今月の話題
秋の準備・その4〜懸案のレンズGET
秋の準備・その3〜トヨフィールド45A用スピードファインダー
EOS 60Dに触りました
秋の準備・その2〜トレッキングステッキ
早起きは空振り
秋の準備〜カメラリュック
2011年問題の結末〜キヤノン50年の歴史に幕??
霧のギャラリーを更新
Mac Proのグラフィックボード故障への備え
デジタル水準器のケース
デジタル水準器キャリブレーション
デジタル水準器到着
夜明けのオリオンと水準器問題
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前回の週末は町内運動会の役員の仕事があって写真撮影が出来ませんでした。それでも秋の準備は着々と、、、、??
という訳でも無いのですが、懸案のレンズを比較的安価に見つける事が出来たので購入しました。
そのレンズとは、SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM。巷の評判ではマクロレンズとしても一般的な中望遠レンズとしても高画質の誉れ高いレンズです。一方マクロ屋の私にはマクロレンズは少しでも明るく、少しでも長焦点の方が絵造りがしやすいと感じていたので、F2.8等倍マクロの中で最も長い焦点距離を持つこのレンズをいずれ買おうかと思っていました。1年ぐらい前までならフジヤカメラのA~ABランク中古で4万円弱で購入出来たのですが、最近フジヤの相場が上がってしまい、送料を含めると5万円に手の届く価格になってしまいました。それなら、、と、ある日キタムラの中古を覗いてみたら、4.5万円ぐらいで物件があったので「これにしようかなぁ」と思いつつ、翌日またチェックしたらその物件は売れていました。しかし別の物件が出ていて、何と3.5万円。キタムラなら送料は掛からず、カード決済も可能なのでこれをポチッと。
まだ実戦には持ち出していませんが、コンパクトな割りにずっしりと重いレンズです。米国のテストを信用すれば、逆光性能も極めて高そうなので、マクロ撮影だけではなく日の出撮影にも役に立ちそうです。
ところで、このレンズをネット上でポチッと注文したのは9月16日なのですが、直後の9月21日にシグマから後継レンズの発表がありました。手ぶれ補正の付いた SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM。もう少し待てば良かったかな??
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2010年9月25日(土) |
秋の準備・その3〜トヨフィールド45A用スピードファインダー |
秋は霧と日の出のシーズンで夜明け前から撮影する機会が増えますが、大判カメラでの構図づくりはとても大変。今年はそれを改善すべくトヨフィールド45A用のスピードファインダーを作りました。詳しくはつぶやき330をご覧下さい。写真をクリックするとジャンプします。
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2010年9月21日(火) |
EOS 60Dに触りました |
昨日カメラショップに行ったらEOS 60Dが置いてあったので触ってきました。注目機種ですから詳しいインプレッションは他の人に任せるとして、私の第一印象は、、、
EFレンズ装着可能なPowerShot Gシリーズ!
これは良い意味で、です。EOS Digitalとしての素養にGシリーズならではの使いやすさが融合したと感じましたから。
何よりバリアングルモニターがとても使いやすく、マクロ撮影でもアングルファインダー不要ですし、それよりも遙かに楽な姿勢で思い切り低いポジションから撮影可能です。これにEF100mm F2.8L Macro IS USMを組み合わせると先端技術に支えられて良い作品が簡単に量産できそうですね。勿論高い位置での撮影も可能で、人混みの中での撮影で役に立ちそうですし、動画撮影でも使いやすそうです。ライブビュー状態でファインダー情報の殆どが表示されて、AFまで出来てしまう点に新鮮さを覚えます(50Dでも出来る筈ですが、バリアングルとの組み合わせは初)。AFが通常時と違って前時代的に遅い事も、私が使っているPowerShot G2みたいで親近感を覚えました。
一方の光学ファインダーも抜かりはなく、APS-Cとしては見やすいものになっています。露出補正がプラスマイナス3段を越えて出来るのは新鮮な驚きですし、MF/マニュアル露出といった銀塩一眼レフ感覚での撮影も殆ど思いのままです。このあたりはPowerShot Gシリーズには無い世界。
