今月の話題
君田ヒマワリ撮影
プラチナチケット、来年は2列目
清貧の617はSW120mmぐらいがいいかも
Mac OS-Xを更新
蓮の花のギャラリー更新
ぬらしてひんやり首もとバンド
宍道湖日の出と荒神谷史跡公園の蓮
桜木町情景
LEEアダプターの改造
モバイルドライ、ちょっと期待はずれ
紫陽花のギャラリー更新
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三次市君田町藤兼まで、ヒマワリ撮影に行ってきました。
藤兼地区の場所は赤丸の位置です。地図をクリックすると別ページに操作可能な地図が開きますので、詳細の位置は拡大してご確認下さい。
今日は新月なので、月明かりの撮影は出来ません。よって通常通り3時起きで出発し、現地到着は4時半でした。しかし到着後にちょっとショックが、、、まだ暗い中、クルマで付近を走り回ってもある筈のヒマワリを見つけられません。私よりも後に来たクルマも同様で、付近を走り回りましたが、ヒマワリを発見出来ずに帰って行きました。
事前に三次市のホームページでヒマワリの状態はチェック済みなので、どこかにある筈、と思い、付近が明るくなるのを待ちました。
ようやく肉眼で景色を見渡せる明るさになってから、クルマを置いて付近を歩いてみました。そして見つけたヒマワリの群落。クルマで入れる道の脇では無く、畦道の奥に咲いていました。
この写真は下の地図にあるT字路から、赤い矢印の方向に向かって撮影しています。
今年の状況説明です。例年であれば緑や赤で塗りつぶした場所がヒマワリ畑で、年ごとに交代して作付けされています。しかし今年は水色に塗った所で、私の知る限り今までになかった場所でした。しかも今年は種を蒔いた直後に大雨があり、種が痛んで芽が出なかったそうで、過半数の区画は種を蒔き直した結果、開花時期がずれてしまい、既に終わった区画(斜線部)もあれば、まだ開花していない区画(水色部)もありました。結局状態が良かったのは地図中で青く色づけした僅かな部分のみでした。
更なる問題点は、今年の区画にある車道はとても狭く、駐車場も用意されていなかったこと(例年であれば畑の一区画が潰されて駐車場になります)。また車道の西側の区画はまだ咲いていないので、東に向かって咲くヒマワリを写そうと思えば、機材を持って畦道を歩かなければなりません。
これが今年のヒマワリ群落へのアクセス道。大判カメラも持って行きましたが、ヒマワリの状態が余り良くなかった事と、畦道をウロウロ歩ける重さでは無いので(35mm機材、大型三脚と合わせると合計で35kg前後の重さになります)、出番はありませんでした。
朝霧の中に咲くヒマワリ。花の状態の良いエリアが限られたので、中望遠で一部分を切り取っています。
すっかり明るくなって、霧が晴れた頃、既に終わりを迎えた畑の刈り取りが行われました。これ以上放置しておくと花から種が落ちてしまい、この後で作付けする蕎麦に影響が出るそうです。
今日のメインはマクロ撮影。ヒマワリにペロッと舐められたような、、
今年の状態は余り良くありませんでしたが、作付けエリアは年ごとに代わるので、来年は期待出来ると思います。
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2011年7月28日(木) |
プラチナチケット、来年は2列目 |
昨年の今頃のダイアリーで、毎年2月にサントリーホールで行われる仲道郁代・ピアノリサイタルの、S席1階最前列ど真ん中のチケットをGETした話題を採り上げました。このチケットは半年前には売り切れてしまうという超人気ぶりで、その中でファン垂涎の座席を入手するのは一般には不可能で、会員特権を使って先行予約に申し込まなければなりません。
今年も6月に先行予約が始まりましたので、いの一番に申し込み。但し今年は先着順ではなく、抽選とのこと、、。今年2月の経験を踏まえて、希望はS席1階最前列ど真ん中やや左。ピアニストの運指が見える位置なので希望者が一番殺到するポジションです(笑)。
先日チケットが送られてきまして、結果は、S席1階2列目のど真ん中やや左。ある程度予感していたとおり、希望通りにはなりませんでした。通常だと希望席の左右で調整される筈ですが、希望者が多すぎたのでしょう、1列後ろになってしまいました。
これだけだと、暫くKENの機嫌が悪くなりますが、、、(笑)
2012年は2月と対を組むコンサートが10月にも開催されまして、こちらのチケットも同時発売になりました。
