今月の話題
Nikkor SW120mm F8 降臨
マーティン・フィンガーシューティンググラブ
トヨフィールド45A+アートパノラマ170ホルダー用スピードファインダー
銭壺山の月と星と日の出
素晴らしかった蘭島閣美術館のコンサート
コールマン・アウトドアキャリー2
今ひとつだった掛頭山
今シーズン初の荒谷山
Mighty Bright Triple LED Music Light
ローパスフィルター・ウェット式クリーニングセット
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フジヤカメラから荷物が届きまして、、、
買ったのは、写真左側のNikkor SW120mm F8。トミヤマ・アートパノラマ170(617カメラ)で使う為に以前から探していましたが、中古が滅多に出現せず、有っても4万円前後の価格とあって躊躇していました。それがフジヤカメラに3万円以下(26250円)で出現したので、購入と相成りました。最終型のSW120mm F8Sではありませんが、問題有りません。
既に入手しているFujinon SW125mm F8と比べると随分とコンパクトですが、イメージサークルはフジノンの280mmに対して312mmと却って広くなっています。8x10をカバーする最広角レンズである事が、滅多に中古が出ず、また相場が高値安定している理由だと思います。写真だと小さく見えますが、フィルター径77mmの立派な大きさのレンズです(ちなみにフジノンは初期型なのでフィルター径86mmの巨大レンズです)。
事前の調査では問題無くアートパノラマで使える筈でしたが、そうは問屋が卸さず、まだまだ格闘が必要のようです。
ちなみに、レンズが届いてから慌てて追加で入手したのが、タムロンの77mmレンズキャップ。これがどうしても必要だった理由が想像できますか?当然ながらNikkor SW120mm F8には前後キャップが付属していました。
続編はいずれ、、
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2011年9月28日(水) |
マーティン・フィンガーシューティンググラブ |
2001年1月13日付けのつぶやき67で紹介してから、約11年間KENの手を寒さから守り続けてきた手袋です。まだ使えますが、流石に長年の酷使によってフリース表面がささくれ立ち、いつ寿命を迎えても不思議はないので、後継の手袋を物色していました。
必要時に指先が出せて、普段は指を仕舞える手袋はさほど種類が無くて、2011年9月時点の現役商品と言えば(かっこ内は出せる指)、
- フォックスファイヤー・ゴアWSフィンガースルーグラブ(親指、人差指、中指、左右)
- フォックスファイヤー・タイタニウムフィンガースルーグラブ(親指、人差指、中指、左右)
- マーティン・フィンガーシューティンググラブ(親指、人差指、左右)
- マーティン・マルチシューティンググラブ(指先5本、左右、ミトンタイプ)
- エツミ・カメラマングローブ(親指、人差指、右手のみ)
- モンベル・クリマバリアフィッシンググローブ(親指、人差指、中指、左右)
ぐらいしか見つかりませんでした。以前とても評判の良かったアクシーズクインの撮影用手袋は既に廃版となっていました。その中から本命をフォックスファイヤー・ゴアWSフィンガースルーグラブ(実売5000円強)としていたのですが、、、
どんでん返しがあって、マーティン・フィンガーシューティンググラブを購入しました。定価は6300円で、通常実売は4000円前後ですが、アマゾンで価格をチェックしていたら突然日々値下がりし出しまして、9月下旬には2000円前後まで下がったのでポチッと。この種の手袋が2000円で買えることは滅多にありません。
残念ながら、アマゾンの価格は下がったかと思うと一瞬で元に戻るので、このダイアリーを書きながらアマゾンの価格を再チェックしたら3981円に戻っていました。もし興味があればアマゾンの価格を気長にチェックしていると、また値下がりし出すかも知れません。他の商品でも時折経験しています。
