今月の話題
今日は山登りを4回。疲れた〜
メモリーカードリーダーを新調
裸眼3D撮法??
あっぱれダイソー《インチサイズのソケットレンチ》
チューリップのギャラリーを更新
ネット地図更新はYahooの一人勝ち
久しぶりの芸北八幡
HDD増設
オープンエア型の耳の音質
日本大判写真展と縮景園散歩
海外通販は送料が問題、、
桜のギャラリーを更新
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今日は長年懸案だった広島県北東部のブナ林の下見に行きました。ブナの撮影は今まで広島県北西部にある臥竜山でのみ行っていましたが、マンネリ化してきたので、新しい被写体を求めての事です。
朝4時起きで広島市内の自宅を出て、最初に目指したのは広島県と島根県の県境にある大万木山(おおよろぎさん)です。いつもはクルマで山に登り、クルマの脇で撮影するので機材を沢山持って行きますが、今日は本格的なトレッキングになるかも知れないので、カメラ二台(EOS-3とEOS 30D)、レンズ3本、三脚は超小型タイプという軽装にし、普段は使わないリュックタイプのバッグに衣類や飲み物、地図と共に詰め込みました。本来ならマンフロット055CBぐらいの三脚を持ってゆきたいのですが、それが可能かどうかを確かめるのも下見の目的です。
大万木山はトレッキングで人気の山で、北西側にある門坂駐車場か位出谷駐車場から登るのが通常ですが、私は撮影が目的なので出来るだけ距離や標高差の少ない駐車場を狙いました。地図で探せば、林道大万木線終点駐車場と、山の北側の林道にある駐車場(二つある内の右側のP)が近そうです。前者は距離がありますが標高差が少なく、後者は距離は短い物の標高差が少し多くなっています。(地図をクリックすると、同じ場所のYahoo地図が開きます)
最初に向かったのは林道大万木線終点で、到着は午前6時。トレッキングシューズに履き替えリュックを背負い、歩き始めました。縦走路との合流点にあった標識には「大万木山1時間20分」とあり、思ったよりも大変そうです。実際に私の足でも往路は1時間掛かり、途中ピークを二回ほど超えるので、かなり大変でした。特に二つ目のピークに至る部分は標高差100mちょっとの階段が延々と続く急坂になっていて、下半身が悲鳴を挙げました。ちなみに大半が下り坂になる帰路は45分で済みました。
7時過ぎに大万木山山頂に到着。まだ誰もいません。早朝なので光が柔らかくなっています。
山頂付近には名物の大ブナがあるので撮影しました。別名タコブナと呼ばれているらしく、太い枝が10本程度に分かれて、実に見事な形をしていました。ここでデジタルに加えて、EOS-3でフィルム一本分撮影。この木をダイナミックに撮影するには、 17mmクラスの超広角やフィッシュアイレンズが必要です。
次に一旦駐車場まで戻り、林道をクルマで高野町側に下りてから、再度山の北側の林道を上り、名前のない駐車場に行きました(地図上に二つある右側のP)。そして再び登山開始。こちらは山頂までの距離が1.7kmですが、ただひたすら上る登山道でした。階段が沢山ありましたが、道幅が広いお陰で脇に普通に歩けるスペースもあり、先ほど歩いたルートよりも多少歩きやすくなっていました。
そして二度目の山頂到着。私の足で駐車場から50分掛かり、到着は10時50分。太陽が高くなって、光がきつくなっています。山頂で一息ついてから、直ぐに下山開始。お昼近い時間の為か、とても多くのトレッカーの皆さんとすれ違いました。流石は人気の山です。こちら側のルートは上り一辺倒だったので、下山は下り一辺倒で、駐車場まで30分で到着できました。
山の南西側と北側ふたつのルートを歩いてみましたが、どちらも本格的な機材を持って登るにはきつい山道で、機材を厳選せざるを得ません。どちらかを選べと言われれば、北側のルートの方が楽ですね。とは言え、普段トレッキングなどしないKENが午前中に二回も山登りをしたお陰で、腰、膝、くるぶしに痛みを覚えて下半身がズタズタになりました。
大万木山の次に向かったのは広島県庄原市西城町にある竜王山です。ここに至る道はとても狭いですが、ほぼ山頂付近までクルマで登ることが出来ます。(地図をクリックすると同じ場所のYahoo地図が開きます)
