今月の話題
周防大島・日の出撮影
モーリアン・ヒートパック
雑炊テスト
尾道・鳴滝山散歩
どうなるコダック
Adobeのアップグレードポリシー再変更
寒空の下で熱々のスープ、コーヒー、鮭雑炊
キャプテンスタッグ・アルミロールテーブル
撮り初めは高見山
ダイソー・フタ付き二重ステンマグカップ
アルポット
エネループ&急速充電器購入
寒中お見舞い申し上げます
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ここ暫く週末の天気が思わしく無く、撮影に出かけていないのでKENの心身にカビが生えそうでした。この週末の天気予報も良くありませんでしたが、土曜日の夜に最終チェックしたところ、山口県東部の柳井や周防大島町なら晴れるとのこと。周囲の天気が曇りなのであまり期待は出来ませんが、カビ防止の為に(笑)撮影に出かけました。
目指したのは周防大島にある白木山。山頂には展望台、トイレ、駐車場完備との情報があり、以前から目を付けていた場所で、初めての訪問になります。自宅を11時半頃に出発し、山頂駐車場には1時半過ぎに到着しました。山頂に至る道は極めて狭く、離合場所が殆ど設けられていない2m幅ぐらいの道なので、観光客が居そうな時間帯には走りたくないです。
駐車場にあった案内板(クリックすれば大きくなります)。駐車場から山頂展望台までは200mぐらい歩かされます。初めての場所なので懐中電灯を片手にチェックしたところ、展望台周辺は木々に囲まれており、木々越しや木々の隙間からならほぼ360度の眺望がありますが、写真撮影出来る場所ではありませんでした。という事で白木山での日の出撮影は諦めて、新たな場所を探すハメになりました。夜中の2時だと言うのに、、
白木山を下りてから、片添ヶ浜海水浴場から地図下方にある沖家室島周辺までを丹念にチェックして走りましたが、クルマが駐められて日の出撮影に良さそうな場所はなく、結局辿り着いたのが上の地図にピンを立てた場所です。地図上では屋代島と書いてありますが、これはこの島そのものの名前なのでこの場所の地名ではありません。別の地図で調べると「和佐」という場所らしいです。
この場所から見た情景です。この写真は日の出前の物ですが、ここに到着したのは3時半過ぎだったので2時間ほどしか眠ることが出来ず、超寝不足で撮影開始となりました。ここから見える三つの島影(右から順に笹島、四ツ小島、禿島)がポイントになります。特に一番小さな四ツ小島の形が良いので、季節を選べば日の出と素敵な組み合わせになると思います。
5時半過ぎに起きて撮影開始。とても寒くて準備に手間取り、シャッターを押し始めたのは6時過ぎからでした。これが本日最初の一枚。画面右端にサソリ座が昇ってきています。
朝焼けと共に雲が多くなってきましたが、、、朝焼けの具合から笹島の脇から太陽が昇るようです。
無事日の出はありました。雲が多くてあまり良い情景ではありませんでしたが、誰も居ない場所で日の出を迎えるのは気持ちが良いです。最近出かけられなかったKENの防カビ対策にはなりました(笑)。
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2012年1月24日(火) |
モーリアン・ヒートパック |
KENの「寒空の下でも熱々のコーヒー、スープ、カップラーメン作戦」でアルポットを検討している際に、もうひとつ「物は試し」と購入したのが、この「モーリアン・ヒートパック」です。
使い方はヒートパックの底に発熱剤を入れて、その上にレトルトなどの食材を入れ、規定量の水を加えると直ぐに発熱が始まり、98度の沸騰が15〜20分続くというものです。火を使わないコンパクトな緊急用調理器で、加熱用の水は海水、雨水でもOKという、阪神大震災の経験を踏まえて開発された物だそうです。この商品にはMサイズとLサイズがあり、大は小を兼ねるだろうと思い、まずはLサイズを購入しました。購入先はアルポットの記事で参考にさせてもらい、この商品をセット売り、バラ売り共にしてくれるガオバブさんで、私が調べた限り価格も最安でした。使い方などもガオパブさんのブログに書いてあります。
Lサイズの加熱袋は思ったよりも大きく、写真の通り平面にたたんだ状態で外寸縦x横=30.5x27.0cm、食材を入れる内寸で24.0x24.5cmあります。一般的なレトルト食品なら二つ〜三つ程度は楽に入るでしょう。ペットボトルなどは容器の耐熱性が不足するので加熱できない様ですが、アルミ缶のコーヒーとかなら手で持てないほど熱くなるまで加熱できる様です。少し多彩な食事がしたいときに、アルポットと併用する予定です。
