今月の話題
文殊堂の銀杏
四ッ小島、空振り
吉水圓
秋の瀧山峡大橋
ハーフNDフィルター用・結露防止ヒーター
ほとけばら遊園・雨の紅葉
奥滝山峡の紅葉、再挑戦
ColorEdge CX240 キャリブレーション
フィルム1000本目到達
奥滝山峡の紅葉
Manfrotto 405 ギア付きプロ雲台
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空振りの四ッ小島日の出撮影の後で、同じ周防大島の中で紅葉が綺麗だと言われる文殊堂に行きました。文殊堂は文殊山の8合目付近にあるお堂で、そこに至る道は僅か5kmほどの道程で海岸から663mの山頂まで登り詰める狭くて急峻な道でした。
地図をクリックすると、別ページに拡大縮小スクロール可能な地図が開きます。
山頂に至る林道の途中で、文殊堂の標識に従って右折し、辿り着いたところがこの情景の広場。手前は普通の針葉樹で深緑の葉ですが、奥の方が金色に輝いて見える、ちょっと神々しい雰囲気でした。
そして現れたのが、銀杏の真っ黄色の絨毯に敷き詰められた文殊堂。
銀杏の大木は広角レンズでも上の方しか写すことが出来ないほど大きな物でした。
出来るだけ引いて撮ってもこれぐらい。銀杏の木は下の方しか写せませんでした。
殆ど人が来ないからでしょう、綺麗に敷き詰められた銀杏の落ち葉。実際二時間半の滞在時間で他の人は誰も来ませんでした。
お堂の脇にある、文殊山山頂への登山口となる階段と、もみじのコラボレーション。
銀杏の木の脇に、苔むす大木がオブジェのように置かれていました。
赤い実の上に銀杏の落ち葉が挟まって、可愛らしい雰囲気でした。
人気のない静けさに包まれた文殊堂は、綺麗な銀杏の絨毯と共に私を楽しませてくれました。フィルムを装填したものの出番の無かったトヨフィールド+ホースマン612ホルダーを持ち出して、612撮影をしばし楽しみました。
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2013年11月24日(日) |
四ッ小島、空振り |
24日の早朝の広島付近はどこもかしこも良く晴れる、との予報だったので、日の出の方角が丁度良い、周防大島町和佐・四ッ小島の撮影に行きました。
先ずは夜半過ぎに現地入りして、残り少ないE100VSを装填したEOS-3で自動長時間露光を仕掛けて、仮眠。朝5時半過ぎに起きて行動開始しました。
予報通り晴れてはいる物の、東の空には低空に厚い雲が居座っていて、日の出が期待出来そうにない雰囲気。
この辺りは釣りの好ポイントなのか、いつ来ても釣り人が居られます。東の雲のお陰で夜明け前のドラマが無いので、釣り人を撮って日の出の時刻を待ちます。
こちらは、私の撮影地点で釣りをしていた人。1mぐらいはあろうかという大物を釣り上げて、盛り上がっていました。
日の出の時刻が近づいて、空と海が少し色付き始めましたが、低層の雲が相変わらず邪魔です、、
突然に真っ赤な太陽がちょっとだけ顔を出しました。方角的には四ッ小島の真上からの日の出で、計算通りではありますが、太陽が顔を出したのはこれだけでした。
その後、少しだけ雲から赤い光が漏れましたが、期待に反してその後は何も起こらず、、
どんよりとした、コントラストの無い朝の情景になってしまい、今日は撤収しました。何度か通う場所ですが、今ひとつ「これぞ」という写真を撮ることが出来ていません。
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2013年11月20日(水) |
吉水圓 |
日曜日、瀧山峡大橋からの帰り道、加計町にある吉水圓を初訪問しました。存在そのものは以前から知っていましたが、一般公開されるのがモリアオガエルの産卵期の6月に二週末、紅葉の11月に二週末の、年間四週末しか無く、普段は訪れることが出来ない場所です。11月17日は秋の一般公開の最終日、雨模様でしたが、この機を逃せば次は来年、ということで行ってみましたが、とっても小さいけど、見事な場所でした。
クルマは安芸太田町営・太田川交流館「かけはし」の大型駐車場に駐めて、そこから3分ほど歩くとこの情景が出迎えてくれます。入園料200円を支払って、右側の門から中へ、、
お金を払って見学に行く庭園としては、一瞬あっけに取られるほど小さな庭ですが、ここは江戸時代に建てられた個人(商人)の山荘との事で、よく計算されて調和の取れた庭造りがされていて、見応えがありました。
藁葺きの家は「吉水亭」。風情のある建物ですが、年間四週末しか公開されない場所とあって、訪問客がひっきりなしに来るため、人の居ない吉水亭を撮影することは多分無理、、。なので紅葉で隠して一枚。
吉水亭にあまり拘らず、カメラを空に向けると、この見事な紅葉の競演!
