今月の話題
寒かった筆影山
Logicool M950 二度目の交換
防寒具の上から腕時計
ホースマン612ホルダーは気難しい
糸崎・因島大橋撮影、ラストチャンス
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM 逆光テスト
糸崎・因島大橋撮影、上手く行かず
初日の出の黄金山は大混雑
筆影山は正月2日も大盛況
あけましておめでとうございます。
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この土日は天気が悪く、特に土曜午後から日曜未明に掛けては竜巻注意報が出るほどの悪天候で、強風が轟々と吹き荒れていました。私は珍しく月曜日に会社の休みを取りまして、天候の回復を待って撮影に出掛けました。
当初は下蒲刈島の小島を撮影に行こうと思っていたのですが、太陽の出る方角と島の位置関係を再検討した結果、タイミングを既に逸していることが分かり、撮影場所を変更。いつもの筆影山にしました。気になるのは気温で、前日の天気予報で気温が一気に下がるとあり、早朝の予報気温は広島市でマイナス2度、三原市でマイナス4度、三原に向かう途中で通過する東広島市でマイナス7度になっていました。雪の降らない朝でこれだけの低気温は余り記憶にありません。
展望台には4時半に到着。綺麗に晴れ渡り、星がきらめいていました。東の空には昇ったばかりの三日月が輝いていました。
手持ちの温度計はマイナス5度を指していました。晴れて冷え込んでいるにもかかわらず、月に照らされた海面を凝視しても海霧はありませんでした。ちょっと残念。
この時期にマンネリのように筆影山に来るのは、始発のフェリーと夜明け前の情景を組み合わせられるのが2月第一週ぐらいまでだから。これ以降の季節になると明るくなってしまい、長時間露光が出来ません。今日は平日なので、船が沢山いるかと思ったのですが、夜明け前に走る船は日曜夜の出勤扱いなのか、日曜早朝ならいつも航行している大型船が今日はいませんでした。お陰で航跡が寂しい、、
今日は寒すぎたのか、カメラのバッテリーが持ちませんでした。フェリーの航跡が中途半端なのは、最初にシャッターを押したカットがバッテリー切れで途中で終わってしまい、急遽予備バッテリーに付け替えて撮影を始めたから。満充電してあるBP-511Aもこの気温だと装填した直後からバッテリーLOWが点滅してしまい、二つのバッテリーを交互に内ポケットで暖めながらの撮影になりました。
また単四アルカリを使う懐中電灯も途中でお亡くなりになり、コイン電池を使う物で急場をしのぎました。
上の写真は中途半端ですが、銀塩ではEOS-3で30分、トヨフィールドで1時間の長時間露光をしていますので、出来上がりが楽しみです。
上手く行けば今年最初のダイアリーにも掲載した、この写真のようになります。
上空に雲は無いものの、空はそれなりに焼けまして、比較的低い位置から太陽が出ました。平日とあってカメラマンは日の出直前に老夫婦が一組来られただけでした。
夜明け前の船は殆ど居なかったのですが、日の出前後からは逆に今まで見たことが無いほど色々な船がやってきまして、最後にそれらしいカットを撮ることが出来ました。本日はこれで撮影終了。とても寒くて手が凍傷になりかけましたが、満足感のある朝でした。
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2014年1月22日(水) |
Logicool M950 二度目の交換 |
少し報告が遅れましたが、昨年12月の話題をひとつ。
2012年4月に新調したロジクール製の10ボタンマウスM950は、使用開始から11ヶ月の2013年3月にチャタリングを起こし、保証交換しました。それから9ヶ月の昨年12月にやはりチャタリングを起こし、二度目の交換になりました。このマウスは3年保証なので、このペースで行くと三度目の交換もありそうです。
