今月の話題
スキャニングに明け暮れて
HDD増設
とりとめも無いこと
ニコンも35mmフルサイズ
銀塩派は今日は大人しく(笑)
慌ててApple Keyboardを買いに行く
暗黒での広角ピント合わせは至難の業
今日の掛頭山も今一つ
今日の掛頭山はハズレ
旅先で危うく金欠になる
エプソンからスキャナの新製品の兆し??
掛頭の自然は予測不能
吉和のヒマワリ畑
Nikon Super CoolScan 5000ED第一印象
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今日は夏に撮り溜めた写真のレタッチでほぼ一日が終わりました。先週の日曜日に約100枚をスキャニングし、今日はその内の83枚をレタッチで仕上げました。
ニコンSuper CoolScan 5000EDは20秒スキャンが売り物ですが、それな何も設定しない時の純然たるスキャニング動作時間のカタログ値で、実際にはフィルム移動の時間、オートフォーカスの時間、Digital ICEの処理時間、ファイル転送の時間が加わり、一枚あたり2分ちょっとスキャナは「ジージー」動いています。フィルムの選定、入れ換え、挿入、プレビューなどを含めると一枚3〜5分は掛かるので、100枚スキャンするのに300〜500分(=5〜8時間)掛かる計算です。またファイル容量が大きいのでレタッチのレスポンスが遅く、こちらも一枚あたり数分(スキャニングと同じぐらい)掛かっています。その代わりに出来上がる写真はCanon CanoScan 2700F時代の物とは比較にならないほど良いものです。先ずピントがしっかり合っていて、実にシャープな画像が得られますし、レタッチで工夫すればほぼフィルム通りの色合い、トーンが再現出来ます。今後撮影したフィルムだけではなくて、暇を見つけて過去の写真もスキャニングし直したいです。
ずーっとライトボックス上のポジと、パソコン画面のスキャニング画像を見続けていたら流石に疲れたので、夕方「目の休憩」にT町に行ってきました。T町と言えば某チェーン店の中でも最も小さいお店ですが、1Ds Mark IIIだけでも片手に足りないぐらいの予約が入っているそうです。40Dに至っては、、、皆さんお金持ちですね。
私は子育てという道楽があるので..(笑)、今月は娘の大学の後期授業料を払い込まなければいけません。私学なのでこれだけでも1Ds Mark IIIが買える金額です。娘の学費と仕送り費は、半年に一回1Dsシリーズを買い足し、毎月Lレンズ(比較的安価なもの)を一本買い足す(あくまで買い足すのであって、下取りに出す買い替えではない)レベルです。日本の教育費は高すぎ、、
加えて今月は住宅ローンのボーナス加算に車検、これでD3が買えます(^^;
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2007年8月25日(土) |
HDD増設 |
新しいスキャナ、ニコン Super CoolScan 5000EDを購入したら、スキャン後のファイルサイズが大きく(一枚あたり130MB)ハードディスクの残容量が十分では無かったので、1TB分増設しました。購入したハードディスクは日立製のSATA 500GB (HDT725050VLA360)が二つ。それにmathey製のSATA PCIカード(MSATA-02MAC)、シリアルATAケーブルです。
私のマック(Power Macintosh G4 MDD Dual 1.25GHz)の内蔵HDDケーブルはATA100/66ですが、空いているドライブベイが低速なATA66である事と、次に買い替えたマックに今回のHDDを移設する事も考慮して、ハードディスクはシリアルATA接続とし、PCIスロットに内蔵シリアルATAカードを挿す事にしました。
マック関連の機材は秋葉館から通販で買うのが手っ取り早いし安いのですが、先日広島市内のデオデオ本店にキーボードを買いに行ったら、買おうと思っていた日立のHDDが秋葉館よりも1000円安く売られていて、お買い上げ。またシリアルATAのPCI用カードは幾つか種類がありますが、内蔵2チャンネルの内、どちらからでも起動出来て比較的安価なカード、となるとmathey製の少し古いMSATA-02MACになりました。同じmatheyの新しい緑色の基板のタイプ(MSATA2-I2MAC)はより安価ですが片チャンネルしか起動ディスクとして使えません。mathey MSATA-02MACは秋葉館よりも滋賀のキットカットの方が安かったので、こちらに注文して、翌日には全て機材が揃いました。