竜王山山頂です。標識には駐車場から100mと書いてありましたが、実際には200mほどの緩やかな坂道を登ると山頂に到着。ほぼ360度のパノラマが得られて、特に東側が開けているので日の出撮影には良さそうです。今日は比婆山の山開きとかで、山頂下の駐車場ではイベントが行われていました。
竜王山の次に、反対側にある立烏帽子駐車場にも行ってみました。こちらには「天然記念物 ブナ純林」という看板が立っていたので、ブナ林の中を歩いてみましたが、大木は無くて、比較的細いブナが何処までも続いていました。看板に立烏帽子山頂まで0.5kmとあったので、つい軽い気持ちで登ってみましたが、、
山頂に至る道はとても険しくて、途中1mほどの垂直に切り立った壁を登らされたり、、既に下半身がズタズタになっている身で登り始めたことをとても後悔しました(笑)。しかも山頂について見れば眺望は殆ど無く、カメラマンが撮影目的で来る山では無さそうです。この残念な結果に疲れはピークに達し、下山後まっすぐに家に帰りました。
EOS 30Dを首からぶら下げて山道を何時間も歩いたら、液晶保護フィルムがこすれてはがれてしまいました。既に旧型の機種なのでピッタリ合うフィルムが生産中止になっているので、貼り替えは簡単ではないかも知れません。汎用品を買ってきて切って貼るか、保護フィルムなしのままにするか思案中です。
大万木山と竜王山については後日つぶやきに掲載する予定です。
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2010年5月26日(水) |
メモリーカードリーダーを新調 |
8GBのmicro SDHCカードを入手したら、手持ちの古いカードリーダーがSDHCに対応していませんでした。そこで新調することに。購入したのはサンワサプライの「ADR-MLT111BK」(→メーカーサイト)。
これを選んだ一番の理由は、実はネットで目星をつけたバッファロー・コクヨサプライの某最新上位機種が広島の大手家電ショップ店頭に無かったことですが(笑〜入手を急いでいたのでネット注文の時間無し)、それ以外の理由としては
スマートメディアが読める(まだ対応デジカメを持っているので)
micro SDHCがアダプター無しで読める上に、プッシュ方式脱着で信頼感がある
アルミボディの高級な仕上げ
高速転送対応である
この機種、1000円以下から各種カードリーダーが販売されている中で実売価格2000円台半ばと高めなので人気が無いようです。価格.comにもアマゾンにもレビューが一件もありません。でも使ってみた印象は良いですよ。古いカードリーダーと比べれば当然ながらとても高速だし、何よりボディの質感がGoodです。小さなmicro SDの脱着もプッシュ方式で簡単です。どうせ長く使う物だから、アルミボディに500円〜1000円ぐらいのプレミアムを払っても良いと思います。購入後に分かったことですが、SDXCにも対応していて当面は安心して使えそうです。
カードリーダーを調べていたら、読み込み速度という点でレキサーのプロフェッショナル FireWire800 CFカードリーダーが気になりました。コンパクトフラッシュ専用ですが、現状では最速のカードリーダーの様です。FireWier 800(IEEE 1394b)は今後共にメジャーになるインターフェースではなさそうなので、今の内に買っておかないと無くなりそうです。しかしUSB 3.0の製品導入が始まりつつあり、待てばもっと速いカードリーダーが安価に出てきそうなので購入は踏み留まりました。
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2010年5月23日(日) |
裸眼3D撮法?? |
Spring Scenery Galleryに先々週に撮影した白樺林の新緑写真を7枚追加しました。宜しければご覧下さい。
Spring Scenery Gallery