吉水亭の中から眺める、庭の紅葉。ここも人がひっきりなしに来るので、この情景を撮るのに人影が一瞬途切れるまで少し待ちました。
吉水亭「高間」から眺める庭の左側と、太田川に向かった遠景の組み合わせ。加計町は建物が密集しているので、現代の遠景はさほどでもありませんが、当時の遠景は庭と調和して、見事な情景を作っていたと思います。
吉水亭の中に展示されていたもの。詳細は分かりませんが、、歴史と文化を感じさせる逸品でした。
じっくり見ても30分も掛からない小さな場所ですが、何というか文化と風情のエネルギー密度が高く、満足度の高い時間を過ごさせて貰いました。来年もまた訪問して、大きなフォーマットのフィルムに収めたい場所でした。
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2013年11月17日(日) |
秋の瀧山峡大橋 |
今週も日曜日の天気は余り思わしく無く、しかし午前中は持ちそうなので、温井ダム湖(龍姫湖)に掛かる瀧山峡大橋の撮影に行きました。
先ずは猪山展望台です。橋と湖を組み合わせて撮ることのできる場所ですが、少し寝坊したので朝霧が無くなってしまいました。トヨフィールドにホースマン612ホルダーを付けて撮影しましたが、今日は午後から雨との予報にもかかわらず、8時過ぎには雨が落ちてきてしまい、機材を濡らさないようにするために急遽撤収。
暫くクルマの中で雨が止むのを待ってから、向かった場所は細い林道を走り、橋の東正面のあたり。ここでもトヨフィールドで612と617の二つのフォーマットで撮影しました。相変わらず雨は気まぐれに落ちてきて、ここでも少し機材を濡らしてしまいました。
この情景は橋を東から西に向かって眺めていますが、反対側の山の上に林道らしきものが見えます。今日の写真よりも新緑の時に撮影した写真の方が鮮明なので、そちらでお見せしています。Googleの航空写真でもクルマで走ることの出来る道が写っていたので、ひょっとしたら日の出と組み合わせた橋の写真が撮れるかと思い、昨夜現地入りしたときにロケハンに向かいました。しかしこの道は舗装されているもののクルマは長年走っていないようで、両側から草木が道を覆い隠すように生えていて、そこをゆっくりと掻き分けるように走ると、ススキや柔らかい草だけではなく、固い枝の木もあったようで、クルマの両側面が無残にも引っ掻き傷だらけになってしまいました。皆さんは大切なクルマでは立ち入らない方が良いです。
橋の正面の写真を撮り終えて来た道を戻ると、猪山展望台の所で雨は止んでいました。そこでもう一度617で撮り直し。今度は画面に少し変化を与えるために、展望台から少しくだった階段の所で撮影しました。紅葉のピークを少し過ぎている上に小雨が漂っているので遠景が霞み、メリハリのない情景なので余り期待は出来ませんが、ベルビアマジックで少しは見栄えのする写真になることを期待。
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2013年11月16日(土) |
ハーフNDフィルター用・結露防止ヒーター |
長年の懸案だった物を作ってみました。ハーフNDフィルターはプラスチックの板を空中に浮かせる形でレンズの前に装着するため、秋〜冬の季節はとても結露しやいのですが、レンズ本体を夜露防止ヒーターで暖めても熱は伝わらず結露防止効果は殆どありません。今まで何度もハーフNDフィルターが曇ってしまって撮影を諦めたことがありました。
ネット上を丹念に探してもハーフNDフィルター、あるいはシートフィルター用の結露防止策は見つかりませんので、ネット上初の試みだろうと思います。まだ実戦には用いていないので効果の程は不明ですが、何も付けないよりも効果はあるはず。
製作の様子をつぶやき383として追加しました。写真をクリックすると記事にジャンプします。
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2013年11月13日(水) |
ほとけばら遊園・雨の紅葉 |
三日遅れですが、日曜日の話題です。
日曜日は雨の予報でしたが、広島県北の紅葉はピークを迎えていたので、昨年の紅葉シーズン後に皆さんのブログでその存在を知り、今年は是非訪問したいと思っていた「ほとけばら遊園」に行きました。場所は浜田道・大朝ICからほど近い、スキーパーク寒曳に行く途中にあります。場所はこのあたり。
ほとけばら遊園は観音様の大きな像が一つあるだけの、小さな神社の様な場所ですが、ちょっと見渡した限りでは社殿も鳥居も無く、綺麗に整備された広場だけのようです。駐車場があり、汚いながらトイレもあってペーパーも常備され、きちんと管理された場所でした。
ご覧のような真っ赤な紅葉が私を迎えてくれましたが、3時間の滞在中、雨が真面目に降りしきり、すっかり凍えて風邪をひいてしまいました(^-^;。
