今月の話題
徹夜しましたが、収穫ゼロ
水準器準備
EOS 50D
天候不順な日曜日
カメラ界の数学問題の答え
612到来
この夏のオリオン座は不発に終わる
ペルセウス座流星群〜雨で;;
八幡湿原と荒谷山
マイクロフォーサーズ
ストロボ・リフレクターの効果
結婚式、無事終了
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昨日のダイアリーに「天気が悪くて撮影は無理なようだ」と書きました。その後、つぶやきvol.297をアップロードしてから、1時半に「さあ寝よう!」と思いつつ、念の為に衛星画像をチェックすると、日本列島が厚い雲に被われている中で、細長い雲の切れ間が山口、広島地方にさしかかっていました。自宅ベランダから空を見ると、星が輝いて確かに晴れています。また三次高谷山のライブカメラをチェックすると、三次盆地には霧が出始めていました。連日の雨で大地は水分を十分に含んでいますので、空が晴れて放射冷却が起これば霧は発生しやすい状況です。
これなら撮影になるかも、、と思い、寝るのを中止。撮影機材を準備して、2時にクルマに乗り込みました。目的地は少し迷いましたが、掛頭山に。道中、旧芸北町は深い霧に包まれて、思惑通りの情景になりそうでした。掛頭山の麓の千町原に着くとそこは満天の星空。晴れた空、下界には霧、、期待は膨らみ、掛頭山山頂を目指してクルマを走らせました。
しかし、3時40分に山頂に着いてみると霧に包まれていて、景色が見えませんでした。霧が晴れるのを暫く待つかとも思ったのですが、過去同様に天候回復を待って霧が晴れたことが無いので、暫く考えて撮影地を広島市北部の荒谷山に変更する事にしました。荒谷山は三次盆地の霧の海の南端をを撮影する事になるので、見込みが高そうです。
それでまたクルマを走らせて、荒谷山を目指しました。日の出までの残り時間は1時間50分です(ちょっと焦る)。芸北・掛頭山からは一旦広島市内の可部まで戻り、そこから高陽町を経由して北上します。白木町にさしかかり、5時を過ぎて辺りが明るくなってきたら、クルマから見える空が白い、、!。慌ててクルマを止めて空を見上げると、どんよりとした曇り空になっていました。これでは霧も日の出も期待出来そうにありません。仕方なく、そこでUターンし、帰宅したのが6時少し前。
午前2時から6時まで徹夜でクルマを250kmほど走らせましたが、撮影はゼロでした。朝食後に念の為ネットで状況チェックすると、三次盆地には霧がありませんでした。また芸北・八幡在住の方のブログを見たら今朝の写真が掲載されていて、8時時点で下界は快晴ですが、掛頭山山頂だけは雲に包まれていました。
残念!
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2008年8月30日(土) |
水準器準備 |
全国的に天気が悪いですね。毎日天気図をチェックしていますが、低気圧と前線が居座って、天気回復の兆しが見えません。各地で激しい雨が降っていて、撮影どころでは無い状況です。週の初めの頃の広島県の天気予報では土曜日から日曜日にかけて晴れるとの予報だったので、ホースマン612ロールフィルムホルダーのテストがてら撮影に行くつもりでしたが、無理なようです。
今日はダイソーに行って100円水準器を買ってきました。つぶやきvol.233で紹介されている水準器を作る為です。中判パノラマの612サイズともなると水平が気になりますので。明日あたり時間があれば作ってみようかと思います。
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2008年8月26日(火) |
EOS 50D |
EOS 40Dの発売もつい先日のような気がしますが、たった1年で後継機EOS 50Dが発表されました。買ってからまだあまり使っていないEOS 30Dは一年ちょっとで二世代前のカメラになってしまいました。デジタル一眼レフと言えば比較的高額な耐久消費財の筈なんですが、メーカーの製品陳腐化政策もここまで来ましたかぁ、、(*_*;oh my God!。その割にEOS 5Dの方は三年経ってもモデルチェンジされず、初期に購入された方はデジタル製品としては異例の永きに渡って最新鋭のカメラを愛用出来ていますね。おめでとうございます。EOS 5Dの後継機がまた3年ぐらいモデルチェンジしないという確約があるなら、1台買っても良いかなぁ、と思います。