これでAFマイクロアジャストメントが付いていて、リモート端子がN3タイプだったら申し分無いんですけどね。次期7Dにバリアングルモニターが付いて、ファインダースクリーンが交換式になる事を待ちましょうか、、
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2010年9月20日(月) |
秋の準備・その2〜トレッキングステッキ |
秋に向けて先日はカメラリュックを購入しましたが、次に購入したのはトレッキングステッキです。
5月30日に大万木山に登った際に、すれ違うトレッカーの人が持っている道具で「これがあると楽そうだなぁ」と思ったのがトレッキングステッキで、多くの人が持っていました。
例によって大型スポーツショップに行って品定め。ステッキの種類には二種類あって、持ち手がI型の物と、T型の物があります。I型は手を前に突きだした高さで用いますが、T型はほぼ腰の高さで使い、目的や効果が異なります。中には兼用型というT型の下部がI型グリップになっているものもあります。この違いについてはこのあたりの解説をご覧下さい。
ショップで実際に手にしてみると、私の身長(176cm)の場合、I型として使うには120cm以上の長さが必要である事が分かりました。一方で120cmまで伸びるステッキは比較的少数派で選択肢が狭まります。T型なら長さは余り問題になりませんが、実際の山道ではI型の方が歩きやすそうなのでI型本命にしました。
そのショップに置いてあったのは、LEKIブランドの高級品(カーボンファインバー製で超軽量)の物と、ショップブランドの廉価品(1本4000円弱から)でしたが、私がステッキと聞いて想像するよりもLEKIの物は剛性が無く、力を掛けるとしなる感じがありました。ショップブランド品はアルミになるので重くなりますが、剛性はさほど改善せず、ジョイント部分で軽く折れ曲がる感じがあります。
それでどちらも買わず、帰宅してからネット検索。結局購入したのはキャプテン・スタッグの四段兼用型ステッキ(型番M-9840)x2本です。選択理由は、初めての購入で、かつ片道1時間程度の軽登山に用いるので、
- 兼用グリップであること。実際の登山でT/Iどちらが使いやすいか試したい為。
- 高さが120cm以上になること。
- 縮小時に短くなること。
- 安価であること。
- キャップなどの補修品がきちんと入手出来ること。
amazon.co.jpで取り扱っているキャプテンスタッグのステッキはどれも安価ですが、補修品もしっかり分売されており、レビューの評判も悪くありませんでした。実際に届いてみれば、その価格(1本1470円!)を考慮せずとも期待以上で、ロック機構がしっかりしていて、全体の剛性感も先のショップで触ったどのステッキよりも上でした。その見返りとしてやや重い(320g)ですし、価格ゆえにグリップ部分がプラスチックで、ストラップも使いにくそうなナイロン製ではありますが、まずは文句はありません。これで秋の大万木山や道後山系を登ってみようかと思います。
CAPTAIN STAG M9840:使用時長さ100〜120cm、縮長550mm、パイプ径20-18-16-14mm、4段スライド式、重さ320g
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2010年9月19日(日) |
早起きは空振り |
秋の気配と共に三次盆地の霧もちらほら発生する様になり、昨日18日の朝に高谷山ライブカメラでチェックすると見事な霧の海が出ていました。その時点で24時間後(=今日の朝)の予報天気図は霧が出やすい気圧配置になっていたので、霧の撮影に行くべく機材をクルマに積み込みました。
今朝は3時半に起床。念のためにパソコンで高谷山ライブカメラをチェックすると、、、夜中の街明かりが見えてしまい霧がありません。気圧配置をチェックすると予報とは違ってあまり良い条件ではありませんでした。それで撮影は中止してベッドに戻りました。
明日も条件が良ければ撮影に行くつもりでしたが、時間が経つにつれて天気予報が悪い方向に変化。未明には雨が降るとあって諦めました。折角の三連休なんですが、、
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2010年9月18日(土) |
秋の準備〜カメラリュック |
朝晩に秋の気配を感じられるようになりましたので、秋の準備に取りかかりました。