欠点は加熱一回あたり200〜300円のコストが掛かることですが、アウトドア用のコンロ類は1万円程度の初期投資が必要なので、滅多に加熱ニーズが無い人ならむしろこちらの方が割安になると思います。ただ、加熱や調理出来る食材の制約も大きいので、購入前に良く研究された方が良いです。個人的にはサトウのごはんとレトルトカレーが同時に調理出来たら鬼に金棒なのですが、サトウのごはんの外装パックの熱伝導性が悪いので加熱にはコツがいるようです。まぁ、一度試してみるつもりです。
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2012年1月22日(日) |
雑炊テスト |
この週末は曇り空続きで、撮影に出かけられずにいます。そこで自宅で色々と撮影に向けたテストなど、、
1月11日のダイアリーで鮭のコンビニおにぎりと玉子スープで作った雑炊が絶品だったという話題を書きました。その後、アウトドアで作る雑炊をネットで検索しまして、違う方法を見つけました。それはパックご飯(いわゆるサトウのごはん)と「ちょっと雑炊」です。こちらの食材は常温で長期保存が利くので自宅に買い置きが出来、出かけた時も保管温度を気にする必要がありません。コストも少し安くなるので、これが美味しければ常用したくなります。しかし美味しくなければフィールドでガッカリ、となるので、実戦前に自宅で作って食べてみました。
パックご飯は電子レンジか15分以上の湯煎で調理しますが、雑炊の場合はご飯をほぐした上でそのまま煮込めばOKだとサトウのごはんのレシピに記載されています。アウトドアでパックご飯をほぐすにはパックごと揉みほぐせば良いと、あるブログで紹介されていたので、真似ることにしました。
よって、アウトドア雑炊の作り方は、、
- サトウのごはん(200g)のパックを開封せず、そのままバキバキに揉んで、中のご飯を揉みほぐす。
- 鍋に400mlのお湯を沸かし、揉みほぐしたご飯を入れる
- もう一度煮立ったら、ちょっと雑炊を二袋入れて、1分ほど中火で煮込んで出来上がり
結果ですが、おにぎり雑炊ほどには美味しくありませんでした。パックご飯を煮込むと確かに食べられるようになりますが、お米が少し糊のようになってしまい、美味しさに欠けます。お湯に入れる前にご飯を相当揉みほぐしましたが、小さな固まりは避けられず、その固まりは煮込んでもほぐれず固まりのままなので、これも美味しさに影響します。また「ちょっと雑炊」の味付けも私好みでは無く、溶き卵も入っていませんでした。
「ちょっと雑炊」ではご飯100gに対してお湯250mlが指定ですが、アルポットの容量を考慮して200gのご飯に少し少なめの400mlのお湯で作ってみました。結果は丁度良く、もう少しお湯が少なくても大丈夫です。ご飯100gが一人前なので200gなら食べ応えがあるかと思いましたが、結果は私の胃袋には少なすぎ、300gぐらいは必要です。となるとアルポットは小さすぎて作れない、、
という事で、次回撮影時の朝食はまたコンビニおにぎりでの雑炊になりそうです。
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2012年1月15日(日) |
尾道・鳴滝山散歩 |
今日は尾道で仲道郁代さんのピアノリサイタルがあるので、行ってきました。風邪をひいてしまい咳が出るので、コンサートに行くと傍迷惑になる懸念があり、行くかどうか迷いましたが、沢山ののど飴を持って行くことに、、
コンサートまでの間に何処で時間を潰すか考えましたが、尾道を一望できながら観光客が殆ど来ないという穴場の「鳴滝山」にロケハンを兼ねて行くことにしました。
初めて行く場所なのでiPhoneにインストールしてあるNavieliteに道案内させようかとも思いましたが、自宅で目的地設定してみたら国土地理院の地図にも載っていない道を案内しようとするのでパス。Yahoo地図と国土地理院の地図をチェックして道順は頭の中に叩き込みました。ちなみにNavieliteが案内しようとした道は登山歩道でした(^-^;。肝腎の車道はNavieliteの地図だと繋がっていない!観光客が来ないのはこんな理由からでしょうか(笑)。現地には案内板があり迷うことはありません。
林道終点には池があり、展望台はここから徒歩で10分、400mほど歩かなければなりません。ロケハンなのでデジカメを持って散策開始!