撮影タイミングとしては天気を除いてベストだと思います。木にまだ沢山紅葉がある一方で、ご覧のように真新しい落葉が地面を綺麗に彩っていました。
遊園のシンボルの観音様。黄色く色付いた葉が彩りを添えていました。
こちらは道路を挟んで、遊園の反対側の川沿いの情景。数は多くはない物の、遊園の外にも紅葉は拡がっていました。
ここからマクロ作品を。雨が降り余り明るくない状況で、デジタルだとISOを上げられるので撮影が楽ですが、フィルムの場合はISO100で絞り開放でも精々1/30秒、暗い所だと1/3秒ぐらいまでシャッタースピードが落ち、雨で小刻みに揺れる葉と、風で大きく動く枝を相手に、揺れが収まるのを気長に待っていると、一コマ撮影するのにも10分ぐらいは直ぐに経ち、フィルム一本撮影するのに2時間以上を費やしました。
フィルムに収めた情景を、ダイアリー用にデジタルでISO800で撮影したら、まあ簡単なこと。シャッタースピードを稼げるので手持ちでもOKで、10分程でこれらの作品を撮影しました。
雨の撮影は苦労しますが、色合いはしっとりして深みがあり、仕上がりは却って満足度が高いです。
雨なので、雨らしさを、、
灯篭に彫られた獅子像は怖い顔をしていますが、紅葉に囲まれるとどことなく優しい顔に見えたりもしますね。
ほとけばら遊園は広くはありませんが、紅葉の密度が高く、状態も良く、毎年欠かさず通うカメラマンの方が居られるのも納得の場所でした。降りしきる雨にも関わらず11時から2時まで3時間ほど撮影している間に、ぽつりぽつりと絶え間なくカメラマンがやってきました。皆さんデジタルだったり携帯での撮影だったりで、長居をする人は希でしたが、やはり隠れた名所の様です。
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2013年11月10日(日) |
奥滝山峡の紅葉、再挑戦 |
二週連続、日曜日は雨の予報なので、二週連続、土曜日の午後に撮影に出掛けました。目的地は二週連続の奥滝山峡です。先週は紅葉のピークには少し早すぎた感じがしたのですが、週の半ばに三段峡がピークを迎えたとのニュースが流れた為に、この機を逃しては、と思っての再挑戦です。
今回は奥滝山峡沿いの町道・下山橘山線を東から西へ全線走破しました。まずは大佐川橋の付近の情景です。
上の写真を撮っている場所から見返した情景。右上に大佐川橋が写っています。
通難函(えとうらず)です。先週とあまり変化はありません。これが紅葉のピークの情景の様です。今回もトヨフィールド45Aで617と612の撮影をしました。
その通難函から上流側を見た情景。紅葉の色合いが渋いので、落ち着いた雰囲気の景色です。
中電ダム分かれの所にある橋から見た下流側の情景。夕刻が迫り、川は山陰に包まれ始めていました。上流側にある綺麗な紅葉の木はすっかり落葉してしまって、写真を撮れませんでした。先週が最も良かったようです。紅葉も寿命が短いですね。
唯一道が広い場所の中電ダム分かれに駐めた愛車のミレーニア。ここに来るクルマとしては地上高が低すぎるようで、この日も悪路でクルマの底を何度もぶつけて、酷使されていました。
日曜日にも雨の中、撮影に出掛けましたが、その話題は次のダイアリーで、、
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2013年11月9日(土) |
ColorEdge CX240 キャリブレーション |
報告が少し遅くなりましたが、先日購入した EIZO ColorEdge CX240-CNXのキャリブレーションを行いました。
パソコンに付属ソフトのColor Navigatorをインストールして起動。キャリブレーションするカラープロファイル/色空間(sRGB, Adobe RGB等)を選んで、カスタマイズメニューで輝度などを調整し、画面指示に従ってセンサーを取り付けると、画面が暗転してキャリブレーションが始まります。
センサー部で白→赤→緑→青の表示を繰り返し表示しながら、モニターの色空間測定、輝度調整、色調整をして行きます。
そして最後に画面上部に内蔵コレクションセンサーが出て来て、モニターの状態を記録し、キャリブレーション終了。時間は結構掛かります。正確に計っていませんが、5分は掛かっている様子。
キャリブレーションが終了すると、Color Navigatorのメニューに設定済みカラープロファイルが記憶されます。
画面モードの切り替えはドックにあるColor Navigatorのアイコンを右クリックすれば可能です(Macの場合)。
さて、購入前には今ひとつ不明だった個人的な疑問に答えが揃いましたので、書いておきましょう。
Q1:モニタープリセットのモードはキャリブレーション出来ない?