シリアルATAケーブルも2セット購入しましたが、日立製HDDの場合、電源入力が2ヶ所あり、シリアルATA用と従来からの4ピン端子の両方が備わっているので、一般的にシリアルATAのHDD設置に必要とされる電源変換ケーブルは購入しませんでした。なおmathey MSATA-02MACにはシリアルATAケーブルと電源変換ケーブルが1セットのみ付属しています(今回はどちらも使わず)。
私のマックの内部です。5つあるPCIスロットには、グラフィックカード、SCSIカードx2,USB2カードの合計4枚が既に挿してあり、残りのスロットは1つ。今回はここにSATAカードを挿します。またHDD用のドライブべイは二つ(4台分)あり、ATA100べイの方には既に160GBと250GBのHDDが装着されているので、今回はATA66べイに500GBのHDDを二つ設置します。RAMは既に最大容量の2GB分を挿してあり、第二光学ドライブベイを除けばこれ以上の拡張余地はありません。
(左上)空いているPCIスロットにSATAカードを挿します。
(右上)そしてシリアルATAケーブルを装着。シリアルATAケーブルはATAケーブルやSCSIケーブルと違って簡単に接続出来ます。それだけに簡単に抜けたり緩んだりしそうなので、出来ればロック付きのケーブルの方が良さそうです。私は今回はロック無しのケーブルを買ってしまいました。
(左下)ATA66ドライブベイのシャシーを取り外して、そこに日立のHDDを二段重ねで装着しました。バルク品のHDDを購入して気付いたのですが、HDD固定ネジが付属していません。秋葉館で購入すればネジが添付されてくるのですが、デオデオではくれませんでした。別売りなのでしょう。幸いATA66シャシーに4つ、ATA100シャシーにも4つの「予備ネジ」があったので今回は事無きを得ました。
(右下)日立のHDDには従来からの4ピン電源ケーブルが接続出来ます。シリアルATAケーブルはコンパクトな端子で、ケーブルもフレキシブルなので設置は極めて簡単です。かつてのATAやSCSIのフラットケーブル時代の苦労がウソのよう(笑)。ちなみにHDDの下に見えている昆布の様に黒くて広いケーブルがATAケーブルです。
作業完了後の景色です。シリアルATAケーブルが噛み込まない様に注意してパソコンの蓋を閉めます。
パソコンを起動して、Mac OSX標準のディスクユーティリティで初期化すれば、数秒で無事HDDがマウントされました。初期化直後の容量は465.69GBでした。この二つのHDDで手動ミラーリング(バックアップソフトによる定期バックアップ)を行います。
Mac OSXにはRAIDが標準で備わっていますが、私は敢えて使っていません。それはオリジナルファイルを残しながらファイル編集しようとした際に、つい「別名で保存」を選ぶつもりで隣りの「保存」メニューを選んでしまう事故があるからです。RAIDミラーリングだと上書き保存した瞬間にバックアップファイルも上書きされてしまいますが、手動バックアップだとこの事故の時点でバックアップ側にオリジナルが残っており、今まで何度も救われてきています。
先週の日曜日にこの夏に撮影したフィルムを5000EDで、4000dpi, 16bit/ch, Tiff保存でスキャニングしたら、たった一日で総ファイルサイズが16GBになりました。一方で2700dpi, 8bit/ch, JPEG最高画質で9年間に渡りスキャニングしてきたファイルの総量はたったの27GBでした。5000EDの能力をフルに活かそうと思うと、ハードディスクは湯水のように必要ですが、これで当面何とかなりそうです。
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2007年8月24日(金) |
とりとめも無いこと |
とりとめも無いこと、その1:太田裕美のファン