5月30日に広島県北部の島根県境にある大万木山に登り、ブナの紅葉撮影の下見をしました。その登山道は普段の機材、、ショルダー型カメラバッグ+三脚は肩に担いで、、で登れるような安易な道ではなかったので、本格的なカメラリュックを購入しました。選定基準はバッグ中央に中型三脚を括り付けられることと、十分な容量があること、機材を上から取り出すようになっていること(背負った時にフタが後側に開くタイプの物は、フタを閉め忘れると機材一式地面ににばらまいてしまうので)、防水にそれなりの配慮があることです。
大型カメラショップであれこれ見比べて、これが一番良いな!と思って購入したのは「ハクバ・ゴッドウィンNEO フォトリュックM レッド 」。容量23Lと比較的大きめのリュックで、上下二気室になっていて、両方ともにフタは上に開きます。また内部が取り外し可能なミニショルダーになっていて、機動性に優れる上に二重構造ゆえ防水にも効果がありそうです。そして価格がリーズナブルな事もポイントが高く、定価は1.7万円ほどですが実売は1万円を下回ります。
写真はマンフロット190+141を括り付けた状態で、パン棒が3本も生える3ウェイ運台は下部の袋に収まりませんでしたが、パン棒を2本外せばOKでした。これで今年の秋には山深いブナの紅葉を狙います。
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2010年9月16日(木) |
2011年問題の結末〜キヤノン50年の歴史に幕?? |
2011年問題、と聞かれて何を想像されるでしょうか?
つぶやきvol.189で紹介しているキヤノンの製造年記号ですが、今まで二通りの記載方法があり、二巡目の製造年アルファベットが2011年で「Z」に到達するため三巡目の製造年記号記載方法の出現が期待されていました。しかし、最近あちこちの掲示板で「Lレンズなのに製造年記号の記載が無い」という記事が出始めています。最初の記載方法が始まったのは(アルファベットの「A」の年だとすれば)1960年。それから50年を経た2010年中旬に製造年記号が無くなりつつあるようです。
機材を分解しなければ見えない場所に記載しているとか、ROM情報をメーカー専用の機器で読んだら分かるようになっているとか、代替策は色々と想像出来ますが、製造年記号の消滅と同時にシリアル番号のルールも多少変わっている様なので、他のメーカー同様にシリアル番号と製造年、工場、ロットなどの情報を結びつける手掛かりはメーカー内部資料のみとしているのかも知れません。元々キヤノンのカメラやレンズでも廉価版には製造年記号は無くシリアル番号のみでしたから、全機種そちらに統一したのかも知れません。
写真を撮るという目的に対しては何の関係もありませんが、機材購入の際に参考になり、また楽しみでもあった製造年記号が無くなると、キヤノンを使う楽しみもホンのちょっとだけ減ってしまう気がしますね(笑)。
製造年記号に関して、もし新しい記載ルールや記載場所を発見されたら御連絡下さい。
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2010年9月12日(日) |
霧のギャラリーを更新 |
Fog Galleryに2009年に荒谷山で撮影した霧の海の作品を20枚追加しました。
そろそろ2010年の霧のシーズンが始まるので、昨年分を慌てて更新しました。今まで何度か更新を試みたのですが、作品選定に迷いのびのびになっていたものです。昨年は徹夜で撮影した日もありましたので、霧の海の夜通しの変化をご覧頂けます。下の写真から直接ギャラリーに行けますので、宜しかったらご覧下さい。
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2010年9月11日(土) |
Mac Proのグラフィックボード故障への備え |
8月16日にMac Pro(初代)のグラフィックボードが壊れて、修理費に6万円以上掛かった事はダイアリー読者の皆さんなら記憶に新しいと思います。
その後ネットを色々と検索して調べたら、初代(2006/2007)や2代目(2008)Mac Proに使われているグラフィックボードの故障率は結構高く、一度ならず何度も修理している人がちらほら居られます。という事は私のMac Proもまた壊れると思った方が良さそうなので、次に故障した時の備えをしました。
まず今回の故障時の反省は
- 画面が映らなくなったら、本体のシリアル番号を調べられなくなり、オンラインでアップルへの修理依頼が出来なかった。