この白樺林はほぼ毎年撮影しているので、新しい表現を求めていろいろなテクニックを試しに使ってみたのですが、その中のひとつが超広角レンズでの二重露出。二重露出は二回目をどう写し込むかが成否を握るので、画像をコントロールしやすいマクロ撮影や望遠撮影の方が相応しく、それでなくとも被写界深度の深い超広角は同じ絵が重なってしまい大抵は失敗します。それが分かっていたので、絞りや露出補正で工夫して撮影してみたところ、少なくとも私個人の目には面白い視覚効果を生む写真が出来上がりました。
EOS-3, EF17-40mm F4L (17mm), F8, AE(+0.7EV, 1/20sec.), RVP100, C-PL
EOS-3, EF17-40mm F4L (17mm), F8, AE(-0.3EV, 1/40sec.) + F4 AE(-1.0EV, 1/250sec.), RVP100, C-PL
上の写真が通常のもので、下が二重露出によるものです。何となく奥行き感が強調された、ひいき目には疑似3D画像の様にも見えるのですが、皆さんの目にはどう映りますでしょうか?
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2010年5月16日(日) |
あっぱれダイソー《インチサイズのソケットレンチ》 |
4月30日のダイアリーに登場したサンダース・ストロボフリップの、縦横切り替えの節度(固さ)を調節するには、四ヶ所のナットを締めたり緩めたりする必要がありますが、手持ちのソケットレンチではサイズが合わず、きつく締め付ける際にナットの頭をなめてしまいそうでした。アメリカ製の製品なのでボルト/ナットがインチ規格になっている為と思われます。それで、ホームセンターに行ってインチサイズのソケットを買ってこなければ、と思っていました。
しかし別件でダイソーに行った際に、写真の商品を見つけました。
インチサイズのソケットレンチが105円で買えるとは思いませんでした。ストロボフリップの調整には3/8インチのソケットがピッタリで、これで快適簡単に調節できるようになりました。あっぱれ、あっぱれ(^o^)
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2010年5月15日(土) |
チューリップのギャラリーを更新 |
Spring Flowers Gallery 2に今年撮影したチューリップの作品を13枚追加しました。写真をクリックするとギャラリーに直行します。
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2010年5月10日(月) |
ネット地図更新はYahooの一人勝ち |
広島のローカルな話題ですが、4月26日に広島高速2号線と3号線が開通しました。新しい高速道路のインターチェンジの場所と構造がどうなっているのか早速ネットで調べてみましたが、載っているのはYahoo地図だけ。もう一つの大手、Googleマップは5月9日時点でもまだ更新されていません。
↑これが5月9日時点のYahoo地図とGoogleマップの広島市部分です。
道路開通といえば、3月14日に山陽自動車道・高屋ジャンクション、高屋インターチェンジ、東広島呉道路も開通していますが、こちらも5月9日時点で載っているのはYahoo地図だけでした。Googleマップに加えて、Mapion BB、goo地図、国土地理院・地図検索サービスでも5月9日時点で広島高速新規開通部分、高屋IC付近の新規開通部分共に掲載されていません。
広島高速開通当日に更新されたYahoo地図に感心する一方で、他の地図にはもう少し頑張って欲しいですね。
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2010年5月9日(日) |
久しぶりの芸北八幡 |
今日は久しぶりに芸北八幡まで撮影に行ってきました。
主な目的は新緑ですが、八幡に行くなら掛頭山の日の出は一応チェックしておかないと後悔するので、起床は朝2時。夏至も近く、日の出が早いので朝起きる時間も早くなってきました。掛頭山山頂には3時45分頃に到着しましたが、下界に霧は無く、一方でほぼ目線の高さ(=山と同じ高さ)のあたりから上が曇っていて、日の出にも霧にも恵まれそうにありません。それで直ぐにUターンして麓の八幡原に戻り、クルマの中で仮眠して朝を待ちました。