マーティンは韓国のブランドで、それをエツミが輸入して国内販売しています。製造は中国です。材質はポリエステルですが、一見ナイロン製かなと思うような素材感です。手首にあるヒモは手袋の手首部分を締める為の物ではなく、手袋の上から巻き付けて使う物のようです。私には邪魔なので切ってしまう予定です。
素材感が分かるように明るめに画像調整しました。指を出せるのは親指と人差し指のみで、左右共に出せます。指を出さない時にはベルクロで固定されます。真冬の実戦では使っていませんので防寒性能は不明ですが、そこそこ暖かそうです。
11年使っている手袋がまだ健在なので、直ぐには実戦に持ち出しませんが、撮影用手袋は買いたくても直ぐには手に入らないので、これで安心して現在の手袋を酷使出来ます。
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2011年9月25日(日) |
トヨフィールド45A+アートパノラマ170ホルダー用スピードファインダー |
先週に引き続き、秋分の日を絡めて世の中は三連休でしたが、木金休みの私は土日通常勤務でした。また今日から娘が帰省しているので、親バカモードになりつつあります(^-^;
丁度一年前のつぶやき330でトヨフィールド45A用のスピードファインダーを採り上げましたが、その後アートパノラマ170ホルダーを入手しましたので、これで使えるスピードファインダーも作りました。超広角レンズと6x17の組み合わせだと、ピントグラス周辺部の映像がとても暗くて何も見えず、日中晴天時ぐらいしか構図造りに使えません。夜明け前や日の出時は水準器で水平を取るだけの、事実上のノーファインダーで撮影してきましたので、先日の銭壺山でスピードファインダーを初めて使ったところ、効果絶大でした。
その作成過程をつぶやき350として上梓しましたので、宜しければご覧下さい。写真をクリックするとジャンプします。
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2011年9月23日(金) |
銭壺山の月と星と日の出 |
今日は山口県岩国市の銭壺山に行きました。
台風15号が去って、中国地方は良く晴れるという予報。何処に撮影に行くかは前日の出発直前まで迷っていました。吉舎の彼岸花は開花タイミングが乱れているようで、既に終わりかけた群落と、まだこれから咲く群落が混在しているそうなので、今年はパスかな。天気図を見ると広島県北に霧が出そうなのですが、夜12時近くなっても三次市上空に霧の気配が無かったので、霧の海撮影は空振りに終わりそうな雰囲気。
一方で、日の出の方角をチェックしていたら、銭壺山だと島影の良い場所から太陽が顔を出す事が分かり、目的地決定。自宅を12時過ぎに出て、現地には1時半頃に到着しました。
到着後は様子を見てから、薄明時まで仮眠を採ろうかと思っていたのですが、東の空から三日月が昇り、オリオン座も綺麗に見えていたので月と星空の撮影をする事にしました。
フィルムでは海面を中心に長時間露光を掛けて、その脇でデジタルで星空を撮影して行きました。月は流石に明るくて、三日月も満月のように写っていますが仕方ありません。月明かりで星が相当消されるかとも思ったのですが、結構良く写っています。
こちらは北側の情景。撮影途中でクルマが一台走り去ったので、このような写真になりました。
天頂付近にあった、カシオペア(画面右側)とアンドロメダ大星雲(画面左上)。空が暗いとアンドロメダ大星雲は肉眼で探すことが出来ます。これはシグマ15mmフィシュアイで撮影した画像をトリミングしました。フィッシュアイ30秒露出でも星像は流れていますので、こういう絵ばかり見ていると、ポタ赤(ポータブル赤道儀)が欲しくなります(^-^;
流石に完全徹夜は辛いので、3時頃まで撮影してから、1時間半ほど仮眠を採りました。そして空が明るくなり出してから撮影再開。今度はトヨフィールドとアートパノラマホルダーを持ち出して、6x17でも撮影しました。朝焼けが始まったら他に二台クルマがやってきまして、総勢3名での日の出撮影となりました。
日の出後の情景です。雲が殆ど無く、朝焼けが殆どありませんでした。銭壺山に何度か足を運んでいますが、未だ真っ赤な情景に巡り会っていません。
帰りがけに山の中腹にあるコスモス畑をチェック。花はポツポツ咲き出していますが、満開まではまだ時間がありそうです。今日現在、備北丘陵公園のコスモスが4部咲きなので、丘陵公園が満開になった頃に来れば撮影出来そうです。