音楽ページの私のプロフィールで公開しているけど、実は太田裕美のファンであったりします(笑)。学生時代に木綿のハンカチーフが流行りましたからねぇ。全LP,全CD、幻のLDなど色々と持っています。で、8月22日木曜日にBS2で太田裕美の番組があったので、それを録画して今晩観ました。歳を重ねても女性の可愛らしさを保っている裕美さんはとても良かったのですが(ファンですから、盲目です)、観客席が映って「ちょ、、ちょっとぉ(^^;;;」と思ってしまった。そこに映っていたのは相当なお歳のオジサンばかり。頭が輝いておられる人、白髪の人、、、、自分もそういう歳になったのかなぁ(^^; ヤバイ
ちなみに私はまだ髪はふさふさしていて、白髪はありません。実年齢はプロフィールの生年から逆算してもらうとして、気分年齢はまだ28です(^^;\(-"-)メ
とりとめも無いこと、その2:掲示板CGIを久々に改造
つぶやき239「掲示板を超簡単にガードせよ」を書いた手前、このサイトの掲示板にはスパム(ロボット)投稿防止処置がしてあります。最も大切な事は、掲示板CGIへのリンクを全てJavaScriptにする事で、ロボット投稿に対しては極めて有効です。で、昨日何気なく掲示板のソースを見ていたらセキュリティホールを発見(ちょっと大袈裟)。何とCGIへの直リンクがあったので、先程CGIを改造してJavaScriptリンクに変更しました。以前何故か掲示板CGIがGoogleに載ってしまってスパムが一件だけ来た事がありましたが、これが原因だったのかな??。
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2007年8月23日(木) |
ニコンも35mmフルサイズ |
「ニコンも35mmフルサイズ」という題でつぶやきを書いたのは2002年9月。当時はニコン本家ではなく、コダックがニコンマウントのフルサイズデジタル一眼レフを発売したのを受けて書いた予想記事でしたが、それから丸5年掛かりましたね。フルサイズデジタル一眼レフ、ニコンD3。いやぁ、丸5年は長かった。というか本音はニコンとしてはDXで十分と思っていたのでしょうけど、キヤノンが1Dsを着実に進化させて、一定の市場で確たる地位を築いてしまったから、出さざるを得なくなったんでしょう。まあ、あくまで推測ですが。
ただ、推測の根拠が一つあって、D3が4x5(ニコンは5x4と言っているけど、やっぱり4x5と呼ぶのが写真界の流儀)のアスペクトレシオに対応したこと。キヤノンの1Ds Mark IIからはライブビューの時に限って各種のアスペクトレシオに対応していたので、これに倣ったのだと思います。この機能の目的は何か、と考えて真っ先に思いつくのは写真館。肖像写真を撮る写真館、結婚式場などでは、プリントサイズのアスペクトレシオに対応したファインダーが無いとフレーミング(構図)を誤り、プリント時にモデルさんの上下が切れたり、あるいは上下で合わせると左右が足りなくなったりします。写真館で伝統的に使われているプリントとそれを収める台紙サイズ(六つ切とか四つ切とか)は決して2:3の細長いアスペクトレシオでは無いので、構図を誤ると相当に困る訳ですね。再撮影なんて出来ませんし、、
写真館はもともとマミヤRB67を初めとする中判カメラや大判カメラが活躍してきたプロの現場なので、デジタル化するにも中判デジバックとか、35mmフルサイズデジタルでないと、写真館に求められる緻密な描写は維持出来ないのだろうと思います。そんな現場に向けたカメラでは無いでしょうか。
※念の為、6x7のアスペクトレシオは実は6:7ではなく6:7.5で、4x5と一緒です。だからD3に組み込まれた5x4対応は、正に6x7と同じアスペクトレシオのファインダーと画像を得る為の機能です。
もちろん、それが全部ではなくて、フルサイズ特有の広大なファインダーが生み出す使いやすさは、風景撮影などでも世界を拡げるでしょう。最近のデジ眼のライブビュー拡大モードは、下の方で書いた夜景撮影時の広角レンズピント合わせに極めて有効な気がします。何せ10倍拡大像を撮像素子位置の被写界深度で直に確認出来るのですから。フルサイズのファインダーにライブビュー、もしこれにフリーアングル液晶が加わったら、記録方式を別として、最強の風景ネイチャー向けのカメラになりそうです。