私が愛用しているEOS 3の方は発売から10年近く経ち、我が家にジャンクEOS 3がやって来てからほぼ9年になります。これまで沢山の写真を撮って、やっと減価償却出来たかなぁ、、という気になってきました。でもまだまだ現役で、悪いところはどこにもありませんし、キヤノンNo.2の銀塩一眼レフとしては未だにこれが最新鋭(既に販売中止ですが)、、。耐久消費財はこうでなくては(笑)。1年や1年半とは言いませんから、10年に一度ぐらいの頻度で銀塩フラッグシップのEOS 1系だけでもモデルチェンジしませんか>キヤノンさん。
で、肝心のEOS 50Dですが、EOS 20Dから30Dへの進化に似て40Dからの変化が小さいので余り目を惹きませんが、しかし今後のモデルチェンジに左右されず永く愛用したいのであれば、このような熟成型マイナーチェンジモデルの方が狙い目です。プラットホームや基幹技術、基本構造が殆どキャリーオーバーで、不具合や不満点を熟成改善している事が多いので、信頼性や使いやすさに対する細かな気配りなどは、サプライズモデルチェンジ機よりも却って完成度が高いケースが殆どです。私はクルマやオーディオ等の高額商品は、熟成型マイナーチェンジモデルの、更にモデル末期に製造された個体を買うようにしています。一部の性能はその直後の最新鋭機の方が高いですが、それは直ぐにまた陳腐化してしまう部分で、永く使って気になってくる部分の完成度は概ね逆転(新機種の方が悪化)しています。まあ、長年の経験則で、絶対ではありませんが。
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2008年8月24日(日) |
天候不順な日曜日 |
今日は天気に恵まれれば、芸北まで撮影に行こうかと思ったのですが、昨日夜の気象情報では天候が優れない見込みだったので自宅に居ました。早朝念の為にライブカメラで天候チェックすると、どんよりとした曇り空で予報はあたりました。
天候チェックには単なる天気予報に加えて、気象衛星ひまわりの赤外画像、水蒸気画像、気象庁発表の天気図、及び24時間後の予報天気図、上空のウィンドプロファイルなどを参考にしています。過去の山の上の天候状態(霧の出現も含む)と天気図の記録も残してあるので、ちょっとした気象予報士的なチェック体制になっています。、、、その割に外すけど(笑)。
今日は先日購入したホースマンのロールフィルムホルダーのシェークダウンをしていました。ジャンクフィルムを使って実際にフィルム装填し、各所の操作チェックやホルダー自身の長所欠点をチェックしていました。このフィルムホルダーはトヨ製の物に比べて取り扱いに気をつけなければならない点が多いので、その内につぶやきに掲載しようと思っています。その原稿作りなども今日はしていました。
と、色々と書きましたが、要は、本日はネタがありません(^_^;←その一言の為にここまで引っ張るか?
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2008年8月22日(金) |
カメラ界の数学問題の答え |
ひとつ前のダイアリーで出した「カメラ界の数学問題」の解答です。皆さんは出来ましたでしょうか?
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2008年8月20日(水) |
612到来 |
KENの新しいオモチャ道具がやってきました。
中判カメラもいいなぁ、、、、ペンタ645か、いや風景なら6x7ぐらい欲しいな、でも画面はもっと横長が、、、、と色々と考えていたら、結局これに(^_^;中判カメラじゃないじゃん
KENが購入する機材としては高額な部類で、レンズもシャッターも露出計も無いシンプルな金属の箱ですが、中古のペンタックス645(初代)にレンズ2本付けたぐらいの金額になりました。定価は税込みで94,500円もします。少量生産だからかな?