紀尾井ホールで行われるこちらのコンサートは、希望したとおりの座席番号で、S席1階最前列ど真ん中やや左をGET出来ました。
これでKENは当面上機嫌(^-^)
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2011年7月26日(火) |
清貧の617はSW120mmぐらいがいいかも |
つぶやき345でトミヤマ・アートパノラマ170を採り上げて、90mmレンズで617撮影すると、センターフィルターを使っても周辺減光との戦いだ!という事を書きました。その後、新たに入手したFujinon SW125mm F8のテストも兼ねて、トヨフィールド45Aで使うトミヤマ・アートパノラマ170ホルダーで撮影してきました。その結果が以下の写真。
Toyo Field 45A, Fujinon SW125mm F8, F38, 1/2 sec. RVP100
Tomiyama Art Panorama 170 Holder, Marumi Center Filter, Kenko Half ND4
センターフィルターとハーフNDフィルターを併用した日の出の写真ですが、つぶやき345でお見せした同様の写真からすれば、周辺光量の落ちは少なく、日の出の写真としては自然な感じに仕上がっています。コサイン四乗則の理論周辺減光(617の場合)は、90mmの-2.0EVに対して125mmだと-1.2EV。マルミのセンターフィルターによる周辺減光補正量は1〜1.5EV程度なので、丁度良い?
Toyo Field 45A, Fujinon SW125mm F8, F22, 1/15 sec. E100VS
Tomiyama Art Panorama 170 Holder, Marumi Center Filter
日の出の情景は太陽から遠ざかるほど暗く、そもそも被写体自体が周辺減光しているので、センターフィルターの効果が分かりにくい、、、という事で撮影したのが、順光のこの写真。これなら周辺減光を全く感じませんね。
Fujinon SW125mm F8を譲ってくれた方がプロカメラマンで、レンズの特徴(欠点)を事前に教えてくれました。超広角設計のためかシャープさが最上級では無いことと、像面湾曲がみられるとのこと。この三瓶山の写真でチェックしたら確かに言われたとおりで、特に像面湾曲の為か周辺部のシャープさがやや劣っていました。解像度が足りないというよりも、徐々にピンぼけになって行くような雰囲気。だから益々Nikkor SW120mm F8sが欲しくなりますが、この中古がなかなか無いのと、あっても高い!(8x10をカバーできる最も画角の広い国産レンズなので、、人気があるようです。)
タイトルの「清貧の〜」の訳は、高価なシュナイダーの大判超広角レンズと、レンズに負けず劣らず高価な専用センターフィルターを使えば、Super Angulon XL 90mm F5.6や、同XL 72mm F5.6だって617で周辺減光を気にせず使えると思います。フジやニコンのレンズにケンコーやマルミの汎用センターNDフィルターを組み合わせるからいけないんですね(笑)。でも、私はそれでいいんです!
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2011年7月24日(日) |
Mac OS-Xを更新 |
先日Mac OS-X 10.7 Lionが発売になりましたから「OS-Xを更新」と言えば、誰もが「KENがライオン導入か?」と思い興味を惹かれるとは思いますが、2周遅れの10.5 Leopardへの更新です。
私がパソコンを使う重要な目的にフィルムスキャニングがあり、Nikon SUPER COOLSCAN 5000EDを使っています。このドライバーソフトのNikon Scan4が正式にはOS-X10.4 Tigerまでしか対応していないので、ずっと10.4で過ごしていました。しかし先日ソフトバンクからメールが来まして、10月から通話回線を改良するが、iPhoneの場合iOS4.2以降でないと逆に通話で問題が起きるので、至急最新のiOSにアップデートしろとの内容でした。iOS4.2(現在最新は4.3)にアップデートするにはiTunes10(最新は10.4)にする必要があり、これがOS-X10.5以降にしか対応していない、という玉突き理由で、OS-X10.5.8, iTunes10.4, iOS4.3.4という順番でアップデートしました。