と、色々と推測交じりで書きましたが、実は今日の本題はそれではなくて、フルサイズデジ眼のマルチアスペクトレシオ対応機能を考えた人は、つぶやき143『こんなカメラが欲しい〜「逆パノラマカメラ」 (2002年7月)』を一度は読んでくれたかな〜?という事。確かめる術はありませんが、5年以上前のつぶやきに書いた機能要望が(私の手の届かない高価なカメラで)スタンダードになりつつある訳で、つぶやきが少しでも役に立ってくれていたら嬉しいな! と思った次第です。
私は相変わらず銀塩こだわりで行くつもりですが、最近のデジ眼は一気に魅力的になりましたね。誰かがくれるんだったら、喜んで頂戴致します(笑)
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2007年8月20日(月) |
銀塩派は今日は大人しく(笑) |
今日はビッグニュースが流れたので、話題はそっちで持ち切りですね。EOS 40D, EOS-1Ds Mark III, スペックを見た限りでは、どちらもデジ眼として魅力的です(笑)。特に40Dの進化が大きいので、20D、30D相場が暴落するかも(と、淡い期待)。でも持つなら40Dの方がいいかなぁ。
話は全く変わりまして(^^;
先週の金曜日の話題になりますが、会社のお盆休みの関係でカレンダー上は平日に休みだったので、掛頭山で撮影したポジを現像するためにプロラボに行きました。ここに行けるのはお盆かゴールデンウィークの頃だけで、1年に1〜2回。前回訪問を調べたら2006年5月だったから、1年3ヶ月ぶりです。普段はこのプロラボと取引のある職場近くの写真店を経由して現像を依頼しています。
直接プロラボに出せば3時間で現像が上がりますが、自宅からプロラボまではクルマで片道20〜30分ぐらい掛かります。二往復すれば結構な手間な訳で...最近はガソリン代も高いし...それでもたまに行くのはここの受付嬢に会うのが楽しみだから(笑)。その訳はつぶやき245の最下段に書いてあります(^^;
うだるような暑さの中、プロラボに到着して意気揚々と階段を駈け上がり、受付に行くと、あれ、受付嬢がいない..、というか誰もいない。暫くすると、おじさんが出てきて現像を受け付けてくれました。今日は彼女が居ないのかと思ったら、帰り際に奥から出てきて、目が合うと挨拶してくれました。「な〜〜んだ、いたんじゃん。ちょっと残念!」と内心つぶやく(笑)。
3時間後、ポジを引き取りにまた意気揚々と階段を駈け上がったら、いつもの彼女はやっぱり居なくて、おばさんがポジを渡してくれました。出来上がったポジを暫くライトボックスの上でチェック(するふりを)していましたが、今回は彼女の姿は全く無し(^^;
まあ、単にポジ現像をお願いしただけので、その点では完ぺきな仕事をして頂いています。何も文句はありません。ハイ。....が、私のささやかな楽しみは.....う〜〜〜、また来年!
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2007年8月18日(土) |
慌ててApple Keyboardを買いに行く |
最近マックのキーボードのキータッチの調子がおかしくて、引っ掛かるキーが増えてきました。そろそろ買い替えるかなぁ、と思っていたところ、あることに気付いて慌てて広島市内の家電ショップに電話して、在庫のある所からマック用キーボードM9034J/Aを二つ買ってきました。
その「あること」とは、いつの間にかApple Keyboardが新しくなっていたのです。2007年8月8日に新しいiMacが発表になり、アルミ基調の新しいデザインの躯体になった事までは知っていました。そのデザインに合わせて新しいキーボードが付属しても不思議には思いません。しかし、その新しいキーボードが唯一のApple Keyboardになり、これまでの機種が販売中止になっていた事はニュースリリースにも書いていなかったし、知らなかったのです。それが今日、別件でマック系のネットショップを検索していて販売中止の事実を発見しビックリした次第です。
新しいキーボードの値段はワイヤードタイプ/MB110J/Aが6400円、ワイヤレス/MB167J/Aが10200円です。対応OSは(これがいつも問題なのですが)OSX10.4.10以降。つまり今日現在最新のOSのみ!
一方で我が家で稼動しているマックは最新のOSではないし、OS9起動出来る機種なのでOS10.4.10以降の対応だと動かない(可能性大)。デザイン的にも新しいキーボードではマッチングが悪いし、何より値段が高い!