あたりが明るくなってみれば、白樺林の新緑が綺麗で撮影に丁度良いタイミングでした。この林はほぼ毎年撮影していて撮り尽くした感じがあり、今年は撮影手法で色々と遊んでみました。フィルムなので出来上がりは約一週間後。どうなるかは後日のお楽しみ。
前ボケを求めて、地表に倒れた木から生えた葉の中にカメラを突っ込んでいます。この状態で撮影したのが、、、
この写真です。爽やかな緑のボケと、清楚な白樺の幹が良くマッチします。
白樺の次はブナの新緑撮影をしようと思い、東八幡原にある大歳神社に行ってみました。しかし春が寒かったためかブナの芽吹きが遅く、まだこんな状態でした。
境内に行ってみても、ブナの芽は開きはじめたばかりで、遠目にはまだ何も無いように見えます。
麓の大歳神社のブナがまだなので、山の上は期待できませんが、臥竜山に登ってみました。つい半年前までは広島や島根近傍の人しか知らない、新緑とバードウォッチング、ハイキングの山でしたが、昨年11月の島根女子大生遺棄事件で全国に知れ渡った山です。
遺体が発見された林道終点、雪霊水のあるところには花が供えられていて、絶えることがありません。事件直後はこの林道が閉鎖されて立ち入ることは出来ませんでしたが、現在は通常通り入る事が出来て、今日も沢山のバードウォッチング&撮影組がおられました。
臥竜山名物のブナの木も、やっと芽吹きはじめたばかりで、遠目には枝ばかりの状態でした。新緑撮影のタイミングまであと1〜2週間でしょうか。
聖湖付近の情景です。芸北の春がもうすぐ本番を迎えようとしています。
八幡での撮影を終えた後で、中国道・千代田ICまで足をのばして芸北写真塾の写真展を見てきました。7年前から千代田IC脇のショッピングセンター・サンクスで毎年開催されていますが、芸北から千代田まではかなり距離があり今まで来るチャンスがありませんでした。主宰の紺野さんとは面識がありませんが、紺野さんのブログには芸北を中心とした日々の自然の様子が掲載されるので、撮影ポイント、タイミングを判断するのに数年前から参考にさせてもらっています。
ギャラリーはこぢんまりとした良い雰囲気の場所で、総勢36名、38点の作品が展示されていました。タイトルが「花ありて」とあるように全て花の作品で、レベルは色々でしたが、どれも真正面から花を愛でていて、ローカルな写真塾で皆さんが和気あいあいと撮影を楽しんでおられる様子が伝わってきました。
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2010年5月8日(土) |
HDD増設 |
HDDの容量が残り少なくなりましたので、HDDを増設しました。
今までのHDDの構成は500GBが3台で、システム&アプリケーション起動ディスクx1、マスター書庫x1、バックアップ書庫x1。写真や書類などのファイルは全て「マスター書庫」に保存し、それらを定期的に「バックアップ書庫」に同期していました。その書庫の残り容量がどちらも30GBになったのと、最近2TBのHDDが安くなったので増設決定。
買ったのはWestern Digital製の2TB HDDで、型番はWD20EARS。広島市内の大手家電ショップで11999円で特売していましたが、私は更に5000円につき500円の割引券を持っていたので、10999円で購入。これは価格.comの最安値と比較しても大差ない価格です。
この「EARS」シリーズのHDDはアドバンスフォーマットという、物理セクターが通常の512バイトから4096バイトに拡大された機種で、Windows XPやそれ以前のOSで使うと様々な問題を引き起こします。従って右のような注意書きが添付されていて、WindowsのOSと使い方によって専用ソフトをダウンロードして事前処理する事が求められています。価格.comあたりでもこの処理をしても速度が出ないという事例が沢山。しかし私の場合はMac OS-Xなので問題ありません。
当初は2TBのHDDを二台買って同期バックアップをしようかと思いましたが、Mac Proには4台のHDDしか内蔵出来ず、二台買うと一台はどうしても外に追い出されるので、資源有効活用を考えて一台のみとしました。
新しいHDDの構成は
システム&アプリケーション起動ディスク:500GB(これまで通り)