今回の交換劇にあたっては、初回交換から幾つかの変化がありました。
先ずはロジクールのサポートセンターの対応です。初回交換の際にはメール連絡を入れたら直ぐに返信が来て、とんとん拍子で手続きが終わり、一週間ほどで全て完了になりましたが、今回は最初の返信が来るまでに10日ほど掛かり、その後も代替商品発送、受領まで一週間程掛かりました。サポートセンターによれば予想以上にお問い合わせが多く、対応に時間を頂いているとのこと。
数年前のロジクールと言えば鉄壁の信頼性と使いやすさでアマゾンのレビューでも高評価だらけで、買うならロジクールという雰囲気でした。私もM950以前はV450を使っていて、故障するまで4年ぐらい使えたので、それに気をよくして会社では後継機M505を使っていますが、2年経っても何ら問題は発生していません。しかしM950はハイエンドマウスであるにも関わらずチャタリング問題が初期からあって、ハズレだったなと思ったのですが、まともな会社ならこれに学んで直してくるだろうと考えていました。しかし近頃のアマゾンのレビューはすっかり様変わりしていて、最近発売されたロジクールのマウスはどれも問題だらけです。これがサポートセンターを多忙にしている原因なのでしょう。目先の僅かなコストに目がくらみ、開発陣は品質の大切さを見失ってしまったようですね。
もう一つの変化はマウスの型番。事前にM950は既に製造終了でM950tになりますと説明を受けましたが、メーカーサイトを隅から隅まで読んでも違いが分かりませんでした。届く前はチャタリング問題に対応してマウスの改良が行われたのだろうと期待していましたが、届いてみればマウスはパーツナンバーを含む細部まで全く変化無し、という事は不具合対策も恐らく行われておらず期待外れ。違いは付属品の省略でした。M950はエネループ単三電池、ソフトの入ったCD、取り扱い説明書、充電用USBケーブル、PCからデスクトップまでUSB配線出来る延長ケーブルとスタンド、モバイルユースの為のケーブルを収納出来る上質なキャリングケースが付属していましたが、M950tは単三エネループと充電用USBケーブル、取扱説明書のみになっています。実売価格は新型という事でM950tの方が高くなっていますが、付属品簡素化のコストダウンモデルなので、もしM950の在庫があればそちらの方がお得です。
3度目の交換は確実にやってきそうで、故障間隔が短ければ4度目に手が届くかも知れません。でもそれが終われば、多分違うメーカーの製品に移行するでしょう。
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2014年1月19日(日) |
防寒具の上から腕時計 |
今朝は下蒲刈島に行く予定でしたが、昨晩から雪が舞い、撮影出来そうになかったので久しぶりの無撮影日。これからスキャニングをする予定です。
今日の話題は夜明け撮影用の腕時計。私が使っているのはスーパーで980円で売っている安物のデジタル時計です。
2007年2月26日のダイアリーで紹介した物ですが、夜間のバルブ撮影に使える様に、照明付きで、秒が常時表示されており、しかも秒の数字が大きく表示される物、という条件で探して見つけた物で、6年経った今でもこれらの条件でこの時計を上回る逸品に出会っていません。
ところで時計のウレタンベルトは2〜3年で切れます。上の写真の初代の物は3年前に切れて、ベルトを買い替えるよりも時計を買った方が安いので二代目の時計に買い替えました。そのベルトも先日の筆影山で切れてしまいました。また時計の買い換えか、と思いましたが、それでは芸がないので、冬場に困っている対策を施すことで延命を図りました。それは、防寒具の上から装着出来るようにする事です。冬場の撮影時には防寒具を何枚か重ね着しますが、腕時計はその一番下にあるので見るのに苦労します。手袋の裾をめくり、分厚い袖の下から時計を出すのは難儀で、しかもそうすると手首が寒い!
