今月の話題
Fujinon SWD65mm F5.6 シェークダウン中
ダメもとなので、ダメでした(荒谷山)
満9歳
E100VS-8本パック最終調達
佛通寺の紅葉撮影
カメラバッグの脚を交換
フジヤからまた荷物(^^;
ジャンクBG-E2、メーカーお墨付きに
庄原市高野町へ紅葉撮影
荒谷山のギャラリー追加
612初スキャン
BG-E2はキヤノン送りに
つぶやき、vol.300に到達
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ここ数ヶ月、週末になると天気が悪くなる広島地方ですが、週の半ばまでの天気予報ではこの週末の天気は恵まれる事になっていたので、撮影に意気込んでいました。ところが金曜日になると、土日の予報が一転下り坂になってしまいました。二日間ともに日の出撮影に行けるかどうか、逐次天気図とにらめっこしていましたが、夜明け頃の天気は曇り〜雨で日の出は拝めそうにありません。それで二日間ともに撮影には出掛けませんでした。
その様なわけでネタも無く、ダイアリーの更新も暫く間が開いてしまいましたので、違うネタで11月最後のダイアリーを締めたいと思います(^_^;。
11月14日のダイアリー「フジヤからまた荷物(^^;」で届いた機材の正体ですが、大判用超広角レンズのFujinon SWD65mm F5.6でした。
65mmは4x5だと35mmカメラ換算で19mmほどの画角になります。一般的に使える広角レンズとしては4x5の中では最も画角が広く、これ以上広いレンズとなるととても高価ですし、カメラ側も特殊な機種に限られてきます。また6x9のロールフィルムホルダーを使うと、35mmカメラ換算で28mm相当の画角になるので、ロールフィルムホルダー遣いとして一本欲しいレンズでした。ただ中古でも値段は相当に張って、概ね7万円前後、、、それが突然にフジヤカメラが3万円台後半の値付けをしたので購入しました。AB+ランクの現行品(黒シャッター)で値段は38850円(+送料)。突然の資金繰りの為にフォトテクで貰った過去の賞金を全部拠出し、更にお小遣いから追い金を出しました(^_^;。
このレンズ、4x5フィールドカメラでも一部機種では使うことが出来ません。私の持っているトヨフィールド45Aの最小フランジバックは68mm(現在はリボルビングバックを付けているので71mm)、45A2だと70mmなので、名目上は凹みボードを使わないと使えません。実際45Aの使用説明書には「凹みボードを使い、かつベッドダウンが必要」とあります。更に安価なトヨフィールド45CFだと80mmなので、凹みボードを用いても65mmは使えない事になっています。
私が購入したレンズはリンホフの12mm凹みボードが付属していたので、早速カメラに装着したところ無限遠が出ました。取説にベッドダウンの記述があったので、写る範囲を確認したところ、4x5と612の縦位置撮影時のみは下端にカメラボディの一部(ベッド)が写り込んでしまうのでベッドダウンが必要になりました。それ以外では大丈夫です。
と、ここまでが購入直後のチェック結果ですが、このレンズをまだ実戦状態に持って行けていません。凹みボードはシャッター本体が穴の中に入ってしまうので操作性が著しく悪く、絞り値を読み取るのも一苦労です。私が多用するLEEのフィルターを使おうとすると、レンズ前面に大きな円盤状のアダプターをつけるために、操作は全く不可能になってしまいます。また凹みボードを使ってもレンズ繰り出し量は極小で、アオリは実質上無理でした。にも関わらずリンホフボードは7mm下側にレンズが偏芯して装着されるので、フロント側を7mmライズしなければなりません。更にトヨフィールドで使う場合、トヨ〜リンホフアダプターボードは9mmフランジバックが長くなりますので、12mmの凹みボードを使っても実質3mmしか効果がありません。
という訳で、現状で実用的とは言い難く、どうすべきか試行錯誤中です。
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2008年11月23日(日) |
ダメもとなので、ダメでした(荒谷山) |
週末になると天気の悪い今年の広島ですが、今日も天気はいまひとつ。天気予報は曇り時々晴れですが、朝は曇りとのこと。しかしながら雲の切れ間から太陽が覗けば良い情景になることもあるので、ダメもとで近場の荒谷山に行ってきました。結果は、、、気象庁の言う通りに曇り空で、ダメでした(笑)。