マスター書庫:500GBx2をRAID 0(ストライピング)で1TBとして使用
バックアップ書庫:2TB
これで空き容量はマスター書庫が500GB、バックアップ書庫が1.3TBになりましたので、2年程度は持つでしょう。その頃にはもっと大容量で高速なHDD、あるいはSSDが安くなっている筈です。
Mac ProへのHDD装着は極めて簡単。側板を開けて、四つあるHDDベイのブラケットの一つを引き出し、付属のネジ四本でHDDを固定し、元に戻すだけ。配線は一切不要です。写真は二番ベイと四番ベイのHDDを入れ替えたので二つのブラケットを引き出していますが、特に凝ったことをしなければ2分で全作業を終了できます。
HDDのフォーマットも、OS標準のディスクユーティリティを起動し、HDDを選んで「消去」ボタンを押せば1〜2秒で完了です。今回は更にRAIDを組みましたが、こちらもディスクユーティリティで数秒で済みました。ストライピングで構成した新しいマスター書庫は、アクセススピードが気持ちよいほどに速いです。RAID 0はいわゆるRAIDに期待する耐傷害性がHDD単体時よりも却って悪化しますが、定期同期バックアップをしますので、疑似RAID 0+1とも言えて、普通の使い方よりも耐障害性は高いです。これで当面安心(^-^)
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2010年5月5日(水) |
オープンエア型の耳の音質 |
本題に入る前に、「オープンエア型」とはヘッドフォンの形式のひとつで、開放的な音がします。対比概念は「密閉型」です。
2週間ほど前から副鼻腔炎の症状が出て薬で治療していましたが、同時に片耳が聞こえにくくなりました。副鼻腔炎が治れば自然に治癒するかと思っていましたがダメで、先日病院で見てもらったら、中耳炎で鼓膜の内側に水が溜まっていると言われました。それから一週間、薬で治療しましたが症状はあまり改善しなかったので、今朝、鼓膜の切開手術を受けました。手術とは言っても簡単なもので、麻酔時間を除けば3分ぐらいで終わります。処置内容は鼓膜に小さな穴を開けて中に溜まった水を吸い出し、吸い出しきれなかった水を出して内部を乾かす為に、暫く穴が開いたままになるようにチューブを挿します。こちらのサイトに同様な処置時の写真があるので参考になると思います。
手術後の耳の聞こえ方はちょっと感激的でした。単に耳が聞こえるようになっただけではなくて、高音が経験したことが無いほど軽やかに聞こえるようになりました。初めてスタックスのコンデンサー型イヤスピーカーを聞いた時に近い感激です。理由を想像すれば、鼓膜に穴が開いているので内外の気圧差が無く鼓膜がストレスフリーで音を受け止めるからだと思います。逆に正常な耳の方が多少の気圧差がつきまとうのか、音が少し詰まったような感じです。例えるならば、手術した耳がスタックスのオープンエア型イヤスピーカー、正常な耳の方が密閉型モニターヘッドフォンの音で、現在左右で音質がとてもアンバランスなステレオになっています(笑)。
しかし、やはり手術した側の鼓膜は正常ではなく、色々と欠陥もありました。チューブを付けているので、そのチューブの穴による共鳴か、あるいはチューブの重さがもたらす鼓膜の共振かは分かりませんが、中低音域に共鳴する部分があります。男性のうなり声や、車の排気音あたりの周波数ですが、様々な音の中でこればかりが良く聞こえるためにちょっと気持ち悪いです。また鼓膜にオモリが付いているのと同じなので、重低音が鳴ると余韻が響きます。例えるならば、穴の開いたスタックス、ですね(^-^;
鼓膜に穴を開ければ、どんなオーディオチューニングも敵わぬぐらいの音質変化をもたらしますが、良いことずくめではないのでお勧めしません(笑)。
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2010年5月4日(火) |
日本大判写真展と縮景園散歩 |
本日から広島県立美術館・県民ギャラリーにて日本大判写真展が開催されているので行ってきました。
毎年おなじみになった入り口の情景です。今年は全倍プリントが208枚、玉田さんの11x14(イレブンバイフォーティーン)で撮影した作品は全倍よりも大きなサイズで入り口に展示されて、合計209枚の展示です。