ネットで調べるとスントのエクステンションストラップというのがあって、それを着けると服の上から時計が出来る様になるみたいですが、価格が1400円程しますし、切れたベルトも新調する必要があります。KENの事ですから、例によってダイソーをウロウロして100円で出来る対策を見つけてきました。それがワンタッチバンド(25mmx40cm)。2個で105円です。
バンドはミリタリータイプの要領で装着します。時計ベルト幅(20mm)よりもワンタッチバンドの方が幅広(25mm)なので、バネ棒の位置でパンチで半円形に切り欠き装着しました。こうすることで時計がバンド上を動き回ることも無くなります。
そして、ダウンジャケットの上から装着した姿。実際に先日の撮影現場で使ってみましたが、長年の苦労は何だったのか、、、と思うほどに便利でした。
来シーズンから着る予定のダウンジャケットが赤なので赤いベルトにしましたが、勿論他の色のベルトもありますので、もし真似される方はご自分の服に合わせてお選び下さい。
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2014年1月15日(水) |
ホースマン612ホルダーは気難しい |
12月22日に糸崎のローソン駐車場で612撮影した因島大橋ですが、夜明け前の長時間露光の写真のうち、最初の一枚がピンぼけでボツになりました。ピンぼけとは言ってもカメラのピントを間違えたわけではなく、フィルムが圧板から浮いてボケてしまったのです。
トヨフィールド45A、ニッコールW180mm F5.6、F8、30分、E100VS、ホースマン612ホルダー
これが最初の一枚で、ご覧のように右端の画像はさほど酷く無いものの、中央やや左の因島大橋は完全にボケています。フィルム原版では右端以外は全部ボケボケという状態でした。
実はこのフィルム、撮影から二週間前の同じ糸崎での撮影時にフィルム装填したものの、被写体に恵まれずこの日まで撮影が出来なかったのです。ホースマン612ホルダーはΩ巻きという構造で、かなり小さい曲率でフィルムが折り曲げらる事で付く「巻き癖」によるフィルム浮き問題があります(→ここを参照)。逆にある程度放置することでフィルムが安定し、この浮き問題から回避出来ると思っていたのですが、却ってフィルム全体が浮いてしまったようです。
トヨフィールド45A、ニッコールW180mm F5.6、F8、5.5分、E100VS、ホースマン612ホルダー
これが1枚目の直後に撮影したカットでピントは触っていません。薄明が始まっているので露光時間は短くなってはいますが、それでも5分半という長時間露光です。Ω巻き構造により今回の場合二週間もS字に折り曲げられたまま放置されたフィルム面が撮影範囲に来るので、フィルム浮き問題から避けられないカットですが、上の写真と比べると雲泥の差で、とてもまともに解像しているように見えます。
フィルム揺動は全て文字通りのブラックボックスの中で起きるので、状況が掴めず、正直打つ手が無いです。
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2014年1月12日(日) |
糸崎・因島大橋撮影、ラストチャンス |
今週もまた、糸崎へ因島大橋からの日の出撮影に行ってきました。ダイアリーの読者の皆さんからは「またかよ〜(怒)」という声が聞こえてきますが(汗)、太陽の昇る位置からすると今日が今シーズンのラストチャンスなのでご容赦。
撮影準備開始は4時半で、気温はマイナス2度。天気予報では三原を始め各地で良く晴れるとあったので、期待していましたが、撮影地の頭上は綺麗に晴れていました。ただ、暗くてよく分かりませんが、なんとなく水平付近が煙っているような雰囲気、、
闇夜の中に佇む因島大橋。
薄明が始まって、橋の背後に厚い雲があることが分かりました。これでは橋の背後からの日の出に期待出来ないかも知れず、テンションが少し下がります。
撮影開始から氷点下の中で待つこと3時間弱、これは日の出時刻を5分過ぎた7時22分の情景。雲が無ければ橋の後ろに太陽があるはずなのですが、ちょっと残念。
そして、厚い雲の上から太陽が顔を覗かせました。ベストタイミングからは少し遅い時期なので、これだけ高度が上がっても橋のほぼ真ん中に太陽があります。
そして、お決まりの時間に大型船がやってきて、タイミング良くトンビも飛んできて、らしい写真になりました(笑)。ベストとは言えませんが、橋の後ろの日の出を撮ることが出来て、まずは満足。
撮影地から筆影山のある須波の方を見たら海霧が盛大に出ていました。今日は霧の範囲が広いのか、因島大橋の下の方まで霧が出ていて、これが夜明け前の煙った状況を作っていたのかも知れません。
太陽高度が上がり、最後に因島大橋を望遠で捉えて、撮影終了。また次の冬シーズンで、今年より良い情景に巡り会えることを期待しましょう。
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2014年1月8日(水) |