今までのキーボードの値段はワイヤードタイプ/M9034J/Aが3570円、ワイヤレス/M9270J/Aが6510円ですから、およそ半額。対応OSもOSX10.2以降と旧機種に優しいスペックです。OS9起動した場合にどうなるのか未知数ですが、後日問題があれば報告しましょう。
アップルって使用過程機種の事など何も考えていなくて、下位互換性を瞬時瞬時に斬り捨てる会社なんですよね。だから旧機種(とはいえまだ数年)を大切に使っているユーザーは要らぬ事に気を使わないと生きて行けません。このキーボード(M9034J/A、M9270J/A)は主な店には既に在庫が無く、在庫がある店でも店頭在庫限りなので、欲しい方はお早めに。ネット販売だと秋葉館ぐらいしか無かった気がします。
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2007年8月17日(金) |
暗黒での広角ピント合わせは至難の業 |
8月中旬はオリオン座が夜明け前に東の空から昇る季節なので、最近は掛頭山に通って薄明前の真っ暗な中で星空と霧の海の写真を撮影しています。オリオン座と下界の霧の海をバランスよく収めようとすると、28〜24mmという広角レンズが必要になります。AFレンズの場合は無限遠が浮いているので、このピント合わせが至難の業。まずは二枚の写真を御覧頂きましょう(昨日朝の写真です)。
写真の大きさはファインダーを覗いた時の情景のイメージに合わせてあります。
一見どちらもまともな写真に見えますが実は左の写真はピンボケです。写真をクリックすると、通常鑑賞するサイズ(750x500ピクセル)になりますので、御覧になってみて下さい。それでも左の写真はまあまともな部類に見えると思います。そこで写真に矢印を付けた所にある赤いランプの拡大画像を御覧頂きましょう。
左の写真の部分拡大画像 右の写真の部分拡大画像 (どちらも2000万画素ピクセル等倍相当)
左の写真に写った赤いランプはボケて形が無くなっています。右の写真の赤いランプも今一つシャープさが足りないですが、これはレンズの解像度の限界だと思います。ちなみに、実際の撮影時に上にある写真の様なファインダー像を見ている訳じゃありません。実際のファインダーはこんな感じです。ホント、全面真っ暗で、下界の街灯がうっすらと見えるだけです。(これは絞り設定の間違いに気付いて、途中で露光を止めた結果、ファインダー像と同じような絵柄になった写真です)
望遠レンズならば街灯の像も大きくなって自信を持ってピント合わせ出来るのですが、広角レンズでは街灯も砂粒の様な大きさでしか見えず、裸眼でのピント合わせはまず無理。AFも勿論動きません。私は街灯を画面中央に持ってきて、アングルファインダーCを付けて中央部を2.5倍に拡大し、それでピント合わせしてから構図を作っています。それでも尚、ピント成功確率は30%ぐらいにしかなりません。広角レンズなので絞り込めば被写界深度で逃げる事が出来る、とお考えになるかも知れませんが、上の写真は絞りF2で露光時間は15分です。絞れば撮影時間が長くなり、星像の流れも大きくなって絵柄が変わってしまいますし、薄明までの時間に1カットも撮れなくなってしまいます。大口径広角のほぼ開放付近では被写界深度は浅いので、何か良い方法を考えたいです。
MFカメラ&MFレンズならば無限遠出しが簡単なので、広角レンズを使う星野撮影に限ってはMFカメラの方が良いかなぁ、と思ったりもします。望遠撮影なら無限遠の浮いているAFカメラの方が自信を持てるんですが(大口径望遠の場合、1km先でも無限遠では無いので、無限遠でピントリングが止まるレンズだと無限遠のホンの僅か手前、が見つけ難いのです)。
それから、昨日は霧が少なくて発見した事ですが、私所有の広角レンズの開放付近(F2)で点光源を長時間露光すると、画面周辺部で盛大に(サジタル)コマフレアが出ます。上記の写真の左下の街灯に斜めの線が重なっていますね。これがコマフレアです。霧が掛かって街灯の光が惚けるとこのコマフレアの影響が無くなりますし、明るい時間帯の通常のシャッタースピードでもこのコマフレアは気になりません。う〜〜、写真は奥が深い。
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2007年8月16日(木) |
今日の掛頭山も今一つ |
一昨日のリベンジで朝1時半に起きて掛頭山に行ってきました。前夜の天気予報では大平洋高気圧が張り出して、条件は良さそうでした。朝3時頃には掛頭山の麓の千町原が深い霧に包まれていて、期待が高まります。
掛頭山の到着は3時半。予定通り東の空にオリオン座が輝いていましたが、期待を持って下界を見ると、霧が殆どありませんでした。とりあえず真っ暗な中で撮影を始めましたが、時折情景が消えて(雲が山頂を通りすぎて)、カメラが結露してしまったり..
