色々なことに気づきます。日の出後の明るい状況でも、赤窓式のフィルムカウンターは懐中電灯が無いと見ることが出来ないとか(太陽相手に逆光なので)、、大判カメラの撮影では、本番前にシャッターの慣らしと、ピント調節用にシャッターを開いていないか確認するために空シャッターを何度か切るのですか、アートパノラマではこれが出来ないとか(フィルムが入っていて引き蓋が無いので、露光されてしまう)。後者は動作が身体に染みついているので、空シャッターが切れないとなるとムズムズします(^-^;。
ま、何はともあれフィルムの仕上がりが楽しみです。
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2010年11月27日(土) |
Tomiyama Art Panorama 170 |
長年探していたカメラがやって来ました。
富山製作所の6x17判パノラマカメラ、Art Panorama 170です。レンズにはNikkor SW90mm F8が付いていました。
世間はすっかりデジタルになって銀塩機材が安く投げ売りされていますが、何故か中判パノラマカメラだけは例外で、6x17判のフジG617やGX617、リンホフTECHNORAMA 617S等は未だに数十万円で取り引きされています。GX617で交換レンズが3本そろったセットだと70万円以上もします。出来るだけ庶民的な予算で機材を揃えたいKENにとってこれらは高すぎて、比較的安価に買えるチャンスがありそうだったのが、富山製作所のArt Panoramaシリーズ。本命は4x5カメラで使う6x17フィルムバックでしたが(目標価格6〜7万円)、今回のレンズ、ファインダー付きのカメラを9万円程度で購入することが出来ました。
今日は朝からシェークダウンで、次のことをチェックしていました。
- ピントチェック:ピントダイヤルを無限遠に合わせたときに、ちゃんと無限遠にピントが合うか(結果OK)。
- Nikkor SW90mm F4.5Sへの付け替え:性能的にはこちらの方が良さそうなので付け替えてみましたが、フランジバックが異なり、多少繰り出さないと無限遠にピントが来ません。これでは使いにくいので元に戻しました。※このカメラはフィルムを入れてしまうと精密なピント合わせが出来ません。
- テスト撮影:6x17判になるとコサイン4乗則の影響もあって周辺減光が激しく、センターNDフィルターの使用が望ましいのですが、付いていませんので、取り敢えず色々な絞りで空を撮影しました。結果は現像が出来上がるまで不明。
- ファインダー視野チェック:視野率で85%ぐらいか?実際の撮影範囲の方がファインダー視野よりも広いです。構図には気をつけないと。
- 水準器精度チェック:とても正確でした。
総金属製の大きくて無骨なボディはカッコ良すぎます(笑)。これで明日から本格的なパノラマ撮影を楽しみます。
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2010年11月24日(水) |
新幹線が満席の時 |
先週の金曜日(11月19日)は広島から東京までの日帰り出張でした。その新幹線の指定席を購入したのは月曜日(15日)の午後でしたが、その時点で金曜日の午後6時以降に東京駅を出発するのぞみの東京〜広島間の普通車指定席は最終列車を除き全て満席でした。その最終列車も既に残り僅かで、満席間近。普段なら席を選ばなければ当日発車時刻直前でも指定席は取れる物なのですが、最近の金曜日の夜は単身赴任の週末帰宅組が増えたのでしょうか、異変が起きているようです。飛行機ならば、、と思って全日空と日本航空も調べましたが、羽田〜広島の金曜夕方の便は全て満席でした。
さて、その様なときに皆さんはどうされますでしょうか? 東京で一泊して翌日帰る? あるいは自腹でグリーン車で帰る?