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM 逆光テスト |
EOS 30D/50Dで日の出撮影などに用いる為に、LensTip.comの評価を頼りにゴーストフリーの標準ズームレンズとしてEF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMを迎え入れましたが、実際の逆光性能を知るために、1月2日の筆影山で機材を撤収する前に高度が上がった太陽でテストしてみました。
先ずレンズの素の性能を知るために、一切のフィルターを装着せずレンズだけで撮影してみました。ズームリングに焦点距離表示のある位置で撮影した結果が以下の写真です。各焦点距離で開放、F5.6、F8、F16で撮影しましたが、差が無かったのでF8のサンプルのみ掲載しています。どの焦点距離でもゴーストも目立つフレアもありません。LensTip.comに依れば日中の太陽で意地悪テストをするとゴーストを出せる様ですが、日の出日没撮影がほぼ最悪条件の私には満点に近い性能と言えます。ズームとしては逆光性能に定評のあるEF17-40mm F4L USMよりも更に強い感じです。
次はハーフNDフィルターとの相性テスト。ハーフNDフィルターはコーティングされていない只のプラスチック板なので反射が多く、撮像素子表面からの反射光を大量に受けるとか、レンズの中に平面に近い面があるとゴーストが出る事があります。SIGMA 100-300mm F4 EX DG HSMはレンズ単体ならゴーストは全くと言って良いほど出ませんが、ハーフNDフィルターを付けるとゴーストが出てしまいます。
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMの場合は、1月2日に撮影した写真の中にゴーストは一つもなく、ハーフNDフィルターとの相性も良いみたいです。
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2014年1月5日(日) |
糸崎・因島大橋撮影、上手く行かず |
太陽の昇る方角が日々変わって行くので、一つの撮影ポイントで日の出の構図が決まるのは僅かな期間でしかありません。糸崎から因島大橋と日の出を重ねられるのは冬至の前後だけなので、今日もまた行ってきました。前日の天気予報では三原も観音寺も6時以降は晴れるとの事でしたが、、
現地到着は例によって12時過ぎ。しかし時折霧雨が降るありさまで、EOS-3での長時間自動撮影は機材を雨で濡らす懸念があったので出来ませんでした。6時少し前に起きてみれば、寝る前と変わらぬ曇り空で、テンションが下がります。
だいぶ明るくなってからの情景。空全体が雲に覆われていますが、因島大橋の後ろだけすこし雲が薄くなっています。日の出が拝めるかも知れませんが、可能性は高くないので、持っていったトヨフィールドは取り出さず、今日はデジタルだけの撮影になりました。
暫く経って、日の出の時刻を数分過ぎた情景。因島大橋の後ろにも雲が鎮座していて、太陽が顔を出しませんが、上部の切れ目から太陽柱の様な光芒が漏れてきました。
そして太陽がちらっとだけ顔を出しました。この後また上部の雲に隠れてしまい、、
またチョットだけ顔を出しました。海面に光の筋が出来ていますが、高度が高くなってからなので橋の中央から位置がずれています。本日のドラマはこれで終了、また雲に隠れてしまいました。
過去のダイアリーを見ても、正月休み前後は天気が安定せず、空振りの事が多いですね。
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2014年1月3日(金) |
初日の出の黄金山は大混雑 |
二日の朝以外は晴れない、という元日時点の週間天気予報とは打って変わって、今朝は良く晴れていました。それならそうと一昨日言えよ!という気分でしたが、流石に三日連続の早起きをする体力はなく、今日は体力充電日。昨日は筆影山に出掛けた話題を書いたので二日遅れになりますが、元旦初日の出の話題です。
初日の出は何処に行っても人が多いので、過去10年位わざわざ出掛けて見ることはしていませんでした。大晦日の天気予報では元旦朝は曇りの予報だったので行くつもりは無かったのですが、ひょととしたら、と思って4時半に起きて天気をチェックしたら晴れている!ならば、と自宅から近い広島市内の黄金山に行ってきました。
多少噂には聞いていたのですが、その混雑ぶりは尋常ではありませんでした。この場所は23時から朝5時まで立ち入り禁止なので5時過ぎに到着したのですが、通常の駐車スペースは既に満杯。日の出の頃にはご覧のありさまで、通路、道路という場所は全て駐車車両で埋め尽くされて、車道は登るに登れず、降りるに降りれないクルマで糞詰まり状態になっていました。