シリアル番号は本来は本体の裏に記載されている筈だが、何故かこれが無かった。画面が映ればアップルメニューから簡単に確認可能だが、画面が映らなかったのでこれも出来ず。アップルへの修理申し込み入り口でシリアル記入を求められて、そこで袋小路に。結果的に少し割高になる修理業者に持ち込んだ。
- 予備のMacは有ったが、普段と同じ環境を残していなかったので、メールやサイト管理に苦労した。
予備のMacで暫く暮らせれば、中古のパーツを気長に探す等で安価に復帰する手段も取れたが、今回は猶予が無く、時間優先(=金銭無視)の修理を選ばざるを得なかった。
これらの反省を踏まえまして、まずやったことは、Mac Proのシリアル番号をいつでも見ることの出来る場所に書き留めました。そしてMac Proの画面が映らなくても、本体が正常に起動しているならば予備のMac側からMac Proを完全コントロール出来る環境を整えました。Mac OS-X 10.5 Leopard以降であればOS標準の「画面共有」を使えば、他のMacからコントロール出来ます。しかし私はNikon Scanを使う為にOS-X 10.4 Tigerを使っているので、Apple Remote DesktopとフリーウェアのChicken of the VNCを用います。
まずMac Pro側(故障時に操作される側)の環境設定の「共有」を開き、Apple Remote Desktopを有効にします。そしてアクセス権を開いて、操作権を全て許可して(相手が自分自身なので)、「VNC使用者が画面を操作することを許可」を有効にし、パスワードを設定します。
次に予備のMac(故障時に操作する側)のApple Remote Desktopも有効にした上で、Chicken of the VNCをインストールし、起動します。そしてネットワーク上のコンピューターを選んで、パスワードを入れて接続します。
するとウィンドウが開いて、接続先のコンピューターのデスクトップが現れます。アクセス権に従った操作が全て可能ですが、動作はもっさりしています。
次に、予備のMacにメインのMac Proとほぼ同じ環境を構築しました。主なファイルは第三のバックアップ場所として予備のMac上にも定期的に同期保存すると共に、パーソナルファイル共有を通じてMac ProのHDDにも直接アクセス出来るようにしました。これで画面だけの故障であれば予備のMacから全ての操作と全てのファイルへのアクセスが出来、今までと同じ生活を継続できます。
つい先日まで予備のMac(Power Mac G4 MDD Dual 1.25GHz)は起動することも無くなっていたので処分しようかとも思い始めていましたが、今回の故障事件で地位が一気に上昇。当面使い続けることになりそうです。
そして最後にしたことですが、運良く純正のグラフィックボードの中古が見つかったので買っておきました。NVIDIA GeForce 7300 GT Apple Graphics Upgrade Kit MA567Z/Aで、現在装着されているATI Radeon X1900XT Mac Versionとは違いますが、写真がメインの私には高性能なグラフィックボードは必要ないので、故障時の予備としては問題ありません。但しこのGeForce 7300GTも故障率の高いグラフィックボードなので、これで安心という訳にはいきません。もしまた故障した時にはGeForce 7300GTで再開し、その間に予備のグラフィックボードの中古をまた探す、というパターンになりそうです。
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2010年9月5日(日) |
デジタル水準器のケース |
ベルボン・デジタル水準器「アクションレベル」のシェークダウンが続いていますが、最後の仕上げとしてケースを調達しました。
アクションレベルの作りは華奢で、特にスイッチ部は厚さ1mm程度のプラスチックの棒なので裸で持ち歩くのがはばかれました。また電池食いなので予備の電池も携行しなければなりません。自宅にあるもので色々と試したところ、SanDisk製のCFカードケースがピッタリで、中にポケットが付いているので予備電池も入れることが出来ました。
しかし、これを使ってしまうとCFカードを持ち歩くのが不便になるので、ダイソーに行って似たような物を探してきました。それが写真左側のソフト・メディアケースで、SDカード等をいれるものです。こちらも中にポケットがついていて、予備電池も問題無く入ります。価格はもちろん105円。大きさに余裕があるので上級のアクションレベル・クロスでも恐らく収納出来るでしょう。