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2011年9月19日(月) |
素晴らしかった蘭島閣美術館のコンサート |
敬老の日を含めて世間は土日月と三連休でしたが、木金休みの私は三連勤でした(^-^;。天候も雨続きでダイアリー向きの話題が余りありません。
17日土曜日は会社を少し早めに終えて、広島県呉市の下蒲刈島にある蘭島閣美術館(らんとうかくびじゅつかん)までコンサートを聴きに行きました。奏者はもちろん、ピアニストの仲道郁代さん。
いつものようなコンサートホールではなく、広島市内から50kmほど、呉市中心部からでも18kmほど離れた、バスが1時間に1本しか無い漁村にある小さな美術館でのロビーコンサートとあって、大きな期待はしていなかったのですが、どうしてどうして、これまでの人生最高とも言える芸術体験を味わってきました。
美術館のロビーはさほど広くなく、おおよそ15mx25mほどの絨毯敷きの空間で、中央窓際に木製ボードを置いて、その上にスタインウェイを配置し、周りをぐるりと取り囲むように待合室の木製長椅子を沢山並べていました。聴衆は美術館入場時に座布団を渡されて、その長椅子に座って聴くのですが、最も近い人はピアノやピアニストから1.5mぐらいの距離に座るので、アットホームな雰囲気に満ちあふれていました。
小さな漁村でのコンサートなので、聴衆は数十人かと思っていたのですが、長椅子では足りず、美術館の二階につながる階段までびっしり聴衆が座って、総勢200名ほどが狭いロビーを埋め尽くしました。その日は台風の影響で大雨だったのですが、コンサートが始まる午後6時半頃には雨も上がり、外で鳴きだした秋虫の音に包まれた中で、金色のドレスに身を包んだ仲道さんが登場しました。
年間60回以上もコンサートをされる仲道さんも蘭島閣は特別な雰囲気との事で、聴衆の皆さんとの距離の近さ、そして虫の音の中で演奏できることがとても幸せですと仰っていました。
私は例によって最前列の仲道さんの真ん前で聴いたのですが、彼女がプロとしてのコンサートモードで演奏する姿を至近距離で拝見するのは初めてで、高度なテクニックによる細かな指の動き、もの凄い集中力と熱気がこちらまで伝わってきて、圧倒されました。加えてピアノの音も極めてクリアで細かいニュアンスまで聴き取れて、聴き慣れた曲、聴き慣れているはずの演奏が今までにない姿で現れて、しかもそれがピアニストの熱演に負けないぐらいの音量の虫の音の中での音楽とあって、二時間の間中ずっと聞き惚れていました。
実はもっとプライベートなイベントで、至近距離で仲道さんの演奏を聴く機会は過去にありましたが、その時はずっとリラックスした雰囲気での演奏だったので、今回の様にリハーサルも踏まえたコンサートとしての演奏を至近距離で聴けたのは正に圧巻の体験でした。これは私だけでは無く、その場に居た聴衆皆さん同じの様で、お子さんも沢山居られましたが、演奏中は咳き込んだり物音を立てる人が殆ど無く、集中力を保ったまま聴き通していました。既に定番となった曲間での仲道さんの楽しいトークと合わせて、極めて充実したコンサートでした。
しかし蘭島閣美術館のロビーコンサートの素晴らしさはこれだけではありません。コンサートの前後に美術館を自由に見学することが出来まして、その収蔵品の素晴らしさにまた感動しました。横山大観、梅原龍三郎、林武といったビッグネームの絵画作品から、平櫛田中の木彫などもあって、単にネームバリューだけではなく個々の作品の質の高さ、感動の大きさは個人的に大原美術館以上でした。絵画や彫像を見て感動し、そして音楽で圧巻の体験をし、それでチケット料は1000円。これほどのコストパフォーマンスは他にありません。
蘭島閣美術館では毎月第三土曜日にロビーコンサートを開催していて、奏者は皆さんでもその名を耳にしたことのある国内の一流アーティスト揃いです。ちなみに10月は清水和音さんと掘正文さん、12月には小山実稚恵さんがお見えになります。その生演奏を大きなホールの壇上ではなく、同じ目線、至近距離で聴くことの出来るこのコンサートは極めて貴重だと思いました。また行こう!