展望台はさほど広くありませんが、既に通勤時間帯の山手線の車内の状態で、立錐の余地無く人が立っていて私は入れず、展望台に登る階段の途中に東の空が何とか見えるスペースを確保しました。
その場所から駐車場を見下ろせば、通路だけではなく、階段脇の法面の上や岩の上など、人の立つことの出来る場所は凡そ埋め尽くされていました。
これは日の出が終わって皆さん帰途に就いている情景ですが、正面の柵の所も東の空が見える為に、日の出前には人が何重にも重なって並んでいました。短時間勝負のイベントだけに、桜の季節以上の人出です。
さて、初日の出の方は無事山の向こうから顔を出しましたが、、
その直後から雲が太陽の邪魔をしまして、周りから「あ”〜、隠れる〜〜!」とか、「雲ぉ、邪魔だぁ〜」とかの声が飛んで、皆さんヤキモキしていました。
しかし、無事雲の上に太陽がまん丸の姿を見せて、皆さん改めて手を合わせて、満足して帰途に就きました。
ハーフNDフィルターを持っていましたが、人でごった返していたので装着せずに撮影しました。デジタルなので後処理で多少の補正は出来ますし、、
来年の初日の出は、、、 黄金山には来ないでしょう。誰も来ないような秘密のスポットを見つけたらそこに行くかも知れません(笑)。
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2014年1月2日(木) |
筆影山は正月2日も大盛況 |
日本人なら元日ぐらいはゆっくりしたい物ですが、、
4時半起きで初日の出を見に行ってから、例年通りの元日の朝食(お雑煮)を戴きまして、それからパソコンで天気チェック。週間天気予報によれば晴れるのは2日の朝だけで、3日から5日までは全部曇り。だとすると、今晩出掛けるしかないじゃん、、(^-^;
という事で、元日の午後だと言うのに撮影機材を準備して、車に積み込み、夜な夜な出発しました。目的地は筆影山。現地到着は12時過ぎで、お正月なので誰も居ないだろうと思いましたが、既に先客がおられて、徹夜でコンポジット撮影をされていました。私の方は例によってEOS-3にE100VSを装填して、タイマーリモートコントローラーで自動撮影を仕掛けてから、仮眠を採りました。
4時半に起きて展望台に向かうと更にカメラマンが一人増えていまして、既に賑やかな展望台になっていました。東の空には雲が無く、日の出が期待出来そうでした。気温は2〜3度で、極端には寒くないですが、風が強く、強風が吹くと凍えます。
因島大橋もこの時点ではクリアに見えていました。気温が高いのと風が強いので、海霧は出ていませんでした。2009年1月4日にここに来た時に、お正月の為か漁船が全くいなくて、航跡を主役にした写真を撮れなかったことがありますが、今回は1月2日なので、やっぱり漁船は殆どいませんでした。また商船も明らかに便数が少なく、長時間露光での絵造りに迷います。
正月でもフェリーだけは運航されますので、これを頼りに写真撮影。アートパノラマ、EOS-3に加えて、今日はEOS 50Dでも15分の長時間露光を仕掛けて、6時鷺港発のフェリーでアクセントを加えました。いつもならこの航跡に入り交じるように漁船や商船の航跡も加わるのですが、今日はフェリーだけ、、
今日は皆さん出足が早く、薄明が始まる頃には展望台だけではなく、階段の上までカメラで埋め尽くされました。私を含めて正月だから誰も居ないだろうと思ってここに来ているとは思いますが、6時頃に来ても場所が残っていなかったので、戸惑われたのではないでしょうか。
今日の日の出の時間に居られたカメラマンは総勢10名、これ以外に直ぐに帰られた方や、撮影ではなく家族連れで日の出を見に来られた方など、大盛況な中腹展望台でした。
そんなカメラマンの期待を裏切るように、晴れ渡っていた様に見えた空はモヤが掛かっていて、日の出7分前の様子はご覧の通り。
日の出の時刻に、モヤの向こう側からおぼろげな太陽が顔を出しました。ハーフNDフィルターを使っているので赤く焼けているように見えますが、肉眼ではうっらと赤いだけの日の出でした。
暫くしてモヤの上から太陽が顔を出し、日の出らしい情景になりました。この後、太陽で輝いた海面を船と組み合わせて撮ろうと思って、シグマ100-300mm F4 EX DG HSMを設置したのですが、待てど暮らせど船が来ず、諦めて撮影終了。
2014年は二日目から大盛況な筆影山でした。(元日の朝は初日の出目的でもっと盛況だったでしょうね)
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2014年1月1日(水) |
あけましておめでとうございます。 |
あけましておめでとうございます。今年も Impressions by KEN をよろしくお願いします。
さて、恒例の昨年の振り返りですが、年頭ダイアリーに以下のことを書きました。
- デジタル一眼レフ購入(多分EOS 6D)
- モニター新調(フルHD対応モニターへ)
- 日の出のギャラリー作成
- 日の出撮影偏重からの脱出(又は泥沼に嵌る?)