アクションレベルの入っていたプラスチックのパックは本体と電池の形状に合わせて成型されており、捨てずにハサミで必要な部分を切り取ると、簡易な本体ケース、電池ケースに早変わりします。本体はソフトケースに入れても外圧を受けると壊れそうなので、プラスチックのパック片に入れてからソフトケースに収めることにしました。電池の方はパック片に収めると二つをひとまとめにしてもショートの心配がありません。写真ではパック片に収めた電池二つを、更にビニール袋に入れています。
アクションレベルをお持ちの方はお試し下さい。
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2010年9月4日(土) |
デジタル水準器キャリブレーション |
昨日購入したベルボン・デジタル水準器「アクションレベル」のキャリブレーション(基準位置調整)をしました。
取扱説明書にはヒモで5円玉などを吊し、三脚に添えたカメラで覗いて垂直を合わせ、その位置でアクションレベルの右側のボタンを2秒押せば、そこが水平基準位置として記録されると書いてあります。そこで今朝の買い物の時にお釣りで5円玉を確保したのですが、、、用意したヒモに微妙な巻き癖がついていて、5円玉では軽すぎて真っ直ぐにならなかったので、遙かに重い、手近にあった懐中電灯を代わりに吊して垂線を部屋の中に作り出しました。
アクションレベルはアクセサリーシューに取り付けるようになっていますが、アクセサリーシューの取り付け水平精度が高いとは思えないので、厳密に言えばカメラごとに水平基準位置の調整が必要です。しかしアクションレベルは一台しかないし、基準位置記録も一つなので、一台で使い回しが出来るかどうかのチェックも兼ねて行いました。
左からトヨフィールド45A、EOS-3横位置、EOS-3縦位置。矢印が垂線の基準になったヒモ。
まず横位置での基準調整はトヨフィールド45Aで行いました。大判カメラはピントグラスが暗く、夜景撮影では35mmカメラよりも遙かに情景が見えないので、水平だしが水準器頼りになります。一枚あたりのコストも高いので、トヨフィールドを優先させたのです。なお大判カメラの縦位置撮影は、カメラの向きを変えるのではなく、フィルムのある側を縦横差し替える、あるいはレボルビングバックの場合は回転させて行うので、大判カメラの縦位置基準位置調整は必要有りません。
トヨフィールドで水平調整したアクションレベルをEOS-3とEOS 30Dに装着して水平のズレをチェック。その結果は何れもプラスマイナス0.4度以内(最高感度で中央の隣のLEDが点灯)で先ずは問題のないレベル。一台のアクションレベルの使い回しでもOKでした。アクセサリーシューの取り付け精度は結構高い様ですね。それ故に昔からアクセサリーシューに取り付ける水準器が存在するのでしょう。
最後にEOS-3で縦位置での水平基準位置調整しました。縦位置はシャッターボタンが上になるケースと下になるケースがあり、それぞれ独立して基準位置調整出来るので両方でしておきました。横位置、縦位置ともに購入時の状態はずれていましたので、この商品を買われた方は使用前に基準位置調整をされた方が良いです。
アクションレベルのLED表示は感度が5段階に調整出来て、真ん中のグリーンのランプが付く範囲は最高感度でプラスマイナス0.2度、最低感度でプラスマイナス1度です。最高感度だとちょっと振れるだけでLEDが右端から左端まで動いてしまい、三脚を使っていても真ん中にはなかなか合わせられません。逆に言えばそれだけの精度で水平を決められる証左でもあるので、これから活用してゆこうと思います。
今朝の買い物時にスーパーで電池の価格を調べてきましたが、CR-1220は普通に買うと一つ250円前後もします。つまり一回の電池交換で500円!。5個パックとか10個パックの単価の安い電池を探してまとめ買いをしておかなければ、、
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2010年9月3日(金) |
デジタル水準器到着 |
前回ダイアリーの話題が「夜明けのオリオンと水準器問題」という事で、新しい水準器が手元にやってきました。
購入したのは別に目新しい物ではなくて、韓国のセキュライン社が製造しベルボンが販売するデジタル水準器「アクションレベル」。三種類ある内の一番安くてベーシックな機能のものです。一般的な液体式水準器に比べて良い点、悪い点があり、、