ここでふと思った、カメラ界の数学問題。下記の計算式の左辺を、大きい順に並べて下さい(笑)。
24x36 = 864
645 = 645
624 = 624
617 = 617
612 = 612
24x18 = 432
11x14 = 154
8x10 = 80
6x9 = 54
6x8 = 48
6x7 = 42
6x6 = 36
5x7 = 35
4x5 = 20
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2008年8月17日(日) |
この夏のオリオン座は不発に終わる |
お盆休みの後半は天気が悪くて撮影に行けず、ここ数日はこの夏に撮った写真のスキャニングをしていました。従ってダイアリーの話題も余り無いのですが、、
お盆休みの頃は日の出の2〜3時間前にオリオン座が東の空から昇ってくるので、夜明け前の情景と組み合わせた写真を毎年撮っています。厳密な位置関係まで整えようとすると、シャッターチャンスは年に数日しか有りませんが、それがお盆休みと重なるので、この時期は天気予報を見ては山の上まで深夜から出掛けています。シグマの24mm F1.8も殆どこの為だけに買ったレンズで、オリオン座と下界の霧の海を組み合わせた構図を作ろうとすると、この焦点距離+大口径が必要になります。
ところが今年は天候がず〜〜っと悪くて、唯一空が晴れていた8月11日は霧が出ていませんでした。それが下の写真。
EOS-3, Sigma AF24mm F1.8 EX DG, F2, 10分, E100VS
本来はアングルをぐっと下に向けて、画面の1/3は夜明け前の綺麗な霧の海で占めたいのですが、今年はそれが出来ませんでした。この日は時々流星(ペルセウス座流星群)も見えたのですが、残念ながら写っていません。結果、単なる星野写真になっていますが、毎年オリオン座を撮っているぞ〜〜という証拠にここに貼り付けておきます(^_^;
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2008年8月13日(水) |
ペルセウス座流星群〜雨で;; |
今朝はペルセウス座流星群の極大日。天気予報は一応晴れ。ならば、、、という事で天の川が綺麗に見える掛頭山まで行ってきました。
夜通し流星を見てから日の出撮影を、と思ったので自宅を出たのは午後11時、麓の千町原に着いたのが12時半ごろです。ところがそこは暗雲立ちこめて雷が頻繁に光っています。麓から見る掛頭山にも雲がかかり、その雲全体が光っているありさま。その内に天気が回復するだろうかと思って恐る恐る掛頭山山頂に行って見ると、強風吹きすさび、雲が足早に吹き抜けるような情景でした。念の為に日の出時刻まで待ってみましたが、4時頃からは叩きつけるような雨が降ってきて、流星観測&日の出撮影どころではありませんでした。
諦めて帰途につき、麓の駐車場のあたりまで来ると、正面に虹!。私は車を止めてデジカメで数枚撮影しましたが、カメラを構えているとパラパラパラと大きな音を立てて雨が襲ってきました。慌ててカメラと共にクルマに逃げ込み、そのまま家に帰りました。
八幡・高原の自然館の駐車場からの虹。この直後に大雨が背後から襲ってきました。
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2008年8月11日(月) |
八幡湿原と荒谷山 |
暑い日が続きますが、自宅に居ても写真は撮れないので、今日は朝二時起きで撮影に出掛けました。最初の目的地は芸北・掛頭山ですが、霧は少なめでした。その後で八幡湿原の蓮の花を見に行きました。7月下旬に咲き始めていて、既に殆どの花は終わっていましたが、棲真寺とは違って密集して咲くようなので来年是非撮影してみたいと思いました。但し足場が悪く、畔の上を水が流れていて、その場所での撮影になりますので、完全防水の靴が必須です。三脚は脚をあまり伸ばさずに、殆ど拡げずに使う事になります。
八幡湿原入り口にある蓮の群落
その後、一旦広島市内に戻り、撮影したポジをプロラボに出してから、今度は広島市と安芸高田市の市境に近い、広島市安佐北区白木町にある荒谷山に下見に行ってきました。秋にはここでも霧の海を見る事ができるらしいのです。この山にはハングライダーが飛び立つ場所があり、早朝ならそこで撮影出来ます。山の南側からの道はハングライダーのお蔭か舗装されていますが、北側の道は未舗装で草が生い茂り、クルマが通れなくなっています(クロカンなら可能かな?)。
荒谷山ハングライダーポイントからの眺望