日の出はありましたが、東の空に霞みや雲があって余り焼けませんでした。フィルムは消費したものの、消化不良の朝でした。今年の夏は上手く行かないなぁ..
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2007年8月14日(火) |
今日の掛頭山はハズレ |
ペルセウス座流星群、夜明けのオリオン座@東の空、新月、という好条件が重なっていたので、今朝掛頭山に行ってきました。流星群撮影もしたかったので徹夜前提で、12時過ぎに家を出ました。道中霧も出ていて、好条件を感じさせます。掛頭山の麓の千町原に着いたのが2時過ぎで、空を見ると満天の星と天の川が見えました。
「ヨシ!」
と思って、更にクルマを走らせて掛頭山山頂に行って見ると...
そこは強風吹きすさぶ雲の中(^^;
夜明けまでに天気が回復するかと思い、クルマの中で仮眠をとりながら天気の変化を待ちます。結果は、
朝まで山頂は雲の中(ーー;
結局、写真も撮れず、流星も見る事が出来ませんでした。
昨日の天気予報や衛星画像では好条件に見えたのに、何故だろう?と帰宅後に天気図をチェックすると、黄海のあたりに熱帯低気圧がありました。掛頭山の場合、半径600km以内に強い低気圧があると山の上だけ強風が吹いて雲に包まれてしまうんですよね〜
残念!
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2007年8月10日(金) |
旅先で危うく金欠になる |
昨日8月9日は会社の休みをとり、日帰りで東京に行ってきました。写真関連の用事ではなく、もう一つのホームページのテーマであるクラシック音楽のコンサートに行く為です。そのコンサートの話題は全部スキップしまして、コンサート終了直後の話題からスタートしましょう。コンサート会場の外ではCDとか楽譜の販売がされていて、ふと見ると珍しい楽譜があったので「これ、下さい」と言ってしまいました。楽譜は全部で70ページほどの厚みなので値段も大した事は無いだろうと思っての事です。しかし値段は6750円也!。一瞬「しまった」と思いましたが、お金を払いました。言い忘れましたが、この日の出発時の所持金は15000円で、楽譜を買った時点で残りは8000円ちょっとになりました。
コンサートは荻窪で行われたので、飛行機出発までの間KENとしては「当然!!」中野に立ち寄りました。まずはFカメラ・ジャンク館に行くとカウンターショーケースの中に以前から欲しかった珍しいものが!LEEのハーフNDフィルターで、0.6 Hard と 0.9 Hardの二枚がありました。それをまず見せてもらって、0.6 Hardは既に持っているので0.9 Hardだけ買おうかと思ったのですが、Fカメラの店員が「当然二枚お買い上げ頂く」という手つきで商品を扱っていたのと「二枚あれば二台のカメラで思う存分ハーフNDを使えるなぁ」と言う言葉が脳裏をよぎり、二枚ともお買い上げとなりました。価格は5000円。
更にジャンクカゴの中を漁ると、こちらも以前から欲しかった長めのケーブルレリーズがあり、525円でお買い上げとなりました。
ここでふと手持の現金を確認すると3000円しかありませんでした。これから秋葉原に寄ってから羽田まで行き(交通費1000円弱)、広島空港では駐車料を払わなければならず(800円)、おまけに夕食を何処かで食べなければなりません(1000円はする?)。これはヤバイと思って、カードで支払える支出以外は極力避けて帰る事にしました。とても暑い日で喉がカラカラでしたが、羽田空港に着くまで飲み物も我慢し、ラウンジ(会社から仕事用に貸与されているカードがコーポレート・ゴールドカードなのでタダで入れる)に入るなり飲み物を駆けつけ三杯飲んで生き返りました。その後、無事自宅まで帰りましたが、財布の中はほぼ空っぽ。
買い物する時には所持金残高に気をつけないといけませんね。
昨日の収穫。楽譜が「Dreissig Lieder und Gesange von Robert Schumann fur Clavier ubertragen von Clara Schumann」。このタイトルで中味が分った方は相当にマニアックです(笑)。そして新品なら一枚9600円もするLEEのハーフNDフィルターが二枚と、大判カメラで使うケーブルレリーズ(70cm)です。合計12275円也。
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2007年8月7日(火) |
エプソンからスキャナの新製品の兆し?? |
日曜日、掛頭山と吉和からの帰り道に、食事がてら駐車場と飲食街のある大手家電ショップに立ち寄りました。そこで何気なくスキャナを見たら、EPSON GT-X900が4万円を切って、GT-X750が2万円を切って売られていました。このショップは値段が高目の店で、GT-X900は一週間前から一万円近い値下げです。
帰宅後、価格.comを調べたら8月に入り一気に値下げされた模様。これはいよいよ新製品が出る兆しかも知れません。各々2006年2月と2005年6月発表なので、一年半〜二年が経過、新製品が出てもおかしくない時期です。ちなみにGT-X900の前の機種のGT-X800の過去の値動きを調べたら、値下げが起きたのはGT-X900が発表される直前でした。
現在フラットベッドスキャナの新調も検討中ですが、新製品の発表を待ち、機能性能向上の度合いと価格のバランスを見て、新しい機種を買うか、在庫処分を買いに走るか。
それ以外で「へぇ〜」と思ったのが、オリンパスのE-500バリューキット。曲がりなりにもレンズ交換式一眼レフデジタルカメラが、価格の高いこのお店でさえレンズ付きで39800円でした。これも価格.comで確認したら全国何処でもこのレベルの価格で売られているんですね。これじゃオリンパスは儲からないだろうなぁ...