これが今朝の荒谷山からの情景。三次盆地から流れてくる霧は、荒谷山の手前で止まってしまって、霧は最後までやって来ませんでした。帰宅後にライブカメラでチェックすれば、三次盆地上空は綺麗な霧の海になっていたのですが、、
日の出直前に空が赤くなり出しまして、霧は無いけど日の出の情景としては期待出来るかも、、と思いましたが、この赤みは数分で消えて、その後は何もドラマがありませんでした。
今日は9割方ダメだろうと思っていたので落胆もありませんが、スカッと晴れた日も空に雲が無く、朝焼けが起きず写真としては平凡に終わってしまう事が多いです。絶好の情景は却って「今日は大丈夫だろうか?」と不安が過る日に恵まれる事が多いので、ダメもとで足繁く撮影に出掛けるようにしています。出掛け癖を保っておかないと出不精にもなりますしね。もちろん、土砂降りの雨の日に日の出撮影には行きませんが(笑)。
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2008年11月21日(金) |
満9歳 |
何となくトップページを見ていたら「1999.11.21.開設」の文字が目に入ってきました。
へぇ〜、11月21日はこのホームページを開設した日なんだ(^o^) と他人事の様につぶやく
Impressions by KENは今日で満9歳になりました。同じ日に生まれた子供も既に小学校3年生ですね。あるいは別の見方をすれば、21世紀になって久しいけど、このサイトって前世紀末に出来たんですよね。
なんか、物凄く古い感じ、、(^_^;
人生の大半を20世紀に過ごしてきた私には、世紀末芸術というと19世紀末に活躍したアルフォンス・ミュシャとかドーム兄弟、エミール・ガレあたりを思い出します。しかし21世紀に生まれた人が大人になった頃には、世紀末と言えば20世紀末を指すようになって、
今では入手出来ないけど、世紀末まで写真はフィルムと呼ばれる物を使って記録していたんだよ!
なんて言われているかも知れませんね(笑)。芸術において古い事は必ずしも悪い事ではなくて、19世紀末に作られた工芸品や美術品は現在では再現出来ず、従って珍重されている物も数多くあります(ドームのガラスとか)。フィルムで撮影した写真は21世紀中ごろになると良い状態で残っている物も少なくなるでしょうから、さてさて現在以上に珍重されるか、それとも単に忘れ去られるか、、、
どちらか分りませんが、もう少し世紀末芸術で楽しんで行こうと思います(笑)
個人サイトの寿命は4年と以前から言われていますが、最近はもっと短命化している気がします。その中での9年。その間にサイト継続の面で色々な苦境もありましたし、2001年9月のつぶやきvol.100で既にネタ切れを話題にしています。そんな息も絶え絶えになりながら(笑)今まで続けてきました。現在のペースなら多分干支が一周するぐらいは続けられると思いますし、読者と気力がある限りサイトは継続して行こうと思っています。
応援よろしくお願いします。
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2008年11月18日(火) |
E100VS-8本パック最終調達 |
フィルムは10月26日に26本補充したばかりですが、コダック・エクタクローム系の製品ラインナップが年内一杯で大幅に整理統合されてしまい、私が多用しているE100VSの8本パックも無くなります。T町に先日行ったら「最終入荷ですよ〜」と言われたので、2パック16本分を買ってきました。
これを使い切ってしまうと、1本売りと、希望的観測では6本パックしか無くなってしまうそうです。とは言え現在までE100VSの6本パックを市中で見た事が無いので、本当に6本パックが残るのか、、、
コダックのここ数年のフィルム販売中止、整理統合のスピードは尋常ではなく、近未来に日本のカラーフィルム市場から撤退しそうですね。コダックでしか写せない情景が沢山あるので、本当にそうなったら寂しい限りです。
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2008年11月16日(日) |
佛通寺の紅葉撮影 |
今日は三原市にある佛通寺に行ってきました。
佛通寺は過去何度か訪問していて多少飽きているのですが、雨まじりの天気という予報だったので、駐車場と被写体が近い場所を選びました。雨の場合はフィルム交換、レンズ交換等をクルマの中で行う必要があるからです。