5つある県民ギャラリーの全ての壁面を埋め尽くす、デジタル無し、35mmフィルムも無し、全て大判か中判で撮影された作品群は何度見ても圧巻です。
この写真展は日本大判寫眞家協会(←この漢字変換、大変!)の皆さんによる彩光写展と、中大判公募入選作品展の2パートになっています。彩光写展の作品は全て大判カメラ、大判フィルムで撮影されていて、全ての作品に日本の風景作品の頂点を目指す気迫の様な物が宿っているように感じました。盛夏や厳冬の日本アルプスの頂上付近まで8x10機材を担いで登って撮影された作品も毎年あって、その気力体力には感心させられます。今年は面白い試みとして、8x10カメラで多重の位置ずらし露光した作品や、4x5カメラでクロススクリーンを日中にに使って格子状のソフトフォーカスを表現した作品がありました。ラージフォーマット故の細部まで緻密な描写をする特性を殺しているように感じたので、個人的には首をかしげましたが、どうなんでしょうね。35mmやデジタルでも同等の写真が撮れるような気がします。
玉田さんの作品は11x14での撮影。作品の素晴らしさもさることながら、11x14のフィルム現像やプリントを依頼されたラボはさぞ大変だったろうなぁと思いました。尤も玉田さんの事だから馴染みのラボがあって、ラボの方も機材を備えているでしょうけど、仮に私が11x14の機材を仕入れて撮影し、キタムラや近所のカメラショップから依頼したら、門前払いで断られるか、親切な店なら日本で恐らく数社しか無い11x14を扱えるラボを探して転送依頼してくれるかの何れかでしょう。最近は8x10や5x7でさえラボの価格表から消えていますからね。
さて、問題と感じたのは中大判公募展入選作品の方。全国の強者の作品が集まっているので、全体の半分ぐらいの作品はやはり見事です。しかし1/3ぐらいの作品は、ピンぼけ、意味のない水平の傾き、主役不在、露出の誤り、構図/フレーミングの消化不良など一目で分かる欠陥があり、こういう写真は応募することも入選させることもあっていかんよなぁ、と感じました。フィルムで撮影するカメラマンの人口が減っていることが容易に想像できますが、その中で出展作品数を維持した結果、ボーダーラインが大幅に下がったのではないかと思います。
今日はみどりの日で、広島県立美術館常設展と、隣接する縮景園の入場料が無料でした。そこで縮景園の方を散歩してきました。
縮景園は広島市内のど真ん中にあり、周りをビルで囲まれる綺麗な庭園です。これは園内で一番高い丘から撮影したカットですが、水面にビルが映らない写真が撮れたのはここぐらいの物でした。
今日は広島市内の最高気温が26度を超える夏日で、木々の緑もどんどん濃くなっている様でした。地表近くまで枝を垂らしたモミジがあったので、一枚パチリ。
庭園の億にある竹林。なんとなく涼しさを感じさせる絵柄ですが、実際には暑く、また隣にはビルのある場所です。
何故か片足を上げたままじっと休んでいる亀がいました。園内一番のひょうきん者です。
本日のカメラはいずれもCanon PowerShot G2。古いデジカメですがレンズ描写が良く、未だに良い仕事をしてくれています。
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2010年5月3日(月) |
海外通販は送料が問題、、 |
4月30日のダイアリーで取り上げた、サンダース・ストロボフリップのアンチツィストプレートは、代理店が在庫限りの販売で撤退しつつあるために日本では殆ど手に入らなくなっています。米国サイトで調べればEOS専用部品もあるようなので、早速米国から購入、、、
CDや書籍で時々利用しているamazon.comは家電製品(カメラ類を含む)の日本への発送を扱っていないために、購入手続途中で先に進めなくなりました。それでは、、とカメラ系では名前を聞いたことのあるウェブショップ「ADRAMA」に行ってみれば、こちらは海外発送があるとのこと。米国内送料無料のお店なので、日本への送料は一旦カートに商品を入れてから計算するようになっていました。一個8.95ドルの商品を入れて、早速送料計算!