八注池です。深い緑色をした静かな湖の風情をもった池でした。この脇の道を歩いて行きます。
途中、かなり急な階段もあり、キャリーカート等での荷物運搬が出来ない場所です。いつもの私の日の出撮影だとカメラバッグ三つ、三脚二つなのでカートが無いと一度では運搬出来ません。機材を厳選しなければ、、
展望台に到着しました。コンクリートの展望台がありますが、ここだと木に邪魔されて眺望が殆どありません。手前のチェーンの柵のある部分はパラグライダーの離陸場所になっており、、、、、
こちらだと尾道から因島大橋までを一望出来ます。APS-Cの18mmで写る範囲はこの通り。この画角では尾道から因島大橋までは入りません。
パノラマ写真です。クリックすれば大きな画像が開きます。この場所は南に開けているので日の出、日没撮影には余り向いていないと思いますが、尾道の夜景は綺麗でしょうね。
さて、本日の私のメインイベント、仲道郁代・ピアノリサイタルが催される「しまなみ交流館、テアトロシェルネ」です。尾道駅前にあります。
曲目は全曲ベートーベンのピアノソナタで、17番・作品31-2「テンペスト」、7番・作品10-3、14番・作品27-2「月光」、23番・作品57「熱情」の4曲でした。
いつもなら最前列で聴くのですが、、、風邪をひいて咳が出るので、万一咳をしても迷惑が少なく、もし咳が止まらなくなったら目立たず退場出来るように二階席の一番隅の出口脇の席で聴きました。いつもとは違って、仲道さんが小さくしか見えないし、音も小さい。でもまあ、演奏は良かったです。
のど飴の効果で演奏中は咳をせずにすみました(ちょっと苦しかったけど)。そして終演後はプログラムにサインを頂いて帰ってきました。
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2012年1月14日(土) |
どうなるコダック |
コダックが連邦破産法を適用するかも、というニュースが毎日密やかに流れていますが、それに先立ち1月1日付けの組織改革でフィルム部門の名前が無くなりました。これは必ずしもフィルムが無くなるという意味ではなく、ニュース文面では分割されて法人向け部門と消費者向け部門に吸収されたとあります。しかし別のニュースではデジタルに経営資源を集め直して経営難から脱却する狙い、ともあります。
そもそも会社の存続の危機に立たされており、その中でもフィルムは不採算事業の筆頭でしょうから、会社が残ったとしてもフィルムが継続的に供給されるかどうかは期待薄でしょうか。かつて細やかなプロのニーズに対応した膨大なバリエーションを誇ったコダックのフィルムは、その大半が製造中止になり、現在は限られた銘柄とサイズしか販売されていません。私が多用するエクタクロームE100VSは幸いまだ残っている組ではありますが、既に4x5は無く、ブローニーと135のみになっています。
最近のニュースを反映してか、相当の人が買い溜めに走っているようで、E100VSの在庫が枯渇気味です。ヨドバシ.comでもビックカメラ.comでも在庫切れ/入荷後発送を繰り返しています。取り敢えず私も1年分ぐらいのE100VSを確保しました。
私がフィルムに拘る70%ぐらいの理由がエクタクロームの発色なので、E100VSが無くなったらフィルム撮影を続ける気力が薄れてきます。612や617の中判パノラマは楽しいので、フジが残ってくれればフィルムを続けはしますが、EOS-3で撮影する機会は減ることになるでしょう。私にとって一番良い解決策は、コダックがフジにフィルム資産一式譲渡して、フジからエクタクロームやコダクロームが復活することですが、、、、、 無いですよね〜(^-^;
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2012年1月13日(金) |