今朝の紅葉の様子です。紅葉はほぼピークにあり、多少葉が散り始めていました。前日の夜から未明までは雨が降っていましたが、日の出の時刻の頃には止みました。濡れた紅葉はフラットな光の中でしっとりとした印象を醸し出していました。
今日のKENの撮影機材。雨は止んでいたのですが、未明までの雨をたっぷりと含んだ木の葉から常に雫が落ちてきていて、木の下はずっと雨模様でしたので、傘をさして撮影しました。また昨日新しくしたカメラバッグの脚が活きて、濡れた地面の上に気兼ね無く置く事が出来ています。降るのが雫程度なので、レンズ交換はこのように傘の下にバッグをおいて行いました。
大判カメラも持って行きましたが、出番はありませんでした。
広場から奥の方を見た情景です。今朝は風が絶えず吹いて枝が揺れていたために、深い被写界深度でビシッと写し止めることが出来ませんでした。この写真も開放で撮影せざるを得ず、手前の葉にピントが来ていません。それでもブレてしまっています。
雨という事で佛通寺に行きましたが、ここは年々撮影しにくくなっています。公開されている場所が毎年減ってきており、ロープを張って立入禁止にしている場所が目立つようになりました。また撮影好機の早朝に数年前から境内に入れなくなりましたし、二年ぶりに訪れたら三脚使用禁止になっていました。佛通寺は三原市観光協会が推進する観光地ですが、どうやらお寺の方は歓迎していないようで、色々な制限を加えてきています。それを裏付けるように、今朝、お寺のお坊さんが観光客を酷い剣幕で怒鳴りつけていました。傍で見ているとまるでやくざです。それほど観光客が嫌なら観光地としての看板を下ろして公開もやめれば良いと思うのですがね。
実は一昨年にも似たような情景に出くわしており、気性の荒いお坊さんに気分の悪くなる場所です。普通お寺といえば静かで穏やかな場所というイメージなんですが。
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2008年11月15日(土) |
カメラバッグの脚を交換 |
つぶやき172で紹介したカメラバッグの脚は、今年の春に5年が経過してプラスチックがもろくなったのか、折れたので一度交換しました(→2008年4月2日のダイアリー)。
それから僅か7カ月ですが、また交換しました。実は先日の庄原市高野町の雌滝を撮影後、引き揚げる際に岩場で足を滑らせて尻餅をついてしまい、カメラバッグも岩の上に叩き付けられたので脚がおれてしまったのです。機材は全てバッグの中だったのと、完全な落下ではなかったので無事でした。
初代と2代目の脚は105円で買ったダイソー製のキッチン棚ですが、昨今の原油高騰でプラスチック製品の製造コストが上がった為か、この大きさの棚はダイソーから姿を消しました(もっと小さいものならあります)。そこでホームセンターを巡り歩いて代わりの物を見つけてきました。価格は207円だったので、依然として安価です。
これが完成図。この写真では脚を立てていますが、普段は折畳んだ状態で持ち歩いています。四隅に白い小さな脚があるので、折畳んだままでもぬかるんでいたり、濡れた地面の上に遠慮なくこのバッグを置く事が出来ます。雪のシーズンだけ金属の脚を立てれば、積雪20cmぐらいまでならバッグが雪に触れる事も無く気軽に置く事が出来ます。
この脚の取り付け方や使い方はつぶやき172を御覧下さい。
今日はカメラバッグの脚の交換以外にも、色々と購入したり、昨日ご紹介したフジヤカメラから届いたレンズと格闘したりしていました。それらの話題はまた後日。
夜になって広島は雨が降っています。明日は雨のち曇りとの予報ですが、紅葉が見頃を迎えているので撮影に行こうかと思っています。ひょっとしたら雨の中の撮影になるかも知れません。
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2008年11月14日(金) |
フジヤからまた荷物(^^; |
フジヤカメラからまた荷物が届きました。最近ちょっとフジヤに貢ぎ過ぎている気がします、、、、(^_^;;;
