カタクリ

2009年春に撮影したカタクリの写真です。毎年撮影している、広島県安芸高田市向原町の群生地に加えて、今年は庄原市総領町にある群生地でも撮影しました。こちらは小さな群生地で花の数は少なかったのですが、向原とは違った状態で咲いていて、今までに無い絵を恵んでくれました。結果として2009年は今までの中で一番充実したカタクリ撮影になりました。
今回の撮影では「最後のフォルティアＳＰ」を初め、ベルビア50、ベルビア100、エクタクロームE100VSと私の常用フィルムを総動員しています。フィルム毎の発色の違いにも注意して楽しんで下さい。今回のギャラリーは三つのテーマでまとめてみました。

森を彷徨う

花が沢山咲く場所から離れて、草むらの中に紛れ込んで咲いていたカタクリは被写体になりにくいと思っていたのですが、レンズを向けてみたら面白い絵柄がファインダーに現れました。それが2番の写真ですが、様々なお伽話に出てくる、主人公が森や原野で迷ってしまう情景に思えました。これに刺激されて、似たようなイメージを求めて沢山のカットを撮りました。

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ふたりの関係
複数の花が寄り添って咲くカタクリは、見方によっては人間関係の縮図の様にも思えるペアが沢山あります。このパートでは恋人同士か友人か、様々な心模様に揺れる二輪を追ってみました。みんなハッピーエンドになれると良いですね。

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ポートレート＆スナップ
カタクリをモデルに、ポートレート風やスナップ風の写真を集めてみました。18番は念願の（？）、空を背景に背の低いカタクリの花を撮ることが出来ましたが、急斜面の下から上に向かって、カメラを地面に直に押し付けて、きつい姿勢での撮影です。

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