この中で実行したのは2番のモニター新調のみで、それまでの19インチスクエア型のナナオFlexScan L797から、同じEIZOの24.1インチワイドモニターColorEdge CX240-CNXに替えました。L797でも切羽詰まって困っていた訳ではないので、10月に買い替えたのも「そろそろ買わないと年始の宣言が不実行になるなぁ」と思ってのことでした(笑)。
1番のデジタル一眼レフ購入は、銀塩に代わる機種としてフルサイズCMOS搭載機の6Dを念頭に置いていますが、まだフィルムが残っているので実行していません。ただ残り数本なので、キヤノンのキャッシュバックキャンペーンの終わる1月13日までに買った方が良いのかなぁと思って、日々悩んでいます。一方で12月30日にEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMを入手し、ちょっとテストしたらとても良く写るレンズだったので、デジタルでの作品づくりは50Dでも問題無いのでは?と思い始めていまして、6D購入は暫く様子見になるかも知れません。これを書いている時点で、まだ心は揺れ動いています(笑)。
3番の日の出のギャラリー作成は、今までのギャラリーとは違って、ここ数年で撮り溜めた中判パノラマの醍醐味を味わって頂けるように、フルHDモニター限定の横幅1800ピクセル位の写真を掲載するギャラリーを考えています。モニターが新しくなったので実行する環境は整いましたが、後述するように撮影で忙しすぎて未だ出来ずにいます。今年には、何とかしたいなぁ、という事で2年越しの宿題としておきます。
4番目の日の出撮影からの脱出ですが、結果は却って嵌っています。昨年は我ながら足繁く撮影に出掛けまして、数えたら44回出掛けていました。サラリーマンで休みは盆正月を除くと土日しかありません。1年に週末は52回ありますが、撮影に行かなかったのは、出張が3回、墓参りなど私用での外出が3回、雨が6回、体調不良が2回でした。44回の撮影を足すと合計で58回になりますが、長期連休中や、土日連続出動など一週間で2回以上撮影する事がありますので、このような数になります。
これだけ頻度高く出掛けたのは、一つには週末の天気がそれなりに良かったのが理由ですが、弊害としてスキャニングしていないフィルムが山積みになってしまいました(雨の週末をスキャニングに充てているので)。正月休みには解消すべく、現在頑張っています。スキャニングがこんな状態ですから、日の出のギャラリーまでは手が回っていません。
さて、今年の抱負というか、予想ですが、、
まず35mm銀塩撮影からの撤退は遅かれ早かれあるでしょう。絶版で一番のお気に入りのエクタクロームE100VSは残り4本ですし、昨年体調不良で使い切らなかったアスティア100Fが1本冷凍保存で残っていまして、チューリップの時にこれを使うのが、35mm銀塩撮影の最後になるのかも知れません。ベルビアも残っていますが、追々消化して行きます。
現在気持ちの上で、撮影のメインは中判パノラマになっていまして、617、612撮影は引き続き続けて行きます。残念ながらE100VSは買い置きのみですが、今年一杯ぐらいは持ちそうです。レンズが暗く、フィルムの平面性に課題のある中判パノラマは、E100VSの妖艶な発色を楽しむ夜明け前の長時間露光が得意ではなく、撮影も自ずとベルビア主体になっているので、E100VS絶版問題は35mmほど深刻ではありません。
デジタルでの作品製作は、銀塩35mmでの撮影が終わってから試行錯誤を始めます。全く焼けなかった朝を真っ赤な日の出にすら化けさせる、デジタル現像時に何でも出来てしまうことに少し戸惑いがありまして、自分なりの調整レシピを作って、その範囲で勝負する様にしないと、撮影がいい加減になってしまいそうです。
何はともあれ、昨年の44回は超えられないにしても、健康に留意して出来るだけ撮影に出掛けようと思います。何だかんだ言っても、夜明け前の空気、雰囲気が素敵で、また一週間頑張って仕事に勤しむ気力が沸いてくるのです。これが私のバイオリズム(笑)
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