良い点
- 感度調整が出来るので、精度高いセッティングも可能
- キャリブレーションが出来るので、アクセサリーシューの取り付け精度が悪くてもOK
- LED式で夜間使いやすく、夜明け前撮影の多いKENには嬉しい
欠点、不安点
- 電池食いで、維持費が掛かる(CR1220x2個で公称20時間)
- 作りが華奢で、耐久性に欠ける
- デザインがおもちゃっぽい
- 価格が安くない
この内で感度調整とLED表示に惹かれて購入しました。手持ちで水平出しをするなら一つ上のモデル「アクションレベル・サウンド」が音で水平を知らせてくれるので便利ですが、私の場合は100%近く三脚にカメラを載せて使うので、音は不要。またスイッチ部や電池端子などが壊れやすいという評判に対しては、最近発売になった「アクションレベル・クロス」が少し頑丈そうで、電池寿命も長く良さそうでしたが、価格が倍額。まずは味ききという事で、一番安い「アクションレベル」にしました。購入額はアマゾンで3600円ちょっとです。
複数のカメラボディがあり、色々と確認とセッティングが必要なので、明日以降にシェークダウンしようと思います。
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2010年9月1日(水) |
夜明けのオリオンと水準器問題 |
8月22日に掛頭山で撮影した「夜明けのオリオン座」の写真が出来上がり、スキャニングも済ませました。
EOS-3, Sigma AF24mm F1.8 EX DG, F2, 15分, E100VS
今年は盆休み中の天候が優れず、台風と猛暑の為に晴れた朝がありませんでしたので、撮影タイミングがベストな時期から一週間以上遅れてしまい、結果オリオン座の高度が高くなって窮屈な、下界の街明かりとのバランスの悪い構図でしか撮影出来ませんでした。また暫く雨が降らなかったので空気が濁っているのか、あるいはフィルムと現像の問題かは分かりませんが、2005年に撮影した同じ状況での写真と比べると写真に透明感が無く、濁った発色になっています。
このように反省材料が沢山あるのですが、それに加えてこの写真は水平が傾いて、左側が高くなっています。数年に一回しか無いチャンスでこのような失敗をすると取り返しが付きませんよねぇ、、(^-^;
この写真の水平出しには三脚(スリック・ザ・プロフェッショナル)の雲台部についている水準器を使いましたが、これがいけなかったようです。
EOS-3, Sigma AF28mm F1.8II, F2, 15分, E100VS
こちらは同時に撮影したもう一枚の写真で、水準器の無い三脚(マンフロット055CB)にカメラを載せて、ファインダーで必死に水平出ししたものです。最初の写真と比較すれば水平がより精度高く出ています。水平出しはファインダーをしっかり覗いてするのが当たり前だろう!と思われるかも知れませんが、この撮影状況でのファインダーには殆ど何も見えません。上の写真は大口径レンズのほぼ開放(F2)で15分という長時間露出で浮かび上がる情景であり、実際には真っ暗闇です。
これが実際のファインダー像をほぼ再現した写真です(以前同じ状況で撮影モードを間違えて30秒でシャッターが下りてしまった写真)。ファインダーから見えるのはオリオン座の二つの一等星と、下界の街灯と、霧に映るぼんやりとした街明かりのみ。この状況での水平出しは殆ど心眼技で、周りの風景の「雰囲気」をしっかり身体に染みこませて、その上で真っ暗なファインダーを覗いて水平を出します。確信は殆ど無く、結果は現像が出来上がるまで分かりません。
その様な状況なので水準器があればやはり頼りにする訳です。
自宅で明るい状況で三脚の水準器のチェックをしました。カメラを覗き、遠方のビルの垂線などを使ってカメラの水平出しをしてから三脚の水準器の指し示す位置をチェック。その結果は、まず水準器がやや曲がって付いていたので水平だと気泡の位置が真ん中には来ませんでした。加えてこの水準器の反応が鈍く、多少の角度の狂いがあっても気泡が動き出さないという欠陥を発見しました。これではまともな水平出しは出来ませんね。水と気泡を使った水準器は原始的なメカで信頼してきましたが、物によっては精度が悪いのだと初めて気づかされました。
暗闇での撮影頻度がKENは高いし、暗いレンズを付けて暗いピントグラスを覗く大判カメラだと本当に何も見えません。その状況でも頼りになる水平出しの道具をこれから考えます。
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