とうとうこの日が来たか、という印象ですが、心配したNikon Scan4は取り敢えず問題無く動いています。それ以外のアプリケーションも概ね問題は無さそうです。フリーソフトも含めて現行アプリケーションは当然問題ありませんが、既に廃版のふる〜〜いアプリケーションも使っているので、これらの動作がいつも鬼門になります。Nikon Scan4もその一つ。しかし唯一問題を起こしたのは、最新のiOS4.3.4とiTunes10.4で、写真の同期が出来ずにiPhoneの全ての写真が消えてしまいました。これはアップルのサポートページを見て「iPod Photo Cache」というフォルダを消去して再トライすることで何とかなりましたが、最新出たてのOSやアプリは信用ならない事がまた証明されてしまいました。
Mac OS-X 10.7 Lionからロゼッタが無くなり、Power PC時代のアプリケーションが一切動作しなくなりました。Nikon Scan4はロゼッタが必要なアプリケーションであり、またOS-X 10.6 Snow Leopardでの動作も全く確認されていないので、現在のMac ProはSUPER COOLSCAN 5000EDと共に、OS-X 10.5で壊れるところまで使う事になりそうです。Lion以降のOSは別のMacを買って使うことにしましょう。今までは恐竜Mac(Power Mac 9600, Power Mac G4 MDD, Mac Pro)を使い続けてきたから、今度は割り切ってMac Miniがいいかなぁ。もう一台Mac Proを置くスペース無いし、、
それから、今日はアナログテレビの最終日でしたね。我が家には14インチのブラウン管テレビがあり、使命を全うしました。それ以外にも、HDD/DVDレコーダーやS-VHSビデオもあり、これらもメディア再生専用機になりました。
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2011年7月22日(金) |
蓮の花のギャラリー更新 |
棲真寺の蓮が咲いているようでしたが、台風6号の影響が残り天気があまり良くなかったのと、最近休みの度に外出していたので、この木金休みは自宅でスキャニングをしていました。
スキャニングついでに、先週撮影した荒神谷史跡公園の蓮の花の写真をギャラリーに追加しました。
棲真寺とは異なり、背の高い蓮が空に向かって咲いていましたので、低い位置から見上げる写真が多くなっています。一方で広い範囲を写し込んだ写真は撮ることが出来ませんでした。蓮の背が高く見通しがあまり出来なかったことと、カメラマンが多くて画面内に入ってしまったので。
相も変わらずフィルムで撮影していますが、蓮の花撮影ならデジタルの方良いですね。花自体の色がしっかりしているのでフィルム独特の発色に頼る必要が殆どありませんし、蜂などの昆虫が沢山飛んでいるので、デジタルなら高感度を活かして、ある程度絞り込んだ上で連射して、良い作品を仕留められます。フィルムだと浅い被写界深度、遅いシャッタースピード、一押し50円のコストが気になり、飛翔中の昆虫は難しい、、
花自体の撮影も、ポジだと露出がシビアなので、露出決定に手間が掛かります。今回の撮影では意図的に明暗のコントラストを強くした物があり、結果殆どのカットでマニュアル露出でした。デジタルならまず一枚撮って、液晶画像とヒストグラムを確認して、、、で済みますが。でも技術というか、自動化に慣れてゆくと人間側の能力がどんどん堕落して行きます。広島から来たという中高年のカメラマン集団が撮影を終えて、みんなで作品の見せ合いをしていた中で面白い会話を耳にしました。AFでは飛び回る昆虫へのピント合わせが出来ないので、ある人が「露出やホワイトバランスみたいに、撮影後にピント位置も調整出来れば良いのに、、」と宣ったら、同調する人も何名かいましたが、別の人が「そこまで行くと写真が堕落する!」と言い放ちました。私も全く同感で、脇で「うんうん」と心の中でうなずいていました。
蓮の花撮影はデジタルの方が、、と言いましたが、日の出撮影はフィルムの物だと思います。デジタルの場合、発色が素直すぎてつまらないというのもありますが、太陽中心部が白く丸く抜けてしまう現象が気になります。フィルムでも原理的には露出が3EV以上オーバーだと白く抜けるのですが、その境目が目立たないというか、不思議と最後まで色味を感じさせる仕上がりになっています。それをスキャニングしても、フィルムの感じは残るので、白抜けを余り感じさせません。