買ったのは長年懸案のレンズで、相場が6〜7万円、時に10万円近くと高かったので買えずにいましたが、突然フジヤカメラがABランクで3万円台後半の値付けをしたので、思わず電話をしたのでした。このレンズよりもグレードの低いシリーズのレンズの方が高い値付けだったので、20年近く前の旧型品の可能性もあって電話で念入りに細部構造を店員に尋ねましたが、間違いなく現行品の欲しかったレンズでした。フジヤの値付けの間違いか、あるいは類似レンズの相場見直しの先鋒か?何れにしてもフジヤの気が変わらない内に購入決定です。私が電話した時には複数の在庫がありましたが、案の定翌日の価格表からは消えていました。一気に売れたようです。
既に開封して、レンズの動作をチェックしてみましたが、一筋縄では使いにくいレンズのようです。関連部品を少し買い足して、使える状態に持って行かなければ。
昨日と今日の広島地方は絶好の撮影日よりでしたが、私は会社でした。週末の天気は土曜日が曇り時々晴れ、日曜日が曇り後雨になっています。何で週末になると天気が悪いんだろう(怒)。また今日インフルエンザの予防接種を受けましたが、そのせいか午後から身体が何となく怠いです。以前も同じように金曜日に予防接種を受けて、土日は怠くて家で静養していた事がありました。今週末も自宅静養かも知れません。平地の紅葉も見頃を迎えているのですが、、、、
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2008年11月11日(火) |
ジャンクBG-E2、メーカーお墨付きに |
中野のFカメラ・ジャンク館で2100円で入手し、電池残量表示対策品かどうか点検する為にキヤノン送りになっていたBG-E2が土曜日に戻ってきました。結果は、対策品である事が確認されて、また各部動作点検の上、唯一壊れていた電池蓋開閉レバー周辺を無償修理してくれました。当初は電池蓋ロックレバーを操作しても蓋が自動では開かず、手でこじ開けなければなりませんでしたが、修理後はスプリングの力で開くようになりました。
修理対策品かどうか見分ける方法をキヤノンに問い合わせしたら、無償点検(送料も往復キヤノン負担)を申し出てくれて、結果的にメーカーお墨付き品になりました。ラッキーでしたね(^o^)/
但し、対策品であってもバッテリー残量表示はカメラ単体時よりも早めに無くなるようで、日曜日に高野町で撮影している時にセグメント一つの残量表示になりましたが、帰宅後カメラ本体に電池を装填したら、満タン表示になりました。ただ、撮影枚数そのものは対策品であれば実用上大きな問題はないと思われます。
Fカメラでジャンク扱いになった理由を推定すれば、修理対策品かどうか判別出来なかった事と、蓋のスプリング機構が壊れていたからでしょう。
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2008年11月9日(日) |
庄原市高野町へ紅葉撮影 |
今日は朝3時起きで、広島県の最北端であり、天気予報では常に広島で最も寒い地域として紹介される、庄原市高野町に紅葉撮影に行ってきました。例年は三段峡とか、佛通寺に行っていましたが、少しマンネリ化してきたので、新しい場所探しを兼ねています。
今日一日の出来事を全部綴ると長くなるのですが、その時間がありませんので、ダイアリーでは簡単に訪れたところの紹介だけしておきます。気が向いたら(&余裕時間が出来たら)つぶやきとして掲載します。
最初に訪れたのは、広島県庄原市高野町南にある大鬼谷キャンプ場の、更にその奥にある雌滝(めんだき、左)と雄滝(おんだき、右)です。キャンプ場を抜けて林道を暫くクルマで走ると広場があり、その脇に雌滝があります。滝壷へは林道脇の階段を下りれば2〜3分で到着出来ます。看板の表記によれば落差は15mほど。周囲は広葉樹の森で、黄色や茶色に色づいていましたが、滝と一緒に写真に収められる紅葉は少なく、いまひとつでした。
雄滝は雌滝の上流300mの所にあり、林道が続いていますが、雌滝から先は全面通行止めの看板が立っていました。しかし試しに歩いてみたところ、雄滝までは特に危険そうな所も無く、無事に滝壷まで辿り着けました。落差は21mとの事で、周囲の岩壁に紅葉もあり、こちらの方が写真にしやすかったです。
次に行った場所は、国道432号線と大鬼谷キャンプ場につながる道の交差点付近にある、「乳下がりの大銀杏」です。随分と不思議な名前ですが、木に近づいてその意味が分りました。ご神木の名にふさわしい巨木ですが、何と幹の一部がつららのように垂れ下がっていました。これを「乳房」に見立てたようです。
神社の脇の町道を歩き、遠くからこの大銀杏を眺めてみたら、周囲を威圧するかのような存在感がありました。