UPSで41.05ドル!!、FedEx Priorityで66.55ドル!!!
ちょ、ちょっと待て!amazon.comで重い本を買っても8.98ドル。Priorityを使っても26.98ドルだよぉ。
他に送料の安いサイトを探してみましたが、そもそも日本への発送を扱う店が殆ど無くて、もう一つの有名どころ「B&H」は
UPSで35.55ドル!!、FedEx Priorityで75.50ドル!!!
と、UPSが多少安い物の、小物を買うにしては高すぎますね。小物だけを買おうとするからいけないのであって、大物を買えば良いのだ! とは思った物の、今のところ欲しい大物は無いので思案中です。
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2010年5月1日(土) |
桜のギャラリーを更新 |
Cherry Blossom Gallery に、今年撮影した桜の写真を33枚追加しました。
今年は日の出時刻の染井吉野撮影に二回出掛けて、二回共に日の出に恵まれましたので、朝日と組み合わせた写真を沢山撮ることが出来ました。一方で一本桜の撮影は、湯来の枝垂れ桜が事実上撮影出来なくなりましたので、他の桜を探し歩きましたが、体調不良も重なって本命の長沢の枝垂れ桜撮影に行けませんでしたので、ちょっと消化不良です。毎年それなりに色々な事が起きますが、継続的に撮影して掲載するのが私の原動力にもなっていますので、宜しければギャラリーをご覧になってコメントを頂けると嬉しいです。
下の写真をクリックすれば、ギャラリーに飛ぶことが出来ます。
ここでは番外編として、日の出の時刻は光線状態がどんどん変わってゆく様子を、連続で撮影したカットでご覧に入れましょう。皆さんはどちらがお好みでしょうか?
撮影している時にはその瞬間瞬間の光線を最大限生かすように努力するので、好みはあまり考えずに、先ずは撮って後で選択する事にしていますが、二枚目右の写真を見れば分かるように、太陽光線が強くなったら良い絵にはなりにくいと思っています。だから太陽が赤みを帯びている日の出後10分程度が勝負で、非常に慌ただしく撮影をしています。逆に言えば一枚目左の様な光線状態は非常に貴重ですが、水平線ではなく遠くの山の上から太陽が顔を出す広島市内の場合、その時間は1〜2分程度しかありません。
一方で撮影時に絵造り/露出方針に悩むのが、桜の木を下から見上げた時の写真です。背景が空になり、更には太陽があったりしますので、花と空の輝度差が大きく露出は両立しません。空の表情を残すと桜はシルエットになり、桜の表情を出すと空は白く飛んでしまい、太陽の存在も消えてしまいます。
何年かの試行錯誤の末の結論は、空に表情があるなら空優先露出で桜はシルエット。空に表情が無いなら、桜の表情を出してあげる方が成功確率が高いかなと思っています。
さて、皆さんのご意見は如何に?
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