以前にも似たような経験があり、その時に使った方法を試してみたら今回も無事指定席を確保出来ました。それは、、
途中駅で列車を乗り換える。
仕事を終えて直ぐに帰るには、のぞみ63号(東京駅18時50分発)が丁度良かったのですが、勿論満席。そこで1本前ののぞみ255号(18時40分発)で終点の新大阪まで行き、のぞみ63号に乗り換えて広島まで行くことにしたらOKでした。一緒に行動した人も名古屋乗り換えで無事指定席を確保。
ちなみに新大阪以西に行く場合、乗り換えは可能であれば名古屋か京都の方が同じホームで便利です。新大阪止まりの列車で新大阪まで行くと違う島のホームに着いてしまい、乗り換えには階段を上り下りして隣のホームに行く必要があります。
この方法、実は同じ列車内(のぞみ63号)での席の移動でも指定席は空いていましたが、みどりの窓口でその様な指定席発売が出来るか聞いてみたら、その人は分からないとの事で乗り換えにしました。考えてみれば停車時間が1〜2分しかなく、しかも停車時間中は乗降客でごった返す車内での移動は却って面倒なので、短時間で乗り継ぎ可能なら乗り換えの方が良いと思っています。
さて、当日の東京駅の当日券販売窓口はパニックでした。20m以上の長蛇の列が出来上がり、テレビには一部列車のグリーン車を除き全て満席の表示が、、私が乗ったのぞみ255号も63号もグリーン車まで全て満席で、車内放送では「車内での指定席への変更、グリーン車への変更は承れません」とアナウンスされ、自由席も定員超過の超満員。しかしもう一つの経験則でC席(3列席通路側)を確保した私は、名古屋〜新大阪と、新大阪〜新神戸の間だけ隣の席の乗客が居ただけで、残りの区間には隣に人が居ないゆったりとした空間で移動することが出来ました。やはりC席強し!
この方法は列車を途中で乗り換えても特急料金の変わらない新幹線のみで有効ですし、運転本数が多く、様々な行き先が混在している東海道・山陽新幹線でしかあまり効果が無いかも知れませんが、直通指定席が取れないときは駄目もとでお試し下さい。
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2010年11月21日(日) |
宮島紅葉撮影 |
今年の秋は山間部の紅葉を撮影しようと準備を重ねて、何度か出掛けもしましたが、天候に恵まれず撮影出来ない内に平野部の紅葉シーズンになってしまいました。今日は何処に行くか迷いましたが、宮島に行くことにしました。ここでの撮影は2001年以来9年ぶりです。
宮島航路の始発は6時25分なので、朝5時前に起きてクルマで宮島口に向かいました。2001年の頃とは違って現在は24時間営業の駐車場もあるので、早朝のクルマ移動でも問題有りません。
まだ真っ暗な時間にフェリーに乗り込みました。KENがフェリー乗船一番乗りでした(笑)。
しかし、流石は紅葉シーズン、始発なのに船内はほぼ満員になりました(船室は私が乗ったこの部屋以外にも複数有ります)。フェリーが出発する頃には明るくなり始めて、、、
対岸の宮島に着くと明るくなっていました。空に日の出前の赤が残る時間の宮島の大鳥居です。
紅葉谷公園入り口の橋です。紅葉はピークを過ぎた印象で、色が濁り、かなり落葉していました。
しかし、光が柔らかい内に条件の良い木を探して撮影に勤しみます。奥の黄色い紅葉は傷んだ葉も少なく、紅葉谷公園の中で一番状態の良い木でした。
奥紅葉谷公園です。こちらは既にピークを過ぎて痛んだ紅葉ばかりで、撮影にはなりませんでした。この時間はまだ始発のフェリーしか着いていないので、人出はまばらです。しかしその後は急速に人出が増えて、通路にはひっきりなしに観光客があるいていました。
彼岸花撮影の直前に仕入れたシグマのAPO 150mm F2.8 EX DG HSM MACROで撮影してみました。巷では高解像度で通っている銘レンズですが、私の印象では、あるいは私所有の個体は開放では柔らかい描写をします。
紅葉谷公園を離れて、大聖院に向かう途中の茶店の所にあった紅葉です。これが一番見応えのある木でした。