次は国道432号線から大鬼谷キャンプ場に行く道に入って、すぐ左手にある「南の八幡神社」です。事前に調べた場所ではありませんが、クルマで通りかかった際に脇目に入った参道が美しく色づいていたので、思わずクルマを止めて撮影しました。古い杉の木が両側に並んだ参道に、モミジや銀杏の木が割入る様に生えていて、風情がありました。
但し、撮影時はとても寒かったです。明け方と昼近い時間帯の気温がどちらも7〜8度と差が無く、風のある分だけ昼間の方が寒く感じました。流石は広島で最も寒い高野町だけのことはありました。
高野町からの帰り道、庄原市中心部から三次市吉舎町の方に抜けて、寄り道をしました。目的地は広島県三次市吉舎町吉舎1094にある大慈寺(だいじじ)です。ここは池のある小さなお寺で、あまり多くないモミジが点在していました。人気も殆ど無くて、落ちついて撮影出来る良い場所でした。
本日は合計280kmほどのドライブで、36枚撮りフィルムを三本消費しました。デジタルでも200枚強撮影しています。
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2008年11月8日(土) |
荒谷山のギャラリー追加 |
実に半年ぶりにギャラリーの更新をしました。今年が初めての挑戦になった荒谷山での作品です。
荒谷山は広島市の北端にあり、霧の名所、三次盆地で発生した霧がこの付近まで拡がってきます。逆に言えば霧の終着点とも言える場所なので、夜明け直前まで霧があまり無く、暗い内からの撮影ではちょっとヒヤヒヤしました。作品を順に見て頂ければ分るように、日の出の直前になってやっと霧がやってきた、という感じです。
それは兎も角として、新しい場所での作品は新しい印象を恵んでくれるので、今後も機会を捉えて出掛けてみようと思います。
夜明け前、霧が生まれつつある情景。ちょっと神秘的?
9月〜10月に掛けて広島は週末になると天気が悪くて、荒谷山に行けたのは10月12日ですが、その後の週末も天気に恵まれず、撮影に出掛けていません。明日も広島は曇り空で、日の出や霧には無縁のようです。県北は紅葉の見頃とのことなので、とりあえず出掛けてみようかとは思っています。
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2008年11月3日(月) |
612初スキャン |
昨日に引き続き、今日は一日中スキャニングをしていました。その中で、先日初出勤となったホースマン612ロールフィルムホルダーで撮影した写真もスキャニングしてみました。あまり大した写真ではありませんが、612パノラマの香りだけ、どうぞ。
Toyo Field 45A, Fujinon W125mm F5.6, F16, 1/125sec. E100VS, LEE Half ND .9 Hard, Horseman 612 holder
35mmフィルムの7.3倍、645の2.7倍の面積を持つ612本格パノラマの良さは、しかしウェブ掲載写真ぐらいのサイズだと全く伝わりません。普通の写真をトリミングしても似た写真は作れますから(という事で、トリミングでは無い雰囲気を出す為に、上記の写真はフィルムのフチも意図的に残してあります)。中判ならではの緻密な映像が横に広がる世界は、ポジ原版を見ているととても楽しいですよ。上の写真なら、手前の霧のかかった山の木々が一本一本見えますからね。ちなみに、上記の写真を基準にすると、35mmポジフィルムは下の写真のサイズになります。
さて、出来上がりは楽しい612ですが、スキャニングは結構大変でした。エプソンGT-X970の最高解像度は6400dpiですが、中判パノラマをこんな解像度で取り込むとファイルサイズが大き過ぎて(約2.5GB)収拾つかなくなるので、とりあえず3200dpi(ファイルサイズ600MB)でスキャニングしてみました。1.5GBのRAMを搭載した私のマックだと、これぐらいのサイズが実効上限でしょうから。
それでもたらされた画像は、約1億画素相当の、14300x7200ピクセルという巨大画像。フォトショップも仮想メモリーを頻繁に使うためレスポンスが遅くなり、何かをすると数十秒待たされるようになり、初めて自分のマックの非力さを致命的なレベルで感じました。但し、GT-X970のピント精度と、大判レンズの解像度のレベルからすれば、3200dpiでスキャニングする意味は余り無く、次回からはもっと低い解像度で取り込もうと思います。