Adobeのアップグレードポリシー再変更 |
Adobe製品のアップグレード可能バージョンが現在の3世代前までから、もうすぐ発売になるCS6では直前世代(つまりCS5)からのみに変更になりましたが(→2011年11月11日のダイアリーの話題)、今日またメールが来まして再変更になりました。変更内容は、、、
その後再度検討を重ねた結果、より多くのお客様に時間をかけてCreative Cloudへの移行またはCS6へのアップグレードご検討頂けますよう、CS3, CS4のお客様もアップグレード版をご購入いただける期間を設けさせて頂くようになりましたので、ご案内申し上げます。CS3/4ユーザー様向けCS6アップグレード版は、CS6のリリースから2012年12月31日までの提供となります。(Adobeからのメールの原文どおり)
最初のアップグレードポリシー変更連絡時点でCS3ユーザーの私はCS5にアップグレードしましたが、期間限定とは言え上記の通りならCS5を買う理由は余り無かったかと、、、、
なんか詐欺にあった気分(-_-)
さて、週末です。土曜日の夜からまた撮影に行く気満々で居ましたが、風邪ひきました。撮影はちょっと無理かも(^-^;
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2012年1月11日(水) |
寒空の下で熱々のスープ、コーヒー、鮭雑炊 |
日曜日の高見山での撮影の後で、KENの「寒空の下でも熱々のコーヒー、スープ、カップラーメン作戦」を初めて実行に移しました。
スーパーでインスタントコーヒー(スティックタイプ)とフリーズドライの玉子スープ、撮影に出かける途中のコンビニでおにぎり三つと500mlのミネラルウォーター、野菜ジュース買って高見山に行きました。撮影後でも気温は氷点下で、風もそれなりにありましたが、アルポットを問題無く使うことが出来ました。低温の影響はむしろ100円ライターの方に出て、なかなか火が点かなかったです。
高見山展望台にはテーブルと椅子がありましたが、風雨に曝されっぱなしのテーブルの上に直接食器や食材を置く気にはならないので、キャプテンスタッグのテーブルを使いました。この状況だと高さが10cm程である事が却って功を奏して、テーブルの上のテーブルでも使いやすかったです。
氷点下の気温の下、凍ってはいませんが殆ど0度に近いミネラルウォーター500mlをアルポットに注ぎ、火を付けてから沸騰するまで15分掛かりました。ガスバーナーに比べれば時間が掛かりますが、その間絶えず見張っておくことは不要なので、他のことをしながらお湯が沸くのを待つと時間効率が良いでしょう。
お湯が無事沸いて、コーヒーとスープを作ったところです。コーヒーは食後用なので、冷めるのを防止するためにフタをしています。念願叶って熱々のスープでおにぎりを食べましたが、、、 沸騰したてのお湯で作ったスープは熱すぎてちょっと飲みにくく、一方で冷え切ったおにぎりは、熱いスープの後で食すと一層冷たく感じられて余り美味しくない、という、ちょっと予想外の展開(笑)。
そこで最後の一つのおにぎり(鮭)で、雑炊にチャレンジしてみました。作り方は簡単で、おにぎりは海苔を巻かず、ごはんだけを取り出し、余ったアルポットのお湯の中に入れて、再度点火します。お湯が煮立つのを見計らって、おにぎりを崩して良くかき混ぜておしまい。それを器に取り出して、海苔をちぎって掛けて食べてみました。
おにぎりには塩味がついているのでちょっと期待しましたが、流石にこれだけでは塩味が不足し、美味しくありません。雑炊を作るなら塩か出汁醤油で味付けし、溶き卵をいれるのが常道ですが、、、
ならば、という事で、もう一つ持っていた玉子スープの素を入れてかき混ぜてみました。ちょうど味付けして溶き卵を入れたのと同じ効果が生まれて、、、 これは美味しい!
