荒谷山の霧のギャラリー2008

広島市の北端にある荒谷山は、三次盆地の霧が拡がる際の南端に位置しているため、秋には霧の海を見る事が出来ます。ただ最後に霧が到達する地点の為か、私が訪問した時には日の出直前まで霧が殆どありませんでした。荒谷山での撮影は2008年10月が初挑戦ですが、日の出の頃には幸いにも霧と朝焼けに恵まれました。

1 薄明が始まる直前、霧が少しづつ生まれ始めていました。霧は魔法によって生まれる、と思わせるような神秘的な絵柄です。 2 県道沿いに、霧の魔法が少しづつ拡がって行きます。 3 薄明が始まり、長時間露出で空が色づいてきましたが、霧はまだ遠くに見えるだけです。
4 薄明が進むにつれて霧がやって来ました。夜と朝の間の「色のハーモニー」。 5 肉眼で見る情景はまだ暗いですが、長時間露出が生み出す、爽やかな朝風を感じさせる情景です。 6 朝焼けが始まりました。控えめの露出で肉眼で見た通りのダイナミックな印象に仕立てました。
7 幸運にも真っ赤な朝焼けになりました。ホンの僅かなひとときの真っ赤なドラマ。 8 赤が金色に変化しながら、主役の登場を彩ります。 9 そして日の出。太陽の存在感を優先して、切り詰めた露出のカットを選びました。
10 太陽はどんどん光度を増して行き、霧の海が逆光でダイナミックな表情と動きを見せます。 11 金色に輝いていた霧の海は、その色合いを次第に薄めて行きます。 12 そして、モノトーンの世界へ。6x12パノラマ撮影です。