ちなみに3200dpiで、Digital ICEを使わない状態でのスキャニング時間は一枚4.5分。但し画像転送他で、フォトショップ上に絵が出るまでに更に1分待たされました。当然ながら広大な画像面にはゴミが沢山ありましたので(フィルム面のみならず、ガラス面のゴミも写り込みます)、次にDigital ICEをONにしてみましたが、これはダメでした。スキャニング直後に表示された残り時間は38分。実測でも30分ぐらいは掛かりそうな雰囲気でしたが、スキャニング途中でフォトショップが異常終了してしまい、再トライする気にはなりませんでした。スキャニング後のごみ取りが大変とはいえ、30分も掛かりませんので、中判/大判スキャニングではDigital ICEをOFFにしておこうと思います。
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2008年11月2日(日)その2 |
BG-E2はキヤノン送りに |
10月25日のダイアリーで話題にした、Fカメラ・ジャンク館で入手したEOS 30D用のバッテリーグリップBG-E2ですが、キヤノンに対策修理済みかどうかを見分ける方法を問い合わせしたところ、最寄りの修理窓口拠点に着払いで送ってくれとの返事が来たので、広島から最も近い福岡のQRセンターに送付しました(広島にもサービス拠点がありますが、ここは宅配便送付を受け付けていません)。この週末は三連休なので、キヤノンでのチェックは火曜日以降になり、グリップが戻ってくるのは来週末から再来週ぐらいでしょうか?。
上手く行けば、BG-E2に対するキヤノンのお墨付きがタダて手に入ります。
この三連休は、日の出が拝めそうならいつでも出陣の予定でいましたが、広島の天気はスッキリせず、ず〜っと曇り空です。クルマのガソリンを満タンにして、気合十分なんですが、、空振りですねぇ。仕方なく、今日は溜まったフィルムのスキャニングをしていました。
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2008年11月2日(日)その1 |
つぶやき、vol.300に到達 |
つぶやきがvol.300に到達しました。以前であれば「300回に到達」と表現したのですが、きまぐれダイアリーを始めて1ページ1話、あるいは1ページ1回の法則が崩れたので、ページ右上にある表現にならってvol.300にしました。暫く300回記念の独立したつぶやきを書こうかと考えていましたが、ダイアリーを始めて以来1ページの量が変わったので、昔ながらの意味合いが無くなり、話題が思いつきませんでした。
それでも、パソコンのつぶやきホルダーの中にあるhtmlファイルが膨大な数になり、ファイルをひとつ、またひとつと増やしてきた歴史の長さを感じます。プロバイダーや業者が用意したアプリで自動生成されるブログなんかとは違い、つぶやきは全部手作業で作っているファイルで、特に最近はホームページ編集ソフトも使わず、テキストファイルにタグを手打ちで作っていますから、愛着も大きいです(笑)。
時代がほぼ完全にデジタルに移行し、その様な中で性懲りも無く銀塩メインで活動していますから、撮影技術や機材の使いこなしの話題を多くの人に提供するという「つぶやき」の役割も薄れてきたと思います。時代の趨勢から外れてきたとも言えますね。しかし、趣味は常に自分の為に有り、私にとってフィルムで撮影する方が(何故か)圧倒的に満足度が高いので、時代の趨勢とのズレは全く気にしていません。フィルムが無くなるか、コストや手間の面で著しく不便になるまではデジタルメインには移行しないでしょう。その様なフィルムメインの写真生活における様々な体験や試行錯誤を、今後ともに「つぶやき」に綴って行こうと思っています。
ただ、デジタルと銀塩って、写真という面では本質的に何も変わらない気がします。フィルムまたは撮像素子面に適正露出、適正構図、適正ピント、適切な撮影意図で映像を結像させなければ作品にはなりません。また私はフィルムで撮影して、スキャニング&レタッチをしていますので、両者の違いは限りなく少ないです。敢えて言えばデジタルは最も重要な中間生成物であるフィルムが無い事と、自由度が高く失敗に寛容な所でしょうか。という事で、フィルム撮影から生み出される体験でも、皆さんのお役に立つ事がたまにはあるかも知れません。
今後とも宜しくご愛読下さい。
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