来週は三次市君田町までヒマワリ撮影に行く予定です。三次市のホームページに今年は開花状況が詳しい写真付きで掲載されていて助かります。今年は背丈がちょっと低いのが気になるな、、
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2011年7月17日(日) |
ぬらしてひんやり首もとバンド |
ヒマワリの季節が近づいてきたので、少し前から炎天下の暑さ対策を考え始めました。というのも日中のヒマワリ撮影はちょっと命がけで、気温30度を大幅に超える中、日陰の全く無いヒマワリ畑の日向の温度は40度を遙かに超えていると思いますが、そこで2時間ほども撮影していると、身体中の水分が蒸発して汗も枯れて、体温が上がってゆくのが分かるからです。途中で切り上げてペットボトルのスポーツドリンクを飲めば、スポンジに水が染みるように身体中に浸透してゆき、直ぐにまた汗が噴き出してきます。
原子力発電所事故に伴う節電で、今年は特に熱中症対策GOODSが沢山売り出されているように思います。その中でNHKニュースにも採り上げられて、私も注目したのが、首もとを水の気化熱で冷やすスカーフ類。早速近くのお店に行き、色々と見比べて、使い捨てカイロで有名な桐灰化学製の「熱中対策・ぬらして首もとひんやりバンド」を買ってきました。
ホームセンターの熱中症対策コーナーで見比べた時に、この種の商品はまず大きく二つのカテゴリーに分かれました。一つはアイスノンの様な保冷剤を持つ物で、冷凍庫などで冷やしてから使用しますので、屋内や、家を出る瞬間から使用する場合なら役に立ちます。持続時間は1時間程度止まりです。もう一つは水を含ませるだけの物で、冷やす能力は保冷剤タイプよりも劣りますが、持続時間が6〜20時間と遙かに長くなっています。私は日中の撮影に使うので、家を出てから使い始める迄に1〜3時間はありますので、保冷剤タイプは役に立ちません。
水を含ませるタイプはまた三つの種類に分けられます。一つは高分子ポリマーにより長時間(最長20時間)効果が持続するもの。これは水に5〜10分程も浸ける必要がありますが、ポリマーが水を吸収すると何十倍にも大きく膨れあがります。もう一つは吸水性の高い繊維で出来たタオル。これは昔からクルマの水洗拭き取りタオルとして売られている物と同類で、乾燥時は堅い布ですが、水を含ませると柔らかくなります。三つ目のタイプは吸水性の高いソフトな繊維で出来たスカーフタイプの物です。
値段も200円程度から2000円強までと千差万別ですが、安い物は水を含ませる素材の小さい物が殆どで、スカーフタイプでも首の真後ろの数センチ分しか無かったりします。逆に吸水素材が首を囲むタイプの物は1000円程度はするようでした。
購入した「熱中対策・ぬらして首もとひんやりバンド」は、水で濡らすだけのタイプで、吸水性の高い繊維を内側に織り込んだ、スカーフタイプの変形です。首に触れる側は通気性の良いメッシュ素材で出来ています。購入時のポイントは、水に濡らす時間が短時間で済む、パッドの面積が大きい、万一の時の安全対策(首つりにならないようにヒモが外れる構造がある)の三点で、購入価格は945円でした。定価は1000円の様です。
これを荒神谷史跡公園での蓮の花撮影時に使ってみました。結論から言えば、効果は大きかったです。
水に濡らすだけなので、水道水を掛けた直後こそ「冷やっと」しますが、太陽の下では直ぐに気温と体温(どちらも36度前後)の影響で生温くなってしまい、冷たい心地よさの様なものはありません。しかし二時間ほど蓮の花を撮影した後で思い返せば、日向でも額が殆ど汗をかかず、スポーツドリンクもさほど飲まずに済んだ事に気づきまして、改めて首もとを触ったら周辺の素肌よりもひんやりしており、その効果を実感しました。その後、三瓶山に着いた頃には時間が経って乾いていたのですが、そこでの撮影時は首もと、額から汗が噴き出てきて、付近に水道も無く、撮影前に濡らさなかった事を後悔しました。
この「熱中対策・ぬらしてひんやり首もとバンド」、良い点と悪い点/気になる点がそれぞれあります。まず悪い点/気になる点から、、
- まず、何と言ってもデザインがダサイです。購入前はどうせ衣服の襟の内側に隠れる物だからと思って気にしませんでしたが、実際には動き回っている内に襟の外に出てきてしまい、ご覧のような姿になります。こうなるのならブルーのチェックは却って目立って逆効果ですね。