寒空の下で「フーフー」言いながら熱々の鮭雑炊を平らげました。最後にダイソー・ダブルステンマグの保温効果でまだ熱々のコーヒーを飲んで、身も心も温まりました。これは癖になりそう(笑)。
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2012年1月9日(月) |
キャプテンスタッグ・アルミロールテーブル |
KENの「寒空の下でも熱々のコーヒー、スープ、カップラーメン作戦」が進行中ですが、無くてはならない道具として小型のテーブルを購入しました。
買ったのはキャプテンスタッグ・アルミロールテーブル(コンパクト)で、使用時のサイズが幅400mm x 奥行290mm x 高さ120mm、収納時のサイズは70mm x 60mm x 400mm、重さ700g、キャリーバッグ付き、値段は1000円台前半。加えて組み立てが極めて簡単という、小さい、軽い、安い、早いの四拍子がそろった逸品です。そのサイズ故に使いにくさは勿論ありますが、トレッキングやツーリングなど荷物をセーブしたいニーズにはこれ以上の物は無いのでは?と思わせます。
使用時はこんな感じ。高さ僅かに10cmちょっとですが、食事関連の道具や食器、食材は地面の上に置きたくないので有ると無いとでは大違い。組み立てても少々ヤワな構造が逆に地面の不整を吸収して、テーブルはがたつくこともなく比較的フラットに保たれます。
このテーブルを既にお持ちの方でも恐らく思いつかれていない使い方。クルマのシートの上に脚を片側だけ立てて置けば、ほぼ水平な面を作ることが出来ます。クルマの中でお弁当を食べる際に重宝しそうです。ただ水物をこぼすと全てシートの上に漏れてしまいますので、心配ならば別にお盆を用意して上に載せた方が良いでしょう。
私のクルマはセダンタイプでお尻が沈み込む着座姿勢なので上手く行きましたが、車高の高いミニバンなどアップライトに座る座席だとテーブルの脚が高すぎて前方に傾くかも知れません。
値段が安いだけあって、細部まで拘った高品質を期待しては駄目で、アマゾンのレビューでも色々と書かれています。新品時からキズがある、脚が鉄製で新品時からさびている事がある、アルミパネル両端の黒いプラスチックが簡単に取れる等々。私も入手して商品をチェックしたら逐一アマゾンのレビュー通りで笑ってしまいました。脚はお約束通り新品時から塗装がかなり浮いていて(内部が既に腐食している証拠)、一部はご覧のように塗装が剥げて錆びていました。
黒いプラスチックは買ってから直ぐに接着剤で付け直しました。また折り畳んだ時に勝手に広がらない様に束ねるベルトがあると良いと聞いていたので、ダイソーでベルクロバンドを買ってきました。使用記は次回のダイアリーで紹介しますが、欠点を分かって使えば実に良いテーブルです!
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2012年1月8日(日) |
撮り初めは高見山 |
正月休み中は天気がすっきりせず撮影に出かけられませんでしたが、今朝は晴れましたので今年初の撮影に出かけました。当初筆影山に行こうと思っていましたが、直前になって「新年なので新しい場所で」と思い直し、尾道市向島にある高見山に行きました。ネットでの下調べは以前からしてありましたが、今回初めて訪問する場所です。
出発は前日の午後11時、現地には1時に到着しました。満月の少し手前の月があるので月夜の撮影が出来ます。しかし完全徹夜だとちょっと辛いので、情景を観察して作戦を考え、まずは4時まで寝ることにしました。気温は氷点下3度でとても寒いです。
6時少し前に月が西に沈むので、起きてからは先ず月光に照らされた西側の景色を撮影しました。
月が沈んでからはカメラの向きを反対側に変えて日の出を待ちます。6時頃からカメラマンがチラホラやって来られまして、今朝は私を含めて総勢4名でした。
日の出がありそうな雲の配置だったので、アートパノラマ170にフィルムを装填し、その時を待ちます。