但しこのバリューキット、本来あるべきリチウムイオン電池と充電器が別売りで、それを別途買えば高い買い物になります。レンズもキット専用品の廉価版みたい。あくまで上級コンデジを買う気ならば、の世界ですね。既にフォーサーズのカメラで、リチウムイオン電池&充電器が共有出来る機種を持っているなら、サブボディには良いかも。
※キスデジXレンズキットがこの値段ならなぁ(^^;\(-"-)
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2007年8月6日(月) |
掛頭の自然は予測不能 |
昨日は吉和のヒマワリ畑の下見をしましたが、吉和に行くならついでに掛頭山にも寄らなければ...と思い、朝二時起きで掛頭山の撮影に行ってきました。掛頭山と吉和はクルマで1時間弱の距離です。
8月5日の天気予報は曇りのち晴れで、前日は曇っていたので掛頭山での霧や日の出に余り期待していませんでした。朝二時過ぎに外に出ると、空はやはり曇り。所々に雲の切れ目があって月が顔をだしていましたが、とても霧が出るような天気ではありません。「こりゃ無駄骨かな?」と思いつつも、自宅を出発しました。
道中も時々空をチェックしますが、星は見えません。戸河内を過ぎた所で一旦停車し、クルマを下りて観天望気。空一面の薄い雲が足早に南に流れて、上空の風が強そうです。雲、風とくれば霧や日の出は期待出来ず、やはり引き返すべきだろうと思いました。しかしまあ、ここまで来たら掛頭山への挨拶代わりに行くだけ行って、条件が悪ければそのままUターンして吉和に行こうと決めて再度走り出しました。戸河内から掛頭山に向かう途中でも天候は変わらず、霧も殆どありませんでした。
掛頭山山頂の到着は午前4時少し前。真夏の、こんな曇り空の日にここに来るのは物好きな私ぐらいのもので、案の定、他に誰もいません。クルマの外に出れば、外気温17度で、強い風が吹いており結構肌寒かったです。そして全く期待せずに山頂から景色を眺めてみると.....!