日本三景のひとつで、日本を代表する観光地の紅葉シーズンとあって人出が凄かったです。印象的には9年前の二倍以上の人出で、フェリー桟橋から厳島神社に至る道は原宿の竹下通りか、新宿駅中央通路の様な混雑でした。厳島神社は入り口も出口も人が途切れなく、列を成して入場/退場していて、まるで大阪万博のアメリカ館で月の石を見たときのような情景でした。中国人、韓国人が多かったのが印象的で、厳島神社が世界遺産になった為かも知れません。
島内の飲食店はどこも行列が出来ていました。9年前に仲間と休憩した喫茶店も表に列が出来ていて今日は入る事が出来ませんでした。道行く人の声を聞いていると、昼過ぎには名物のもみじ饅頭も売り切れていたようです。
帰りのフェリーも超満員。私は船室に入ることが出来ず、クルマを止めるフロアに他の大勢の乗客と一緒に立っていました。いや〜、宮島も凄い観光地になったものです。
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2010年11月16日(火) |
色々と、、 |
土曜日のダイアリーでは「撮影に行くか行かぬか、行くならどこにするか悶々としています(^-^;。」と書きましたが、その土曜日に叔母が亡くなりました。赤ん坊の頃から私を可愛がってくれた、思い出の沢山ある叔母でした。
暫くして実家から「遺影にできる写真が無い」との連絡があり、私が持っている写真を総点検。幸いにも私の結婚式に参列した叔母の写真を見つける事が出来て、それをスキャニングし、背景などを整えて、遺影を作りました。その作業の中で叔母の顔とずっと向き合って、思い出を語りながら、写真の技能と知識が初めて叔母の役に立ったなぁと、、、いろいろな気持ちが入り交じってこみ上げてきました。
明日は葬儀の為に東京に行きます。金曜日には東京出張も控えているので、一日ごとに東京、広島、東京、広島と滞在場所が変わります。
日曜日は叔母の件をさておいても、黄砂がおさまらず天気も悪くて撮影に行ける状況ではなく、先日撮影した写真をスキャニングしていました。濃霧に包まれた吾妻山国民休暇村で「和」を感じた一枚を貼っておきます。
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2010年11月13日(土) |
思わぬ伏兵 |
週末が来るごとに紅葉撮影に出掛けようと思って気象情報や紅葉情報などをチェックしていますが、今週末は思わぬ伏兵が現れてガッカリしています。それは黄砂。
広島市内でも視界が数キロというほど酷い黄砂で、少し離れた山は霞み、遠方の山は見えなくなっています。大山にでも行こうかと思っていましたが、奥大山のライブカメラをチェックしても、空は黄色く、大山は霞み、写真撮影にはならないかも。
これを書いているのは土曜日の夜8時半ですが、撮影に行くか行かぬか、行くならどこにするか悶々としています(^-^;。
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2010年11月10日(水) |
iOS4の落とし穴 |
私が気づくのが遅かっただけで別に目新しい話題ではありませんが、まだ知らない人が居るかも知れませんので念のためにダイアリーに書いておきましょう。
iPhone 3GSのOSをiOS4に数ヶ月前にアップデートしました。そして先日携帯電話の請求額を何気に確認したら、ここ数ヶ月の請求額がそれ以前よりも3000円ちょっと増えていました。iPhoneの使い方にはそれ以前と大きな差は無いので、ネットで原因を調べてみたら、iOS4の仕業、、、
iPhoneをiPhoneらしく使うなら、パケット代は気にせずパケットし放題の上限値で使うのが正しい姿。しかし自宅にWiFiがあり、職場にはPCがあり、出張時のホテルにはポケットWiFiで対応し、新幹線やマクドナルドの中にもWiFiがあるので、結果的に私のパケット代は殆ど下限値の税抜き980円前後でうろうろしていました。それがiOS4にアップデートしてからパケット代が10000円を大きくオーバーしました(請求額はパケットし放題上限の税抜き4200円)。どうやらiOS4ではバックグラウンドでパケット通信をするアプリケーションや設定が色々とあるのが原因の様です。
もともとパケット代上限値を超えている人には何ら問題ではありませんが、私のようにパケット代枠を使い切っていない人には思わぬ出費増です。普段電話代など気にしていなかった為に気づくのに三ヶ月ほど掛かりましたので、10000円程余計に払ってしまいました。3Gパケット通信を意図的に使ったことが殆ど無いのにこの出費は納得できないなぁ(^-^;。これはきっとiPhoneユーザーのパケット通信代を全員上限値にして売り上げ拡大を図ろうとしたSoftBankの陰謀に違いない(笑)。