それにしても暑いですね。今日の午後にクルマの外気温計が走行中にも関わらず40度を示してビックリしました。また今日一日で300kmほど走り回りました。ガソリンが高いので(私のクルマはハイオク仕様)、給油が怖いです(^_^;
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2008年8月10日(日) |
マイクロフォーサーズ |
昨日はつぶやきvol296を書いていたので、ダイアリーの更新が出来ませんでした。
さて、数日前にオリンパスからマイクロフォーサーズ規格が発表されましたね。客観的に見たら、これでやっとフォーサーズなりのメリットを活かせるカメラが作られるような気がします。ライカM8の廉価オリンパス版の様な、あるいはもっと小型の近似コンセプトのカメラが出来上がるかも知れません。時代の進化でレンジファインダーはAF+ライブビューに取って代わるのでしょう。
今までのフォーサーズのメリット論理は、他社がフィルムであったり、フルサイズデジタル一眼レフであるという前提に立っていました。故に常に35mm換算でのレンズ表記をして(これはAPS-Cでも同様ですが)、何とその35mm換算時のレンズ相当の価格でレンズを販売していました(私には他社の同等絶対焦点距離&明るさのレンズよりも数段高いフォーサーズレンズの価格設定が理解出来ませんでした)。しかし実態は他社同等クラスはAPS-Cなので、本来2倍ある筈のメリット(?)も1.25倍(x1.6)〜1.33倍(x1.5)しか無いのでフォーサーズの優位性ってフォーマットとは関係ない「高性能なごみ取り」機能のみになっていたキライが有ります。ボディサイズもAPS-C側が小さくなっているので明確なメリットがありませんでしたし。
しかしマイクロフォーサーズとしてミラーを捨てて、いわゆる一眼レフ機が入ってこれない世界に行けば、オリンパスの差別性が高まります。
但し、これも客観的に考えれば、ひとつのメーカーが二つのマウントシステム(正確にはレンズシステム〜莫大な投資を要求するのはレンズの方なので)を長期に維持するのは困難だし、オリンパスのカメラ部門の売り上げ規模ではまず財務的に無理でしょう。だからマイクロフォーサーズが成功すればするほど、本家フォーサーズは中止への道を歩む事が予想されます。あっけなくOMの資産をユーザーに捨てさせた会社ですから、フォーサーズを捨てるのも早いと思います。
※この論理には異論のある人も多いかも知れませんが、逆に二つのマウントシステムがオリンパスでも維持出来る程度の参入障壁だとしたら、キヤノンやニコンが既存のAPS-Cや新開発のサイズの撮像素子を用いて、ミラー無しのレンズ交換システムを開発して参入してくるというシナリオも描けます。となるとオリンパスの優位性は違う意味で無くなってしまいます。35mm, 645, 6x7のフォーマット違いで三つのマウントを持っているペンタックスを除いて、レンズマウントを二つ以上併存させたメーカーはみな事業撤退しましたから、基本は「二つは無理」なのでしょう。そもそも私にはマイクロフォーサーズの発表その物が、フォーサーズの敗北宣言に聞こえます。またフォーサーズ〜マイクロフォーサーズマウントアダプターの設定発表が、かつてのメーカー純正FD-EOSやM42-Kマウントアダプターの様に「近い将来フォーサーズマウントの一眼レフの製造を中止するので、既にお手元にあるレンズはアダプターでマイクロフォーサーズボディで使って下さい」というメッセージにも聞こえます。
さて、私がマイクロフォーサーズの発表で一番安堵しているのは、オリンパスがフォーサーズ発表以来広く宣伝している「画面周辺部まで光がイメージセンサーの受光部にほぼ真直ぐに届く」というウソを自己否定してくれた事です。フランジバックを半減させれば、そんなこといよいよ困難になりますからね。撮像素子に垂直に、多くの光が平行に入射している絵を未だに掲載していますが、あれはレンズの結像原理を知らない人が描いたもので有り得ません。また巷ではテレセントリックという言葉が氾濫して、写真レンズでもこれに対応していないとデジタルでは致命的、という様な風潮が出来上がりました。テレセントリック光学系はありますが、写真レンズの用に「明るい」光学系では殆ど意味がありませんし、本当にテレセントリックならばピントを外しても像は惚けません。もっとも、素子への垂直入射を謳ったのは私が記憶する限りオリンパス一社であり、他社はそんなこと一言も触れていないですね。これ以上細かい議論はする気無いので、疑問を持たれた方には質問をひとつ。
画面のど真ん中なら、フォーマットやレンズに関わらず光束は素子に垂直に入射する。と思っておられませんか?