曇り空でしかも風が強いにも係わらず、何と下界には見事な霧が出ています。空は西の一部の雲が切れて星が見えているだけで、あとは鱗雲が全面を覆っていて、ほぼ天頂にある半月の月明かりがソフトボックスを介した様に柔らかく大地を照らしていました。日の出は期待出来ませんが、霧と月明かりがあるので、三脚を二本立ててカメラも二台体勢で早速撮影開始しました。
先日の露出の失敗があるので、フィルムはRVPを勿論避けてE100VSのみ。露出も相反則不規を考慮してオーバー目を心掛けます。風が強くストラップやリモートケーブルが揺れてカメラを振らす恐れがあるので、三脚に巻き付けて撮影しました。やがて薄明が始まり、そして朝焼け...!! 「え、朝焼け?」。ふと見ると先程まで全天を覆っていた雲が殆ど無くなって、見事な晴れ空に変わっていました。快晴ではなく、ちゃんと写真のアクセントになるような雲を残した晴れです。これほど条件の良い朝は、霧のシーズンの秋でも多くは無いです。
結局、午前4時から6時頃まで夢中で撮影して、フィルム2本ちょっとを消費しました。
今回は嬉しい誤算でしたが、条件が万全と思って掛頭山を訪れても裏切られる事がしばしばあります。結局のところ自然を完全に予測する事は無理で、足繁く通った者にだけ自然が微笑むのかも知れませんね。
日の出の様子です。この時点で一台のカメラのフィルムを使い切ったので、左の一台のみで撮影していました。下界の霧の量、上空の雲の様子、朝焼けの焼け具合、満点ではありませんが、かなり条件の良い部類の朝でした。
一応、作品的に望遠側でも撮影。デジカメ写真は撮影後の露出調整も簡単なので失敗が少ないですね。でもそれじゃ楽しくないのでフィルム(ポジ)に拘っているのです(笑)。
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2007年8月4日(土) |
Nikon Super CoolScan 5000ED第一印象 |
フィルムスキャナをニコンのSuper CoolScan 5000EDに買い替えて一週間が経ちました。まだ本格的なスキャニングはしておらず、幾つかのポジを用いて適切な使い方や設定を見つける為のシェイクダウンをしています。
まず何もせずにポジを数枚スキャニングした印象は、
- スキャニング性能は凄い。ピント精度、解像度はとても高く、色合いもデフォルトのままで概ね合っている。
- Digital ICE4の威力は絶大。沢山あるホコリが見事に消えて、それでいて元画像は影響を受けない。
- トータルのスキャニング速度はさほど速くない。謳い文句の20秒スキャンは何も設定しないケースで、実際にはプレビューが必要だし、Digital ICEやトーンカーブ補正などの設定が必要で、スキャニング後に画像処理時間が上乗せされるので(これが結構遅い)、9年前のCanoScan 2700Fと比較しても速くなったという気がしない(勿論、解像度差、Digital ICE処理を考慮すれば速いけど...)。
- 但し、流石にデフォルトのままで作品にはならず補正が必要だけど、1種類の補正値でハイキーの写真とローキーの写真の両立が出来ず、写真の明るさ(&色味)によって設定を使い分ける必要がありあそう。
- スキャニング時の設定で補正を追い込むのが良いのか、むしろスキャニング後はRAWデータのままフォトショップに転送して、フォトショップ上で補正するのが良いのか調査中。スキャナ内部の補正処理アルゴリズムが分ると良いのですが、説明書に記載無し。(何れにせよフォトショップでの補正は必要なので、後者に傾きつつある)
- 噂通り、ニコンスキャン4は不安定で、頻繁に落ちる
何はともあれ、現在入手可能な35mm用フィルムスキャナの中では最高性能である事は間違いなく、銀塩こだわり派としては、これ以上が無いので満足です。
ただ5000EDが2003年11月に発売されて既に4年近くが経過しているので、デジカメ社会に変わらなければ既に6000EDとか7000EDになっている筈で、これら幻の後継機がどの程度の性能を持っていたのかと思うと、惜しい感じです。
一つ困ったというか、対策しなければならない事は、ハードディスクの増設。スキャニングやり直しは面倒なので当然最高解像度(4000dpi)の16ビットで行いますが、するとファイルサイズが一枚当たり130.6MBになります。オリジナルを残してレタッチ後のファイルを加えると、一枚あたり150〜200MBぐらいずつハードディスクを消費してゆくので、100枚スキャニングしてレタッチすると20GB!あれよあれよと言う間にハードディスク容量が減って行きます。今まではCanoScan 2700Fの最高解像度(2700dpi, 8ビット)のJPEGで一枚15MBぐらいでしたから、概ね10倍のスピードでハードディスクが消費されて行きます。
今までは160GB+250GBでゆとりのハードディスク生活をしていましたが、500GBぐらい増設しないとゆとりが無さそうです。バックアップの為に二つのハードディスクで手動ミラーリングしているので、増設するにも二倍の容量が必要。という事で、予算が許せば500GBのハードディスクを二台増設しようかと思っています。幸いまだPC内のドライブベイが二台分空いているし。ああ、またお金が(^^;
明日は吉和のヒマワリ畑の下見に行きます。台風5号が広島付近を通過したので、強風で倒れていなければ良いのですが。
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