太陽が顔を出す直前の情景。それにしても寒いです(-_-)
無事日の出はありました。薄明の後は空があまり焼けなかったので、シャッターの数はさほど進みませんでした。それでも久しぶりに暗い内から撮影出来て、満足です。
山頂展望台です。写真で見るよりもずっと小さい展望台で、余り多くのカメラマンは三脚を立てることが出来ません。展望台の1階はトイレですが、その裏側にも展望デッキがあります。下方の視界が木に遮られるので広角は辛いですが、標準以上の画角なら1階でも撮影出来ます。
高見山は普段撮影している筆影山から見えている山で、従って高見山から筆影山も見えます。因島大橋は眼下にありますが、向きが進行方向と一致しているので、美しい吊り橋の姿を見ることが出来ません。
筆影山が日の出と海霧の撮影で有名ですが、多島美で有名な佐木島周辺の瀬戸内海を挟んで東側に位置する高見山は、どちらかと言えば夕日の方が楽しめる場所です。
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2012年1月7日(土) |
ダイソー・フタ付き二重ステンマグカップ |
アルポットを買って「寒空の下でも熱々のコーヒー、スープ、カップラーメン作戦」を進行中ですが、コーヒーやスープを飲む為のカップを買ってきました。
買ったのはダイソー製の「フタ付き二重ステンマグカップ(約300ml)」。単純なステンレスカップでも210円は破格だと思いますが、これは保温性に優れた中空構造のダブルマグで、しかも金属製のフタ付き。ステンレス製ダブルマグはフタ無しでも1000〜2000円ぐらいしますから、ちょっとあり得ない価格ですね。
実は当初使い捨ての紙コップあたりも考えていましたが、熱い物を入れても持ちやすい断熱素材の物は250mlのもの7個で105円とか、発泡スチロール製のスープカップが5個で105円とか、それなりのお値段がしていました。それに紙コップの場合、中味が無いと風に飛ばされるので常に押さえておかなければならず、屋外では使いやすくありません。その様な心配とも無縁で、熱い物を入れても持ち易く、値段も大差ない「これ」を買わない手は無いでしょう。コーヒーとスープ用に二つ買いました。
同じステンレスのアルポットと並べると、まるで純正コンビの様でいい感じです(^o^)/
取扱上の注意点として、プラスチック取っ手のダブルマグは、取っ手取り付け部から中空部に水が入る可能性があるので浸け置き洗いは止めた方が良いです。
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2012年1月5日(木) |
アルポット |
撮影に出かけた際の食事ですが、近くにレストランやコンビニが無い場合や、場所取りなどでその場を離れたく無い場合、私はコンビニのおにぎりを街中で買って持って行くことにしています。おにぎりの理由は冷めても美味しいからですが、春夏秋冬を問わず食中毒防止の為にミニクーラーバッグに保冷剤を詰めて、その中に冷たい飲み物と共に保管するようにしています。何が言いたいのかと言えば、、、
いつも食事はとっても冷たい!
この状況が何とかならないかと思い、物は試しと、先日の皆既月食撮影の際にステンレスボトルに熱湯を詰めて持って行き、翌朝の朝食時にインスタントコーヒーを作ってみました。詰めてから12時間ほど経過したお湯は熱々ではありませんでしたが、自販機で買う缶コーヒーの人肌燗よりは暖かく、寒空の下で冷え切った身体にはとても美味しく感じられました。
これに味をしめて、KENの「寒空の下でも熱々のコーヒー、スープ、カップラーメン作戦」が始動しました(^-^;
で、買ったのは大木製作所のアルポットです。早速開梱すると、燃料用アルコール160mlと、グリーンの収納袋に入った本体が出てきました。箱のキャッチコピーにあるように、最大の特徴は内燃方式のために強風下でも問題無く使えることで、釣りの世界では極めてポピュラーな道具になっているようです。海べりや船の上は風が止みませんからね、、。既に30年以上販売されているロングセラーで、補修部品が単品で販売されている所も気に入って購入しました。