実際には、例えばF1.4で撮影した場合、画面中央に入射する光束の角度は90度〜70.4度の間に均等に分布し、垂直から最大19.6度ずれています。F1.2なら最大22.6度になります。画面中央でこの状態ですから、どんなレンズでも周辺部では更に大きくずれます。
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2008年8月3日(日) |
ストロボ・リフレクターの効果 |
今日は朝から夜10時頃まで、昨日の結婚式の写真整理に追われていました。約300枚程撮影した写真(RAW)を一枚一枚露出や色味を補正して現像し、その後水平の狂いなどをレタッチ。これを新郎新婦に渡す為のJPEGファイルに変換し、CD−R3枚に焼き付け。またウェブで関係者に公開するための画像作り、HTMLファイル作りをしました。これで凡そ13時間仕事、、疲れました。
さて、つぶやきvol.294で紹介した、天井バウンス時用のストロボリフレクターの効果をお見せしようと思います。縦位置、横位置で撮影した写真の部分切り出しです。
写真は光が良く回り込み、それでいて被写体正面に柔らかなハイライトが出来た、概ね満足行く結果になりました。あご下の影があまり目立たない、顔の曲面の頂点部に柔らかなハイライトが出来る、それから(お見せ出来ていませんが)目に比較的大きめのキャッチライトが入るなどの点から、被写体が生き生きとした雰囲気で捉えられたと思います。但し背景の影の出方が横位置と縦位置では異るので、厳密な写真を狙うなら更なる心遣いが必要ですね。
ご覧のようにブラケットなどを使わず単純にカメラのアクセサリーシューにストロボを付けただけなので、横位置ならレンズの真上にリフレクターが来ますが、縦位置だとレンズの真横(右か左)にリフレクターが来ます。横位置の場合はレンズよりも上から光をあてており、影は被写体の真後ろやや下側に出来るので、実際の場合は殆ど見えません。上の横位置写真では、新婦の胸元のリボンの下側に非常に柔らかな影が出ていますが、これぐらいですね。だから横位置撮影では問題は殆どありません。
一方、縦位置の場合、私はシャッターボタンを上側にして撮影しますので、ストロボはレンズの左側に来ます。その結果、被写体の右側に影が出来上がります。もちろん、ストロボ直射とは違って、天井バウンスとリフレクター反射光の組み合わせなので影は柔らかい物ですが、上の縦位置写真では新婦の顔の前に影が出てしまっています(この影は被写体と壁の距離が近いと目立ちますが、2mぐらい確保出来るとあまり目立たなくなります)。
影を防ぐ方法ですが、ストロボとリフレクターの大きさからすれば、縦位置、横位置のどちらでも必ずレンズの真上にリフレクターが来るような道具を作るのはちょっと無理だと思うので、先ずは縦位置と横位置のどちらを優先するかでリフレクターの位置を決めて、優先しなかった方の撮影では、影が顔の後ろ側(後頭部側)に出るように臨機応変にカメラを構え直す必要がありそうです。ポートレートなら縦位置優先なんだと思いますが、結婚式の場合は被写体が二人以上であるケースが多く、むしろ横位置優先の様な気がします。
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2008年8月2日(土) |
結婚式、無事終了 |
会社の人の結婚式から帰ってきて、取り合えずこのダイアリーを書いています。現在夜の10時半過ぎ。
今回の結婚式では、私の写真を披露宴会場にアクリル額で飾る、主賓スピーチ、手作りのストロボリフレクターの初使用、という三つの課題がありましたが、何れも大過なく終える事が出来ました。
額で飾った写真は、ポジからフチ無しのワイド六切のクリスタルプリントに伸ばした物ですが、通常はフチありでしかプリント出来ませんので、フチ無しを得るのに結構苦労したのです。その顛末は7月のダイアリーに詳しいですが、結婚式に参加されていた方はその様な苦労を知る筈もありません(笑)。
最後のつぶやきvol.294で紹介した天井バウンス時のストロボリフレクターは、撮影後のカメラのモニターで出来上がりを見る限り効果は絶大でした。また披露宴の後半で夜の屋外でのパーティがあったのですが、ストロボリフレクターを付けたままで、空バウンス(空=そら、バウンス効果はもちろんゼロ)することによって、大型リフレクターからの反射による柔らかい光りを夜の屋外で作る事が出来て、こちらも効果があったと思います。まだ撮影結果(RAW)を現像していないので、厳密には何とも言えませんが、前回の結婚式での苦労が半分以上解消されました。この種の撮影をされる方にはオススメです。
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