- また、水を染みこませているので、衣服が濡れます。だから濡れても変質したり変色しない服を着て併用しましょう。ただこれは欠点とは言い切れず、荒神谷での撮影中は服が胸元までしっとり濡れたのですが、結果として大きな面積で上半身が気化熱を受けることになり、体温冷却効果は却って上がったように思えました。
- 大量の水分が衣服側にも移った為でしょうか、持続時間6時間という謳い文句に対して、晴天下では2時間がやっとの様でした。ただ撮影目的なら特に不足はありません。
次に良い点、、
- 高分子ポリマータイプのユーザー評価はamazonなどに沢山あります(一品目で数十件以上も)。それを読むと、ポリマータイプは洗濯が出来ない(手で軽くもみ洗いのみ)。吸水に時間が掛かり直ぐには使えない。持続時間が長い分、乾燥にも時間が掛かり(20時間以上)、毎日使うと常に濡れたままになるので悪臭が発生する。10回程度使うとポリマーが溶け出したり、汗で変質して吸水しなくなったりする、等が挙げられています。
一方の首もとひんやりバンドは単なる繊維なので、ヒモを外して洗濯可能で、乾燥も陰干しで数時間でOKです。だからいつも清潔。また使用前に濡らすのも数秒で良いので、ペットボトルのミネラルウォーターを使えば、いつでも何処でも水を補給出来ます。
- 首つり防止の安全機構は、やはり子供さんに使わせるものなら必須装備では無いでしょうか。スカーフタイプにはこれがありません。
結論としては、真夏の炎天下撮影では必需品です。ただデザインがダサイので、似たようなタイプ(高分子ポリマーではない物)で、装着して恥ずかしくない物を探そうかと思います。
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2011年7月15日(金) |
宍道湖日の出と荒神谷史跡公園の蓮 |
先週は法事があったので、木金休みになってから初めての撮影に出掛けました。開花情報を色々とチェックしまして、行き先は島根県斐川町にある荒神谷史跡公園(→ここ)の蓮の花に決めました。KENが初めて訪問する場所です。
荒神谷史跡公園のサイトをチェックすれば、開園は9時なので、その頃に到着するようなスケジュールを念頭に置いていましたが、昨日ブログ検索を掛けたら、早朝から荒神谷史跡公園で蓮の花を撮影した、という記事を複数発見。ひょっとして公園内に早朝から立ち入れるのかと思ってスケジュール変更し、夜明け前に現地に赴くことにしました。しかし真っ暗な中での蓮撮影も難しいでしょうから、まずは日の出を近場で撮影して、その後で荒神谷史跡公園に行くことにしました。
夏に遠出して日の出撮影するのは結構気を遣います。と言うのは、撮影後に眠くなっても真夏は車中での仮眠を採ることが出来ませんから(暑くて寝られませんし、エンジン掛けて寝ると思わぬ事故〜一酸化炭素中毒につながります)、撮影開始前に一日活動出来るだけの睡眠を採っておく事が大切です。一方で夏は日の出が早い、、(^-^;。
自宅から斐川町までは片道約170km。島根県松江市の日の出の時刻は5時3分なので、4時頃には撮影準備開始。出来れば4時間ぐらいは寝ておきたい、、、と色々と計算しまして、自宅を木曜日の午後9時半に出発しました。
国道54号は案の定平日とあって沢山のトラックが居て流れが遅く、現地には12時過ぎに到着しました。仮眠も含めた撮影基地は荒神谷に最も近い道の駅「湯の川」(→ここ)にしました。
一応寝る前に下見を済ませてから、4時に起床し、まずは宍道湖の西岸の何もない場所に赴きました(→ここ)。一カ所だけ湖岸に下りられる場所があり、そこにトヨフィールド+トミヤマ・アートパノラマホルダー+フジノンSW125mm F8とEOS-3をセットして、日の出を待ちます。他に誰もいない、水鳥たちの鳴き声が響く、静かな朝です。
やがて対岸から真っ赤な太陽が顔を出し、フィルム一本づつ撮影しました。好機の写真は全てフィルムで撮影しているので、デジタルでお見せできる物はありません。
日の出撮影を終えてから、荒神谷史跡公園に行きました。公園には門や柵の様な物は無く、やはり蓮池には自由に立ち入ることが出来ました。6時に公園駐車場に着けば、平日の早朝だと言うのに既に溢れるほどのクルマが駐車しており、私は隣の駐車場へ、、、