で、解決策ですが、iOS4から設定メニューに「モバイルデータ通信」という項目が増えていまして、これをOFFにすれば3Gパケット通信を遮断出来ます。必要時のみにONにすればトータルのパケット代を以前のレベルまで節約できます。欠点はメールやMMSがOFFの状態だと使えないことですが、メールならSMS経由で着信通知がくるので不便は特にありません。また思わぬメリットとして、バッテリーの持ちが格段に良くなりました。
モバイルデータ通信をOFFに出来る機能を追加したと言うことは、iOS4を設計した人にも罪の意識があったんでしょうね。
※ネット上の情報ではモバイルデータ通信がOFFだとMMSが全く使えないとありますが、家族からのタイトル付き長文メールの着信通知が届き、モバイルデータ通信をONにしたら無事受信出来てSMS/MMSメールボックスに入りました。
何度か試しましたが、やはりMMSは使えませんでした。
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2010年11月7日(日) |
池の段再挑戦も、霧に阻まれ |
10月24日に広島県北部比婆山系にある池の段を初めて訪れましたが、朝になったら雨で撮影出来ませんでした。先週末も雨でしたので、この週末に再挑戦しました。
昨日土曜日は急遽仕事が入ってしまい、会社から帰り、夕食を済ませてから機材や衣類を用意して、そのままクルマに乗り込みました。天気予報では日曜日の朝は晴れるとの事で期待は膨らみます。立烏帽子駐車場に到着したのは夜11時半頃で、空には満天の星空、天の川が綺麗に見えました。そこで朝を待ちます。
しかし、夜半を過ぎたら空から星が消えて、夜明け前には雨も少し降ってきました。明るくなってみれば立烏帽子駐車場は深い霧の中。
この霧が少しでも晴れてくれれば、撮り応えのある情景になりそうなので、雨も降っていなかったので池の段まで行ってみることにしました。
立烏帽子山と池の段の中間の鞍部に着いてみると、そこは霧が吹きすさぶ場所で、視界は20〜30mほど。池の段も立烏帽子山も何も見えません。
この場所で30分ぐらい待ってみましたが、霧は一向に晴れる気配を見せず、諦めて駐車場に戻ることにしました。雨こそ降っていませんでしたが、この霧にさらされて身体もカメラバッグも濡れてしまいました。
駐車場に戻る道の情景はこんな感じ。深い霧に包まれて、周りの木々が荘厳に見えます。
立烏帽子駐車場を後にして、次に向かった場所は吾妻山方面。ドルフィンバレースキー場から国民休暇村に通じる道路沿いには黄色く色づいた木々が多く被写体になりそうでしたが、道がすれ違いに困るほど細い上に交通量が多く、車を停める場所が見あたらなかったので諦め。国民休暇村を行き過ぎて反対側に下りてゆく道は交通量が少なく、多少黄色く色づいた木があったので、そこで撮影を始めました。
クルマを止めた場所にあった吾妻山への登山道を被写体を求めて少し登ってみたら、国民休暇村の裏側にある広場に出まして(そこが吾妻山への登山道なので)、、、
深い霧の中に点在する植え込みが絵になりそうなので、色々と撮影して回りました。
12時を過ぎたところで、吾妻山国民休暇村本館レストランで昼食を食べました。やまめ定食で1200円。やまめは美味でしたが、おかずの量もご飯の量も上品で、サラリーマン相手の食堂のランチ定食に比べれば半分以下、育ち盛りの中年には物足りない内容でした(笑)。この定食なら三つは食べられます。
昼食を食べてから表に出れば、霧が少しはれて国民休暇村の裏庭の様子が見えてきました。この霧の中で吾妻山への登山をしている家族連れが実に沢山居られました。皆さん元気です!。私も次回は吾妻山まで登ってみようと思います。
霧で池の段撮影は出来ませんでしたが、同じ霧のお陰で吾妻山国民休暇村周辺では撮影を楽しむことが出来ました。フィルム3本消費して、午後2時半過ぎに帰路に就きました。
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