A1:出来ない。
モニターには User1, User2, User3, Paper, Adobe RGB, sRGB, CAL の7つのモードがありますが、キャリブレーション出来るのは最後のCALのみです。
Q2:そのCALって、sRGB?, Adobe RGB?
A2:デフォルトは不明。キャリブレーションの結果でどうにでもなる。
キャリブレーションする際にカラープロファイルを選択し、その結果でsRGB, Adobe RGB, あるいは全く別のカラー空間に設定出来ます。この設定は複数記憶出来て、Color NavigatorからUSB経由でモニターのハードウェアを直接コントロールして切り替えます。CALモードでは逆にモニター本体にある調整機能(輝度、色味他)は一切使えなくなります。
Q3:複数のOS起動、複数のPC接続の場合、キャリブレーションは全ての組み合わせに対して行う?
A3:その通り。
一応設定済みのカラープロファイルは、エクスポート/インポート機能を使って他のPCやOSに持って行けますが、その上でキャリブレーションをしないと有効にはなりません。ビデオカードやOSで映像出力特性が変わるので当然ですね。私は取り敢えず二つのOSで8通りのセッティングでキャリブレーションをしたので、合計16回も繰り返し、結構な時間を費やしました。
Q4:モニターの明るさを最も暗くしても、眩しすぎるのだが、、
A4:ハードウェアキャリブレーションで、十二分に暗く出来る。
モニター本体での輝度調整は、最低でも50カンデラで、長時間のブラウジングには眩しすぎます。しかしキャリブレーションで輝度目標範囲を拡張すると、30カンデラ以下に出来ます。メニューでは30カンデラの下は「最小値」という表示になっていて、何カンデラなのかはわかりません。私はsRGBで40カンデラと30カンデラの設定を作り、快適な長時間作業環境を手に入れました。
標準の輝度調整範囲は60カンデラから120カンデラの間で、デフォルトは80カンデラになっていますが、左下の「輝度目標範囲を拡張する」を選択すると、、
アラートが出ますが、OKを押せば、、
30カンデラから200カンデラまでの数値と、その上下にmin, maxの目盛りのあるスライダーが出て来て、その範囲の輝度を選べるようになります。
Q5:sRGBの標準の明るさって何カンデラ?
A5:さて??