蓮池に行けば既に多くのカメラマンが撮影していました。丁度山陰から日が出た頃で、私を含めて多くのカメラマンは日陰のソフトな光に包まれた蓮を集中的に撮影していました。太陽の当たった蓮はあとからでもゆっくり撮影出来ますから、、、(それに日差しを浴びると暑いし)。
カメラマンの殆どは太陽が高くなった7時半頃には帰ってしまいました。私は初めての場所なので暫く撮影を続けました。この写真は蓮池の全景で、クリックすると大きな写真が開きます。
ここの蓮は「2000年ハス」あるいは「大賀ハス」と呼ばれる有名なもので、その説明ボードが蓮池の入口にありました。
棲真寺とは異なり、花が沢山ありましたので、色々と撮影を楽しむことが出来ました。近いように見えて、結構蓮まで距離があるので、マクロレンズよりも望遠ズームレンズが活躍しました。既に太陽が出始めていたので、描写は良いけど逆光に弱いEF70-200mm F2.8L USMではなく、描写も逆光性能も良いSIGMA APO100-300mm F4 EX DG HSMを多用しました。この写真もSIGMA APO100-300での撮影です。
蓮には実に多くの蜂が飛び回っており、周りのカメラマンも熱心に撮影して、星の数ほどのシャッター音を響かせていました。撮影枚数、撮影コスト、失敗の気にならないデジタルならではの利点で、私もデジタルでは乱射しました。フィルムの時は全神経を尖らせて、浅い被写界深度に蜂の目が入った瞬間に一写必撮です。
荒神谷史跡公園では9時半過ぎまで撮影し、その後、コンビニで朝食を採ってから帰路に就きました。国道9号線、及び54号線は平日とあってトラックや地元のクルマで溢れかえり、流れが遅かったです。途中、気分転換も兼ねて三刀屋町から飯石ふれあい農道を走ることにしました(→ここ)。ちょっと遠回りですが、山間部の道路は流石にクルマが無く、ワインディングロードを楽しみながら走れましたが、一区間通行止めになっていて、三瓶山の方まで迂回させられてしまいました。
ならば、、、と言うことで、先日入手したFujinon SW125mm F8の617での撮影テストを兼ねて三瓶山麓・西の原(→ここ)まで行き、フィルム一本撮影してきました。
その後はまたトラックで流れの遅い国道54号を延々と運転し、帰宅したのは3時でした。総行程400km、結構疲れた〜〜
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2011年7月14日(木) |
桜木町情景 |
先週法事で東京と静岡に行ったばかりですが、今週は月曜夕刻から水曜日まで横浜に出張しました。余裕の全く無いスケジュールで、自由時間は火曜日の夕食時のみ。宿泊は桜木町駅前の高層ホテル。
ホテルの部屋からの夕方の情景。みなとみらいの名物、観覧車と日本丸が一望出来ました。この情景を見て、散歩しようかなと思いましたが、とても暑かったので、翌日の激務に備えて体力温存するためにパス。
しかし夕食は食べなければなりませんので、桜木町駅西口側でレストラン探しをしていたら、突然カメラショップが。名前は聞いたことのある大貫カメラで、当然店内チェック(笑)。大判レンズを中心にチェックしましたが、正直私の趣味にあう機材は余りなく、値段は相場の1.5倍から2倍ぐらいとこちらも興味を引かず、、
但し「これは!」と思える機材が二つありまして、中古のフィルムスキャナが二台。Nikon Super CoolScan 4000EDと、Canon CanoScan FS4000US。どちらも3万円弱。私は5000EDを持っているので必要ありませんが、これらのスキャナはオークションで高値で取り引きされているので、この値段はお買い得かと(特に4000ED)。興味のある方は如何でしょう。
さて、激務の始まる水曜日の朝。KENの習性か、日の出の時刻に何故か目が覚めまして〜時刻は4時36分〜、iPhoneで撮影。こういう情景を見ると、その日一日何か良いことがありそうで、得した気分になります。でも睡眠時間が不足していたので、もう一度6時まで寝ました。
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2011年7月8日(金) |
LEEアダプターの改造 |
仕事が木金休みになって初めての連休ですが、5月20日に亡くなった母の四十九日法要と納骨があり、東京と静岡に行っていました。静岡にある墓地では、東日本大震災の数日後に震度6強を記録した静岡県富士宮市付近の地震の影響で、倒壊した墓石、倒壊は免れた物の大きくずれたり回転したりした物が数多くあり、地震の威力をまざまざと見せつけられました。我が家の墓石にも被害があり、修理にお金が掛かります。墓地に居るときに地震が来たら怖いですね。