袋から中味を出せば、ステンレス製の本体が現れました。このアルポットには三種類あり、大木製作所ブランドのフォレストグリーン無地仕様、釣りの世界で愛用されている、ダイワブランドのワインレッド+ダイワロゴ入り仕様、そしてJAF通販専用のステンレスボディ無地仕様です。どれも魅力的なデザインですが、ステンレス外装がキズも目立たず長年の使用にはいいかなと思い、JAF通販にて購入しました。
分解した姿です。本体下部にアルコールランプが収納される構造で、本体は二重煙突構造になっており、外側が過度に熱くなるのを防ぐと共に、アルコールランプの熱を満遍なくアルミ製の中カップに伝えて本体上部から排気するようになっています。アルミ製中カップは容量800mlで、カップラーメン二つ分のお湯を沸かせるほか、2合のご飯を炊くことも出来ます。工夫次第でそれ以外にも多彩な料理が可能で、ガオバブさんのブログがとても参考(&刺激)になりました。
本体側に中カップの絶妙なストッパーが仕組まれており、手で操作すれば中カップを簡単に着脱出来る一方で、本体を持ってお湯を注ぐために下方に向けても中カップは脱落しません。
アルコールランプは内部がグラスウールで満たされており、万一転倒させても急激なアルコールの漏れを防ぐ構造になっています(この辺りも揺れる船の上で使う釣り人から支持されているゆえんだと思います)。またキャップにパッキンが仕込まれており、アルコール充填後にキャップをしっかり閉めれば、横にして持ち歩いても大丈夫な構造です(とはいえ、通常は立てた状態で保管します、、)。
加熱時は右の状態で、煮立ったらアルコールランプを外してキャップを被せて消火します(左の状態)。アルコールランプは底部にある二つの黒いレバーをすぼめると簡単に着脱出来ます。空気取り入れ孔はランプ真下の風の影響を受けにくい場所にあります。
中カップの内側には、炊飯用に1合と2合用の米と水のラインが刻まれています。この中カップ、写真だと大きさ感が掴めませんが、カップヌードルが丁度収まるサイズであるところがミソです。これも実際の使用目的を考えた設計なのでしょう。
アルポット購入の前に、アウトドア用のコンロ、バーナー類とも比較しました。アルポットの欠点はアルコールランプ方式なので火力が弱く、800mlのお湯を沸かすのに15〜20分ほど掛かります。一人の食事ならそれほどのお湯を必要としないので10分程度に短縮されますが、ガス式バーナーと比較すれば倍以上の時間が掛かります。また直径13.5cm、高さ25cm、重さ1.2kg(象印タフボーイ1.3Lとほぼ同じ大きさ)と大きく重いのでリュックに詰めて持って行くには不向きです。実売価格は8000〜9000円程で、一見あまり安価ではありません。
しかし、一般的なバーナーは本体に加えて、ガス缶、風防、鍋を持ち歩かなければならないので、大きさ、重さのハンディは多少縮まりますし、価格はむしろ割安になりました。特にカップヌードルを内蔵出来るのでカップ麺派にとって大きさのハンディは殆ど無いでしょう。そして何より、風の影響を受けにくく使う場所を選ばない点と、構造的に鍋がゴトクからズレ落ちる事があり得ず、加熱時に持ち歩くことも不可能ではない(推奨されてはいません)耐外乱性は唯一無二の特徴です。また万一転倒させても被害を最小限に留める工夫がなされている所も好感を持ちました。
最後の決め手は実際の使用状況を思い浮かべた時で、撮影時は道の駅や一般の無料駐車場に泊まる事も多いですが、そこでガスバーナーを使って調理したら周りから白い目で見られます。しかしアルポットなら見た目はステンレスポットで火は見えず、煙は出ず、音もしませんので周囲に不快感を与えることは無いでしょう。
初陣が楽しみです。まずは手軽な所から、熱々のスープとコーヒーでコンビニおにぎりを食したいと思っています。その後は、、!?