ネットで調べるとブラウン管時代は80カンデラという情報がありますが、液晶では規定が無いとか、、。ちなみにモニタープリセットのsRGBはデフォルトが120カンデラでした。一方でColor Navigatorを使ってキャリブレーションする際には、sRGB, Adobe RGB共に80カンデラがデフォルト値として選ばれます。
私は長年FlexScan L797のsRGBモード(輝度はマックOS標準のモニター設定アシスタントで設定)でスキャニングをしており、今更輝度(=写真の明るさ)が変わると過去全ての写真をやり変えないと統一性が無くなってしまうので、L797の明るさでCX240でのレタッチ作業時の明るさを決めました。その値は90カンデラです。
適正な輝度は作業環境の明るさにも依ると思うので、一概には言えないのでしょうけど、モニターの設定を見ると80カンデラと120カンデラの間で調整するのが良いのでしょうね。
CX240を入手した直後は、プリセットのsRGBの発色があっさりし過ぎていて「色味がおかしいのでは?」と思っていましたが、ハードウェアキャリブレーションでセットしたsRGBはL797時代の発色ともほぼ一致して、自然な感じになりました。
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2013年11月6日(水) |
フィルム1000本目到達 |
写真撮影に本格的に復帰してから、現像済みフィルムに通し番号を付けて管理していますが、先日の四ッ小島撮影分で1000本目に到達しました。風景やマクロ主体で連射はしないので、長年コツコツと撮ってきた結果です。我ながら、よく続いています、、
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2013年11月3日(日) |
奥滝山峡の紅葉 |
普段のKENは夜中に出発して夜明けを撮影する夜行族性カメラマンですが、今日はマンションのイベントがあって外出出来ず、しかも雨模様だったので、昨日の午後に撮影に出掛けました。
出掛けたのは北広島町にある奥滝山峡。詳しくはつぶやき376をご覧下さい。紅葉に期待して出掛けましたが、まだ少し早すぎた様で、最も色付いている場所がこの写真。一般的な情景は色付いた葉が多少あるものの、まだ見て楽しめる程ではありませんでした。左下に写っているのは歩道ではなく車道。道が狭くすれ違いも困難なので、訪れる人はまばらです。
一番の撮影ポイントの通難函(えとうらず)。この場所は写真右側が南で、写っている側が東。太陽が出ているとトンネル側が影になって、左側に見える山の紅葉と露出差が出来すぎる場所ですし、朝日が入る場所でもありません。なので、曇りの日の午後を狙っていました。カメラはトヨフィールド45Aで、この時はホースマンの612ホルダーで撮影しました。
トンネルを抜けて暫く歩いた場所の情景です。右側の木がやや邪魔ですが、真っ赤な紅葉と滝があったので撮影することに。
カメラにはアートパノラマ170ホルダーを付けて、617撮影。結局この日は主立った撮影ポイントで612と617の両方で撮影しました。EOS-3も持って行きましたが、出番は無し。
これもサマになる撮影ポイントの、中電ダム分かれの所にある橋の上からの情景です。
帰り道、クルマの中から撮影した写真を二枚ほど。SUVとかではなく、地上高の低い一般的な乗用車にとって道は悪く、ご覧のように石ころ、水たまり、凸凹た沢山あり、ゆっくり走っても落石でクルマの底をこすったり、何かを踏んで「バキッ、ボコッ」と大きな音がします。新しいクルマでは走りたくないなぁと思う場所です。
県道に近くなって少し道幅が拡がった場所ですが、深い水たまりが常設されていまして、ゆっくり走らないと一発でボディが泥だらけになるだけではなく、結構深いので、バンパー下をこすったりします。
こんな場所なので、2時間の滞在時間で出会ったクルマもバイクもハイカーもゼロでした。紅葉のピークはもう少し先なので、チャンスがあればもう一度行こうかと思っています。
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2013年11月1日(金) |
Manfrotto 405 ギア付きプロ雲台 |
617の様な超横長フォーマットだと0.1度水平が狂うだけで傾きが目立ってしまいます。中判パノラマ撮影を始めてからはカメラの水平出しがとてもシビアになって、これまでも水準器の工夫とかを凝らしてきました。しかし、最後のイライラは雲台。通常の3ウェイ雲台は大きく動かす分には何ら問題ありませんが、0.1度の微妙な動きは不得意で、パン棒を緩めて少し力を込めるだけで1度ぐらいは動いてしまいます。
そんなイライラを解消する為に、風景やスタジオ物撮影の最終兵器?、マンフロットのギア付きプロ雲台405を入手しました。
極めて高価な雲台で、定価65100円、新品実売4万円台半ば〜5万円なので、中古を気長に探索。まあこれなら、と言える価格でGETしましたが、それでも私手持ちの三脚、雲台の中では最高支払額になりました。
これをスリック・ザ・プロフェッショナルに移植。この三脚にはマンフロットのボールカメラレベラー#138も付けており、水平出しの神器を二つ付けたことになります。
使用時はパン棒、というか角度調整ダイヤルが短いのでコンパクトですが、この雲台は実質的に折り畳めないので(※)、運搬時や収納時もこのままの姿になり却って嵩張ります。
※折り畳みは不可能ではありませんが、ギアを頻繁に外したり入れたりするとネジ山を潰しやすく、修理費2〜3万円の世界なので、粗動ダイアルを余り使いたくないのです。
先週の土曜日に入手して、急いで三脚に付け替えて四ッ小島撮影で使ってみましたが、厳密な水平出しに掛かる時間はこれまでの数十分の一、ス〜ピタッと2〜3秒で完了してしまう簡単さなので、思わず笑ってしまいました(^o^)。パノラマ撮影には手放せない雲台になりそうです。
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