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2011年9月15日(木) |
コールマン・アウトドアキャリー2 |
最近は買い物の話題が多いですが、秋から冬の撮影シーズンを前に、コールマン・アウトドアキャリー2を購入しました。
購入目的は撮影ポイントが駐車場から離れている場所でのカメラ機材の運搬で、昨年秋から今年の春にかけて6x17の機材を揃えたので、機材の量が更に膨れあがり、適切なキャリー無しでは運搬出来なくなりまして、、何とかしないと筆影山などでの撮影が出来ません。そこで色々と調べた結果、手頃な価格の中で一番大きなキャリーがこれでした。購入価格は1万円ほどです。
57x63x18cmの大きな箱に入って、宅配便でやってきました。重さは8kgもあります。
本体はナイロン製のキャリングバッグに入っています。
組み立てるとこういう形になります。組み立てはワンタッチではなく、両サイドのアームを組み立てて固定するのがちょっと手間なので、5分程度掛かります。このアーム無しでも使えるかと思ったのですが、アームが荷重を分散させているので、無しで使わない方が良いみたいです。横幅56cm、高さ80cm、二輪キャスターなので、運搬時は傾けて運ぶことになります。
普段の撮影機材、大型三脚2本(スリック・ザ・プロフェッショナルとマンフロット055CB )、カメラバッグ三つ(下から35mm機材用、大判/6x17機材用、LEEフィルター&長時間露光関連機材用)を積んでみました。大型カメラバッグ(特に黒いタムラック614)はこのキャリーの中に収まらず、はみ出てしまいます。この状態で機材満載時の総重量は40kg程にもなります。
バッグの横幅が収まりきらないので、三脚とバッグをサイドバイサイドで搭載してみました。この方が運搬時の安定性は悪くなりますが、バッグ内の機材への負担は軽くなります。一つ上の積み方だとカメラバッグの両サイドのポケットに入れた機材に相当の荷重が掛かり破損の危険性があるので、、
カラビナ付きのゴムベルトが2本付属し、キャリー側にはカラビナを留めるD環が沢山付いているので、荷物をしっかり固定することが出来ますが、流石に私のカメラ機材はコールマンの想定以上の様で、ベルトを留めることが出来ませんでした。ホームセンターで適切なベルトを追加購入する必要があります。
このキャリー、最初の印象は良かったのですが、この状態(バッグの中は空)で動作確認していたら、ハンドルが折れてしまいました。現在初期不良による商品交換待ちです。
コールマン・アウトドアキャリー2は二代目で、初代はキャスターの造りがもろくて使用中に割れてしまうとか、他の部位の破損もネット上に報告されています。それらの改良版として二代目が発売されて、ネット上に悪い情報が無かったので購入しましたが、設計/製造品質はまだまだ改良の余地があるようです。耐荷重80kgとの事で、この姿からすれば目的地で椅子として使えないかなぁと思ったりしますが(私の体重は60kg台前半)、無理でしょうね。通常の使用でも丁寧に扱わないとまた壊れる気がします。この先が不安、、(^-^;
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2011年9月9日(金) |
今ひとつだった掛頭山 |
昨日に引き続き、今朝も日の出撮影に出掛けました。中国地方の天気予報は概ね「晴れのち時々雨」。雨雲は南から北上するようで、早い場所では6時頃から雨で、遅いところでも昼過ぎから雨。ならば出来るだけ北にある日の出撮影スポットが良いだろうと、掛頭山に行くことにしました。
午前4時から撮影開始しましたが、先ずは恒例の山頂電波塔をシルエットに満天の星空をデジタルで撮影、、、 SIGMA AF15mm F2.8 EX Diagonal Fisheyeに無限遠マーキングをしましたので、今回はファインダーによる至難のピント合わせが不要で、目盛りに合わせるだけでこれだけシャープな映像を得ることが出来ました。
下界の霧を被写体に、フィルムでも撮影を始めましたが、こちらは露光時間が5〜10分。その脇でデジタルで1コマ30秒の星空撮影をしました。これは薄明が始まった頃のオリオン座です。この写真だと比較的低い位置にオリオンがあるようにも見えますが、魚眼レンズでの撮影ですから、実際には空を見上げる場所にあります。絞り開放でこの絵をさらりと恵んでくれるシグマのフィッシュアイは、本当に良いレンズです。
雨雲は無く、満天の星空、僅かに点在する高度の高い薄い雲が良い朝焼けを恵んでくれそうで、日の出への期待が膨らみます。
更に薄明が進み、星が消えて主役の登場を待ちます。空は晴れて期待は更に高まり、、、、
しかし日の出の時刻になると、低くて黒い雲が、南から強い風に乗って次々にやってきました。EOS-3にタムロンA09を付けて準備は万端だったのですが、、