さて、今日の話題はLEEアダプターリングの改造のお話。ちなみにLEEは英国の角形フィルターとそのホルダー類のメーカーです。先日LEEの77mmアダプターリングを安価に落札することが出来ましたが、商品が届いてみれば今まで持っていた金属製ではなく、樹脂製に変わっていました。この樹脂製、、、ちょっと触っていたら色々なアイデアが浮かんできまして、ステップアップリングを取り出してテスト開始。その結果、前面77mmフィルターネジ付きの67mm超広角対応アダプターに生まれ変わりました。
これを用いると、センターNDフィルターとハーフNDフィルターの併用も可能ですし、見方を変えると、フィルターネジ交換型のLEEアダプターリングにもなります。
LEEのアダプターリングは新品で買うと高価なので、安価に種々のレンズに対応出来るこの方法は便利かも、、、
この詳細を、つぶやき347「センターフィルターとハーフNDフィルターを同時に使う(その2)」として執筆しましたので、ご一読下さい。
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2011年7月2日(土) |
モバイルドライ、ちょっと期待はずれ |
6月18日のダイアリーで、東洋リビングのモバイルドライMD-2を採り上げました。617機材の一部をカメラバッグで保管しなければならないため、そのカビ防止に購入したのでした。
しかし、私の使用目的からすると、著しく能力不足(^-^;
必ずしも製品を責めてはいけませんが、、 東洋リビングは小型のドライボックスに適していると説明していますので、、 でも私が使っているカメラバッグ(タムラック614)もドライボックスより一回り大きい程度。違いは外気と完全に遮断されるプラスチックケースとは違い、ナイロンバッグなのでバッグ自体が湿気を持ち得ることと、多少の通気性があること。気密性については、蓋の全周をジッパーで閉めた上でナイロンカバーが被さるので、一般的なナイロンバッグよりは良好です。
それで、どう能力不足なのかと言えば、1時間ちょっと掛けて青いシリカゲルに再生しても、カメラバッグに入れて2〜3時間もすれば元の真っ赤な状態に戻ってしまいます。当初は一週間に一回ぐらいの再生で済むかと思ったのですが、2〜3時間では、、、
使い方を再考します。
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2011年7月1日(金) |
紫陽花のギャラリー更新 |
昨日のダイアリーに書いたように、7月〜9月は木金休みになりまして、今日がその初日。月の変わり目と曜日の関係で、一日だけの休みで明日から一週間の通常勤務に入ります。
普段は土曜日に一週間分の生活物資の買い物に行きますので、今日の午前中に買い物に出掛けました。しかし、いつもはスイスイ走れる道路が大渋滞、一方の行きつけのスーパーマーケットはお客も少なくガラガラと、やはり土日とは勝手が違いました。撮影に出掛ける場合にも道路の渋滞が予想されるので、これからの三ヶ月が思いやられます。
今日の広島は雨でしたので、午後は家でスキャニングしていました。ここ二週間で撮影した紫陽花がフィルム3本分。余り枚数も多くなかったので、スキャニングついでに紫陽花のギャラリーを作り、アップロードしました。宜しければご覧下さい。
季節毎に花の撮影に出掛けているつもりでしたが、紫陽花のギャラリー更新は2006年以来5年ぶり。「えっ?」と思って過去の画像ファイルを調べても、この5年間は紫陽花を撮影していませんでした。自分でもちょっとビックリ。
今回久しぶりに更新してから、過去のギャラリーと見比べてみたら、自分で言うのも何ですが、、過去の写真の方が元気がありますね〜(^-^;。あの頃は二重露出とかソフトレンズとか、色々なテクニックを駆使して撮影するのが楽しくて、その様な写真を量産していましたが、最近は比較的ストレートに撮影しています。でも単純に見る側の立場からすると、過去の写真の方が楽しい気がしました。
今回のギャラリー更新を反省として、また少し遊び心を振りかけて花の写真を撮影してみようかと思いました。
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