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2012年1月2日(月) |
エネループ&急速充電器購入 |
正月休み中は天気がすっきりせず、撮影に出かけられずにいます。撮影記が書けないとお買い物の話題になりがちですが(^-^;、年末年始に色々と買っていますので、その話題でお茶濁し、、、
12月25日のダイアリーで単三エネループ8本を使う「夜露防止ヒーター」を購入したという話題を採り上げました。現在持っている充電器はソニー製の単三/単四4本用ひとつのみなので、8本を同時に同条件で充電出来る環境が必要だなと思い、エネループ用充電器を物色していました。
現在エネループ乾電池の世代交代が行われているようで、従来の1500回充放電可能タイプから1800回に性能アップした新型が発売されていました。その結果として旧タイプが大幅値引きされており、この急速充電器セットの場合、充電器単体価格にたった50円追加で単三エネループ4本がついてきました。私の場合最も充電頻度の高い機材でも精々月二回の充電なので、1500回でも単純計算で60年以上(年齢110歳以上まで)使えることになり、1800回へのアップグレードは特に意味がありません。エネループは何本あっても困りませんので、これは買うっきゃないとアマゾンにて一つ2329円で購入しました。
この充電器、2本までなら二倍速充電。1本なら三倍速充電が可能であり、二つあることによって4本を二倍速、2本を三倍速で充電出来るようになります。8本充電ニーズ以外にも、二台所有に意味があります。
電池は旧タイプでもOKと思う方は在庫限りなのでお早めに。
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2012年1月1日(日) |
寒中お見舞い申し上げます |
皆様、旧年中は沢山のアクセスありがとうございました。今年もImpressions by KENを宜しくお願い致します。昨年5月に母が亡くなりましたので、寒中お見舞いにさせて頂いています。
昨年一年間の目標が何であったか、昨年元旦のダイアリーを振り返ると次のことが書いてありました。
- トミヤマ・アートパノラマ170/617の撮影環境を整備
- より精力的に撮影に出かける
- 健康に留意
目標通り(?)昨年は617との格闘で明け暮れました。
- スキャニング品質確保→BetterScanning.comのホルダー入手。
- 周辺減光の是正→マルミ・センターNDフィルター入手。
- 日の出撮影で使えるように→センターNDフィルターとハーフNDフィルターの併用方法の開拓。
- 使用可能レンズ拡大、アオリが使える様に→トミヤマ・アートパノラマ170ホルダー入手。
- トミヤマ・アートパノラマ170ホルダーで使いやすいレンズ→Fujinon SW125mm F8入手。
- トミヤマ・アートパノラマ170ホルダーで構図確認出来るように→スピードファインダー作成。
- トミヤマ・アートパノラマ170でもレンズ交換可能に→Nikkor SW120mm F8入手。シムリングでフランジバック調整。
カメラを入手してから既に1年以上が経過しましたが、未だに長時間露光時のフィルムの平面性確保とか未解決の問題も山積で、これほど使いこなしの難しいフォーマットとは思いませんでした。素直にリンホフテクノラマやフジGX617あたりを買っておけばこの様な苦労とは無縁でしょうけど、フルセットで揃えると予算が数百万円必要なので当然パスです。コストを余り掛けずに結果を出さないとKENとは言えないですから(笑)。
617で撮影した写真も増えてきましたが、その中で最も「617ならではだなぁ」と思ったのが上の写真。周防大島・大崎鼻で撮影した日の出前の朝焼けですが、島影に趣が不足し、日の出の様なインパクトのある主役も不在の中で、見慣れない横長画面がこの場所の何処までも広く静かな情景を表現していると思います。これが通常の2:3のフォーマットだったら絵にならないですよね。今年は617ならではの表現手法を更に研究して行きたいと思います。
さて、昨年目標の二番目、「精力的に撮影に出かける」という点では、目標通り撮影回数が増えましたし、「精力的に」の結果として前日の内に出かけて車中泊する機会が大幅に増えました。今年は車中泊環境を改善して、引き続き精力的に撮影に出かけたいと思っています。
昨年目標の三番目、健康について、幸いにも大きな病をせずに済みました。会社員なので基本はサンデーカメラマンですが、土日に撮影に出かけず普通に寝起きする生活をするよりも、土曜日〜日曜日の間に睡眠もほどほどに撮影で体力を使う方が、翌週の体調が良い事に最近気づきました。その健康リズムを維持するためにも、今年も天気が良ければ撮影に出かけようと思います。
それ以外に昨年目覚めたことと言えば、デジタルによる星景撮影があります。高感度を自由に扱えるデジタルならではの世界で、フィルムだと難しいものです。これによってSIGMA AF15mm F2.8EX Diagonal Fisheyeの使用頻度が一気に高まりました。このレンズは開放から周辺部まで星が点像として写るスーパーレンズで、毎回そのアウトプットに感心しきりです。現在のデジ眼はEOS 30Dのみで、通常最高感度はISO1600ですが、この感度だとノイズが酷いのと、固定撮影時の星像の流れからするともう一段シャッターを早くしたいので、ISO3200ぐらいが実用になるカメラがあるといいなと思います。ただ、新しいデジ眼入手はお金が飛ぶので今年の目標にはしません(笑)。
また最近流行のコンポジット撮影には当面手を出さない予定です。これをするには複数のデジ眼が必要になるので、、
ともあれ、今年も健康に気をつけて、一年間活動して行きたいと思います。
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