雲はどんどん増えて、日の出の時刻から1時間ぐらい粘りましたが、結局太陽は殆ど顔を出すことなく終わりました。今日の成果も薄明前のデジタルによる星野写真ばかり、、残念。
街中でも秋風を感じるようになりましたが、今日の掛頭山山頂はとても寒かったです。念のために持っていった真冬の防寒具が役に立ってしまいました。また山頂までの林道は台風の影響もあり、更に荒廃していました。無数の木々が林道に向かって倒れており、一部は切除されて私の車なら何とか通れるようになってはいましたが、マイクロバスや背の高いSUV/ミニバンだと通過不能の場所もありました。これから掛頭山を訪問される方はお気を付け下さい。
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2011年9月8日(木) |
今シーズン初の荒谷山 |
台風12号が去って、久しぶりに会社休日(9月までは木金休みです)に晴れましたので、荒谷山に行ってきました。
薄明が始まった頃、フィルムだとまだ8分の露光が必要な暗さですが、デジタルだとISO1600まで上げて30秒露出でこの絵が得られます。RAWで撮ってホワイトバランスをちょいちょいと操作するとE100VS調の発色に出来て、簡単でいいですね(笑)。霧は少なめですが、雲の感じも良く、日の出時の満天の朝焼けを期待しましたが、、、、
日の出の頃には点在する雲が厚く低くなり、上空の焼けが余りない平凡な日の出でした。
いつものようにトヨフィールド+アートパノラマ170ホルダー+フジノンSW125mm F8による6x17撮影と、EOS-3+Tamron SP-AF28-75mm F2.8Di XRでの35mmフィルム撮影の二本立て。久しぶりの荒谷山でしたが、この情景での6x17は90mmレンズの方が相応しく、アートパノラマ170(カメラ)を持ってこなかった事に後悔しました。
写真は撮りませんでしたが、今日は最近買い集めたLEDライト類の初陣にもなりまして、ヘッドライトのGENTOS HEAD VADER HR-710Hと、前回ダイアリーで採り上げたMighty Bright Triple LED Music Lightが大活躍でした。どちらも「メーカー物」だけあってレンズ設計がしっかりしており、明るすぎず、ムラの少ない均質な光で広範囲を照らしてくれて、1000円ちょっとづつの出費で暗闇作業がこれほど楽ちんになるとは思いませんでした。
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2011年9月6日(火) |
Mighty Bright Triple LED Music Light |
最近LEDライトへの興味が高まっているKENですが、また一つ購入しました。米国のマイティブライト社が発売しているトリプルLEDミュージックライトで、アマゾンなどで2000円弱から購入出来ます。
本来は譜面台に付けて、暗い場所での演奏に役立てる機材です。譜面台用ライトで検索するとこの種のライトを沢山見つける事が出来まして、カタツムリの触覚の様な形をした、ボディ部分に電池ボックスがあり、長いフレキシブルアームの先端にLEDライトが装着されている商品が主流です。しかし私の目的はあくまで撮影用なので、収納時のコンパクトさや堅牢さを優先してこの商品を選択しました。
この商品は全く同じ物が"Music Light"(譜面台用ライト)と"Book Light"(暗い場所での読書灯)として売られており、Music Lightの方にはソフトケースが付属する代わりに、米国の定価は5ドルほど高価になっています。単四アルカリ電池3本を使用します(付属していました)。
収納時は携帯電話を一回り大きくしたような大きさで、先端部分がニョキッと伸びます。このアームは両端が自由に動くようになっているので、状況に合わせて様々な形にする事が出来ます。ボディ部分には大きなクリップが付いています。
本来の目的に近い使い方です。譜面台を持っていないので本の表紙にクリップでライトを留めて、角度を調整してほぼ見開き2ページ全体を照らすようにしています。この状態で使えば、本を手でもって、仰向けに寝転がっても読むことが出来ます。調整すれば周りに殆ど光が漏れないので、仮に隣で寝ている人がいる場面でも余り迷惑にならないでしょう。ライト本体は軽量なので、本が大きく傷むことはありません(多少の挟み癖は付きますが、、)。
私が意図したのはこの使い方。夜明け前の真っ暗な中での機材準備やレンズ交換は懐中電灯片手に手間だったので、簡単に固定してバック全体を照らすことの出来るライトが欲しかったのです。またちょっと大きめの胸ポケットのある服ならば、ポケットに入れて手元灯として使う事も出来ます。これらの面での使い勝手はほぼ完璧なので、夜明け前の撮影が一層楽しみになりました。
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2011年9月2日(金) |
ローパスフィルター・ウェット式クリーニングセット |
最近は会社休日(現在は木金曜日)となると天候が悪化し撮影に出掛けられずにいますが、昨日からは台風12号の影響で広島は大雨です。私が住んでいる広島市東区は1日夕方に2時間で88mm(16時台は1時間で56mm)の降雨があり、崖崩れや洪水などの被害が発生し、渋滞で麻痺した道路を多数の消防車、レスキュー車、パトカーが行き来して一時騒然となりました。今日も撮影には行けず、自宅で悶々としています(^-^;
8月14日のダイアリーで書いたように、粘着式のローパスフィルタークリーニングキットを持っていますが、それでは取れない汚れもあり、ウェット式のクリーニングキットを色々と調べてみました。
ウェット式とくれば、皆さんまず思い浮かべるのがニコン・クリーニングキットプロでしょう。このキットは8190円もしますが、無水エタノールが含まれていないので別途薬局で購入する必要があります。99.5vol%無水エタノールは一種類しか無く、500ml入りで1500円前後のお値段です。またクリーニングキットプロに含まれている機材は一部を除き個別に購入することが出来て、その方が却って安くて1/3ぐらいの価格で揃います。このキットでしか入手出来ない物は、クリーニング方法を説明したCDと、ニコン社員手作りという噂のクリーニングスティックですが、幸いクリーニング方法はネット上でも公開されているので、本質的にはクリーニングスティックだけです。また私は業者ではないので滅多に清掃しませんから、500mlもの無水エタノールを使い切るのに何十年掛かるのか、、、という事で、ニコン・クリーニングキットプロは私には無駄が多いなぁ、と結論づけました。
次なる候補はHCLデジタルクリーニングセット。こちらは1680円とお手軽価格で、クリーニング液(35ml)、クリーニングペーパー(30枚)、デジタル綿棒(平2本、丸4本)、クリーニングスティック、レンズブラシが含まれています。これらも基本的に個別に購入出来て、ローパスフィルター清掃に不要なレンズブラシを省くことが出来るので却って安価に揃います。但し、、やはりクリーニングスティックだけはバラ売りが無く、このキットを買うか、あるいは箸などの先端をカッターで削り自作する必要があります。まあ、大した作業では無いのでそれで良いかと思い、必要な物を個別に買うことにしました。
今回の購入物です。左からデジタル綿棒・スペア(定価330円)、デジタルクリーナー(定価600円)、デジタルクリーニングペーパー・スペア(定価300円)で、合計1230円。実際の購入価格は1100円でした。この内、デジタル綿棒は既にメーカー在庫限りとなっているようで、スペアではない平形20本入りは何処を探しても販売されていませんでした。デジタルクリーニングペーパーは140枚入りもありましたが、一旦使ってみて、具合が良ければ買い足そうかと思っています。ニコンのキットに含まれているシルボン紙は1000枚で1050円と安価なのですが、ネット上の評判を調べると結構拭き取りがやりにくいとあって、HCL製品に傾きました。
さてさて、今回の購入物で一番の異端児が右端にあるBNオレンジスティック&ピンセット(525円)。ピンセットの方は先曲がりタイプを持っていなかったので、カメラの分解作業などで「あっても良いか」と思って買いましたので、今回の主役はオレンジスティックの方です。これは本来女性がネイルケア(甘皮処理)の為に使う物です。
このスティックは長さ18cm、直径4mmの棒で、両端を平たく切削加工してあります。ネット上の情報ではニコンの手作りスティックよりも更に細くて、細かい作業に向いているとのこと。またHCLのセット品よりも明らかに長く、使いやすそうです。これが3本入っています。アマゾンで送料無料だったのでこの商品を買いましたが、もしグループなどで購入するなら、オレンジスティック(ウッドスティック)10本で200円ぐらいからあり、単価は劇的に安くなります。
余談ですが、オレンジスティックは化粧品売り場に行けば置いてあるだろうと思い、近所のお店を数軒回りましたが、一軒に短いタイプの物があっただけで、地方都市広島だとなかなか入手出来ませんでした。それ以上に、若い女性ばかりのマニキュア売り場で中年男が商品探しをするのは勇気が必要で、諦めてアマゾンに発注しました。東京などの大都市か、大型のショップが近所にある方なら簡単に入手出来ると思います。ひょっとしたら奥様/彼女が既にお持ちかも知れませんので、聞いてみては如何でしょう。
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